横尾尾根ー南岳西尾根下山


コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:00
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:30
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:30
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
天候 | 曇、雪、晴、強風停滞、晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
横尾尾根P4-横尾の歯のリッジ、南岳西尾根上部のリッジ。ともに雪が柔らかくナイフリッジの通過が危険 |
写真
装備
個人装備 |
テムレスLL
ラッセルリング
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共同装備 |
9mm45M
ガス缶大1中1(実消費大1)
|
感想
横尾尾根は登山体系上’初心者中級’とされているが。このGWの雪質では、なかなかシビアなルートでありました。
4/29(土) 松本−上高地−横尾ーP3ルンゼーP4前(幕)
新宿―松本の高速バス最終で入ったので、寝不足至極。電車・バスの乗り継ぎでいつも通りに上高地へ。GW初日でまだ人は少ない。横尾大橋を渡ってはたと思いつく。ひょっとしたらこの橋を歩くのは、高校1年生の夏合宿以来30年ぶりなのか??。そーいえば北アはしょっちゅう来ているのに、涸沢も高校以来かも。バリエーションやっているとありがちなデジャヴュ。
さて、取りつきルンゼの同定が肝要。1,2と数えて末広がりの地形を確認すれば、P3ルンゼは割と確実。遠目にルンゼ終点・コルから空が切れて見える。
ルンゼの出だしは思いの他傾斜が緩く、雪もかたい。それでも上がるにつれ厳しくなる。
コルから次のピークが思いの他急傾斜。木登りなのでハーネスをつけずに取りついてしまったが、足場が悪い。応急的にロープを体に直結びするなんて麻ザイル時代のスタイルですすむが、スリングも出していないので中間支点がとれない。要らぬ緊張と労力を投下してP3を越える。平坦地を見つけて、早々に幕。設営中に雷がなり、小雪降り出すが、ぬれずに済んだ。
4/29 曇 6:50上高地発 9:20-9:40横尾 10:30 3ルンぜ取付 12:40ルンゼ上(コル) 14:00 P4手前(2250m)幕営
4/30(日)P4手前ー横尾の歯ー天狗のコル(幕)
いい天気。昨夜の雪はさほど積もらなかった。とはいえ、雪はまもなく腐り始める。リッジの上下を繰り返すが、足が埋まってもなお足元が崩れるので、不安定この上ない。残置ロープも所々見えるが、ブッシュや雪が不安定で使いづらい。おのずとリッジ通しで行くと、どうしても確保が不安定でピッチも半端になる。
横尾の歯で私がリードしたが。巨岩を巻くのに足元が見えない・腐った残置ロープは頼りなくちぎれる。巻き終わりがまたいやらしく、クライムダウンでリッジに取りつく羽目に。リッジの雪は見るからに不安定で。右に槍沢・左に本谷、崩れたらどっちにも底まで落ちそう。一歩踏み込み、対面まで一跳びしてバイルを突き刺す。振り向くと巻いた巨岩がほんの2m先。この距離で倍以上の緊張があった。 見えていた残置ハーケンは、4枚もあるのにすべて腐っており片手で抜ける始末。仕方なく2枚づつ重ね打ちして確保する。
そんなこんなで横尾の歯通過はそれなりに厳しく楽しく。天狗コルに着いたころはダンゴ処理もあって疲れ果てていた。
計画では槍の小屋でビールは魅力だが。主稜線から小屋までさらに3時間? げんなりして地図を見ると、南岳西尾根が夏道(南岳新道)があるのを気づく。「夏道あるなら下れるだろう」なんて会話から、今日はせめて主稜線・南岳避難小屋を目標とする。CLは「ぢゃぁさっさと行くよ」とばかりザックを背負い歩き始めるが。3歩も行かずアイゼンダンゴが着く。はたと止まり「ここに泊っちゃおうか」とはCLのご慧眼!あと3時間ダンゴラッセルするより、泊って朝早起きして雪が固いうちに歩くのが戦略的には正解。
そうとなると天狗コルは楽園な幕地。平坦で風もなく、早速に外宴会。右に槍、左に北穂は、ここでしか見られない最高の光景。つまみが尽きて居眠りこくまで遊ぶ。
4/30 晴れ 2:50起床 4:50発 10:00横尾の歯終了 13:30テングのコル(2600m)幕営
5/1(月)天狗コルー主稜線・南岳冬季小屋
主稜線までひたすらの上り。朝早い分ダンゴにはならなくても、やはり膝下まで潜る。リッジはないが、ガスで視界不良・そのうち平らになり方向も不明瞭。ほのかな岩陰・雪庇の影が急に目の前に見えて距離感まで狂う。と、いつの間にか主稜線に飛び出す。縦走のトレースがあり休心。視界は改善したが、広い稜線では雪庇回避・小屋見落としに気を使う。
冬季小屋に入ると先客3名。しばらく土間に座って様子を見るが。寒くてフライをかぶり中で火を焚く。ヤマテンで前線通過と聞き、停滞を決定。テントを立てて、酒もつまみも飯も無いが、とりあえず寝る。
結局この一泊は夜餅(ラーメン用の薄いの)とスープ、朝はフリーズドライ雑炊を各自5匙づつと停滞料理。食べ物がないと茶も飲まない。それでも寝るだけだと何とかなるもので。ガスも余った。
5/1 3:15起床 5:10発 6:50主稜線 7:30南岳冬季小屋(停滞)
5/2(火)冬季小屋ー南岳西尾根ー槍平・進穂高
ドキドキで小屋の戸を開けると、晴天の青空!停滞した甲斐があった。先客関西3人Pと合同で西尾根を下る。
西尾根は登山体系のバリエーションルートであるが故に、稜線通しはそれなりのリッジ。柔く崩れやすい雪質でのリッジの下りはなかなかの緊張。そのうち岩が出そうなので、北面の沢下降を決める。デブリもあるが、なんとかもちそうな雪質。早々に駆け下る。新穂高で湯と飯、平湯乗り換えで松本にバスで帰る。
5/2 4:00起床 5:30発 7:40槍平 11:20新穂高温泉
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