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Yamareco

記録ID: 1180872
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沢登り
札幌近郊

常次沢から百松沢山<30>

1975年08月10日(日) [日帰り]
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tanigawa その他1人
GPS
--:--
距離
9.7km
登り
852m
下り
837m

コースタイム

大通り公園 0817 バス 福井堰堤通り 0850 西の沢との二股の少し手前 0940~1010 西の沢との二股、沢に入る 1015 ~1035 奥二股 1100 林道分岐点手前の3つめの堰堤 1115 林道に入る 林道分岐 1130 〜1140 三つ叉より沢に入る 12mほどの滝 1230  鞍部 1340 〜1400 百松沢山本峰 1430 ~1505 ルート確認できず迷う 引き返し点 1600 本峰にもどる 1630 鞍部 1655 溝道を下降 滝 1750 林道出合・三つ叉 1840 林道下る 1950 福井堰堤バス停 2030 バスに乗る 2035 大通り公園。
天候 曇り
アクセス
利用交通機関:
バス
2017年06月11日 22:04撮影 by  Canon MG7700 series, Canon
6/11 22:04

感想

百松沢山の現況   (2000年2月、FYAMAPにアップ)

 北海道内には、まだ幾つか二子山があると思います。
 今回、私が紹介するのは、札幌市内から西に見える双耳のピーク、百
松沢山です。百松沢山は、手稲山の南隣りに位置しています。

 百松沢山には本峰の北峰(1038メートル)と南峰があり、南峰か
らさらに南に伸びる稜線の途中には、1000メートルに少し足りない
神威岳が独特のドーム状のピークを突起させています。背後には烏帽子
岳を一段高く?見ることができて、まるで双耳(仲のいい夫婦)の百松
沢山を、見守るかのよう。神威岳は、元気のいい育ち盛りの子どもで
しょうか。

 百松沢山は、「三段山」の名前で親しまれてきたそうです。これは、
双耳のピークから北に伸びる尾根に、テラス状の高まりがあるため、こ
れを「一段目」、そして双耳の山頂を「二段」「三段」と数えて、「三
段山」と呼んだそうです。このルートは往年のツアースキーのコースで
したが、あまり登られなくなって久しいルートです。

 双耳のピークは、北峰はやや丸みがあり、南峰は東面がそげていて、
少し尖ったピークです。どっちが高いのが、見る位置によっても違い、
札幌で暮らしていたころの私の悩みのたねでした。私には、「三段山」
としてよりも、やはりせいくらべする双耳の山、どっちが高いのか見る
たびに悩む山という印象が強かった山です。

 百松沢山は、大都市の札幌から間近に見上げる山なのに、道がない山
です。
 私が百松沢山に登ったのは、1975年の夏でした。当時は、大通り
のバスターミナルから市営バスに乗り、登山口へ向かいました。山間の
道を登って、福井堰堤通りという、何もない林道入り口で降りました。
 今は、このあたりは、宅地開発の波が押し寄せているのではないで
しょうか。

 3時間近く歩いて、ときにはたまらず沢床に下りて、堰堤に行く手を
はばまれて、また林道に追い上げられたりして、ようやく幅2メートル
ほどに細くなった常次沢の遡行に入りました。途中、12〜13メート
ルの涸れ滝状の滝を越えると、水流はほとんど消えて、最後はチシマザ
サのトンネルの溝道を急登して、双耳のピークの鞍部に出ました。
 ここまで、バス停から5時間。
 鞍部から30分のヤブコギで、本峰の北峰のピークに立ちました。同
行のメンバーが、ヤブコギの最中に、足を痛めたことを覚えています。

 下降は、北峰から北東に張り出した尾根をたどって、途中から西の沢
へと下る踏み跡をたどるはずでしたが、尾根は広く、ヤブコギでは見通
しがなくて迷いそうになり、また北峰へひき返して、常次沢を下降しま
した。

 当時のコースタイムを見ると、滝を下ったのが夕方6時。バス停は7
時50分とあります。大通りのターミナルまで帰ったのが夜8時35
分。

 ジャンプ台のすぐ上に見えるのに、百松沢山は、近そうに見えて、登
れば苦労させられる山でした。

(現地は、現地はその後、大規模ダムが完成し、南面の登山道などが大きく変貌しています。

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