高島トレイル〜前編


- GPS
- 04:40
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 615m
- 下り
- 442m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
毎年恒例のGWテント泊
今年は大峰山系の釈迦ケ岳を予定していたが、直前になって
会社の先輩が現場を離れることが出来なくなり、敢え無く
中止となる。
ならば と、高島トレイルで行けていなかったルートを
今回、歩いてみることに。
翌朝、予定より早く目が覚めたので、余裕を持って出発の
準備。食料が若干少ないような気がしないでもないが、
うまく組み合わせれば、カロリーは確保出来るだろう。
マキノ駅までの電車移動の際には、ちらほら登山者を
見かける。テント泊装備の方も結構多い。
したがって、マキノ駅から国境へ向かう乗り合いバスは
大入満員の状態。
国境へ到着し、予め時計に取り込んでいたルートの
ナビゲートを起動し、早速、出発する。
前日の晩、慌てて重量の事をあまり考慮せずにパッキング
した為、担いでみて失敗したなと思ったが、もう後の祭り
だった。
登り始めのスキー場の登りはいつ登っても慣れない。
体が登山モードになっていない上、両肩にショルダー
が食い込んで、思っていた以上に苦痛...
喘ぎ喘ぎ稜線まで上がると、あとは小幅のアップダウン
を繰り返すかたちになる。
火照った体には、谷側から吹き上げる強い風が心地良い。
ただ、とにかく荷物が重いので、ところどころで小休憩
を挟むこととなり、遅々として進まない。
荷を降ろしては、担ぐを繰り返すので、段々腕まで疲れ
てくる。
めげそうになる気持ちを押さえ込み、ひたすら前に進む。
鉄塔をいくつ通過しただろうか、ようやく黒河峠を示す
道標が見えた。
もう、今日はこれ以上進めそうにない。
というより、一刻も早く、この肩を救ってやりたい。
黒河峠に到着するやいなや、テントの設営に取り掛かり、
テントを張るが早いか泥の様に眠る。
よっぽど疲れていたらしい。
しばらくして、テントの外で人の声がしたのに気が付き、
目が覚める。
後から来られた方が、これからテントを設営するらしい。
(黒河峠では私を含め3人が幕営)
時間を持て余していたので、少し早いが夕食の準備に
取り掛かる。
今晩の献立は、湯煎のハンバーグ2個とベーコンにα米。
氷代わりに持参したクーリッシュをブラックコーヒーに
注いで甘ったるいコーヒーに。
食後に森の静寂に耳を傾ける。
眠りたい時に眠り、食べたい時に食べる。
他に何が要るだろう?
食事を終えると段々日が陰りだしたので、テント内で
読書でもしようと、iPhoneでBGMをかけようとしたら、
持参していた予備のバッテリーがバッテリー切れの
状態である事にようやく気がつく...
そういえば、このところ充電した記憶もない...マジかよ...
こうなったら、いっそのこと静寂を楽しむしかない。
知らない間に眠りについていたらしく、20時過ぎに目を
覚まし、テントの外に出てみる。
満天とはいかないまでも、北斗七星もはっきりと見える。
月明かりの明るさでヘッドライトもいらないぐらい。
バッテリーが死にかけてるiPhoneのアプリで星座を探し
たりしているうちに、体が冷えてきたので、そそくさと
テントに戻り、シュラフに潜り込む。
何かに時間に追われることもない、至福の時間。
昼間の辛かった事をすっかり忘れ、ただひたすらにこの
静寂を楽しむ。
きっとこの時の寝顔は幸福感でいっぱいだったに違いない。
後半に続く
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