大東岳〜苦行の歩きに絶景&花〜


- GPS
- 08:05
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,041m
- 下り
- 1,034m
コースタイム
8:40 立石沢
9:17 五合目
9:45 標高1019
10:40 鼻こすり
11:07 山頂(お昼休憩)
11:40 裏コースへ
12:15 弥吉ころばし
13:40 桶ノ沢避難小屋
14:20 ケヤキ沢
14:55 雨滝
15:45 登山口
天候 | 晴れ時々曇り 気温24℃以上 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車10台ほど置けます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口、秋保ビジターセンターにあります。 トイレは秋保ビジターセンター、二口キャンプ場駐車場にあります。 表コースは沢を徒渉する際に注意する以外は殆ど問題なく歩けます。 裏コースは弥吉ころばしの急坂と樋ノ沢〜駐車場までの沢何箇所か気をつけること。 迂回路が2、3か所あり、傾斜のきつい沢を横切る個所は鎖、トラロープがあります。 登山道に雪はありませんが湿気の多い場所はどろどろの状態です。 温泉は近くに二口温泉磐司山荘があります。 仙台方面に戻る場合は秋保温泉もあります。 |
写真
感想
昨年から登ってみたかった大東岳。
今日は天気も良く、山頂に行けば素晴らしい眺望が待っている!と
意気込んでいざ二口峠へ。
登山口には朝7:30の時点ですでに車が10台以上。
年配の方のパーティが大きなザックかついで裏コースへ出発するのが見えた。
縦走するのも面白そうな二口峠。
いろんなルートがあるので経験を積みながら挑戦してみたい。
まずは二口初心者用の大東岳周回へ。
登り始めは杉林、
そして沢の音とともに沢沿いに何箇所か徒渉しながら樹林の中を抜けていく。
ウグイス、ホトトギスの鳥の声、小行沢の涼しい音。
快適な山歩き…のはずが何故か早くも体がバテ気味。
枝に蹴躓いて前のめりに転ぶし、汗が異常にたくさん出るし、息も上がり気味。
途中まで歩いていた若者にもついていけなくなる(気力とはうらはらに体力がついていけない(T_T))
体がだるいけどマイペースで何とか五合目に。春ゼミの抜け殻を見ながら10分ほど休憩。
ブナ林の中にシロヤシオ、タムシバ、ムラサキヤシオの花々を励みに上へ上へ。
1019標高点ではぜぇぜぇ状態。樹木の間に頂上が見えた。
鼻こすりの急坂をクリアすると視界が開けてきて尾根道になる。
コシアブラの新芽をみつけたり、尾根道の向こうの景色を見たりやっと楽になってきた。
大東岳頂上に着くと北側方向に船形連峰が広がる。
アズマシャクナゲの濃いピンクの蕾、シラネアオイ。
苦しみながらも来て良かった〜と思える瞬間。
最初同行していた若者はすでに30分前に頂上に着いていてゆっくりくつろいでいた。
羽虫に纏わりつかれながらおにぎり2個食す。(虫よけネット被っていたので刺されなかった)
大東岳は人気の山かな。
年齢層に関係なくいろんな方が登って来てピークを堪能し共感できる場所。
裏コースに廻ったときにさらに素晴らしい眺めが待っていた。
コシアブラの新芽を摘みながら、低木帯の尾根道を歩いて行くと
蔵王〜笹谷峠〜仙台神室〜糸岳〜面白山と続く山々の稜線。
目の前に広がる絶景はやっぱり苦しんで登ってきたご褒美だ。(*^_^*)
弥吉ころばしで裏コースを登ってきた方とすれ違い
ここから下りながら絶景とお別れし再びブナの林の中へ沢の音とともに進む。
急斜面にまたまたスピードが落ちてしまうが
桶ノ沢に近くなると花々が多くなりシラネアオイ、ニリンソウ、ラショウモンカズラ、チゴユリなどの群生が見られた。
登るのもきつかったが下るのもかなりきつい。
桶ノ沢避難小屋から大行沢沿いに起伏の少ない長いなが〜い道のりを歩く。
大行沢の流れはいかにも見るだけで涼しそう
かなり暑くて汗びっしょりになっているが
沢の音を聞きながら見ながら涼しさを感じるようになってくる。
迂回路を登ったり降りたり、小さな沢を超えたり
だんだんと足も疲れてきて疲労がピーク。
裏磐司の豪快な景観も楽しみ、雨滝の心洗われるような雫に放心し
白滝ではショートカットで沢越えしようと失敗して水に濡れ(おかげでクールダウン)
長くて長〜い道のりはまるで苦行しているかのような心境。
やっと駐車場に着くと頂上で出会ったパーティにまた出合い(表コースを下りたらしい)
やっと緊張も疲れもほぐれて笑える余裕が出てきた。
あまりにもつらかった大東岳。でも秋の紅葉は素晴らしいだろうな。
また行くよ。待っててね〜(*^_^*)
コメント
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ついに行かれましたね。弥吉ころばしの雪渓はもう消えていましたか。下部がニリンソウとミヤマカタバミの大群落があったのですが。
一人でよく頑張りましたね。素晴らしいです
こんにちはmeikenさん
標高の割には、登り応え、歩き応えのある山
お疲れ様でした。
最後の『また行くよ。待っててね。』がいですね
とてもつらかったです。
何度も心がくじけそうになりました
しかし
私より年上の女性がお一人様で軽々と登って行くのを見たり
頂上では裏コースから上がってこられた女性お一人様もいらっしゃったし
年配の賑やかパーティ、若者男性一人、若者二人連れ、おじさん一人にすれ違い、年配のおじいさんがトレイルランニングで追い抜かれたりしながら
自分に頑張れ頑張れと言い聞かせて歩きました。
雪渓はなかったですよ。ニリンソウとミヤマカタバミの群落確かにありました。
私はコシアブラの新芽採るのに忙しかったです。
裏コースの長い道のり、一人で歌いながら乗り切りました。浅い沢にドボンもありましたが…
是非とも秋の紅葉、堪能したいですね〜
こんばんは。kajyukiさん。
kajyukiさんは栗駒で楽しい時間を過ごされたようで何よりです。お疲れ様でした。
大東岳はとても暑かったです
決して長い距離を歩いたわけでもないのに何故あんなに長く感じるんでしょうね〜。
樋ノ沢〜大行沢沿いはナメ沢を見ているだけでも涼しくなります。
森の精か何かいるんでしょうね〜気配を感じます(怖いものではないですよ)
山はいつでも待っています。
また来るね〜とどの山にも声かけます。
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