武尊山(川場谷野営場から登りは不動岳で周回)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,205m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
県道から野営場Pまでは1.7km、砂利道で一部デコボコしている箇所もあるが普通車で通過できる。 野営場Pは数十台停められる広さで避難小屋とトイレもあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
不動岳へのコースは破線になっているが、旭小屋分岐から不動岳まではごく小さい鎖場1箇所と数箇所の岩場を除いて樹林帯の急登で普通の道です。 不動岳からの下り始めにやや長い鎖場があるが、ホールドは多いのでそれほどキツくない。 その後2箇所の鎖場を通過してカニの横ばい、縦ばいの鎖場が現れる。 どちらもホールド多く、縦ばいは岩場の鎖場の手前に木の根の鎖場があるので、そちらの方がラクかもしれません。 その先は、縦ばい直後の下りと石標の立つ岩峰の先に鎖場がありますが前者は短く、後者は下から巻いて行けます。 あとはひたすら木の根の張り出した急登で、コース中で危険箇所と言えるのはごく僅かです。 水場… 笹清水…水量少なく500mlが1分で満水、夏には涸れるかもしれません。 トイレ… 川場谷野営場Pにあり。 温泉… 木賊山荘「木賊乃湯」500円。アルカリ性単純泉でこれといって特徴はないが、白い湯の花が舞っていた。 お湯はかなりぬるいので冬は寒そう。 |
写真
感想
雨の土曜日、天気予報を見ると日曜は群馬、新潟に晴れマークが出ていた。
それなら苗場山に行こうと思い、山頂の自然センターに電話で尋ねてみると山頂部はまだ雪が多いとのこと。
苗場では池塘が見たいのであえなく却下、巻機山も考えたができればヌクビ沢コースを歩きたいので、この時期はまだムリ。
次は武尊山、ここは1回登っているので新鮮味はないが、前回は終始ガスで全く展望がなかったこととコースを変えて登れば面白いかと思い、最終的には武尊山に決定した。
深夜1時自宅を出発、予定より早く着きそうだったので途中道の駅で仮眠後、野営場Pに向かいます。
着いてみると誰もいない、チョット心細くも準備をしていると1台やって来ました。
でも筍取りに来たそうで、山ではないらしい。
更にそのおじさん、この前熊を見たと言ってびびらせる。
それでも途中までは一緒に歩いて行き、やがて不動岳分岐の手前で笹薮の中に消えていった。
ここまで緩やかに登ってきたが、不動岳分岐からは沢を越えると一気に急な登りとなります。
旭小屋分岐からは破線ルートとなり、少し行くと短いながらも最初の鎖場が現れます。
左の白い板には何やら警告文が書いてあるが、消えかかっていて読めません。
この辺りからシャクナゲがそこここに群生していて、目を楽しませてくれます。
木の根の露出した急登を進むと開けた岩峰上に出ました。
ここが不動岳かと思いましたが、どうやら一つ先のようです。
不動岳では先ほどの岩峰と同様、武尊山〜剣ヶ峰山の稜線が見えワクワクさせます。
ここまでは一般道と変わらない感じでしたが、不動岳の下りではいきなり長い鎖場で状況が一変しました。
それでもホールド、スタンス豊富で途中から鎖なしでも下れました。
その先にカニの横ばい、縦ばいがあります。
スタンス豊富な横ばい通過後、鎖が2つぶら下がっています。
手前が木の根の斜面、奥がかなりの斜度の岩場。
楽しそうなのはどう見ても岩場の方なので、そちらを登って行く。
ここもスタンス豊富ですが、落ちたら谷底に真っ逆さまなので慎重に通過します。
その後は軽い2箇所の鎖場をクリアすると、あとは前武尊までひたすら急な樹林帯の登りです。
前武尊まで来れば、武尊山までは僅かな標高差で大分気がラクになる。
見事なまでに東面がスパッと切れ落ちた川場剣ヶ峰を右から巻いて行きます。
ただこの辺りは倒された笹の幹の上を歩くのですが、幹が全て下向きに倒れているのでよく滑ります。
剣ヶ峰岩峰群の鞍部では北峰直登ルートと巻き道があり、今巻いてきた南峰方向へはトラロープが張られて立入り禁止になっていました。
鎖場を1つ登ればすぐに北峰に着き、岩の痩せ尾根が先に続いています。
やや急な登りで家ノ串山に着くとさすがに少しシャリバテなのでエネルギー注入、ここまで来れば武尊山はすぐそこです。
笹清水を過ぎ、三ツ池を覆い尽くした雪田を通過すれば程なくして武尊山に到着しました。
やや曇り気味も、ぐるりと360度の大展望です!
これで前回のリベンジが果たせました。
それはそうとこの山頂でようやく人と会い、その方と入れ違いで3人組の方たちがやってきましたが、百名山にしては静かなものです。
それでも下山の頃には何人もの方が登ってきたので、静かな山頂を楽しみたいならやっぱり早出は必須ですね。
下山は前武尊から左の道を行きましたが、同じような感じの樹林帯を延々と下っていくので心身ともに疲れる道でした。
さて来週は山へは行けないので1000円高速利用はこれで最後、ホントはもっと色んなところに行きたかったのに、こんな形で終了とは…
これからは、財布と相談しながらの山となりそうです。
kengamineさんが岩場を通ると、すべて簡単そうに思えてしまうのは私だけでしょうか?
さすがスリルな岩場&痩せ尾根好きですね〜
武尊山はまだ登ったことがないのですが、やすらぎの森キャンプ場側から登るルートもありますよね。。
登るならあちらからにしようと思っていたのですが、魅力に欠けますか?
komachiさん、こんばんわ
岩場、鎖場は好きなんですが、通過はヘタです…
今回で改めてそう感じました
滑落しないように、身の丈にあった楽しみ方をしたいと思ってます。
komachiさんが仰っているのは裏見ノ滝からですね。
展望という点では今回のコースよりは劣るかもしれませんが、剣ヶ峰山からは気持ちの良い稜線歩きができますよ
そこに至るまでは樹林帯の急登でキツイですが…
武尊山から手小屋沢避難小屋までの間には、チョットした鎖場やハシゴがあるので楽しめますよ♪
いずれにせよ、周回すれば登り下りで違った雰囲気の歩きができます
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