最悪路の車林道 日本百名山 皇海山 ― 皇海橋から
- GPS
- 04:14
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 792m
- 下り
- 776m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇りのち小雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
低速車がいるので、一時間はかかる。 パンクする車も多い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ロープ場あり。 沢内の岩場あり。 不動沢のコル直下は登山道の土砂流出、崩壊により土の急斜面で良く滑る。 |
写真
感想
今回は登山口の皇海橋までのアクセスが砂利の悪路で異常に険しく、公共交通機関も通っていないなど、行き辛いという事で沢山の御要望を頂きまして、山行を計画して行って来ました。
調べてみますと、タイヤやホイールは傷だらけになり、パンクしたという報告も多数ありました。実際に行ってみるとかなりの悪路でこれだけ酷いとレンタカー使用では傷が必須なので傷付けたのがばれた時には料金支払いが発生するので厳しいですね。
今回は新品のタイヤを準備して万全を期したのでパンクはなんとか免れましたが、タイヤは傷でぼろぼろとなってましたし、他の車でパンクしていた車もありました。
更に、遅い車が前にいても譲ってくれる人はあまりいないので通過には一時間はかかると考えた方が良いです。譲ってしまったが為に駐車場がなくなり駐車できなくなる可能性もありますので抜かされない様に終始ガードするのかも知れませんしね。
ゆっくり走るならゆずるなどしないと、巻き込まれた方は時間が間に合わない、終電やバスに間に合わないなど色々な問題も起きます。私も一時間半ガードされフェリーに乗り遅れ乗れなかった経験もあります。ゆっくり走るなら抜かされない様にガードするのではなく、ゆずるなどしてもらいたいものです。
この辺りの日本人のマナーが改善される事を切に祈ります。
林道は酷いですが、登山口には数十台規模の駐車場に水洗トイレに水道もありますので登山口としての環境は良く整備されています。
最初は登山道も良く整備されていて、元々唐松の植林地に色々な木々が生えて来ているという所で唐松以外はハウチワカエデやイタヤカエデなど若い木が目立っていました。
今は丁度春の花と夏の花の変わり目なので花は少なかったものの、タチツボスミレの群生に少しだけシロバナノヘビイチゴが咲いてました。数は少ないものの非常に美味しい私達が普段食べているイチゴの仲間なので、実が熟すのが楽しみな所でもあります。
写真に取れなかったですが、シャクナゲも遠くに咲いていたり、終りかけのオオカメノキの花も出迎えてくれました。
登山口は不動の沢沿いを登って行き、岩場の沢の中を登ったりと、バリエーションにとんでいます。
ロープ場も少しあり、特に今回は唯一の分岐となる不動の沢のコルの直下では土砂流出や登山道の崩壊が進んでいるのか、徹底的に整備されている百名山としては珍しくロープなどに掴まないと滑って歩けない程の土の急斜面、40,50度程でしょうか?が続く。
ここで、核心部でもありここで50人ほどの登山者とすれ違う。
数年前に来た時には土日でも数人にしか会わなかった超マイナーな山が
今では1日に百人は来る超人気の山に変わっていたのも驚き。
雨予報にも関わらず駐車場は満車で路中も多数でしたし。
この核心部を越えると、後一息で山頂に!
この辺りからミヤマカタバミの花の群生や
タカネサクラの最後の一咲きがまだまだ見頃の姿を見せてくれていました。
山頂に着くと、ここでもひとひとひと・・・
眺望がないと有名な山頂らしく
360度樹林帯!
これはこれでおつなもの。
山頂標識の上で人が休憩していたので
山頂標識だけの写真がとれなかったのは残念である。
途中、雨に降られましたが、この暑い時期の雨は
風がなければ恵みの雨にもなる。
雨のお陰で火照ったみんなの体も冷やされ、
体力も回復!
今回は健脚揃いの仲間に恵まれトータルで2時間程巻けたので
タイトなスケジュールの中、余裕を持った行動ができた
良い山行となりました。
御要望によりこれからも多くの山行を計画していければと思っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する