記録ID: 1120291
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
秋田駒ヶ岳 南西側の熊ノ台から
2017年04月30日(日) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,496m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:12
8:00
60分
スタート地点
9:00
0:00
30分
電波施設
9:30
9:55
40分
熊ノ台
10:35
0:00
15分
P1,115
10:50
0:00
15分
秋田駒外輪
13:33
13:43
45分
第二展望台
16:12
ゴール地点
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
秋田駒ヶ岳の外輪山から南西側に伸びる支尾根がある。途中に1,115mのピークや熊ノ台(991m)などのピークを起こして伸びている。今回は仙北市中生保内(なかおぼない)地区から電波施設への道を登り、残雪を踏んでそのまま熊ノ台へ。熊ノ台から秋田駒の外輪山に向かい、金十郎尾根〜男岳〜横長根と回って、登山道のある中生保内口へ下山した。 ・電波施設への道は、軽ジープなら上がっていけるのでは?というぐらい、とてもしっかりしている。つづら折りに急登が続く。 ・電波施設から熊ノ台へは、まだ残雪がたっぷりだった。振り返ると、田沢湖が大きい。 ・熊ノ台〜P1,115〜秋田駒外輪へは、ほとんどが雪の上を歩く。熊ノ台から少し進んだ所では、土が出ている稜線上に踏み跡を見つけた。 ・金十郎長根は、上部で夏道が出ている所が多くなった。水沢口の分岐から先は、尾根が細く、岩場も出てくる。アイゼン装着したトレースがあった。男岳直下は夏道が出ているが、氷になっている部分もあった。 ・秋田駒山頂部は風が強く、横岳へは稜線を行かずに、一旦阿弥陀池側に下りてから横岳へ。 ・横長根上部は夏道が出ていた。第二展望地で休憩、そこから下部は、ほとんど残雪を歩いた。 ・御坪分岐から中生保内口・・分岐付近は夏道が出ていたが、すぐに残雪で消えた。左手の沢沿いに100mほど下ってから沢を渡り、左岸側を下る。沢から離れないように下って、しっかりした橋を見つけ、右岸側へ渡ると登山口があった。 ・中生保口から車を置いた所までは林道を下る。まだ残雪があって落石や倒木が放置されたままだが、この林道は舗装された部分が多い。秋田駒への登山口として利用価値は高いと思う。 ・途中、「十丈の滝入口」という標柱があったので行ってみた。歩道は整備されているが、沢に下りる最後の所の足場は良くない。滝は、高さはさほどないが豪快。滝巡りの好きな方には、一見の価値あり。往復15分程。 ・この日は横手市の最高気温が25度を超え、雪面の沈み込みは下山時で大きくなったが、ワカンが必要というほどでもなかった。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
スパイク長靴で通した。
|
---|
感想
最初に目指すピーク、熊ノ台まであと一息。天気は上々だ。
山頂に先行者が立って、こちらを見ている。
「おはようございます。今日は最高ですね」と声をかけた。
向こうからも、明るい表情で挨拶が返ってくる。
山頂に立つと、2mはある深い穴が二つ掘られている。
「三角点を掘りだそうと・・」
その一言で、ピンときた。
「失礼ですが、mountrexさんではないですか? kamadamです」
それからはもう、握手と会話に夢中になって、時刻をチェックするのも忘れた。
mountrexさんは秋田県内の三角点を訪ね歩き、その記録をご自身のブログにアップされている。三角点は藪に覆われた山の上にあることが多く、残雪を踏んで登り、三角点のありそうな地点の雪を掘り出す作業の末、発見することが多いようだ。だからこの時期はお忙しいとのこと。熊ノ台の三角点は、残念ながら発見できなかったようだ。「また来なきゃいけないな・・・」と彼はつぶやいていた。
mountrexさんからは、私がこれから登りたいと考えている山々に関する情報を、色々と教えていただいた。お互いの連絡先を交換し合い、写真を撮りあって、私はお先に。
mountrexさん、またどこかのマイナーな山で会いましょう。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1506人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
kamadamさん、こんばんは。
熊ノ台から秋田駒ヶ岳、そして御坪を周回されましたか・・・
私も国道46号の宝風橋の袂から熊ノ台を経て男岳登頂を計画していました。
今年は実現しそうにありませんが・・・
そうでしたか・・・
熊ノ台で三角点を掘り出しておられましたか・・・
mountrexさんですね。
ご苦労さまです。
いろいろな山の楽しみ方があるようですね。
勉強になりました。
私も明日はしばらくぶりに山に向かってみます。
750RSさん、おはようございます。今日も最高の天気になりそうですね。どちらへ出かけられたでしょうか。
750RSさんのお庭の一つ、秋田駒に久しぶりに登ることができました。
雪のたっぷり残っている時期に登ったのは随分前で、たぶん田沢湖スキー場をそのまま登ったと思います。男岳山頂から内壁を滑り降りるスキーヤーがいて、ビックリしたのを覚えています。
以来、積雪期の秋田駒はスキーヤーの山というイメージができて、足が遠のいておりました。自分なりに歩いて楽しめそうだと思えてきたのは、750RSさんのレコを拝見して示唆をいただいたことが大きいです
ところで国道46号の宝風橋の袂から熊ノ台を経て秋田駒外輪へ至る道ですが、どうでしょうか。今回は熊ノ台の先で一部踏み跡を見つけましたが、登山道として整備されている感じはしませんでした。グリーンシーズンには結構な藪に覆われるのでは・・と思います。
熊ノ台を経由するこの尾根を残雪期に登るのは、とてもいいですね
前週に貝吹岳から秋田駒方面を眺めた際、P1,115は目立っていました。
それで早速行ってみたのですが、眺望の良さは期待通りでした
なぜでしょう?この日、山とKamadamさんに呼ばれたのでしょうか。
こんな奇跡って起こるんですね!?
熊ノ台で雪を掘り出していなければ、すれ違いでした。
夢中になっていたので時間が経つのを忘れていました。
ちなみに穴は鉱山の露天掘りの技術を使っています(笑)
あの時、三角点を掘り当てていればよかったのですが・・・。
たいへん恥ずかしい所をお見せいたしました。
私のブログはこうやって作られているのです(笑)
しかし、三角点標石を発見できませんでしたので、
私の記録には残りませんが、Kamadamさんとの
出会いは忘れません!
しかし、お互い話が尽きませんでしたね。
私も聞きたいことがたくさんあります。
またどこかの山で逢いましょう!
当日は無事に周回されたようで良かったです。
私も当日の計画は果たしました。
近々、あの激藪を再び漕いで熊ノ台の山頂に立ちますね
mountrexさん、返事が遅くなってすいません。
あの山の上でお会いするなんて、本当に奇跡でしたね。
あの日の次の予定は果たせたとのこと、良かったです。
熊ノ台への再挑戦は、藪漕ぎとなりますか・・
私も、秋田のマイナーな山を登っていきたいと思っています。藪漕ぎは避けて
またお会いできる日を楽しみにしています
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する