祖母山 〜厳しい霧中山行と美しき川上渓谷〜
- GPS
- 08:04
- 距離
- 10.5km
- 上り
- 1,337m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
- 山行
- 7:25
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 8:04
天候 | ガス⇔小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尾平(500円)…ポストに入れる 少し歩いた先にトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆宮原コース 障子岩尾根と合流してからの尾根は細い箇所あり。南側の崖に落ちたら助からないだろう。 ◆山頂周辺 分岐が多い。看板をよく見て進むべし。 山頂から天狗岩方面に向かうとすぐに急斜面の岩場がある。滑落に注意。その先はハシゴ、ロープなどが連続する難所。浮石も多いので頭上に注意。混んでいるときはヘルメットが有効。 ◆黒金尾根コース 川上渓谷では渡渉あり。増水時はどうなるか… |
写真
感想
祖母山には申し訳ないが、その存在を知ったのは日本百名山完登を意識するようになってからだ。山名にも派手な感じはなく、登山口も観光客が訪れることのなさそうな影の薄い山、そんな印象だった。
だが、調べるとなかなか奥が深い。祀られている豊玉姫が神武天皇のお婆さんということから『祖母山』と名付けられたあたりは名付け親のセンスが光る。
かのウォルター・ウェストンが褒めたという山頂からの展望を楽しみにしていたが、結果、登山口から山頂、そして下山まで晴れることはなく、小雨と霧に悩まされた。
宮原コースの途中でレインウェアを着る。それは我慢できるが、一眼レフにレジ袋を被せるのは悲しいものだ。これを見たらCanonの開発者は泣くだろう。
Q合目小屋周辺のぬかるんだ斜面で足を滑らせながら、正午前に祖母山の頂に立つ。たくさんの登山ルートがあるので、ここまでの静けさはどこへやら、レインウェアを着込んだ多数の登山者がガスに覆われた山頂をそれぞれ楽しんでいる。悪天候でも山を楽しめるのは才能だと思う。
山頂から天狗の分れまでは難所が多く、雨で濡れた巨岩を下るのは大変だ。ロープ、ハシゴ、クサリ、浮石の連続。決して甘くない山であることを理解し、怪我しないように慎重に下る。
天狗の分れで尾平へ。ずっと下ると、美しい川上渓谷が迎えてくれる。澄んだ水と新緑が素晴らしい。覚えたてのスローシャッターで何枚も撮影した。小雨なので渡渉にも苦労することなく、マイナスイオンを吸い込みながら無事に下山。
やはり山頂からの景色を楽しめなかったのが心残りだ。また登る機会があれば、青空の広がる山頂で珈琲を楽しみたい。
コメント
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おつかれさまでした。
あいぼうのあいちゃんとの別れがきついので、つぎはなまえをつけるのはやめようと思います。
祖母山、次は景色が見たいですね。
九州の山、気に入りました。
あいちゃんは今日も明日も誰かの助けになっているはず。悲しむことはありませんよ。
来年のGWは阿蘇山に登れるといいですね。
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