天狗岳
- GPS
- 28:33
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 910m
コースタイム
稲子湯10:30-10:50みどり池入口10:50-12:35しらびそ小屋
19日
しらびそ小屋7:25-8:25中山峠8:35-9:30東天狗岳9:35-9:50西天狗岳10:25-10:40東天狗岳10:45-11:45黒百合ヒュッテ12:35-13:55渋の湯
天候 | 18日 くもりのち雨 19日 雨のちくもりのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
自宅から(高速諏訪湖SAで1時過ぎに到着し5時過ぎまで仮眠)茅野駅まで自家用車(帰りの車の回収を考え) 茅野駅前に車を駐車(市営青空駐車場)JR特急あずさ利用のパークアンドライドで1日500円で駐車) 茅野駅から小海駅(茅野〜小淵沢間駐車場の都合で特急あずさ自由席利用、小淵沢〜小海駅、特急自由席乗車券込2,010円) 小海から稲子湯(小海バス800円) 帰り 渋の湯から茅野駅(路線バス 1,100円) 茅野駅で車回収し、自宅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 黒百合ヒュッテから渋の湯への下りで雨の後で石が濡れていると滑りやすいです 渋の湯へ下山後、渋御殿湯で日帰り入浴(800円) |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今回のテーマは、しらびそ小屋に泊り、トーストを食べ、リスや小鳥に出会うこと。
そして天狗岳に登り、下山後の温泉で汗を流すというのが、ある意味おまけな感じの計画をしました。
今まで八ヶ岳は、冬以外訪れたことがなく、たくさんあるコースでどこから始めようか考えていたところ、以前から興味があったしらびそ小屋に泊まるコースをある本で見かけたのをきっかけに、それを参考にコースを計画。
基本アクセスは車で考えているので、車の回収ができる登山口を考え、稲子湯から入りしらびそ小屋に泊り、天狗岳の山頂を踏み、黒百合ヒュッテで休憩、そして渋の湯に下山し温泉で汗を流すというのが、公共交通機関を利用した一番本に近いプランかなということで決行しました。
計画した時点では、分かっていませんでしたが、高速1000円の最終週末。
渋滞も懸念されましたが、最後まで恩恵を受けるべく出発。
17日の夜に自宅を出発し、京都の友人と滋賀県の駅で合流。その後、高速利用で諏訪湖SAに到着。ここで朝まで仮眠します。朝起きても、八ヶ岳は見えず、やはり雲行きがあやしい天気です。コンビニで調達していた朝食を食べ、再度出発。
茅野駅前の駐車場に停め、茅野駅から登山口の稲子湯に向けて電車に乗り出発です。
時間は十分余裕があるので、特急に乗る必要は全くないのですが、駐車場が特急あずさ利用者のパークアンドライドの優待があり、利用者に限り1日500円で停められるというもの。そうでなければ上限なく時間制で増えていくので、小淵沢まであずさを利用し、小海駅に向かいます。
小海駅からはバスで稲子湯に向かい、みどり池入り口バス停ではあえて降りず、通り過ぎ、いよいよ登山口に到着です。
ここの稲子湯、実は映画「岳」のロケで使われているんです。
なのでここも見ておきたかったというのもあったんです。
今回は、小屋に泊まるのがある意味メインなので、天気は悪くても、それはそれで八ヶ岳のしっとりとした世界を楽しめるということであまり気にはしていませんでしたが、予報は1日目午後から雨、2日目も朝のうちは雨で徐々に回復という予報。
また今回もかという思いでしたが、天気ばかりはどうしようも…。
とにかく降られる前に小屋に到着できればということで、稲子湯を出発です。
しらびそ小屋までの道のりは、新緑がきれいで、シダや苔が水分を多く含んだ感じがとてもきれいに見え、それらに目を奪われながらゆっくりゆっくりと進みました。
途中、林道のようなところもありながら少しずつ高度を上げていき、トロッコのレールが残る道に出ます。
トロッコのレールと交錯しながらジグザグに高度を上げていくと、本にのっていた「みどり池まで這ってでも30分、稲子湯までなんとなく1時間」という看板や倒木が苔むして恐竜のように見えるスポットに到着し、徐々に近づく小屋に期待が膨らみます。
しかし、そうしているうちに雨粒が顔に当たるように。
小屋まであと10分ほどだと思われるのに…、ということで、とりあえず雨具は出さずそのまま先を急ぎます。
さいわいそれほどひどく降り出すこともなく、何とか小屋に到着。
目の前にはいろんな雑誌や本で見た「しらびそ小屋」とみどり池の景色が広がっていました。
残念ながら池の向こうに見えるはずの天狗岳は、ガスの中でしたが、この天気の割には山の上の方まで見える状態だったので、まだよい方なのかなということで記念撮影。
さっそく、小屋で昼食にと考えていたトーストセットを注文し、小屋の中で休んでいると、窓の外にリスが訪れていました。
さっそくの出会いにテンションは上がりますが、逃げないようにそっとなるべく窓の近くまで近づいて写真におさめようとなんだか必死になっていました。
何枚も写真におさめ、リスの愛くるしい動きに心が和まされました。
そして、待ちに待ったトーストセットも雑誌の写真で見た通り分厚いトーストにジャムがのっていて本当においしそう。
こちらもカメラにおさめ、ようやく口にしました。
予想通り本当においしく、大満足でした。
本来ならこのあと池のほとりでお湯を沸かしてティータイム、そして池のほとりの散策といきたいところでしたが、徐々に雨が激しくなってきており、一応、雨具を着て外へ出たものの、ちょっとだけの散策で終了。
ティータイムできそうな雨をしのげるところもなく、あえなく小屋に退散。
荷物を片付け、談話室でのんびりと過ごすことに。
ここでおやつを食べたり、本を読んだり、ストレッチしたりしながら過ごしていましたが、激しい睡魔が。ここで寝たら夜寝れないということで、なんとか耐えて、夕食の時間に。
夕食も手作り感たっぷりな感じで、本当においしいものでした。
夕食の後は、ワインを飲みながら、意気投合した方たちとおしゃべりをしながら小屋での楽しい時間を過ごしました。
翌朝、日の出前の時間に起きましたが、外では雨音が。
ガラス越しに外を眺めますがやはり雨が降っており、ガスで視界もなく外へ出るのもあきらめました。
出発できる準備をし、朝食まで時間があり、雨もだいぶましになってきた感じだったので外へ出て、少し散策します。
雨に濡れた蜘蛛の巣がきれいだったり、水滴のついた草木、花々もとてもきれいでした。
と、近くの木で何か動くものを発見。
よく見るとリスが2匹、まるで追いかけっこをしているように走り回っていました。
餌付けされているところではなく、普通の木で走り回る姿にまた感動でした。
そして、餌付けされているところにもリスや小鳥が現れ、また愛くるしい姿を見ることができ大満足でした。
そして、小屋での朝食もうわさに聞いていたとろろご飯で、ご飯を何杯でも食べれるというおいしさに、おかわりをして食べてしまいました。
小屋での時間は楽しいのですが、出発の時間もあるので準備を済ませ、出発です。
この時には、もう雨も止んでおり、足元の悪さは気になりましたが、雨具なしで出発。
しばらくは、なだらかな道を進み、そのあと中山峠まで一気に高度を上げていきます。
この峠の直下が、今回の行程で一番、しんどかったかなと友人と話したくらいです。ここまでに一気に汗をかいてしまいました。
でもなんとかゆっくりと進み中山峠に到着しました。
しかし、残念ながらといか、予想通りというかガスで視界はありません。
ここで、山頂はあきらめ下山していく人たちもいましたが、まぁ、視界が悪いだけで天気がそう悪いわけではなく、一度も行ったことがないのでとりあえず私たちは山頂を目指しました。
しばらく進むと遠くは見えませんが、部分的にガスがとれることもあり、この先の景色を期待させるような感じで、私たちも期待しながらテンションを保ちつつ進みます。
登山道には部分的に凍った残雪が残っているところもありましたが、注意すれば問題なく通過でき、大きな岩を超えながら徐々に登っていきます。
山頂が見えないので、あとどれくらいというのが想像もつかず、その辺が大変でしたが、途中で降りだした雨も一瞬で上がる程度だったので、雨具を出したもののなんとか着ずに済み、ようやく山頂らしきものが見えてきて、東天狗岳に到着しました。
が、やはり視界は10mほどで、周りの山は全く見えません。
山頂では、証拠写真だけ撮影し、せっかくだからと西天狗岳に向かおうとしますが、ガスのため西天狗岳がどちらかも全く分かりません。
山頂の標識と山頂にいた人たちの話をたよりに西天狗岳に向かい無事到着。
こちらも証拠写真をとり、東天狗岳の山頂より広々としており、落ち着いて休憩できそうなので、座れる場所を探し、せっかく持ってきたガスでお湯を沸し、ティータイムをすることに。
視界はほとんどありませんが、山頂でのコーヒーとおやつに満足し、下山開始。
ひとまず東天狗岳に戻ります。
そして、この途中で驚きの出会いが。
下から登ってくる二人組に道を譲ろうと止まっていたら、なんとこの冬登山教室でお世話になったガイドさんでした。
八ヶ岳のガイドさんなのでいることは普通なのでしょうが、ピンポイントでそこで出会ったことが驚きでした。しかも名前も憶えていてくれて、びっくりでした。
無事、東天狗岳に戻り、眺望を期待しますがやはり見えず、黒百合ヒュッテを目指して下山します。
天狗の奥庭をとおり下山するコースを歩きますが、大きな岩がごろごろしていてなんだかアスレチック気分で歩くことができ、あまり時間を感じさせません。
一瞬、奥庭が一望できる感じでガスが切れましたが、やはりほんの一瞬。
それが、一番眺望のきいた一瞬でした。
そして、黒百合ヒュッテに到着。
ここでは、昼ご飯にとおでんを食べ、おいしそうなコケモモティーを飲みここでもおなかを満足させました。
帰りのバスの時間、温泉の時間もあるので、先を急ぎ渋の湯に向かいます。
黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉・渋温泉に向かう道は、水の流れる間を歩くようなところも多く、雨上がりということもあり石や敷かれた木が濡れていたりして、かなり滑りやすく細心の注意を払って下りました。
それでも何度か足を滑らせ、あわや転倒という感じでした。
唐沢鉱泉と渋の湯の分岐点を過ぎると少し歩きやすくなり、まわりの苔むした景色を眺めながら、歩くことができました。
そして、徐々に高度を下げていくと川の流れが聞こえるようになり、次第に温泉のにおいがするようになり、建物の屋根が見えるようになり、渋の湯に到着しました。
無事に歩いてきた満足感に浸りながら、ゆっくりしたいところではあったのですが、ここからがあわただしかった。
渋の湯から茅野駅への最終バスが14時50分。
ここへ着いたのが、13時55分。
温泉へ入って間に合うか悩みましたが、とにかく汗を流そうということであわただしく入浴の準備をし、受付をし、建物の奥の方にある浴場へ急ぎ、なんとか汗を流し、温泉にもつかり、片付け荷物をまとめ、何とかバスに乗る準備完了。
あっという間の温泉でしたが、思っていたことをすべてやりきった満足感で、急に小腹がすいてきて、最後まで行動食として持っていたパンを食べ何とか落ち着きました。
茅野駅までのバスで、うたた寝して仮眠し、茅野駅で無事車を回収し、帰路につきました。
高速は、中央道下りで10kmほど渋滞していましたが、予想の範囲内で、名神高速は渋滞が激しかったのでルートを変え、なんとか特に大きな渋滞に巻き込まれることなく帰宅できました。
今回は、テーマ通り、小屋での時間を満喫し、最初に計画していたやりたいことをすべてやりきり満足な山旅でした。
ただ、天気が良ければもっと素晴らしかったと思うのですが、「また、来い」ってことなのかなという思い、また天気の最高な時に訪れたいと思いました。
こんにちは はじめまして
天狗岳で 少し?お話したものです。(道を聞いただけですが)
西天狗や黒百合で食事の写真を撮っていたのでブログでもやられている方かな?って思っていましたが
Q-chanさんだったのですね
(実はお会いするのは2度目 私が伊吹山でフラフラ登っている時にサッとパスされて行った方・・・はや〜っ!)
しらびそ小屋ではリスが見えるんですね
次回 娘との山登りの時の参考にさせていただきます。
u-san さん、初めまして?
あの山頂でお話しした方だったのですね。
今思えば、伊吹山でもお見かけした気がします。
最終的には、私がご飯を食べてのんびりしている間に先に下山されていた気がしますが。
また、どこかでお会いするかもしれませんね。
あっ、そういえばu-san さんの山行記録の黒百合ヒュッテ前で休憩する人々の写真に私、登場してました。
しらびそ小屋は、ほんとリスが見れたり、小鳥が見れたりおすすめですよ!
先週、今週と天気に恵まれませんでしたね
梅雨時だから仕方ないか。
旅のおとも、なかなか良さげで。
写真写りもバツグンです
どっかで出会ったら、すぐわかりますわ。
そんじゃば
今回は、一人でなかったので連れて行かないでおこうかと思ったのですが、一緒に行った友人もこういうの(分身的なものを一緒に記念撮影)が好きだったので、連れて行って正解でした
また、あちこち出没するかもしれませんので、見かけたら声かけてくださいね
リサガス、カワユスなぁ〜
常念に連れて行ったことありますよ。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-61585.html
私は以前、琉球新聞のマスコットを
焼岳に連れて行き、雪の残る頂上で記念撮影!
新聞社に送ったら1000円の図書券頂きましたよ。
ほんと、かわいいですよね〜
常念のリサガスもかわいく素晴らしいです
でも、なかなかうまく座らすことができず、絶景の中におさめるには苦労しました
うまく座らせたり並べたりする方法ってあるのでしょうか ?
どこかのマスコットだと、なにかいいことがある可能性もあるんですね
私は、リサガスの時は
指人形だったので
指にはめて写真を撮りました。
その後は、写真を切り取って出来上がりって
感じです。
最後、写真を切り取るのがポイントなんですね。
私のも指人形なので、次回やってみます。
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