山行記録: 奥多摩：日の出山・御岳・大岳山・鋸山・愛宕山

記録ID: 1175066

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ハイキング

奥多摩・高尾

奥多摩：日の出山・御岳・大岳山・鋸山・愛宕山

2017年06月17日(土) [日帰り]

東京都

ToruKMacto

GPS: --:--
距離: 18.6km
登り: 1,550m
下り: 1,451m

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コースタイム

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軍畑駅 (6:00)－大入林道入口 (6:14)－筑瀬尾根とりつき (6:43)－
新秩父線№27鉄塔 (7:02)－尾根合流点 (7:28)－高峰 (7:36)－
日の出山 (8:07)－御嶽神社前 (8:36 / 8:45)－長尾平 (8:49)－
天狗の腰掛け杉 (8:56)－大岳山 (10:07)－鋸山 (11:11)－
鋸尾根分岐 (11:21)－登計集落との分岐 (12:33)－愛宕神社 (12:37)－
愛宕山入口 (12:50)－もえぎの湯 (12:59)
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「今年は空梅雨かも」というニュースがあったあとの週末，好天に誘われて再び奥多摩での山トレを計画しました。今回のテーマは，今の自分に合ったコースを見つけること。その条件は，①距離は20キロメートル前後で②アクセスが電車だけで済むところ，それに加えて③下山後はすぐに温泉に浸かれる，というものです。それで計画したのは，青梅線の軍畑から筑瀬尾根で日の出山（▲902m）に登り，御嶽神社を通過して大岳山（▲1267m），鋸山（▲1109m），愛宕山（▲507m）を経由して奥多摩駅近くに下山するというものです。どの山も以前に登ったことはありますが，筑瀬尾根を使うのは初めてです。このコースではバスを使わずに済むので交通費が抑えられ，下山後は駅近くの「もえぎの湯」でさっぱりしてからすぐに電車で帰れます。休日は東京まで直通の特別快速もあるので乗り換えの面倒がありません。

【軍畑～日の出山】

青梅線の中で軍畑は「駅からハイク」ができる駅の1つ。おそらく，ここからは高水三山へ向かうのが一般的なようですが，この日は下車したのは自分1人です。まず，駅前の坂道を下り，軍畑大橋で多摩川を渡って吉野街道へと出ます。ここから御岳方面へしばらく歩くと，大入（岨端沢：そばさわ）林道への入口があります。ここには特に標識はなく，「止まれ」の道路標識に赤テープが巻き付けられているだけです（ちょっと入ったところに道標あり）。

舗装された林道を上ること30分で東に開けた平坦路となり，そこに筑瀬尾根の入口となる階段があります。ここからは普通のよく踏まれた山道です。登ること20分ほどで新秩父線№27の鉄塔の下をくぐると，視界が南東に開け，その先には東西へ延びている尾根筋が見渡せます。送電線とは形の違う鉄塔は，電波中継塔のようです。その尾根筋に合流すると，西へ向かって高峰山（▲755m）をめざします。ここからの山道には，この時期らしくコアジサイが目立ちます。
標高750mの標識のところで高度計付きの時計で確認すると，70メートル近い誤差があります。スタート地点で補正をしていなかったので，ここで高度合わせを行います。高峰山は7時半頃に通過して，日の出山が近くなるにつれて傾斜が急になってきます。ここで1人のハイカーを追い越し，日の出山の頂上に到着すると，別のハイカーが待っていて，2人とも日向和田駅から2時間半ほどかけて登ってきたとのことです。自分の所要時間は2時間7分なので，こちらのほうが青梅線からの最短ルートなのかもしれません（軍畑と日向和田の間にある二俣尾駅から登るルートもあるようですが）。

【日の出山～大岳山】

日の出山では休憩をせずに，すぐに御岳山方面に向かいます。このルートのおもしろいところは，低山ハイクの途中で神社関連の集落が現れるところで，周辺にいくつかあるハイキングコースにはトイレも充実しています。ただし，集落内の急坂は短いながら，休憩なしで登ってきた脚に堪えます。
御岳神社の前でしばらく休憩したあとで，次のピークの大岳山に最短ルートで向かいます。まだ時間が早いせいか，ハイカーの姿はまばらです。しばらくは比較的平坦な道が続きますが，やがて岩がちの急登も出てきて山頂が近いことが感じられます。その大岳山に10時過ぎに到着すると，さすがに奥多摩で人気の山だけあって，すでに数名のハイカーがくつろいでいます。空気の澄んだ秋冬なら富士山もはっきり見えますが，この時期，それは高望みのようです。それでも，大菩薩嶺や三頭山，近くの御前山を確認することができます。ここでも写真撮影を済ませると，すぐにその先にある鋸山へ向かいます。ここまでは当初の予定どおりの通過時間です。

【大岳山～鋸山～愛宕山～もえぎの湯】

大岳山からの下山ルートには，記憶に残っている鎖場があります。もう14年も前，参加した「日本山岳耐久レース」で通過したところです。その時は，真夜中の暗い中，手探りでここを通過してヒヤヒヤものでしたが，昼間に見れば大したことのない場所です。ここを過ぎると，平坦路も現れて歩くスピードも上がります。このあたりから，学校のイベントや登山教室，若者グループなど，集団のハイカーと次々にすれ違うようになります。軽装のトレイルランナーらしい姿も，たまに見かけます。
鋸山は，ほぼ予定どおりの11時過ぎの通過です。このあとは下るだけですが，岩場も多くなってきます。ここまでにだいぶ体力を使っているので，脚の運びには慎重にならざるを得ません。それから1時間ほどして木々の間から奥多摩の集落が見えると，ゴールは近いと感じます。最後の岩場と階段を降りると，最後の小ピークの愛宕山があります。愛宕神社と五重の塔に立ち寄ってから，最後の長い階段を降りると，そこがゴール地点の登山口です。こここから本当のゴールである「もえぎの湯」へは，吊り橋を渡ってちょうど午後1時に到着します。最初の目算どおり，この温泉施設は週末にもかかわらずこの時間はまだすいていて，ゆっくりと体を休めたあと荷物を整理し，列車の時間まで持参してきた仕事の資料に目を通します。その後ゆっくりと奥多摩駅まで歩き，帰宅の途につきました。

今回の山トレは当初の計画どおりに実行できた反面，このコースを自分の定番にできそうかというと，ちょっと微妙です。天候と気力，体力がうまく一致しないと気軽には利用できないかもしれません。

天候	晴れ
過去天気図（気象庁）	2017年06月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車往路：青梅線・軍畑で下車復路：青梅線・奥多摩駅で乗車アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	危険箇所なし。ただし，雨が降った後は，鋸山以降の岩場には注意が必要（特に下山時）。
その他周辺情報	下山口からは多摩川にかかる吊り橋で「もえぎの湯」へ行けます。奥多摩駅の２階には，まだ利用したことはありませんが軽食も食べられる喫茶店があります。