大峯 3座3平改め2座2平
- GPS
- 11:46
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,471m
コースタイム
- 山行
- 10:17
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:43
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大塔町の夢の湯の手前を左に。(湯ノ又まで50分くらいかかります) 林道は野生の王国なので、夜間走行は注意!(今回出会った動物:鹿×2、テン、狸、野兎) 林道に入ってからは落石が多く、パンクの恐れがあるので気を付けてください。 帰りはナビを無視して168号線→24号線→309号線で。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
湯ノ又ー七面尾:湯ノ又からの取り付き個所がほとんどありません。斜面に礫がたくさんあるため無理に取り付こうとすると道路に落石をおとすことになりかねません。 稜線は分かりやすく道に迷うことはないと思いますが、それでもコンパスは必須です。 七面尾ー七面山:七面尾の鞍部(登山道との合流地点)まではテープ等なし。コンパスで方角を確かめながら歩かないと稜線を間違う可能性があります。 小さなアップダウンが激しいため、トラバースしながら歩くといいです。 七面山ー奥駈道:看板には10分などとたわごとが書かれていますが…基本歩きやすい笹原ですが、方角を間違えないように。 奥駈道:五鈷嶺付近の崩落に注意。 トップリ尾:急な下りが続きます。1042地点から湯ノ又への下りはかなり厳しいです。もちろん道はないので、野生のカンが頼りです。 |
その他周辺情報 | 国道168号線に温泉(夢の湯)があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
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感想
今回のコースは1年半前から計画していました。
一昨年行けなかった明星ヶ岳までの未踏区間とアケボノ平をいっぺんに歩くコースです。
1人で歩くならもっといろんなことを盛り込みたいので(子連れでは絶対来れないですからね)前から気になっていた七面尾とトップリ尾を歩くコースも取り込んでみました。
どうせなら近畿トップ3にも行って、さらにどうせなら神仙平にも!と考え計画してみましたが、さすがに神仙平は難しいか?と思い、めっちゃ元気で時間があるなら、と条件を付けてみました。
天気は申し分ない予報ですが、体調はちょっと不安。
金曜日にいつも8時くらいに寝てくれる子供たちですが、夕方から昼寝してしまった弟君が9時に起きるという悪条件で、断続的に2時間ほどねただけ。(弟君に3回ほど起こされました)
まずは七面尾に向かう稜線の取り付きですが、道路をつけるために崖状にえぐれているため、なかなかいい場所がありません。
探しながら少しずつ下り、取り付けそうな個所を見つけたので登ってみました。
(私は適当に斜面を登りましたが、数百メートル戻るとちょっとした階段状の取り付きがありました。山仕事の方用かな?)
取り付きからすぐがかなりの急斜面で、更に大小の礫が多数あり、落石を発生させる危険があるので注意しながら登りました。(落とすと間違いなく車道まで落ちます)
ある程度登ると斜面も落ち着き、歩きやすい稜線となります。
七面尾までは問題のない稜線歩きです。
途中で左膝上内側の筋肉に痛みがでたため、ロキソニンハップを貼りました。
もしや肉離れ!?と思い、様子を見ながらあまり負荷をかけないように気をつけました。
元々右膝の靭帯も今年の2月ごろから痛めているので、両足ともに問題を抱えてしまうことになってしまいました。
この時点で神仙平はもちろん無理、更に奥駈道もどうしようか?と悩むようになります。
七面尾は思いのほか小ピークがあり、上り下りを繰り返します。
何度か左足の痛みで止まってはマッサージを繰り返しながら進みます。
もしやこれって筋肉が攣ってる状態?と気づき、これは寝不足とミネラル不足が原因かな?と考えました。
しかしミネラル飴は1つしかない!途中コンビニで買うのを忘れてました…
それでもなんとか憧れのアケボノ平へ。
雲一つない青空のアケボノ平、ほんとに素晴らしい場所でした。
なんとか奥駈道に出ますが、やはり寝不足とミネラル不足のせいか、体がだるくペースが上がりません。
計画表より55分前に出発していますが、それでも同じくらいの時間になってしまったので、弥山もパスすることを決定。
このあたりの奥駈道ではau圏内なので家族に状況をメールし、休みながら少しずつ進みます。
舟ノ垰で男女2人の方と出会い、お互いの歩いてきたコースをお話させていただいたて出発しようとしたとき、女性の方から呼び止められ、「もしかしてこれですか?」とザックから出してこられたのがひこにゃん。
以前釈迦ヶ岳でDさんに出会ってもらったとのことでした。
このあとこのお2人とは何度も出会いました。(お2人は地下足袋で歩いておられました)
無事、奥駈道の未踏区間も踏破し、明星ヶ岳へ。
明星ヶ岳でまた舟ノ垰で出会ったお2人に再会し、かなり長い間お話させていただきました。
男性の方は以前山仕事をされてたとのことで、地下足袋の方が歩きやすいとのこと。
いろんなバリエーションルートを歩いておられるとのことで、このあたりの山のことを地図を見ながら教えていただきました。
教えていただいたルートもまた歩いてみたいと思います!
少し元気になったので、ひとっ走り八経ヶ岳へピストンしてからトップリ尾へ向かいます。
トップリ尾は思っていたより急斜面でしたが、それほど歩きにくくはありませんでした。
最後、標高1042ポイント付近から左側の斜面を湯ノ又へ下ります。
気分的にはあとちょっと!って感じで下り始めたのですが、ここが思ってた以上に大変でした…もう写真も撮る元気がないくらい。
最初、尾根を下っていたのですが、尾根が急に落ち込んでいるので谷側に下りるしかなくなり、一度下りると登り返すのが大変なので、結局谷を下ったのですが(顔や頭も洗えますし)、ここが倒木だらけ。
イメージで言うと、もうあとちょっと!ってところでハードル百個ならべられたところを進む感じです。
途中、何度も「もう遭難や!遭難でええわ!」って思うくらい大変でしたが、そんなことなったらもう二度と嫁さんに山行きを許してもらえへんから頑張りましたよ。
ここはwingletさんのレコで知ったのですが、wingletさん、こんなとこよく下りますね…超人ですわ。
気分的にはもう下りでは利用したくない場所でした(-_-;)
(途中で出会った男性の方も、下りでは利用したことないとおっしゃっておられました)
林道の橋が見えたときはほんとに安心しました。
最後にもう一度途中出会ったお2人に再会し、お別れのご挨拶をすることができました。
今回、思いのほか大変な山行きとなりましたが、絶好の天気に2座(八経ヶ岳、明星ヶ岳)と2平(アケボノ平、トップリ平)へ行くことができて満足です。
北奥駈道の未踏区間はあと吉野山から五番関。
あまり気乗りのしない道程ですが、なるべく早めに踏破したいですね。
コメント
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アケボノ平と大峰を繋ぐコースは念願でしたね。両方ともできるとはよかったですね。私にはおよそ出来ないことですが・・
また冒険の旅楽しみにしています。
naoandmiさん、こんばんは。
やっと念願かなってアケボノ平に行くことができました
ほんとにいいところですねぇ
天気も良かったので、なおよさが引き立ちました。
残りの神仙平はまたの機会に行くことにします!
どこを回るのかまた思案しなければ
Hacchyさん、おはようございます!
私には到底不可能な周回ルート...ご苦労さまでした
wingletさんといい、akirasさんといい、Hacchyさんといい...
こんな超人達と自分が知り合いだということが信じられないです
私はまぼろしを見ているのでしょうか?
yamaotocoさん、こんばんは。
なかなかソロで行けないと暇さえあれば地図とにらめっこ…になってしまいます。
で、地図を見ながら行けそうなところをどんどん足していってしまうので、知らない間に長距離になってたりするんですよね
あとは自分の体力でどこまで行けるかを計算するだけです。
今回再認識しましたけど、wingletさん、akirasさんはほんとに超人やと思います
こんにちは。
何度かお会いしておしゃべりした女性です。
あっ、できたら写真の「ご年輩の」は削除してください。(笑)
すごい長コースを歩かれていて驚きました。
一緒にいたYさんは、山から尾根や気持ちよさそうな場所を見つけると、そこを歩きに行くという方です。ネットなどで検索するわけじゃないんです。
明星ヶ岳でHacchyさんと別れてから、二人でHacchyさんはどんな人なんだろうねという話になりました。
Yさんが言うには、「多分奥さんは山をやらない人で、でも子供と山に行きたいから一人で二人の子を連れて登るんだろう。」等々推測していました。
私たちもトップリ尾を見て、どこかを歩いているんだろうなと話しました。
それにしてもひこにゃん効果はすごいですね!
mayutsuboさん、こんばんは。
その節は大変お世話になりました
明星ヶ岳でいただいたタブレットと漢方のおかげか、その後かなり回復できていたので八経ヶ岳へ行くことができました (ご年配は大変失礼しました )
mayutsuboさんはいろんなところへ行かれているんですね
私は普段子連れですので(状況はYさんのご想像でほぼ間違いなしです)大阪近郊の山しか行けないことが多いですが、またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
ひこにゃんがあるだけで「仲間」って感じがして、一気に親近感が湧くのは不思議ですね。
機会があればぜひ「山で逢えたら」にもご参加くださいね
よくぞご無事で〜〜〜(笑)Hacchyさん。
北奥駆道の届きにくい部分をあら〜〜〜っ!というコースで・・・
距離も高低差も・・すごすぎ!!
寝不足の中で・・足・・攣りそうで攣らなくて良かったですねぇ!!
その強靱な体力・心肺機能は持って生まれたものなんでしょうか?
鍛錬しても・・私には別世界でございます(ё_ё)
Yanyan7さん、こんばんは。
足が攣りそうで攣らない…わけではなく、がっつり攣ってました
ただ、普段足が攣るのはいわゆる「こむら返り」か足の指が攣るくらいですが、今回人生で初めてモモの筋肉が攣ったので、何が起きたのかわかりませんでした
最初は左腿の内側、そのうち両腿の裏側、更に定番の足の指…と次々に攣っていき、どないしたらええねん!って感じでしたよ
やっぱり夏場はミネラル系の飴なんかを持っとかなあきませんね
特に体力に自信があるわけではないですが、子供のときは踏み台昇降運動は常に満点でしたよ
肺活量は今年の3月の計測時、ついに5000切ってしまったのでもうあきません。
Hacchyさん こんにちわ
まる一日違いで私もアケボノ平でした。ディープブルーと新緑を前に私も もう帰りたくない〜 でしたよ 。
足が不調のなかでも筋肉とうまくお付き合いでさすがにHacchyさんですね。私も今度はトップリ平〜中尾を狙ってみたいと思っていたので湯ノ又からP1251の七面尾まで特に危険がないならいつかトライしてみたいです。Hacchyさんの神仙平レコが楽しみですね。おつかれさまでした
cicsさん、こんばんは。
一日違いでしたが両日ともほんとにいいお天気で最高のアケボノ平を楽しむことができましたね
私はアケボノ平を満喫しすぎて1人で奇声をあげてましたよ
湯ノ又から七面尾のコース、取り付き以外はほぼ問題ないと思います。
多分山仕事の方がかなり入られてるんじゃないかと。
ブッシュ等もまったくありませんでしたから
ただ、七面尾の小ピーク後の下り(写真15にコメント追加)が間違いやすいと感じました。
登りの稜線は間違うことはほぼないですが、ピーク後の下りは稜線が分かれていると間違いやすいですよね。
ほぼテープもなかったので、コンパスがあれば安心です
Hacchyさん こんばんは。
湯ノ又からいきなりのバリ尾根の直登!凄すぎです
だるい林道歩きをしたくない?
私も考えましたが止めました。
憧れのアケボノ平から大峯の主峰を眺めるのは最高ですね。
体調が100%だったら3座3平もGETできましたね!
トップリ尾から湯ノ又への降下ポイントですが、ログをみると約50m
行き過ぎてるようです。
体調不良の中、ロング周回コースの踏破、お疲れさまでした。
どこかのバリルート、ご一緒できたらと思います。
wingletさん、こんばんは。
アケボノ平と未踏の奥駈道を歩くコースを考えていたときにwingletさんのトップリ尾を下るレコを拝見して、「ここを登ったらいい感じで一周できそうやん 」って思ったのが今回のコースを歩くきっかけでした。
最初はどんなとこかビビってましたが、普通に整備された山だったので拍子抜けしましたよ
今回は天気最高!体調最悪…って感じの山行きとなってしまいました
トップリ尾から湯ノ又への下り、少し手前の尾根を下りようかどうしようか迷ったのですが、ちょっと進んで例の谷へ迷い込んでしまいました。
谷筋の下りはかなりのアドベンチャーでしたが
どこかのバリルート、ぜひご一緒してくださいね
Hacchyさん こんばんは〜
あこがれのアケボノ平と神仙平!
一度は行ってみたいな〜
素晴らしいのってないですね〜
気持ち良さそうやわ〜
もう歳なんだから! 気をつけてね! って自分に言ってる〜(ーー;)
chasseさん、こんばんは!
私もあと2ヶ月もすれば、1カルビで割引されるような歳となってしまいます
いつまでも若いつもりで計画してたら落とし穴にはまりそうですよね
気をつけないと。
アケボノ平はほんとにいいところでしたよ
夢の湯から細い道をかなり走らないといけませんが、行けるときに行っとかないとまたいつ林道がふさがるかわかりませんから、ぜひ一度足をお運びください
アケボノ平、気持ちよさそうなところですね 。ぜひ行ってみたいと思うのですが、七面山ですか…… 僕には到底行けない場所ですね。
以前に釈迦ヶ岳に登って、そこから七面山を眺めて、あそこに行くのはムリやなぁ って思いましたもの。
子どもが寝ついてくれなくて睡眠不足になるのって、辛いですよね。
本人に悪気がないから、叱ることもできないですし、自分の睡眠が細切れにされるのもたまりませんし。
子どもが成長するまでは、仕方がないことなんでしょうね。
kozacktさん、こんばんは。
アケボノ平は釈迦ヶ岳から見ても明らかに他と違う場所として認識できるところです。
ほんとに気持ちのいい場所ですよ
大峯でも奥深い場所なので、行くのは少し大変ですが、お兄ちゃんと2人ならなんとか行けるかも!?
機会があればチャレンジしてみてくださいね
子供が寝てくれないのはほんとにどうしようもないです…
ま、あと4〜5年もすれば、一緒に行けると思って待ちますわ
Hacchyさん、大冒険お疲れ様!
帰り道は見てて怖かったと共に「見てみたい!」と思いました。しかしながら尾根ヤの王道はやっぱりp1042から西南尾根で、入谷に着地ですやん?尾根ならビレイ取りやすいしね。沢を渡らないといけないけど100m当たり等高線が1本多いだけでもかなり楽になりますから。あ、ちなみにwingletさんの靴には吸盤みたいな装置が着いてるんかなんかで、ありえへん斜面を歩かれますのでログトレースは要注意です😂ほんと夏までにトップリしたくなったよ!
akirasさん、こんばんは!
トップリ尾は全然心配してなくて、最初の七面尾への直登ばっかり心配してたんですよね〜
wingletさんのトップリ尾のログ、もうちょっとちゃんと見とけばよかった
どうやら最初に「ここ下ろうかな?」と思った稜線が正解やったようです。
ただ、もう暑すぎたので、谷で水を浴びながら帰るのもよかったかな?
倒木の数が尋常ではなかったけど
多分西南尾根なら全然問題ないと思いますよ!
尾根ヤさんはぜひ湯ノ又から七面尾、歩いてみてください
なかなかいい尾根でしたよ
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