白毛門から巻機山 この景色は麻薬かも？

2017年05月02日(火) 〜 2017年05月03日(水)

• GPS: --:--
• 距離: 23.0km
• 登り: 2,381m
• 下り: 2,320m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:32
• 休憩: 1:28
• 合計: 9:00

4:50 東黒沢
6:46 6:50 松ノ木沢の頭
7:54 8:26 白毛門
9:18 9:34 笠ヶ岳
10:38 11:01 朝日岳
11:18 ジャンクションピーク
12:27 12:40 大烏帽子山
13:50 檜倉山

2日目

• 山行: 6:14
• 休憩: 0:55
• 合計: 7:09

5:36 檜倉山
7:05 7:20 柄沢山
8:42 8:45 米子頭山
10:10 巻機山
10:15 10:45 御機屋（巻機山山頂の標）
12:13 12:20 5合目
12:45 ゴール地点

天候

一日目：晴れ(強風) 二日目：晴れ(やや高曇り)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

コース状況／危険箇所等

全般的にまだかなり多く雪は残っています。安定した雪も多くありますが、そこらじゅうクラックや雪庇の崩壊、ブロック雪崩を起こしています。見えないような小さなクラックにも要注意。ズボッと落ち、ザックが引っ掛かって止まり「ホッ」っていうのも。。焦らずじっくりルートを見定めましょう。
ジャンクションピークから巻機山の間は、雪から離れ藪の中を進まざるを得ないところがたくさんあります。ひとつひとつの距離は短く、深くても腰程度でした。

写真

おはようございます。
土合橋駐車場から。何度見ても、急だよなあ。。
気合いを入れてスタートします!!
が、橋を渡り登り始めて1分もしないうちに浮き石に乗ってコケそうになった 汗。

黙々と登るとイワウチワ♪
透き通るピンクの花弁が美しい!!

最初のビューポイント。谷川岳にガス。そう、今日は帽子が飛ばされるくらいの風が吹いてます…。ちょっと心配？いやいや、かなり心配です。。

東の尾根からお日様が。今日は気温も低めです。太陽さん、
北風さんがかけた雲を脱がせてあげて!!

檜のウロ。雪が出て来たので、ここでチェーンアイゼン装着!!

ビューポイント②
真っ青な空に映える白毛門。
雲無し♪

プロムナード!!
あれ!?雲流れて来てるよ。

ちょっとちょっと。谷川岳のガス、多くなってない!?

急登を頑張ると、

南には富士山が。
今日は冬のように空気がクリア!!

雲も絵になるよね!!
と先が心配な自分に言い聞かせ。でもでもやっぱり美しい!!

天神尾根の向こうにちっちゃく八ッと南アルプスも！

武尊さんもありがとう！

じじ様ばば様
この手前でアイゼンに換装。

上
倒れて来そう。

横
奥に武尊山、斜度max!!

下
こんなとこ下りたくない。

ヒヤヒヤしながら白毛門到着。
風ビウビウ。朝日にも雲かかってるし…

こちらにもまだ。

至仏&燧
朝日岳のガスの切れ待ちで大休止です。今日の道は先が見えないとコワイので。。

しばらくすると朝日さんが顔を出しました。出発です!!

笠への登り。
白毛門よりも急!? 気温が低いので雪が固く締まってピッケルが刺さらない。慎重に慎重に。

ガス、大丈夫そう。
山肌が白くなって、ちょっと冬化粧♪

笠ヶ岳到着。巻機方面はまだ雲かかってる。ここでもちょっと雲切れ待ち休憩。

だいぶ割れてる。朝日までは結構夏道出てた。

猫耳見えてきた!!
寒気が抜けてきたよ♪

樹氷
5月にもなって見られるなんて
(*^^*)

北の方面も雲が少なく。

樹氷に纏われた朝日岳山頂

谷川主脈、岩菅山も。

苗場山とその右に妙高・火打。
苗場の左奥にもしかしたら立山・剱？

越後三山。ちょこっと八海山、駒と中ノ岳はまだ雲の中。右に下津川山付近。
そして駒の左奥に見えるのは飯豊♪!?

平ヶ岳から景鶴山、燧、至仏。

日光白根、錫ヶ岳、武尊。
もうぐるッとぐるッと首が痛くなる(^o^;)

朝日岳を後にして、
来ました「難路道ナシ」のスタート地点に!!

七ツ小屋と黒い大源太山、その他たくさんの山々に囲まれて

いざ行かん!!

一気に下ります。
何日か前らしきトレース二人分。このあとずっとお世話になりました、感謝m(_ _)m

右にナルミズ沢。
滑ったら気持ちいいだろうなぁ♪

雪タップリ。

大烏帽子へ。巻機からも雲取れた!!
ああ、なんて幸せ(^o^)

大烏帽子到着。
バックのジャンクションピークがデカイ。。

檜倉山、柄沢山、そして巻機。まだまだゴールは遠いけど、この絶景は何者にも替えがたい。

次のピーク
ブロック崩壊？

こんな

その下はもっと雪崩てる。

なので稜線に。ちょっと藪。

緩やかに登り、

檜倉山到着。
なだらかな山頂は絶好の展望台!!

今日の予定は柄沢山付近まで。しかし、この展望は捨てがたいが時間も早い、先に進むか…

迷って迷って、今晩の宿はここに決定♪

独り占めの展望をゆっくりまったり。時間もユッタリと♪
さあ檜倉劇場夕方の回が始まりました!!

まず武尊山

至仏

越後駒、中ノ岳方面

お隣、柄沢山

朝日岳

苗場方面

大展望の一日目が終わります。
明日につづく。

おはようございます。
早速ですが、檜倉劇場第二幕朝の回が始まりました。

進む先、柄沢山、巻機。

苗場方面

谷川主脈。そして、

平ヶ岳と燧の真ん中から御来光!!

さあ、いよいよ今日は巻機へ!!
風も弱くいい日になりそ♪

まずは柄沢山。乗越まで下っての登り、長そ…

アルペンムード♪

雪のスジも山頂に向かう!?
まだ雪が締まってて歩きやすい♪

駒、中ノ岳も近づいて来た。
このあとちょっと藪をこぎ、

山頂の向こうに巻機現る。

柄沢山。
この登り、朝の元気なうちで良かった。

山頂の一部がこんな割れを。
ゆっくり休めないでしょ!?

柄沢山の先の平、振り返ってこんな展望♪

エガシラ山付近？から。巻機へは手前の米子頭山を越えなくては(>_<)

中ノ岳の右に見えるのは荒沢岳辺りなのかな!?

振り返って、ずいぶんと割れてます。すぐ脇を歩いて来たのにねえ 汗
でもそんなところばかりだったか 笑

ここまで来た。あと少し、巻機は目の前だ!!

最後の登りが始まった。

コメツガガデテキタ。

雪の白と空の青♪

コメツガの林は栂の頭かな？

最後の登りから振り返る。。
そしてついに、

ついに辿り着く。

平ヶ岳、手前は小沢岳？

至仏、武尊

妙高・火打、左奥に北アの朝日岳に始まり、雪倉、白馬三山、唐松、五竜…、大天井辺りまで見えてそう。

越後三山
八海山の奥に飯豊!!

最後に、辿った連なりと谷川岳。

山頂を振り返る。
下りはアッという間。

スライドしたソロの男子がスカイラインに小さく。
これから逆ルートを行くという。ガンバ!!
下津川までという人にも会いました。

天狗岩。
初めてここを登った昔を思い出します。11月頭、あの時も雪がありました。懐かしい。

大源太山
この角度からはまさにマッターホルン!!

五合目から振り返る。

もうすぐ桜平な付近、天狗岩と割引岳が。

桜平の満開の桜!!
三段紅葉ならぬ三段開花♪

しばし歩いて上田屋さんの、

名物「山菜だらけそば」
汗をかいた体には塩気と青ものが染みる♪

上田屋さんの店先から。奥にチラッと見えるのは清水峠？

バスと電車を乗り継ぎ土合に帰って来ました。
聳え立つ白毛門に「ただいま!!」
お疲れさまでした。

感想

nonsuke3

本格的に再開したこの冬からの雪山。そして20年間温めていた朝日岳から巻機山への国境稜線。ヤマレコという文明の利器の力を借りてついにここに実を結びました。
初日、朝の強風とガスに否応なく緊張を上乗せられるなか、癒してくれたイワウチワたち。急激に回復して行く天気に、そして360度の絶景に増していく高揚感は人生の五指に入る素晴らしいものでした。
美しい夕日と二日目の朝日に照らされる山々は、この世に代わりのものがない静寂の感動。
ただ、増していくはずだった、巻機で感じるはずだった感動は余りに小さく味気ないものでした。何故？
一日目が素晴らし過ぎたから？予定調和的終末だったから？他の理由？
この答えを見つけるには再び雪山に踏み入れなくてはダメ？更に強い麻薬が必要なのかも知れません。
答え、それはどこに？

コメント

sheva

おそらく
はじめまして
では無いと思いますが、コースタイム的に
たぶん巻機山頂でお話しさせて頂いた者だと思います
白毛門から来られて、これからバスで帰ると伺ったので

前日の景色すご過ぎです
上越国境って言うんですかね？ここ
縦走おめでとうございます

nonsuke3

Re: おそらく
おはようございます。コメントありがとうございます。
関東合宿とのこと。次は日光白根と言っていましたね。すでに昨日済ませましたか？それとも真っ最中でしょうか？
この合宿が良い山旅になることを祈念して。無理せず頑張って下さい!!

ゲスト

お疲れさまでした
夕方に檜倉山に到着した者です。
独り占めの山頂にお邪魔しました
夕日と朝日は感動でしたね。

それにしても速い！
上田屋さんにも寄ってバスに余裕で間に合うとは
自分は巻機山頂で11:30となりバスは断念、そこから先はさらにのんびりモードに切り替え、清水ではタクシーを呼びました。
それでも１泊でなんとか踏破できたので、翌日は尾瀬も歩いてきました。

トレースには随分助けて頂きました。ありがとうございました。

更に強い麻薬はこの先丹後〜平ヶ岳縦走でしょうか？

nonsuke3

Re: お疲れさまでした
こんにちは。コメントありがとうございます。
ホントお疲れさまでした。迷わすような足跡にしてしまったところもあったはずなので、ちょっと心配でしたf(^^;
早くても遅くても、楽しんだ上無事に下山できればそれが一番ですよね。
尾瀬にも行かれて大満足の三日間になったのではと(^^)
当初はユッタリモードの１日にするつもりでしたが、本文の通りどういうわけか巻機に近づくに連れトーンダウンしてしまって…
無理が祟って翌日はどっと疲れが出て体ガタガタでした(>_<)
今年は残雪が多いので、お互いもっとたくさん雪山を楽しみましょう!!