湯殿山(残雪期の南西尾根から)
- GPS
- 05:54
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 785m
- 下り
- 785m
コースタイム
天候 | 小雪/曇り(終始ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■P1150付近の雪原はガスに巻かれると方向を失いやすい。 ■雪はやや柔らかめですが、ワカンなどは不要。 ■湯殿山南西尾根は雪庇が割れてクラックが発生している。 ■尾根上は雪が無く東側を巻いて進んだ。アイゼン使用。 ■踏み抜き多発、足運びは慎重に。 |
写真
感想
今週は久しぶりにMr.Tとの山行。行き先は3週連続で狙っている湯殿山。せっかく車が2台あるので湯殿山から姥が岳へ縦走しようということになった。先週同様、葉山の稜線は白く輝いていたが、月山方面には雲がかかっていた。午後から天気は回復する予報だし、そのうち晴れてくることを期待して出発。
まずは姥沢駐車場にTの車をデポしたが、小雪混じりで異常に寒く、冬に逆戻りした感じだった。TONOの車で月山トンネル入口の駐車スペースへ移動して、下見の時と同じルートで登り始める。初っ端から雪混じりの風が冷たいが、2週前の下見の時よりかなり雪は減っていると感じた。六十里越街道を過ぎた辺りからガスが濃くなる。P1150付近の雪原に入ると雪混じりの横殴りの風が頬を打つ。右も左も上も下もどこを見ても真っ白い世界。灌木がないともう方向は取れなかった。この付近でルートをロスしあらぬ方向へ進んでしまうも、GPSを見て復帰。すでにモチベーションは激下がりだったが、せめて下見の時よりは先へ進みたい・・・
この雪原を過ぎると尾根幅が狭まり方向は明確になった。視界は10mほどだったが尾根を辿れば山頂まで行けそうだ。傾斜が強くなる手前でアイゼンを着けピッケルを持った。所々に走るクラックを避け、踏み抜きに注意しながらソロソロと。痩せた尾根上にはすでに雪はなく、姥が岳寄りを巻き気味に進んだ。そして傾斜が緩んで少し行くと、着いた!湯殿山山頂。。。山頂にはスキー靴と思われるトレースが残されていた。
いつしか雪も風もおさまっていた。しばし休憩しながら天気の回復を待つが、ちょとやさっとではガスは切れそうになかった。当初の計画はここから北東へ尾根を伝いコルから姥ヶ岳に登り返し、姥沢に下ってデポした車を回収するということだったが、ガスガスで真っ白い中、トレースのないところを下るのはかなり躊躇した。GPSがあるとは言え、あまりにも視界が悪いのだ。しばらく逡巡したが結局、来シーズン天気の良い時に再チャレンジすることを誓って、今回は来た道を引き返すことにした。
駐車場に戻り車で姥沢に移動すると、山頂方面は相変わらず雲の中だった。もしここで青空の中に山頂が見えていたら大ショックだったので、これで諦めもつくというものだ。今シーズンの雪山もそろそろ終盤。あとは朝日連峰と鳥海山かな。(TONO)
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