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記録ID: 1156415
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ハイキング
奥武蔵

大持山・小持山/わざわざこの山を目指す人は少ないの?

2017年05月30日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.7km
登り
875m
下り
869m

コースタイム

出発7:00−取付き7:05〜7:15−614m峰東コル7:40−700m圏8:00〜8:25−860m圏9:00−1060m圏9:40〜10:10−1142m峰10:20−大持山10:55〜11:35−小持山12:15〜12:25−武甲山分岐12:30−1160m峰12:55−1080m圏13:10〜13:40−武士平下降点13:50−たわの尾根峠14:40〜15:05−武士平15:10−ゴール15:25
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秩父市街地から国道140号を西に進み、県道73号へ左折、秩父さくら湖畔を通る。湖が終わった先の大神楽沢橋で左折、大神楽集落辺りに駐車
コース状況/
危険箇所等
大神楽集落から大持山に登り、小持山まで縦走してから武士平集落に降りる周回ルートを採った。
まず、大神楽集落の南にある614m峰の東側コルを目指して小さな涸沢を詰める。踏跡は無いが、途中から送電線巡視路を利用できる。
コルから東に尾根筋を辿っていけば、標高920m付近で大持山西尾根と合流する。西尾根には明瞭な踏跡があり、テープも点在する。
大持山から先は一般登山道で、分岐ごとに道標が建てられていて安心。
小持山までは良く踏まれた道だが、岩場が多いので通過に注意。その先、武甲山への道と分かれると、途端に踏跡程度になる。しかし、道筋は明瞭であり、分岐ごとの道標も完備されている。
大神楽集落の車道脇から林の中を斜めに下って東沢の上に出る。対岸の小さな涸沢(写真右端)を取付きとすることにした
2017年05月30日 07:06撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:06
大神楽集落の車道脇から林の中を斜めに下って東沢の上に出る。対岸の小さな涸沢(写真右端)を取付きとすることにした
涸沢を詰める。標高550m付近で小さな二股となるが、その中間尾根(写真の上部中央)をルートに採る
2017年05月30日 07:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:22
涸沢を詰める。標高550m付近で小さな二股となるが、その中間尾根(写真の上部中央)をルートに採る
次第に傾斜がきつくなってきた
2017年05月30日 07:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:33
次第に傾斜がきつくなってきた
左側山腹の下から明瞭な踏跡が上がってきたので、これに乗り移る。テープまで巻いてある
2017年05月30日 07:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:37
左側山腹の下から明瞭な踏跡が上がってきたので、これに乗り移る。テープまで巻いてある
この踏跡を辿ると、楽に614m峰の東側コルに出られた。後はこの尾根を真東に登っていけばよい
2017年05月30日 07:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:42
この踏跡を辿ると、楽に614m峰の東側コルに出られた。後はこの尾根を真東に登っていけばよい
明瞭な踏跡は送電線の巡視路だった。納得。でもこの道は尾根の南側を巻いて行くので、残念ながら分れて尾根筋を詰める
2017年05月30日 07:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:44
明瞭な踏跡は送電線の巡視路だった。納得。でもこの道は尾根の南側を巻いて行くので、残念ながら分れて尾根筋を詰める
植林帯の急登が続く。枝打ちされた小枝が邪魔だ。所々で獣道が使えるので、これを拾いながら登る
2017年05月30日 07:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:53
植林帯の急登が続く。枝打ちされた小枝が邪魔だ。所々で獣道が使えるので、これを拾いながら登る
これはひどい。鹿が木肌を剥いたのだろうか
2017年05月30日 07:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 7:53
これはひどい。鹿が木肌を剥いたのだろうか
700m圏まで上ると、一旦平らになって一息つける
2017年05月30日 08:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 8:01
700m圏まで上ると、一旦平らになって一息つける
真西に矢岳が見えた。標高1357.9mで、奇数が順に5桁並んだ奇数の峰。一昨年9月に、上りも下りも未知の尾根を使って周回したが厳しかった
2017年05月30日 08:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
5/30 8:36
真西に矢岳が見えた。標高1357.9mで、奇数が順に5桁並んだ奇数の峰。一昨年9月に、上りも下りも未知の尾根を使って周回したが厳しかった
鹿除けネットが延々と張ってある。この脇を上るが、急斜面を直登するので結構きつい
2017年05月30日 08:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 8:37
鹿除けネットが延々と張ってある。この脇を上るが、急斜面を直登するので結構きつい
標高860mで南西に伸びる尾根と合流、さらに標高920mで西尾根(実際は南南西方向)と合流。明瞭な踏跡が現れたので、後はこれを辿れば良い
2017年05月30日 09:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 9:15
標高860mで南西に伸びる尾根と合流、さらに標高920mで西尾根(実際は南南西方向)と合流。明瞭な踏跡が現れたので、後はこれを辿れば良い
1142m峰の北側は二重山稜となり、その先になだらかな尾根が続く。のんびりした気分になる
2017年05月30日 10:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 10:25
1142m峰の北側は二重山稜となり、その先になだらかな尾根が続く。のんびりした気分になる
大持山へ最後の急登。この尾根としては珍しく岩場が現れるが、通過に問題はない
2017年05月30日 10:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 10:47
大持山へ最後の急登。この尾根としては珍しく岩場が現れるが、通過に問題はない
大持山頂上。山名板と方向板が一緒に付いているので、大持山はまだ右方向に行くの?といったイメージを受ける
2017年05月30日 10:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 10:54
大持山頂上。山名板と方向板が一緒に付いているので、大持山はまだ右方向に行くの?といったイメージを受ける
小持山へ縦走する。堂々とした武甲山が緑豊かに見えているが、その裏側は・・・右側の尾根に砕石場の一部が顔を覗かせている
2017年05月30日 11:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 11:54
小持山へ縦走する。堂々とした武甲山が緑豊かに見えているが、その裏側は・・・右側の尾根に砕石場の一部が顔を覗かせている
この尾根には岩場が多い。ここには珍しくロープが張ってあるが、何のためのロープなの?このロープを越えて左側に行けば、この岩場は簡単に巻けた
2017年05月30日 12:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 12:05
この尾根には岩場が多い。ここには珍しくロープが張ってあるが、何のためのロープなの?このロープを越えて左側に行けば、この岩場は簡単に巻けた
この岩場を直登するのは厳しいが、バンドを右側に巻けば、岩にも触らない普通の登山道
2017年05月30日 12:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/30 12:07
この岩場を直登するのは厳しいが、バンドを右側に巻けば、岩にも触らない普通の登山道
小持山1269mの山頂。狭い頂だ
2017年05月30日 12:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/30 12:14
小持山1269mの山頂。狭い頂だ
小持山から武甲山に向かって5分も降りると、武士平への分岐点。道は途端に細くなり、急下降が始まる
2017年05月30日 12:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 12:28
小持山から武甲山に向かって5分も降りると、武士平への分岐点。道は途端に細くなり、急下降が始まる
高度差100m程降りると平坦になる。道は踏跡に近いが明瞭だ
2017年05月30日 12:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 12:40
高度差100m程降りると平坦になる。道は踏跡に近いが明瞭だ
この尾根唯一の岩場。右寄りの切れ目を上れば簡単にパスできる
2017年05月30日 12:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 12:43
この尾根唯一の岩場。右寄りの切れ目を上れば簡単にパスできる
大持山に上るために辿った尾根が見渡せた(写真の中間にある尾根)。急登の連続で結構きつかった
2017年05月30日 12:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/30 12:46
大持山に上るために辿った尾根が見渡せた(写真の中間にある尾根)。急登の連続で結構きつかった
1160m峰は東西に細長い平らな峰
2017年05月30日 12:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 12:57
1160m峰は東西に細長い平らな峰
武士平への下降点
2017年05月30日 13:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 13:48
武士平への下降点
高度差230mにわたって、植林帯の中を一気に急下降する
2017年05月30日 14:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 14:08
高度差230mにわたって、植林帯の中を一気に急下降する
時々露岩が現れる。ここは大きいが、写真右側のバンドを辿って巻くことができる(振り返った写真なので、実際は左側を巻く)
2017年05月30日 14:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 14:19
時々露岩が現れる。ここは大きいが、写真右側のバンドを辿って巻くことができる(振り返った写真なので、実際は左側を巻く)
急下降が終わってなだらかになる。檜林をのんびり下って行く
2017年05月30日 14:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 14:24
急下降が終わってなだらかになる。檜林をのんびり下って行く
通せん坊するかの如くに、赤テープが木の間に張られている。直進すると急斜面なので(左に)巻くように、との合図らしい
2017年05月30日 14:31撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/30 14:31
通せん坊するかの如くに、赤テープが木の間に張られている。直進すると急斜面なので(左に)巻くように、との合図らしい
武士平と有坂を結ぶ峠まで降りてきた。可愛いお地蔵さんが鎮座している
2017年05月30日 15:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 15:05
武士平と有坂を結ぶ峠まで降りてきた。可愛いお地蔵さんが鎮座している
峠からは南斜面を緩やかに降りていけばよい
2017年05月30日 15:05撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/30 15:05
峠からは南斜面を緩やかに降りていけばよい
武士平に着いた。民家が1件だけ。畑と建屋の間を抜ければ車道に出る。後は車道を15分程歩けばゴール
2017年05月30日 15:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/30 15:12
武士平に着いた。民家が1件だけ。畑と建屋の間を抜ければ車道に出る。後は車道を15分程歩けばゴール
撮影機器:

感想

大持山と小持山は武甲山から南に伸びる尾根上にある。大持山の標高は1294.1m。武甲山は1295.4m。武甲山は人気が高いが、僅か1.3m低いだけなのに、大持山はあまり目立つ存在ではない。
この大持山と小持山だけ目指して登ろう、という人は少ないだろう。多くの人は武甲山を目指し、その通りがかりにこの山に登っている。いわば、縦走路の一通過地点に過ぎない、といった認識のようだ。

昼食を取りながら大持山の頂上に40分程いた。平日だったが、この間に6人の登山者が頂上に来た。でも、ほとんどの人は、ちょっと水を飲んだら、さっさと出発。荷物も降ろさずに、ちょっと立ち止まり、山名板を写真に収めたら、そそくさと歩き出した人もいた。まさに、縦走中の一通過地点に過ぎないようだ。

今回は、わざわざ、この不人気の大持山と小持山だけを目指して登った。酔狂な輩と言えるかな。まあ、武甲山も、近くの武川岳も既に登ったから、そこまで足を延ばす気がなかったこともあるが。

どうせなら周回ルートを採りたい。
大持山の西尾根(実際は南南西の方角に降りている)がバリエーションルートとして紹介されている。これを上って大持山から小持山を回って武士平に下りれば周回できる。
でも、これでは車道歩きが随分長い。そこで地形図を読んで、大神楽集落南の614m峰から東に上って行けば、標高920mで西尾根と合流する。これを使えば西尾根の下部をショートカットでき、車道歩きが大幅に短くなる。
結果として、選んだルートは、踏跡こそ無いが、藪漕ぎも露岩等の悪場も全く無い平凡な尾根であった。

昨日は、同じ秩父市でも西端にある南天山に登った。先行きに対する不安感と露岩の通過時の緊張感は高かった。これに比べると、今日のルートは先も読めるし緊張する場面もなく、のんびりした気分で周回を楽しむことが出来ました。

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