別山 チブリ尾根 薮と強風


- GPS
- 09:40
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,705m
- 下り
- 1,692m
コースタイム
天候 | 快晴 チブリ尾根避難小屋より上部は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
2日前は白山と地獄尾根だったので今回はチブリ尾根から別山を目指しました。実は雪山としての別山は初めてで、ルート取りについては未経験ゾーンということで特に下りは慎重に行動しました。なので計画も全力で行く必要がなく、6時スタートです。気温も高いので全力で歩くと汗だくになって水の問題が出てきますから抑え気味?にします。
最初は工事作業道をシートラの兼用履歩行からスタートします。チブリ尾根登山口から登山道に入ります。雪が残っているので登山道が不明瞭な箇所が多々あります。そして慎重にと言ってた割にはやっぱり雪に隠れた夏道を見失い、藪漕ぎで強引に尾根に乗りました。最近雪山ばかりで登山道を探すのが苦手になってしまったようです(笑)
標高1200mくらいから雪がつながりだしたので、シートラからシール歩行に切り替えます。
チブリ尾根避難小屋までは風も弱く暑いくらいでした。今日はみんな白山かな〜と思いましたが前方を山スキーヤーが歩いているのが見え、追い越させていただきます。避難小屋を過ぎて斜度が強まると強風が吹き荒れ、油断していると吹き飛ばされるようでした。御舎利山の急登は夏道沿いとなりますが雪が切れており上りは無理やりシール歩行、下りはシートラにしました。そこから別山までは暴風の洗礼、耐風姿勢で歩きなんとか別山に到着。この時期は本当に山スキーヤーがたくさんおられます。まるで啓蟄のように蠢くように登場されます。白山の方面を眺めると、斜面に張り付くように山スキーヤーが点在しています。
別山からの下降はシールを剥がして滑り、登り返しからはシートラにしました。何せ強風の中シールの貼り剥がしが難しく、お昼休憩した風の弱い場所でついでにシールも剥がし、シールや板が飛ばされる事故をできるだけ避けるためです。また御舎利山では雪が途切れてましたのでここはシートラしかないと思います。
今日もスキーの滑りも快調で、スリッピーな雪によるやや難易度高めの斜面もうまくコントロールできて楽しかったです。アルペンツアースキーですが、できるだけテレマーク姿勢に近づけて前後の安定を図ります。初めてのルートなのでやはりこまめに止まってはGPSで確認し、写真を撮り・・・ということを繰り返していたのでかなりゆっくりな下りとなりました。
下りは尾根筋からは曲池あたりを目指します。曲池に行くところまでは順調でしたが雪が切れて歩きになるとまた途中から夏道が分からず雪のあるところを靴スキーで無理やり細谷川に下って工事用の作業道を歩いて帰還しました。
麓まで雪がつながっている季節は問題ありませんが、途中から雪が切れている場合はルートがどのような状態になっているか予想できません。崩落により歩くことができないこともあり、急峻な谷筋に作られた林道の場合、崩落で土砂が堆積していたり林道そのものが崩落していると巻くこともできず、本当に引き返すしかないということもあります。そんな時に体力が残っていないとか、夕闇迫る時間だとついつい無理して強引に突破したくなりますが、そこでよく失敗して滑落したりさらに深みにはまって進退極まり遭難、という典型的なパターンに陥ります。
なので、下山ルートは直前に下見を済ませるか、あるいはピストンの計画とするのが確実です。そんな時にここからまた標高差500m登り返す体力の自信があることも、そんな時には役に立つことでしょう。
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