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Yamareco

記録ID: 1109695
全員に公開
ハイキング
丹沢

滝壺だけは冬だった@早戸大滝-瀬戸沢左岸尾根-大滝新道

2017年04月19日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:32
距離
31.0km
登り
2,953m
下り
2,928m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:04
休憩
3:35
合計
10:39
7:43
8
7:51
7:56
8
8:54
8:59
38
9:37
10:37
84
12:01
12:44
55
13:39
13:46
16
14:18
14:21
4
14:25
14:33
3
14:36
14:37
60
15:37
16:31
31
17:02
17:07
0
17:07
17:12
32
17:52
17:52
18
18:10
18:19
3
18:22
ゴール地点
休憩は早戸大滝と瀬戸沢ノ頭、丹沢山、不動ノ峰休憩所で取りました。瀬戸沢ノ頭へのルートでは、複数回折れ曲がった木の幹や岩の上に腰掛けて休みました。

※ 最近始まった「歩くペース」の表示についてですが、昭文社の「山と高原地図」の目安時間を基にしているとのことですから、おそらく今回のコースではバリルートを外した瀬戸沢ノ頭〜不動ノ峰休憩所の区間で計って「とても速い」となっているんでしょうが、実際のスピードは「とても遅い」です。ちょっと意味不明な結果になる場合が多々ありますね。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
早戸川林道魚止橋手前の広くなった路肩
コース状況/
危険箇所等
 早戸大滝ルートは雪解け&2日前の大雨の影響で、渡渉がどこも大変でした。しかし、去年の夏に見かけなかった橋が頼りないながらも2箇所で据えられていて、今のところ流されておらずに使えました。また、リボンのマーキングも増えていて、ルートが分かりやすくなっていました。
 滝上からそのまま急な尾根を登って瀬戸沢ノ頭に出るルートは、途中までは一本尾根で間違えないものの、半ばから踏み跡がなくなり、尾根も幅広くなって直登できない斜面になります。そこで適宜歩けるところを左側に進み、丹沢三峰縦走尾根に出やすいところから上に登りますが、鹿柵が張り巡らされています。鹿柵の間に通路みたいなものがあり、そこを登って瀬戸沢ノ頭の下にあるベンチのところに出ます。全体としてテープによるマーキングが多いので、道に迷う感じではないですが、後半はマーキングがあまり見付からない中で自分なりに歩けそうなところを見付けないといけません。
 瀬戸沢ノ頭〜丹沢山の丹沢三峰縦走ルートも丹沢山〜不動ノ峰の主脈縦走ルートは特に問題なし。雪もほとんど消え去り、快適に歩けます。
 大滝新道は上側の入口が熊笹が葉を広げて始めているせいもあって、踏み跡が隠れて見付けづらかったですが、入ってしまえば踏み跡がはっきり分かる区間が続きます。しかし、半ばで狭い間隔の尾根分岐があり、どちらも同じような勾配で下っていますから、下りではうっかりすると迷いやすいでしょう。また、鹿柵が前を遮るところがありますが、左右の端にリボンがあって混乱します。下りでは左側を進むのが正しいようです。全般的に他のバリルートと同じレベルのキツい勾配が続き、しかも落ち葉と軟らかい土で滑りやすいので、とにかく慎重に下りましたが、最後の大滝の滝上に下る長大なロープ区間は特に砂利土の軟らかいところで、全く踏ん張ってくれないためにロープにぶら下がるような感覚です。
今回は早戸大滝から周回するバリルートを歩く予定で、かなり時間も掛かるとふんで、朝5時には家を出ようと思いましたが、早朝は厳しいですね(^∇^)b 結局家を出たのは5時半過ぎ。いつものように保土ヶ谷BPから国道246号に入り、厚木で丹沢の山々を確認すると、もう雪はここ数日の20℃超えの気温で解けてなくなったようです。
今回は早戸大滝から周回するバリルートを歩く予定で、かなり時間も掛かるとふんで、朝5時には家を出ようと思いましたが、早朝は厳しいですね(^∇^)b 結局家を出たのは5時半過ぎ。いつものように保土ヶ谷BPから国道246号に入り、厚木で丹沢の山々を確認すると、もう雪はここ数日の20℃超えの気温で解けてなくなったようです。
清川村の県道から宮ヶ瀬で荒井林道に入り湖畔沿いを進みまして、途中にある水汲み場でこの日の「出前山頂」用の水をキープ。ヤビツ峠方面なら護摩屋敷の水、戸川方面なら竜神の泉、早戸川方面ならここと、いつも決めています。
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清川村の県道から宮ヶ瀬で荒井林道に入り湖畔沿いを進みまして、途中にある水汲み場でこの日の「出前山頂」用の水をキープ。ヤビツ峠方面なら護摩屋敷の水、戸川方面なら竜神の泉、早戸川方面ならここと、いつも決めています。
早戸川林道は前回の山行の帰りにゲートが開かれているかどうかを確認しておいたので、何ら問題なく通行。途中、道の脇に直接流れ込む棚沢があるんですが、ご覧のようにいつになく激しくて立派な滝状態でした。早戸大滝までの渡渉がちょっと心配になりますね。
早戸川林道は前回の山行の帰りにゲートが開かれているかどうかを確認しておいたので、何ら問題なく通行。途中、道の脇に直接流れ込む棚沢があるんですが、ご覧のようにいつになく激しくて立派な滝状態でした。早戸大滝までの渡渉がちょっと心配になりますね。
魚止橋には午前7時30分に到着。準備を済ませて歩き始めたのが7時35分になります。まずはここから通行止めになった林道の未舗装区間を1kmちょっと歩いて終点の伝道を目指します。この日の予想気温は横浜で24℃にもなるそうなので、薄い長袖シャツとベストだけの軽装です。
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魚止橋には午前7時30分に到着。準備を済ませて歩き始めたのが7時35分になります。まずはここから通行止めになった林道の未舗装区間を1kmちょっと歩いて終点の伝道を目指します。この日の予想気温は横浜で24℃にもなるそうなので、薄い長袖シャツとベストだけの軽装です。
未舗装区間には水溜りができていますが、先週の境沢林道と同じくそこにはカエルが潜んでいました。ストックで触ってみると、こんな風に急に死んだふりをしていたのには笑っちゃいました(^∇^)
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未舗装区間には水溜りができていますが、先週の境沢林道と同じくそこにはカエルが潜んでいました。ストックで触ってみると、こんな風に急に死んだふりをしていたのには笑っちゃいました(^∇^)
林道は伝道で終わります。正確にはこの先の橋を含めてまだ50mほど先に進めますが、登山道はここから始まります。林道標識の後ろから上に登る道があります。
林道は伝道で終わります。正確にはこの先の橋を含めてまだ50mほど先に進めますが、登山道はここから始まります。林道標識の後ろから上に登る道があります。
一旦急なところを登ると、すぐに緩やかな鹿柵沿いの道になります。
一旦急なところを登ると、すぐに緩やかな鹿柵沿いの道になります。
その後最初の渡渉になりますが、去年の夏に歩いた時にはまだこの辺には水は流れていませんでしたね。
その後最初の渡渉になりますが、去年の夏に歩いた時にはまだこの辺には水は流れていませんでしたね。
渡渉後にしっかりした尾根に乗るところに出ますが、実際には尾根道を進む訳ではないです。途中から左に道が逸れて森の中に入ります。
渡渉後にしっかりした尾根に乗るところに出ますが、実際には尾根道を進む訳ではないです。途中から左に道が逸れて森の中に入ります。
植林された森の中を進むと、左側に何やら貼紙が見えてきました。「東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース」と書かれていましたが、ここでトレイルランの大会があるのでしょうが、早戸大滝ルートはあまりトレランには向かないように思えますけどね。それとも他の道に出るルートがあるのかな?
植林された森の中を進むと、左側に何やら貼紙が見えてきました。「東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース」と書かれていましたが、ここでトレイルランの大会があるのでしょうが、早戸大滝ルートはあまりトレランには向かないように思えますけどね。それとも他の道に出るルートがあるのかな?
何はともあれ表示のあった側に進むと、斜面をつづら折れしながら登る道ができていました。下からでは分かりづらいですが、しっかりジグザグに道がつづら折れになって上に続き、新たに木を伐採して仕上げられていました。去年はこの尾根に手前からロープを使って登ったはずですが、その道はいつの間にか見えなくなっていました。
何はともあれ表示のあった側に進むと、斜面をつづら折れしながら登る道ができていました。下からでは分かりづらいですが、しっかりジグザグに道がつづら折れになって上に続き、新たに木を伐採して仕上げられていました。去年はこの尾根に手前からロープを使って登ったはずですが、その道はいつの間にか見えなくなっていました。
そして出てきたのがここ。鹿柵の扉が抜けたところですが、本来は画像の右側の尾根を向こうから出てくるところを、横からショートカットする形で登ってくる訳です。
そして出てきたのがここ。鹿柵の扉が抜けたところですが、本来は画像の右側の尾根を向こうから出てくるところを、横からショートカットする形で登ってくる訳です。
その出てくる場所は造林小屋のほんの30mくらい手前のところになります。ここからはしばらく道の狭いトラバース区間になります。
その出てくる場所は造林小屋のほんの30mくらい手前のところになります。ここからはしばらく道の狭いトラバース区間になります。
すぐ先で渡渉箇所がありますが、手前から見ると細い滝のようになっていますね。去年の夏より確実に水量が多いことが良く分かります。
すぐ先で渡渉箇所がありますが、手前から見ると細い滝のようになっていますね。去年の夏より確実に水量が多いことが良く分かります。
ここの桟道はちょっと朽ちかけていて薄気味悪いです。真ん中のやつは板を上に重ねて補強していますが、奥のやつは何も補強がなくて腐りかけています。
ここの桟道はちょっと朽ちかけていて薄気味悪いです。真ん中のやつは板を上に重ねて補強していますが、奥のやつは何も補強がなくて腐りかけています。
危険なところにはロープが張られていることが多く、その点安心ですが、道の角が斜めになったところが多いので、足首が曲った状態で歩くために、ちょっと痛くなってきます。
危険なところにはロープが張られていることが多く、その点安心ですが、道の角が斜めになったところが多いので、足首が曲った状態で歩くために、ちょっと痛くなってきます。
そしてロープを使って急な下りを進み、ようやく川原に出ます。下の方で土が湿っていて滑りやすくなっていました。
そしてロープを使って急な下りを進み、ようやく川原に出ます。下の方で土が湿っていて滑りやすくなっていました。
川原に降り立つと、早速の渡渉が待っています。ただし、ご覧の通り新しい丸木橋が架かっていました。向こう側の土台になる丸太が斜めになっていて、橋も傾いていますから、ここを渡るのはちょっと勇気が要りますね。
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川原に降り立つと、早速の渡渉が待っています。ただし、ご覧の通り新しい丸木橋が架かっていました。向こう側の土台になる丸太が斜めになっていて、橋も傾いていますから、ここを渡るのはちょっと勇気が要りますね。
こんな具合に手作り案内板も時折掛けられていました。リボンもそうですが、去年はほとんど見られずに途中からはケルン頼りだったのに、今年はかなり分かりやすいルートになりました。
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こんな具合に手作り案内板も時折掛けられていました。リボンもそうですが、去年はほとんど見られずに途中からはケルン頼りだったのに、今年はかなり分かりやすいルートになりました。
この日初めての難所。ロープで岩の横を抜けるのですが、何しろ岩が壁状態で、足を掛けたくても掛けるところがなかなかないため、ロープに力を掛けてしまいますね。
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この日初めての難所。ロープで岩の横を抜けるのですが、何しろ岩が壁状態で、足を掛けたくても掛けるところがなかなかないため、ロープに力を掛けてしまいますね。
そして川の右岸をそのまま進みますが、こんな手作り感たっぷりの桟道があります。
そして川の右岸をそのまま進みますが、こんな手作り感たっぷりの桟道があります。
しばらく川の土手の左側のじめっとしたところを抜けますが、去年の夏はなんだかヒルが出そうで足早に抜けましたっけ。今ももうヒルが出てき始めたので、シューズと靴下には忌避剤を吹き付けておきましたが、今のところ出てきてはいません。
しばらく川の土手の左側のじめっとしたところを抜けますが、去年の夏はなんだかヒルが出そうで足早に抜けましたっけ。今ももうヒルが出てき始めたので、シューズと靴下には忌避剤を吹き付けておきましたが、今のところ出てきてはいません。
再び川原に出て渡渉しますが、ここでトレッキングシューズから長靴に履き替えます。この長靴はウェットスーツ生地で柔らかく、折り畳んで持ち運べるので便利です。
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再び川原に出て渡渉しますが、ここでトレッキングシューズから長靴に履き替えます。この長靴はウェットスーツ生地で柔らかく、折り畳んで持ち運べるので便利です。
渡渉ポイントを確認しますが、やはり雪解け水&2日目の大雨のために水量が多く、浅いところが見付かりません。岩のあるところは水流の勢いが強くて足を取られやすく、しかも水苔でヌルついているので危険です。なるべく浅いところを見付けないといけません。
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渡渉ポイントを確認しますが、やはり雪解け水&2日目の大雨のために水量が多く、浅いところが見付かりません。岩のあるところは水流の勢いが強くて足を取られやすく、しかも水苔でヌルついているので危険です。なるべく浅いところを見付けないといけません。
しかし、膝下までの長靴では、この日の水流をカバーしてくれませんね。結局膝のところまで潜ってしまいましたが、がっちりベルトで口を締め上げているので、靴の中に水は入り込まずに済みました。
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しかし、膝下までの長靴では、この日の水流をカバーしてくれませんね。結局膝のところまで潜ってしまいましたが、がっちりベルトで口を締め上げているので、靴の中に水は入り込まずに済みました。
渡渉ポイントはまだまだ続きますが、次のところにはまた新しい橋が横たえてありました。ここは水の流れが幅広くなっているので比較的浅いのですが、反対に川幅が広がると橋を置いているところも水の中になるため、とたんに流されそうになりますね。今のところ何とかもっていますが、いつまで使えるかな。
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渡渉ポイントはまだまだ続きますが、次のところにはまた新しい橋が横たえてありました。ここは水の流れが幅広くなっているので比較的浅いのですが、反対に川幅が広がると橋を置いているところも水の中になるため、とたんに流されそうになりますね。今のところ何とかもっていますが、いつまで使えるかな。
橋を渡るとほどなく雷平に到着。正面の斜面が白馬尾根になり、右側が雷滝方面の原小屋沢で、そちらに進むと市原新道の登坂口があります。それに対して、左側が本谷沢で、早戸大滝方面はそちらに向かいます。ここを一旦渡渉してから左に進みます。
橋を渡るとほどなく雷平に到着。正面の斜面が白馬尾根になり、右側が雷滝方面の原小屋沢で、そちらに進むと市原新道の登坂口があります。それに対して、左側が本谷沢で、早戸大滝方面はそちらに向かいます。ここを一旦渡渉してから左に進みます。
本谷沢と原小屋沢が分かれたので、水量が減ったかと思いきや、やはり流れ込む水の勢いは良くて、渡渉も慎重にならないといけません。
本谷沢と原小屋沢が分かれたので、水量が減ったかと思いきや、やはり流れ込む水の勢いは良くて、渡渉も慎重にならないといけません。
右岸を進んでいるとちょっと雑然としたところに出ました。大きな岩が多くて歩きづらいのですが、斜面側に高巻くようなところもあります。しかし、画像のように注意書きがあり、素直に川原を進みます。
右岸を進んでいるとちょっと雑然としたところに出ました。大きな岩が多くて歩きづらいのですが、斜面側に高巻くようなところもあります。しかし、画像のように注意書きがあり、素直に川原を進みます。
少しすると対岸に細いながらも結構な高さの滝が見えました。木で遮られていますが、一番上から流れ落ちていました。
少しすると対岸に細いながらも結構な高さの滝が見えました。木で遮られていますが、一番上から流れ落ちていました。
ここで左岸に渡渉。まだまだ水量は多く、白くなったところは結構深くて長靴でもダメです。それでも、下流の方の渡渉よりも大分楽になりました。
ここで左岸に渡渉。まだまだ水量は多く、白くなったところは結構深くて長靴でもダメです。それでも、下流の方の渡渉よりも大分楽になりました。
そしてまた沢の分かれるところに出ます。ここをそのまま左に進みます。
そしてまた沢の分かれるところに出ます。ここをそのまま左に進みます。
そのうち左側に去年勝手に名付けた「早戸小滝」(笑)が見えてきました。もう大滝はすぐ近くになります。
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そのうち左側に去年勝手に名付けた「早戸小滝」(笑)が見えてきました。もう大滝はすぐ近くになります。
右岸(左側)を進みますが、滑りやすい砂利のところにはロープがあります。
右岸(左側)を進みますが、滑りやすい砂利のところにはロープがあります。
そしていよいよ本谷沢と大滝沢の分岐に出ます。分かりづらいですが、左側の薄暗い方が大滝沢で、直進するようなのが本谷沢になります。何でも本谷沢方面から右斜面に登るロープがあって、その上の尾根道が後で白馬尾根と合流するそうです。
そしていよいよ本谷沢と大滝沢の分岐に出ます。分かりづらいですが、左側の薄暗い方が大滝沢で、直進するようなのが本谷沢になります。何でも本谷沢方面から右斜面に登るロープがあって、その上の尾根道が後で白馬尾根と合流するそうです。
少しすると左側にロープが吊り下がったところに出ました。去年は見落としてそのまま滝の下に出て、大岩の脇にあったロープで上に登りましたが、少し手前からも登れるようになっていました。
少しすると左側にロープが吊り下がったところに出ました。去年は見落としてそのまま滝の下に出て、大岩の脇にあったロープで上に登りましたが、少し手前からも登れるようになっていました。
ロープは2段になっていて、後半のここをよじ登って尾根上に出てから大滝の滝壺の方に下ります。
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ロープは2段になっていて、後半のここをよじ登って尾根上に出てから大滝の滝壺の方に下ります。
途中、木の枝でちょっと雑然とはしますが、早戸大滝の全容が見られます。こうして見ると3段の滝みたいに見えますが、一番下は滝壺から流れ出る水です。
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途中、木の枝でちょっと雑然とはしますが、早戸大滝の全容が見られます。こうして見ると3段の滝みたいに見えますが、一番下は滝壺から流れ出る水です。
滝壺に下る区間はロープが張られた狭いトラバース路で、一部道がなくなっているので要注意です。
滝壺に下る区間はロープが張られた狭いトラバース路で、一部道がなくなっているので要注意です。
これが道が流れ落ちてしまった箇所。去年は跨げるような幅でしたが、今年は崩れた幅が広がってしまいましたね。
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これが道が流れ落ちてしまった箇所。去年は跨げるような幅でしたが、今年は崩れた幅が広がってしまいましたね。
そしていよいよ早戸大滝に到着! この時点で9時50分です。なんだかんだ言って2時間10分ほど掛かっていますが、それまでの火照った体がここでは日も当たらずに急速に冷されます。水量はもちろんかなりの勢いで、周辺は飛び跳ねた水滴が絶えませんでした。
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そしていよいよ早戸大滝に到着! この時点で9時50分です。なんだかんだ言って2時間10分ほど掛かっていますが、それまでの火照った体がここでは日も当たらずに急速に冷されます。水量はもちろんかなりの勢いで、周辺は飛び跳ねた水滴が絶えませんでした。
ここで写真を撮ったり、水を補給したりして10分ほどいましたが、ここだけは気温が真冬のような感じで、薄着の体にはちょっと厳しかったですね。これまで、川原で日を浴びていると結構暑くなっていましたが、ここではくしゃみが出る寒さです。
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ここで写真を撮ったり、水を補給したりして10分ほどいましたが、ここだけは気温が真冬のような感じで、薄着の体にはちょっと厳しかったですね。これまで、川原で日を浴びていると結構暑くなっていましたが、ここではくしゃみが出る寒さです。
早戸大滝はまだコース全体の中間地点にも達していないので、先を急ぐことにします。まずは尾根に戻り、尾根の左側のロープ区間を伝って進みます。
早戸大滝はまだコース全体の中間地点にも達していないので、先を急ぐことにします。まずは尾根に戻り、尾根の左側のロープ区間を伝って進みます。
滝上に出るには、下から見た滝の分以上の登りになりますから、思いの他疲れます。勾配も急ですが、ロープが多くて助かります。
滝上に出るには、下から見た滝の分以上の登りになりますから、思いの他疲れます。勾配も急ですが、ロープが多くて助かります。
今度は尾根の右側のロープ区間を進みますが、狭いながらも路幅は何とか靴一足分くらいはあるので問題ないです。
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今度は尾根の右側のロープ区間を進みますが、狭いながらも路幅は何とか靴一足分くらいはあるので問題ないです。
そしてまた尾根の上に出ましたが、ここから大滝の落ち口が木の枝の合間から見えました。
そしてまた尾根の上に出ましたが、ここから大滝の落ち口が木の枝の合間から見えました。
ここのロープのところを下ると滝上に出られますが、画像真ん中下に皿が見えますね。そこに「大滝新道入口」と書かれていますが、あっちに向いちゃってると滝壺側から登りで使う人には見付けづらいでしょうね。
ここのロープのところを下ると滝上に出られますが、画像真ん中下に皿が見えますね。そこに「大滝新道入口」と書かれていますが、あっちに向いちゃってると滝壺側から登りで使う人には見付けづらいでしょうね。
大滝新道は帰路で使う予定ですから、滝上には降りずにそのまま尾根を登ります。急な尾根ですが、木々の枝や根が多くて意外と登りやすかったです。画像は一旦傾斜が緩んだところで振り返って撮っています。
大滝新道は帰路で使う予定ですから、滝上には降りずにそのまま尾根を登ります。急な尾根ですが、木々の枝や根が多くて意外と登りやすかったです。画像は一旦傾斜が緩んだところで振り返って撮っています。
そして、ここで長靴からトレッキングシューズに履き替えます。この長靴は思ったよりもグリップが良くて助かりましたが、靴底が薄いので、川原の岩のところでは足裏が痛くなります。次回はクッション性のある中敷を挿入しておかないといけませんね。
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そして、ここで長靴からトレッキングシューズに履き替えます。この長靴は思ったよりもグリップが良くて助かりましたが、靴底が薄いので、川原の岩のところでは足裏が痛くなります。次回はクッション性のある中敷を挿入しておかないといけませんね。
この尾根道には画像の通りビニールテープのマーキングが結構多く見られました。勾配がキツいので、時間をかける割になかなか距離が延びませんが、この辺は一本尾根なので、道迷いはしないでしょうね。
この尾根道には画像の通りビニールテープのマーキングが結構多く見られました。勾配がキツいので、時間をかける割になかなか距離が延びませんが、この辺は一本尾根なので、道迷いはしないでしょうね。
そのうち尾根から逸れて左側を進むようにテープが巻かれています。道らしきものも確かにそちらに向かっているので、それに従って進みます。
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そのうち尾根から逸れて左側を進むようにテープが巻かれています。道らしきものも確かにそちらに向かっているので、それに従って進みます。
踏み跡は判然としなくなってしまいますが、ストックの指す方向にうっすらと踏み跡が見えるので、そちらに進みます。
踏み跡は判然としなくなってしまいますが、ストックの指す方向にうっすらと踏み跡が見えるので、そちらに進みます。
すると左側から延びる尾根に合流します。ここを右に登りますが、下りでこの道を使った場合、ここを正確に左に折れて大滝方面に進む自信はありませんね。ちなみにこの尾根を真っ直ぐ下っても雷平よりしばらく下流側に出られるみたいですが、あの辺はどこも川の脇の斜面が急だから、最後の下降地点でかなり難儀するでしょうね。
すると左側から延びる尾根に合流します。ここを右に登りますが、下りでこの道を使った場合、ここを正確に左に折れて大滝方面に進む自信はありませんね。ちなみにこの尾根を真っ直ぐ下っても雷平よりしばらく下流側に出られるみたいですが、あの辺はどこも川の脇の斜面が急だから、最後の下降地点でかなり難儀するでしょうね。
そしてすぐに道はちょっとしたピークになります。この二本に分かれた枯れ木があったら、先の下り区間で左に折れれば早戸大滝になるので、ちょっとした目安になるでしょうね。
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そしてすぐに道はちょっとしたピークになります。この二本に分かれた枯れ木があったら、先の下り区間で左に折れれば早戸大滝になるので、ちょっとした目安になるでしょうね。
平坦な区間は少し続きます。左側に狩猟禁止区域の立て札があるところに出ました。
平坦な区間は少し続きます。左側に狩猟禁止区域の立て札があるところに出ました。
ここがこのピークの一番高くなったところです。木々の合間から蛭ヶ岳が見えます。ここが1100mちょっとのところですから、まだ向こうとは500m以上の高低差があります。
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ここがこのピークの一番高くなったところです。木々の合間から蛭ヶ岳が見えます。ここが1100mちょっとのところですから、まだ向こうとは500m以上の高低差があります。
細長いピークが終わり、緩やかな下りに転じます。尾根の幅は広くないので、ここからしばらくは道を間違えることはありませんが、道は直接向こうに見える瀬戸沢ノ頭のピークには出ずに、少し東側の方で丹沢三峰縦走ルートに合流するので、この先では東側を意識しておく必要があります。
細長いピークが終わり、緩やかな下りに転じます。尾根の幅は広くないので、ここからしばらくは道を間違えることはありませんが、道は直接向こうに見える瀬戸沢ノ頭のピークには出ずに、少し東側の方で丹沢三峰縦走ルートに合流するので、この先では東側を意識しておく必要があります。
ここが鞍部。ここから先はずっと登りになります。
ここが鞍部。ここから先はずっと登りになります。
勾配もなかなかキツくなってきました。もう結構歩いているので相当疲れています。また、不思議と口元や喉が乾き、持って行ったお茶を結構飲んでしまいました。早戸大滝の近くの湧き水を200ccくらい補給しておいたんですが、夏前なのにこんなに水を欲するとは思ってもみませんでした。
勾配もなかなかキツくなってきました。もう結構歩いているので相当疲れています。また、不思議と口元や喉が乾き、持って行ったお茶を結構飲んでしまいました。早戸大滝の近くの湧き水を200ccくらい補給しておいたんですが、夏前なのにこんなに水を欲するとは思ってもみませんでした。
そのうち正面の勾配がかなりきつくなるところで、道が左に逸れているところに出ます。ここを左側に進んでから上に見える縦走尾根に横から登って合流するのでしょうね。
そのうち正面の勾配がかなりきつくなるところで、道が左に逸れているところに出ます。ここを左側に進んでから上に見える縦走尾根に横から登って合流するのでしょうね。
少し先に鹿柵が張り廻らされたところに出ます。ぱっと見、右上の木にテープがあることから、柵の手前で上に登るのかと思いましたが、良く見ると鹿柵は「□ □」みたいに張られていて、間のところから登るのが一番傾斜が緩やかで歩きやすそうなので、そちらに進みます。
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少し先に鹿柵が張り廻らされたところに出ます。ぱっと見、右上の木にテープがあることから、柵の手前で上に登るのかと思いましたが、良く見ると鹿柵は「□ □」みたいに張られていて、間のところから登るのが一番傾斜が緩やかで歩きやすそうなので、そちらに進みます。
これが左右の鹿柵の間に設けられた通路。ここを上に抜けると、そちら側の柵の角にリボンが巻いてありました。
これが左右の鹿柵の間に設けられた通路。ここを上に抜けると、そちら側の柵の角にリボンが巻いてありました。
丹沢三峰の縦走ルートに出ました。これまでの道とはもちろん違ってしっかり整備されていますね。先に見えるのはまだ瀬戸沢ノ頭のピークではなく、ベンチが置かれた休憩ポイントです。時間は丁度正午になっていたので、そのベンチで昼食を取ることにしました。
丹沢三峰の縦走ルートに出ました。これまでの道とはもちろん違ってしっかり整備されていますね。先に見えるのはまだ瀬戸沢ノ頭のピークではなく、ベンチが置かれた休憩ポイントです。時間は丁度正午になっていたので、そのベンチで昼食を取ることにしました。
今回の昼食も「出前山頂」(^∇^)v ちょっと豪華にいつものぶつ切りのハムみたいな焼豚もどきではなく、ラーメンの具材用のチャーシューを4枚持って行ったので、しっかりチャーシュー麺です。ぺろりと平らげて荷物を仕舞っていると、この日初めてのハイカーさんが三峰方面から歩いてきました。考えてみると魚止橋周辺にたくさんの車が来ていましたが、これまで登山者の姿は全く見かけませんでしたから、皆さん釣り師か、最近多い野鳥撮りカメラマンかな。
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今回の昼食も「出前山頂」(^∇^)v ちょっと豪華にいつものぶつ切りのハムみたいな焼豚もどきではなく、ラーメンの具材用のチャーシューを4枚持って行ったので、しっかりチャーシュー麺です。ぺろりと平らげて荷物を仕舞っていると、この日初めてのハイカーさんが三峰方面から歩いてきました。考えてみると魚止橋周辺にたくさんの車が来ていましたが、これまで登山者の姿は全く見かけませんでしたから、皆さん釣り師か、最近多い野鳥撮りカメラマンかな。
昼食後、再出発したのが12時45分頃。すぐに瀬戸沢ノ頭のピークに至りますが、ここの道標にはその名が刻まれていないのは寂しい限り。無名ノ頭でさえもマジックで書かれた名が道標に入っていたのにね。
昼食後、再出発したのが12時45分頃。すぐに瀬戸沢ノ頭のピークに至りますが、ここの道標にはその名が刻まれていないのは寂しい限り。無名ノ頭でさえもマジックで書かれた名が道標に入っていたのにね。
丹沢山までは残り1kmなんですが、この登りがまたつらかった…。勾配は一般登山道並みのレベルで歩きやすいはずですが、何でこんなに動悸が激しくなるんでしょう。やはりもう結構歩いているからなのかな。いえいえ、実はこの冬から体重が3kgほど増えちゃいまして、その重みが登山では大きな負担になってるんでしょう(笑。怨めしや、毎週登っても減らない脂肪…。
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丹沢山までは残り1kmなんですが、この登りがまたつらかった…。勾配は一般登山道並みのレベルで歩きやすいはずですが、何でこんなに動悸が激しくなるんでしょう。やはりもう結構歩いているからなのかな。いえいえ、実はこの冬から体重が3kgほど増えちゃいまして、その重みが登山では大きな負担になってるんでしょう(笑。怨めしや、毎週登っても減らない脂肪…。
はぁはぁ息を切らせて登っていると、この組み立て階段が現れました。これがあると頂上は近いのですが、実はまだまだ登りは続きます。
はぁはぁ息を切らせて登っていると、この組み立て階段が現れました。これがあると頂上は近いのですが、実はまだまだ登りは続きます。
ふと右側を見るとこんなプチ雪渓が。さすがについこの前にあれだけあった雪が、いくら下で20℃を超える日が続いたとは言え、1500mの標高ではそうきれいサッパリ解けていないものですね。今年は遅くまで雪が残りましたね。
ふと右側を見るとこんなプチ雪渓が。さすがについこの前にあれだけあった雪が、いくら下で20℃を超える日が続いたとは言え、1500mの標高ではそうきれいサッパリ解けていないものですね。今年は遅くまで雪が残りましたね。
堂平方面の分岐点。丹沢山まではもう目と鼻の先ですが、丹沢三峰縦走尾根は合計11kmもあるんですね。しかも途中にピークがたくさんあるのだから、バカ尾根なんかよりも数段疲れそうなルートでしょう。
堂平方面の分岐点。丹沢山まではもう目と鼻の先ですが、丹沢三峰縦走尾根は合計11kmもあるんですね。しかも途中にピークがたくさんあるのだから、バカ尾根なんかよりも数段疲れそうなルートでしょう。
丹沢山に至る前に南東側の展望が開けて、大山や大山三峰方面がくっきり見えましたのでパチリ。海の方は春霞でぼやけていますが、きれいに遠景が見られたのは久しぶりです。
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丹沢山に至る前に南東側の展望が開けて、大山や大山三峰方面がくっきり見えましたのでパチリ。海の方は春霞でぼやけていますが、きれいに遠景が見られたのは久しぶりです。
丹沢山には午後1時28分に到着。ここでフィルムカメラでたっぷりと山の景観を撮っておきました。レンズは標準と兼用に35mmを、望遠用に100mmを持って行きましたが、ここからの富士山は100mmで充分ですね。
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丹沢山には午後1時28分に到着。ここでフィルムカメラでたっぷりと山の景観を撮っておきました。レンズは標準と兼用に35mmを、望遠用に100mmを持って行きましたが、ここからの富士山は100mmで充分ですね。
あんまりゆっくりもしていられないので、10分ほど撮影した後、蛭ヶ岳方面に進むことにします。大滝新道は不動ノ峰の手前のコブになる箒杉沢ノ頭の辺りから東に下ります。
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あんまりゆっくりもしていられないので、10分ほど撮影した後、蛭ヶ岳方面に進むことにします。大滝新道は不動ノ峰の手前のコブになる箒杉沢ノ頭の辺りから東に下ります。
本格的に下る手前にある小ピークみたいになった撮影スポットでは、木々に邪魔されずに広範囲できれいに遠景が楽しめます。箱根の山々から富士山まで、手前は玄倉川を挟んで鍋割山から雨山、檜岳に至る稜線が見えますね。右側の尖がったやつは同角ノ頭でしょうか。
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本格的に下る手前にある小ピークみたいになった撮影スポットでは、木々に邪魔されずに広範囲できれいに遠景が楽しめます。箱根の山々から富士山まで、手前は玄倉川を挟んで鍋割山から雨山、檜岳に至る稜線が見えますね。右側の尖がったやつは同角ノ頭でしょうか。
そして富士山と不動ノ峰・蛭ヶ岳のスリーショット。きれいですよね。4月後半にこれだけくっきり見えるのは運が良いでしょうね。結構風が強く吹いていたので、雲が飛ばされちゃったかな。
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そして富士山と不動ノ峰・蛭ヶ岳のスリーショット。きれいですよね。4月後半にこれだけくっきり見えるのは運が良いでしょうね。結構風が強く吹いていたので、雲が飛ばされちゃったかな。
さて、丹沢山から結構な高度を下ります。去年の春に塩水橋から蛭ヶ岳まで往復しましたが、丹沢山まで登り切るだけでも大変なのに、蛭ヶ岳までの3km強の区間のアップダウンが大きくてとにかく大変でしたね。
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さて、丹沢山から結構な高度を下ります。去年の春に塩水橋から蛭ヶ岳まで往復しましたが、丹沢山まで登り切るだけでも大変なのに、蛭ヶ岳までの3km強の区間のアップダウンが大きくてとにかく大変でしたね。
一旦早戸川乗越の鞍部に至り、ほどなく登りに転じたところに鹿柵があります。東側を注視しても、他には下れそうな尾根道はこの辺にはないのですが、問題は大滝新道への踏み跡もマーキングも確認できないこと。「詳細図」によると次の道標の50m手前に分岐があるとされていますが、その道標らしきものは奥の階段の始まる辺りに何となく見えます。やはりこの辺が入口なのかな。
一旦早戸川乗越の鞍部に至り、ほどなく登りに転じたところに鹿柵があります。東側を注視しても、他には下れそうな尾根道はこの辺にはないのですが、問題は大滝新道への踏み跡もマーキングも確認できないこと。「詳細図」によると次の道標の50m手前に分岐があるとされていますが、その道標らしきものは奥の階段の始まる辺りに何となく見えます。やはりこの辺が入口なのかな。
大滝新道は結構有名なバリルートですから、入口に何らかのマーキングや踏み跡があると思っていましたが、何もないのでそのまま先に進んでみます。不動ノ峰の脇から延びる白馬尾根が見えるものの、その手前はスッパリ切られた崖で、とても道はありません。やはりあの鹿柵のところが下降点なんでしょうが、とりあえずここまで来たのだから不動ノ峰の休憩所で一休みすることにしました。
大滝新道は結構有名なバリルートですから、入口に何らかのマーキングや踏み跡があると思っていましたが、何もないのでそのまま先に進んでみます。不動ノ峰の脇から延びる白馬尾根が見えるものの、その手前はスッパリ切られた崖で、とても道はありません。やはりあの鹿柵のところが下降点なんでしょうが、とりあえずここまで来たのだから不動ノ峰の休憩所で一休みすることにしました。
不動ノ峰の休憩所は東屋になっていて、それまで木々に遮られることなく直射日光を浴びて歩いていたせいか、まるで夏になったかのようにえらく暑く感じていたので、丁度良く涼めました。カメラの向こうに見えるのが丹沢山です。
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不動ノ峰の休憩所は東屋になっていて、それまで木々に遮られることなく直射日光を浴びて歩いていたせいか、まるで夏になったかのようにえらく暑く感じていたので、丁度良く涼めました。カメラの向こうに見えるのが丹沢山です。
一休みして鹿柵のところまで戻りますが、途中、この一体ではこんな今にも葉を広げそうな茎が無数に出ていました。一体この草はどんな葉を広げるんでしょうね。
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一休みして鹿柵のところまで戻りますが、途中、この一体ではこんな今にも葉を広げそうな茎が無数に出ていました。一体この草はどんな葉を広げるんでしょうね。
鹿柵のところに戻って下側の端を良く見ると、熊笹が葉を出して見づらくなっていますが、確かに踏み跡っぽい筋が見えます。そのまま鹿柵の脇に進むと、踏み跡ははっきりして、奥の木には黄色いテープが巻かれていました。やはりここが大滝新道の入口でした。
鹿柵のところに戻って下側の端を良く見ると、熊笹が葉を出して見づらくなっていますが、確かに踏み跡っぽい筋が見えます。そのまま鹿柵の脇に進むと、踏み跡ははっきりして、奥の木には黄色いテープが巻かれていました。やはりここが大滝新道の入口でした。
鹿柵は程なくなくなりますが、踏み跡は細いながらもちゃんと付いています。尾根の幅は広いですが、この真ん中からあまり外れないように下って行きます。ここもマーキングが結構多いようです。
鹿柵は程なくなくなりますが、踏み跡は細いながらもちゃんと付いています。尾根の幅は広いですが、この真ん中からあまり外れないように下って行きます。ここもマーキングが結構多いようです。
この辺は瀬戸沢ノ頭もそうでしたが、新しい鹿柵をどんどん広げて設置している最中のようですね。しばらく柵沿いに進むと、右の柵が消えて左に別の柵が現われますが、その後一旦柵が途切れます。
この辺は瀬戸沢ノ頭もそうでしたが、新しい鹿柵をどんどん広げて設置している最中のようですね。しばらく柵沿いに進むと、右の柵が消えて左に別の柵が現われますが、その後一旦柵が途切れます。
しかし、今度は正面に通せんぼするように柵が横切り、左右の角を見るとどちらにもリボンがありました。「詳細図」を見ると「鹿柵西を進む」となっていたので、画像のように柵の左側に出て下ることにしました。
しかし、今度は正面に通せんぼするように柵が横切り、左右の角を見るとどちらにもリボンがありました。「詳細図」を見ると「鹿柵西を進む」となっていたので、画像のように柵の左側に出て下ることにしました。
広い平地を直進していると、また左側に柵が出てきましたが、尾根は画像で右側を直進するのに対し、柵は左に逸れていきました。まだかすかに踏み跡が見えますね。
広い平地を直進していると、また左側に柵が出てきましたが、尾根は画像で右側を直進するのに対し、柵は左に逸れていきました。まだかすかに踏み跡が見えますね。
尾根が若干狭まってきましたが、踏み跡は不明瞭になってきました。道迷いする支尾根はまだ出てきませんので、マーキングがなくても心配するところではないですね。
尾根が若干狭まってきましたが、踏み跡は不明瞭になってきました。道迷いする支尾根はまだ出てきませんので、マーキングがなくても心配するところではないですね。
そのうち、道は木の枝で雑然とした区間になります。歩けそうなところを見付けて尾根から外れないように進みます。
そのうち、道は木の枝で雑然とした区間になります。歩けそうなところを見付けて尾根から外れないように進みます。
すると大岩と倒木が通せんぼしたところに出ます。左に進んで木の先の方から向こう側に抜けます。
すると大岩と倒木が通せんぼしたところに出ます。左に進んで木の先の方から向こう側に抜けます。
すると一時的に広めの尾根を緩やかに下りますが、少ししたら支尾根のあるところに出ました。詳細図の地形図では支尾根は見られないもの、他の地図ではこの先で尾根が別れ始めるところがあり、ここを左に進むのが正解のようです。
すると一時的に広めの尾根を緩やかに下りますが、少ししたら支尾根のあるところに出ました。詳細図の地形図では支尾根は見られないもの、他の地図ではこの先で尾根が別れ始めるところがあり、ここを左に進むのが正解のようです。
そして少し下ると向こう側に同じような勾配の尾根が現れ始めました。そして、こちら側の尾根には画像左側の木の下に赤いマーキングが見えます。やはりこちらで正解でしたが、どうせマーキングするなら上の分岐にあると良いのですけどね。
そして少し下ると向こう側に同じような勾配の尾根が現れ始めました。そして、こちら側の尾根には画像左側の木の下に赤いマーキングが見えます。やはりこちらで正解でしたが、どうせマーキングするなら上の分岐にあると良いのですけどね。
この辺りの下りは勾配が厳しくなり、悪いことに落ち葉がとても多い上に、下の土がフカフカで滑りやすいです。注意して岩や木の枝等を掴んで小股でゆっくり下ります。
この辺りの下りは勾配が厳しくなり、悪いことに落ち葉がとても多い上に、下の土がフカフカで滑りやすいです。注意して岩や木の枝等を掴んで小股でゆっくり下ります。
しばらくするとロープが左側に見えてきました。歩きやすい側ではなく、下りには難儀する側にロープが掛かっていましたが、ここをトラバースして向こうに進みます。
しばらくするとロープが左側に見えてきました。歩きやすい側ではなく、下りには難儀する側にロープが掛かっていましたが、ここをトラバースして向こうに進みます。
このロープはとにかく長く、足場が前述の通り非常に滑りやすいので、とにかく大変でした。左手でロープを掴みつつ脇でも挟み込み、ストックを突き刺して支えにして下りますが、足を下ろすとそこがズリッと滑るため、かなり面倒ですね。ロープを掴んでいても2度尻を着いてしまいましたが、ここしか下れそうなところはありません。
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このロープはとにかく長く、足場が前述の通り非常に滑りやすいので、とにかく大変でした。左手でロープを掴みつつ脇でも挟み込み、ストックを突き刺して支えにして下りますが、足を下ろすとそこがズリッと滑るため、かなり面倒ですね。ロープを掴んでいても2度尻を着いてしまいましたが、ここしか下れそうなところはありません。
ロープはまだまだ続きます。下に大滝沢が見えてきましたが、こんなに長いトラロープ区間は初めてです。ロープが劣化したら大変なことになりますね。
ロープはまだまだ続きます。下に大滝沢が見えてきましたが、こんなに長いトラロープ区間は初めてです。ロープが劣化したら大変なことになりますね。
最後の下りはロープが左右に垂れていました。ルート上がところどころ黒っぽくなっているのは、下りで滑って土を掘った部分ですが、とにかくこの砂利土はユルいですから、登りでもロープ命になるでしょうね。
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最後の下りはロープが左右に垂れていました。ルート上がところどころ黒っぽくなっているのは、下りで滑って土を掘った部分ですが、とにかくこの砂利土はユルいですから、登りでもロープ命になるでしょうね。
沢に下りて渡渉して写したもの。とても道があるようには見えないですが、中央の反った木の後ろを左上に登る訳です。
沢に下りて渡渉して写したもの。とても道があるようには見えないですが、中央の反った木の後ろを左上に登る訳です。
こちらは早戸大滝の滝上の画像。去年の夏はここを渡渉して向こう側から写真を撮りました。
こちらは早戸大滝の滝上の画像。去年の夏はここを渡渉して向こう側から写真を撮りました。
尾根に乗るためのロープのところにある有名な皿標識ですが、ここにあると登りで使う人達には見えませんし、下りで使う人たちには「出口」になって、これまた意味なしです(笑。
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尾根に乗るためのロープのところにある有名な皿標識ですが、ここにあると登りで使う人達には見えませんし、下りで使う人たちには「出口」になって、これまた意味なしです(笑。
滝壺側に下るには尾根を巻いて進みますが、ロープがないと歩けないような区間が多いです。しかし、この木は昔巻かれたロープががっちり幹に食い込んで、そのまま成長しようとして首を絞められた状態になっていますね。木が枯れなければいいですが、それ以前にこんなになるということは、このトラロープもかなり古いのではないでしょうかね?
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滝壺側に下るには尾根を巻いて進みますが、ロープがないと歩けないような区間が多いです。しかし、この木は昔巻かれたロープががっちり幹に食い込んで、そのまま成長しようとして首を絞められた状態になっていますね。木が枯れなければいいですが、それ以前にこんなになるということは、このトラロープもかなり古いのではないでしょうかね?
往路では使わなかった方のロープで下降し、大滝の直下に出ます。
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往路では使わなかった方のロープで下降し、大滝の直下に出ます。
下から見上げる大滝は実際に合計三段になっています。
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下から見上げる大滝は実際に合計三段になっています。
早戸大滝ルートの帰路は端折っておきます。画像は雷平です。
早戸大滝ルートの帰路は端折っておきます。画像は雷平です。
渡渉を繰り返して最後の一番水流が強くて深いところ(朝膝まで濡れたところ)では、水深が腰辺りまで来てしまうので、水中の岩の上に足を置きますが、何しろ水の流れが強く、滑りやすいこともあって足が流され、転びそうになって前の岩に手を付き、足も深みに入って太ももまで水浸しになりました。スマホをズボンのポケットに入れておきましたが、幸いそこまでは濡れずに済みました。日が山の影に隠れて、風がまた強くなってきていたので、濡れたズボンが冷たいこと。でも、歩いているうちに火照って、車に戻る頃には乾いていました。
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渡渉を繰り返して最後の一番水流が強くて深いところ(朝膝まで濡れたところ)では、水深が腰辺りまで来てしまうので、水中の岩の上に足を置きますが、何しろ水の流れが強く、滑りやすいこともあって足が流され、転びそうになって前の岩に手を付き、足も深みに入って太ももまで水浸しになりました。スマホをズボンのポケットに入れておきましたが、幸いそこまでは濡れずに済みました。日が山の影に隠れて、風がまた強くなってきていたので、濡れたズボンが冷たいこと。でも、歩いているうちに火照って、車に戻る頃には乾いていました。
いよいよ川原から離れてトラバース区間に入ります。このワイルド桟橋を超えると終点は近いです。
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いよいよ川原から離れてトラバース区間に入ります。このワイルド桟橋を超えると終点は近いです。
造林小屋も見えてきました。もう6時近いので、大分暗く感じられますね。
造林小屋も見えてきました。もう6時近いので、大分暗く感じられますね。
そして新たにできた道を下って伝道に戻りますが、道に沿って出たのはいつもの入口ではなくて、橋を渡ったところの脇でした。ピンクリボンがあって分かりやすいです。従来のところから入って一々遠回りして渡渉する必要がないので、次からはこっちから登ることにしましょう。
そして新たにできた道を下って伝道に戻りますが、道に沿って出たのはいつもの入口ではなくて、橋を渡ったところの脇でした。ピンクリボンがあって分かりやすいです。従来のところから入って一々遠回りして渡渉する必要がないので、次からはこっちから登ることにしましょう。
砂利道区間を黙々と歩いて車に戻ったのが午後6時22分。朝7時35分に出発したのですから、11時間近くの山行になりましたが、思いの他時間が掛かりました。でも、そもそも下の方でゲートが閉められていた去年は、早戸大滝までの往復で一日使うくらいだったので、そこからぐるっと一周できたのだから、時間が掛かるのも仕方ないですね。なにはともあれ、今回の山行は快晴の中、まるで夏を感じる陽気でしたたが、早戸大滝での寒さが際立っていたのは面白かったです。変化に富んだコースでたっぷり楽しめました。
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砂利道区間を黙々と歩いて車に戻ったのが午後6時22分。朝7時35分に出発したのですから、11時間近くの山行になりましたが、思いの他時間が掛かりました。でも、そもそも下の方でゲートが閉められていた去年は、早戸大滝までの往復で一日使うくらいだったので、そこからぐるっと一周できたのだから、時間が掛かるのも仕方ないですね。なにはともあれ、今回の山行は快晴の中、まるで夏を感じる陽気でしたたが、早戸大滝での寒さが際立っていたのは面白かったです。変化に富んだコースでたっぷり楽しめました。

感想

 元々は早戸大滝から大滝新道→蛭ヶ岳→市原新道で雷平に出て戻るつもりでしたが、たまたま大滝から瀬戸沢ノ頭に抜けるルートの存在を知り、考えてみると丹沢三峰縦走ルートは太礼ノ頭までしか歩いていないことと、ここを使って大滝新道で下れば、後日、白馬尾根〜市原新道で同じように周回するコースを組み立てられるので、急遽予定を変更しました。その瀬戸沢ノ頭へのルートは『東丹沢登山詳細図』にも記載されていない道ですが、それなりに知られたバリルートのようです。マーキングが多いものの、一番不明瞭なところでマーキングが見当たりづらいので、自分の目で進むべき方向を判断しないといけませんが、それはそれで楽しめます。早戸大滝の迫力ある瀑布を楽しみ、瀬戸沢ノ頭までのルートで道を楽しみ、丹沢山ではどこまでもクリアーな遠景を楽しんでから、大滝新道のヒヤヒヤする下りもまた楽しんで、最後に再び早戸川沿いの河原を色々な滝を見て楽しめるように、1日で何度も面白さに出合える周回コースになりました。ただし、蛭ヶ岳まで行ってないのに、かなり疲れることは確かで、距離も長く時間も掛かるのは仕方ないですね。


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