記録ID: 1115115
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講習／トレーニング
東北
鎌倉山（ゴリラ山）
2017年04月22日(土) [日帰り]
宮城県
GON-BEE
その他2人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 09:35
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 579m
- 下り
- 572m
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標高グラフを拡大| 天候 | 晴れ やや風あり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
仙台宮城ICから作並温泉方面へ走ると見えてくるゴリラの横顔。
ウイスキー工場を過ぎたあたりの駐車帯に停めてスタートです。
ウイスキー工場を過ぎたあたりの駐車帯に停めてスタートです。
ヒトリシズカ。里山の春を感じさせる小さな花たち。これから恐怖の初マルチピッチに挑む心を穏やかにしてくれる。
スミレは種類が多すぎてよくわかりません(;´Д｀)
岩の隙間からちょくちょく生えていました。
岩の隙間からちょくちょく生えていました。
そんなこんなで踏跡をたどること数十分で基部に到着。先行PTはいくつかいるようですが、フリーやドライツーの練習と、リボルト（開拓？）に来ているようでした。
4/22 10:12
そんなこんなで踏跡をたどること数十分で基部に到着。先行PTはいくつかいるようですが、フリーやドライツーの練習と、リボルト（開拓？）に来ているようでした。
師匠の1P目がスタート。今回は経験豊富な師匠と、この場所は二回目のクライミング仲間、そして初マルチの私の三人PTで挑みます。
1
4/25 23:16
師匠の1P目がスタート。今回は経験豊富な師匠と、この場所は二回目のクライミング仲間、そして初マルチの私の三人PTで挑みます。
何が怖いって、このリングボルトの中間支点の先は20m近くランナウトしていること。後から知って冷や汗。
2Pのトラバースの先には強固な支点が取れます。みんな外岩自体久しぶりでまず一休み。
麓の集落がジオラマのよう。時々くる電車もまたプラレールのようで面白い。
3P目はリードで挑戦。中間支点を探しながらじわじわ登る。ホールドもスタンスも豊富で難しくはないものの、支点が少ない上に錆びたハーケンやリングボルトをつないでいるので気分はフリーソロ。
4/25 22:41
3P目はリードで挑戦。中間支点を探しながらじわじわ登る。ホールドもスタンスも豊富で難しくはないものの、支点が少ない上に錆びたハーケンやリングボルトをつないでいるので気分はフリーソロ。
途中の立木でピッチを切りました。1週間前の展勝地トレーニングでつけ焼きした知識を駆使。
天気は良く風が無ければ暖かい絶好のクライミング日和。
この後、4Pのリードでルートが分からなくなり、悪いチムニーに突っ込みました。
この後、4Pのリードでルートが分からなくなり、悪いチムニーに突っ込みました。
何とかチムニーを抜けて5P目。ここは快適に越えていく。中間支点は立木ですが、ほとんど登山道で無くてもいいくらい。。
最終6P目の岩山がかっこよく聳えてます。ここもリードさせてもらうことに。
最終ピッチは支点の状態は比較的いいものの、ものすごい高度感。普段なら足がすくんで動けないようなところでも、すでに感覚がマヒしているのか快適で楽しい。
4/25 22:46
最終ピッチは支点の状態は比較的いいものの、ものすごい高度感。普段なら足がすくんで動けないようなところでも、すでに感覚がマヒしているのか快適で楽しい。
岩のもろいところが多く、結構浮いているので確かめながら登る。フリーというよりアルパインに近いのでは・・・
6P終了点から、絶景を眺めながら後続のビレイ。ここまで来れば慣れたもの。支店はリングやハーケンやRCCやらが乱打してあって選びたい放題。
4/23 15:00
6P終了点から、絶景を眺めながら後続のビレイ。ここまで来れば慣れたもの。支店はリングやハーケンやRCCやらが乱打してあって選びたい放題。
予定時刻を大幅に過ぎましたがとりあえずゴール！ここから懸垂下降2Pです。
師匠の懸垂下降中。どうやら弟子のロープの投げ方が悪かったようで下で絡まっているような・・・すみません(;´Д｀)
セカンドの懸垂下降中に山頂ゼリーで至福のひと時。大分日が傾いてきて、ちょっと寒い。薄手のダウンがあったほうが良かったなぁ。
ゼリー中にコールがかかり、急いで飲み込む。これまた展勝地で教わったバックアップを取りながら懸垂下降。でもやっぱり細引に体重を預けるのはかなり恐怖。
4/23 16:13
ゼリー中にコールがかかり、急いで飲み込む。
これまた展勝地で教わったバックアップを取りながら懸垂下降。でもやっぱり細引に体重を預けるのはかなり恐怖。
これまた展勝地で教わったバックアップを取りながら懸垂下降。でもやっぱり細引に体重を預けるのはかなり恐怖。
こうなってしまえば肝も据わる。ちなみに、この尾根上の左手側を懸垂するのが正しかったようで、このあと灌木の藪地帯に突入しました。
4/25 22:51
こうなってしまえば肝も据わる。ちなみに、この尾根上の左手側を懸垂するのが正しかったようで、このあと灌木の藪地帯に突入しました。
懸垂下降2P目。しっかりした残置ロープスリングとカラビナ2枚。これなら回収も楽々。
感想
「外岩に行きたい！」
「マルチピッチがやってみたい！」
とアピールし続けたところ、クライミング仲間の師匠がマルチピット入門ルートに連れて行ってくれることに。
全くの初心者なので、まずはシステムの説明にと展勝地で練習。ダブルロープの捌き方、終了点での操作にセカンドのビレイ、懸垂下降のやり方をつけ焼きしました。
その翌週にゴリラ山で実践という流れです。
ゴリラ山は山自体は普通の里山といった感じで、一般ハイカーの姿もありましたが、近づいてみるとクライミング装備の集団も3，4PTは入っているようでした。
アイゼンにアックスで登るPT、ぶら下がってドリルの音を響かせるPT、ペアで取付き点を探してさまようPTなど、ここまで多様なクライミング形態がそろっているゲレンデは初めて見ました。エリアはかなり狭いです。
今回取付いたルートはグレードは5.8あるかどうかの簡単な内容でしたが、リングボルトや灌木に支点を取りながらランナウトする恐怖、ボルトを探してルートファインディングというのはしびれました。
終了点がはっきりついているのは下部だけで、どうやらスポートルートとかぶっているようです。上部はあまり登っている人がいる雰囲気はありません。
行き方が分からず迷い込んだくらいルンゼでは腐ったハーケンと枯れた木しか無くて完全にフリーソロになってしまいました。ルートがちゃんとわかっている人と行かないとやはり危険かもしれません。
自在にプロテクションが取れるナチュプロ使いになりたいと思う一日でした。
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