ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1126860
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ハイキング
丹沢

ヒカゲ舟〜ブドウ岩ノ頭/林道の草付急斜面をロープ頼りに恐怖の下降

2017年05月02日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
7.5km
登り
932m
下り
921m

コースタイム

出発7:40−原開戸橋7:45−尾根取付き8:00−650m圏休憩8:30〜8:50−1010m圏北尾根合流10:10−ヒカゲ舟頂上10:25〜11:10−菅野盛里林道11:20−岩戸ノ峰頂上12:30〜13:05−道志口峠(本坂峠)13:25−ブドウ岩ノ頭13:35−菅野盛里林道上14:15−下降終了休憩14:35〜15:00−911m峰15:15−キャンプ場16:05〜16:25−ゴール16:35
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山梨の県道35号で旧秋山村から新雛鶴トンネルを抜けて都留市に入る。リニア実験線の車両基地を過ぎ、朝日曽雌で左折し、大旅沢沿いに数百m進むと、やすら園キャンプ場がある。この先はダートの林道となって小さな空地が点在するので、適当に駐車。
コース状況/
危険箇所等
北西尾根からヒカゲ舟を通って岩戸ノ峰に登る。主稜線を西隣のブドウ岩ノ頭まで縦走してから、その北西尾根を降りて周回する。
登山道は主稜線にあるのみで、登降に使った北西尾根は共に踏跡程度。道標は皆無、赤テープもほとんど無い。
特に、ブドウ岩ノ頭の北西尾根は踏跡が不明瞭な中を下るので、地図読みとカンが必要。さらに、標高920m付近で尾根を寸断している菅野盛里林道に降りるには、20m程の草付の急斜面をロープ頼りに下るので、非常に怖かった。
やすら園。キャンプ場らしい。この先からダートの林道になる
2017年05月02日 07:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 7:43
やすら園。キャンプ場らしい。この先からダートの林道になる
少し戻り、原開戸橋を渡って右岸へ。畑越しに、ブドウ岩ノ頭と、下る予定の北西尾根が見える。奥は今倉山
2017年05月02日 07:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 7:49
少し戻り、原開戸橋を渡って右岸へ。畑越しに、ブドウ岩ノ頭と、下る予定の北西尾根が見える。奥は今倉山
畑の際に小さな赤い社があった。この右脇を登ってから、左に回り込んで尾根の末端に取付く
2017年05月02日 07:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 7:52
畑の際に小さな赤い社があった。この右脇を登ってから、左に回り込んで尾根の末端に取付く
イカリソウが咲いていた。野生を見るのは初めて
2017年05月02日 08:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 8:10
イカリソウが咲いていた。野生を見るのは初めて
こちらのイカリソウは色は薄いが、花数が多い
2017年05月02日 08:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 8:15
こちらのイカリソウは色は薄いが、花数が多い
標高650m圏で尾根は一旦平坦になり、リニア実験線が見えた。この右手に車両基地がある
2017年05月02日 08:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 8:27
標高650m圏で尾根は一旦平坦になり、リニア実験線が見えた。この右手に車両基地がある
踏跡は明瞭だが、一部薄くなって藪っぽくなる。藪漕ぎと言う程ではないが
2017年05月02日 09:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 9:03
踏跡は明瞭だが、一部薄くなって藪っぽくなる。藪漕ぎと言う程ではないが
岩塊が現れたが、左側を案単に巻ける
2017年05月02日 09:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 9:27
岩塊が現れたが、左側を案単に巻ける
鹿が駆け下りた踏跡は削られるので道が分かりやすい
2017年05月02日 09:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 9:32
鹿が駆け下りた踏跡は削られるので道が分かりやすい
新緑が美しい
2017年05月02日 09:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 9:50
新緑が美しい
2年前の6月に登った北尾根との合流点。車両基地近くから登ったが、途中、土混じりで10m程の岩場を越すのに緊張した
2017年05月02日 10:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 10:09
2年前の6月に登った北尾根との合流点。車両基地近くから登ったが、途中、土混じりで10m程の岩場を越すのに緊張した
ヒカゲ舟の頂上に着いた。手書きの山名板が木に括りつけられていた。なんで「ヤマレコ」なの?
2017年05月02日 10:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 10:24
ヒカゲ舟の頂上に着いた。手書きの山名板が木に括りつけられていた。なんで「ヤマレコ」なの?
ヒカゲ舟なのに、日当たりが良い平らな頂だ。のどかな雰囲気に、早いけど思わず1回目のコーヒーブレイク
2017年05月02日 11:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:08
ヒカゲ舟なのに、日当たりが良い平らな頂だ。のどかな雰囲気に、早いけど思わず1回目のコーヒーブレイク
先月、家内と登った高尾山は菫の宝庫だが、この山もあちこちに菫が咲いていた
2017年05月02日 11:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:11
先月、家内と登った高尾山は菫の宝庫だが、この山もあちこちに菫が咲いていた
頂上から緩やかに下ると、直ぐに尾根が菅野盛里林道で寸断されている
2017年05月02日 11:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:13
頂上から緩やかに下ると、直ぐに尾根が菅野盛里林道で寸断されている
西側の急斜面を降りて林道に立つ。見事なまでに尾根が切り取られている
2017年05月02日 11:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:17
西側の急斜面を降りて林道に立つ。見事なまでに尾根が切り取られている
西に回り込むと、法面に隠れるような階段があった。2年前はこれを見つけられず、上の尾根に乗れないので主稜線まで登るのを諦めた
2017年05月02日 11:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:18
西に回り込むと、法面に隠れるような階段があった。2年前はこれを見つけられず、上の尾根に乗れないので主稜線まで登るのを諦めた
あまり手入れされていないようで、上部の階段の横木は腐りかけているし、藪が生い茂っている
2017年05月02日 11:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:21
あまり手入れされていないようで、上部の階段の横木は腐りかけているし、藪が生い茂っている
尾根の上に乗れた。法面の上に立つと今倉山が良く見える。手前は降りる予定の尾根。林道の続きがこの尾根を寸断しているが・・・
2017年05月02日 11:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 11:26
尾根の上に乗れた。法面の上に立つと今倉山が良く見える。手前は降りる予定の尾根。林道の続きがこの尾根を寸断しているが・・・
明るい尾根筋を登る
2017年05月02日 12:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 12:05
明るい尾根筋を登る
まだ山桜が咲いていた
2017年05月02日 12:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 12:16
まだ山桜が咲いていた
岩戸ノ峰に着いた。山名板の隅に「ヒッチ」と書いてある。1月に登った霜山でも同じ「ヒッチ」を見かけたが、何かしら?
2017年05月02日 12:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 12:28
岩戸ノ峰に着いた。山名板の隅に「ヒッチ」と書いてある。1月に登った霜山でも同じ「ヒッチ」を見かけたが、何かしら?
登ってきた北西尾根の出口には、縦走路から入り込まないように、踏跡の上に枝を横たえてあった
2017年05月02日 13:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:05
登ってきた北西尾根の出口には、縦走路から入り込まないように、踏跡の上に枝を横たえてあった
主稜線には縦走路が通っている。岩戸ノ峰から急下降して、西隣のブドウ岩ノ頭までこの道を辿る
2017年05月02日 13:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:11
主稜線には縦走路が通っている。岩戸ノ峰から急下降して、西隣のブドウ岩ノ頭までこの道を辿る
縦走路は良く踏まれた立派な登山道だ
2017年05月02日 13:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:18
縦走路は良く踏まれた立派な登山道だ
道標も整備されている
2017年05月02日 13:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:23
道標も整備されている
ブドウ岩ノ頭に着いた。縦走路はここで直角に折れ曲がるが、この峰は単なる一通過点と言った感じ
2017年05月02日 13:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:35
ブドウ岩ノ頭に着いた。縦走路はここで直角に折れ曲がるが、この峰は単なる一通過点と言った感じ
先ほどの道標の裏手から北西尾根に入る。踏跡は微かだ
2017年05月02日 13:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:38
先ほどの道標の裏手から北西尾根に入る。踏跡は微かだ
灌木が伐採されているので助かる。ただ、切った枝をどけてあれば良いのだが、踏跡上に放置されているのはむしろ障害物
2017年05月02日 13:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 13:43
灌木が伐採されているので助かる。ただ、切った枝をどけてあれば良いのだが、踏跡上に放置されているのはむしろ障害物
このような尾根が続くなら歩き易いのだが・・・
2017年05月02日 14:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:02
このような尾根が続くなら歩き易いのだが・・・
伐採した小枝が邪魔している方が多い。そろそろ林道に出るはずだ
2017年05月02日 14:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:09
伐採した小枝が邪魔している方が多い。そろそろ林道に出るはずだ
林道の上に出た。随分下を通っている。さて、どこを降りるのだろう?
2017年05月02日 14:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:15
林道の上に出た。随分下を通っている。さて、どこを降りるのだろう?
林道の法面の上から、先ほど登ったヒカゲ舟が良く見えた。頂上の直ぐ右側にギャップのような窓が開いている。林道の通過地点だ
2017年05月02日 14:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:16
林道の法面の上から、先ほど登ったヒカゲ舟が良く見えた。頂上の直ぐ右側にギャップのような窓が開いている。林道の通過地点だ
林道への降り口を探す。西側の法面の上には、この先危険!を意味するのかトラロープが張られているが、倒木が引っかかっている
2017年05月02日 14:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:24
林道への降り口を探す。西側の法面の上には、この先危険!を意味するのかトラロープが張られているが、倒木が引っかかっている
先ほどのトラロープの北端に、木に縛られた黒いロープが1本垂れ下がっている。え〜、ここを降りるの〜
2017年05月02日 14:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:28
先ほどのトラロープの北端に、木に縛られた黒いロープが1本垂れ下がっている。え〜、ここを降りるの〜
仕方ない、ここをロープ頼りに降りる。降り切ってから振り仰ぐと、高度差20m程はあるだろうか。怖かった〜
2017年05月02日 14:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:34
仕方ない、ここをロープ頼りに降りる。降り切ってから振り仰ぐと、高度差20m程はあるだろうか。怖かった〜
前の写真の上部をアップ。斜めに降りてくるが、足場が悪い上、ロープは途中で固定されていないので、足が滑ったら振られるだろう
2017年05月02日 14:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 14:34
前の写真の上部をアップ。斜めに降りてくるが、足場が悪い上、ロープは途中で固定されていないので、足が滑ったら振られるだろう
傾斜は尾根の突端部の方がまだしも緩い。それなのに、コンクリート法面手前の急な草付を下りたことになる
2017年05月02日 15:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 15:00
傾斜は尾根の突端部の方がまだしも緩い。それなのに、コンクリート法面手前の急な草付を下りたことになる
林道から尾根の下部に入った。相変わらず小枝が邪魔な微かな踏跡を下る
2017年05月02日 15:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 15:00
林道から尾根の下部に入った。相変わらず小枝が邪魔な微かな踏跡を下る
911m峰に着いた。平凡な小さなコブだ
2017年05月02日 15:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 15:17
911m峰に着いた。平凡な小さなコブだ
明るい灌木帯を降りる
2017年05月02日 15:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 15:44
明るい灌木帯を降りる
針葉樹林帯は下草が無くて歩き易いが、急降下が続く
2017年05月02日 15:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 15:54
針葉樹林帯は下草が無くて歩き易いが、急降下が続く
尾根を降り切ると、キャンプ場の一角に降り立った。でも、廃車や朽ちかけた建屋ばかりで、今でも使われているのかしら
2017年05月02日 16:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 16:01
尾根を降り切ると、キャンプ場の一角に降り立った。でも、廃車や朽ちかけた建屋ばかりで、今でも使われているのかしら
ゴーストタウンのようなキャンプ場だ
2017年05月02日 16:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 16:04
ゴーストタウンのようなキャンプ場だ
キャンプ場入り口近くに、新しい建屋が2軒ほどあったが、何かしら?
2017年05月02日 16:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 16:04
キャンプ場入り口近くに、新しい建屋が2軒ほどあったが、何かしら?
ここから林道を500m程進むと、道路上を川の水が流れていた。靴が潜る程ではない。ゴールまであと少し
2017年05月02日 16:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/2 16:34
ここから林道を500m程進むと、道路上を川の水が流れていた。靴が潜る程ではない。ゴールまであと少し
撮影機器:

感想

道志山塊の赤鞍ヶ岳から雛鶴峠に北上する主稜線上に、「日向舟」と言う変わった名前の小さな峰がある。さらにその西側、大旅川を隔てて「ヒカゲ舟」がある。日向と日影の舟が直ぐ近くにあるとは面白い取合わせだ。両者を対にして周回しよう、ということで2年前の6月に出かけた。

前者には登山道が通っているが、後者には無い。そこで、地形図を見て、ヒカゲ舟からリニア実験線車両基地に伸びている北尾根なら登れると判断、まず、これを辿ってヒカゲ舟に登った。さらに、ここから尾根を詰めて主稜線上の岩戸ノ峰まで登り、赤鞍ヶ岳経由で日向舟に向かう予定であった。

ところがヒカゲ舟の頂上の直ぐ先で、尾根が菅野盛里林道で寸断されている。一度林道に降りて、尾根の続きに登り直そうとしたが、林道の縁はコンクリートの法面で覆われていて取付きようがない。
林道の西側を覗いたが、登れそうな場所は見つからなかった(少し先の法面の陰に階段が隠れていたが、全く気が付かなかった)。日向舟は東方向にあるので、登れそうな斜面を探しながら林道を東側に歩いていった。しかし10mから30m程の法面が延々と続いて手の出しようがない。
大きく回り込んで次の派生尾根まで来て法面が無くなり、やっと登れそうな斜面が見つかった。でも、林道歩きに嫌気が差してすっかり登行意欲が無くなり、岩戸ノ峰から赤鞍ヶ岳に回ることは諦めた。

でも、ヒカゲ舟だけでは片手落ちになる。少なくとも日向舟にも登ろう!そこで、適当な支尾根を突き上げて、雛鶴峠に続く主稜線に登ってから日向舟に回った。
下りも適当な支尾根を降り、一応、日向と日影の両方の舟を回ることは出来た。でも、不完全燃焼の気分は否めなかった。

その後、バリエーション・ハイキングとして、この山域が紹介された中に、ヒカゲ舟の北西尾根が案内されていた。そこには、菅野盛里林道に出たら西側に回り込めば、法面に階段が付いている、と案内されていた。2年前には西側も覗いたが、全く気が付かなかった。
それならばリベンジだ!
と言うことで、今回の山行になった。

順調にヒカゲ舟に登り、その先で菅野盛里林道に降り立った。西側に回り込むと、案内通りに階段があり、これを登って再び尾根の上に出た。な〜んだ、2年前にこれが見つかったら、予定通り、岩戸ノ峰から赤鞍ヶ岳を通って日向舟に周回できたのに!

日向舟には2年前に登ったので、今回は岩戸ノ峰から縦走路をむしろ西に進み、隣のブドウ岩ノ頭からその北西尾根を降りることにした。この方が未知の尾根なので面白そうだ。

順調に降りてくると、この尾根も先ほど越えた菅野盛里林道の続きで寸断されていた。その法面の上まで来て、さあ、どこを降りるか右往左往。
見つけたのは、西側の急な草付に黒いロープが1本ぶら下がっているだけ。階段は無い。林道まで20m程の高さがあるだろう。え〜、ここを降りるの? でも、他に降りられそうな場所は無い。

ロープは降り口の木に縛り付けられているだけで、途中はどこにも固定されていない。そのまま真っすぐ降りると、7, 8m程のコンクリートで固められた法面の上に出て、これを降りなければならない。
結局、金網が張られた草付を下に向かって右方向に斜めに降りていけば、最後まで草付の下降で済む。

それにしても怖かった。急な草付には足場が無い。覆っている金網の目につま先を引っかけるか、疎らに植えられている細木の根元に足をかける程度。足が滑ったら、確実に振られるだろう。
しかも、ロープにはコブ目が付けられていないので、しっかり握らないと滑ってしまう。握力の無さを痛感。
何とか無事に降り切って心底ホッとした。それにしても、よくこれで今まで何の事故も無く済んでいるものだ!

ロープの下で一休みしていたら、山仕事の車が通りかかった。どこから降りてきたのか尋ねられたので、この斜面をロープ頼りに降りてきた、と答えたら、呆れた顔をしていた。

その先、911m峰からの下りで、一部ルート探索に緊張したが、順調に下って無事に周回を完了した。

それにしても、菅野盛里林道は鬼門である。
前回はヒカゲ舟の先で、この林道の法面を登るルートが分からず、主稜線までの登高を断念した。
今回は、ブドウ岩ノ頭から北東尾根を降りてきたが、またまた、この林道に行く手を阻まれた。急な草付は登るにも困難であるのに、ここを下るとなると、困難度は倍増し、むしろ危険の範疇に入るのではないか。
従って、このブドウ岩ノ頭の北西尾根を下降することはお勧め出来ません。

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