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ハイキング
北アメリカ
残雪のレーニア山 �� マーモットと花に会う
2017年06月29日(木) [日帰り]
kenny
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 673m
- 下り
- 710m
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日帰り
- 山行
- 3:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:30
12:00
150分
PARADISE
14:30
14:30
60分
PANORAMA POINT
15:30
PARADISE
パラダイスからパノラマポイント往復のみ抜粋。
ランパートリッジループは別行動でロングマイヤから約2時間半。
ランパートリッジループは別行動でロングマイヤから約2時間半。
| 天候 | 快晴 ”レーニアブルー” |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
今シーズン残雪多く、国立公園レンジャーの話では、トレイルの雪が消えるのはまだ3週間も先だとの事。バックカントリースキーも楽しめる程雪が残っている。急斜面の登下降には細心の注意を。 |
写真
6/29 タコマを早朝出て、二スカリー・エントランス（NISQUALLY ENTRANCE）よりレーニア山国立公園に入る。
しばらくして足を止めたカウツ・クリーク （KAUTZ CREEK）からはレーニア山の頂が。
道路脇で良く見かけるグレイズ・ラベージ（GRAY'S LOVAGE）はセリの仲間。
リックセッカー・ポイント（RICKSECKER POINT）。眼下に見える二スカリーリバー（NISQUALLY RIVER）の河床から3,000m以上も高いレーニア山頂までが一望。
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6/29 10:51
リックセッカー・ポイント（RICKSECKER POINT）。眼下に見える二スカリーリバー（NISQUALLY RIVER）の河床から3,000m以上も高いレーニア山頂までが一望。
標高4,392m、富士山より600m高いだけとは思えないレーニア山の山容。
二スカリー氷河が刻んだ谷。かつては橋の場所を越えてまで氷河が下りていた。
ティンブルベリー（THIMBLEBERRY）。ノイチゴの仲間。
クリフ・ペンステモン（CLIFF PENSTEMON）。イワブクロの仲間。
対岸のタトゥーシュ連山（TATOOSH RANGE）のレーン山（Mt.LANE）。
パラダイスへの分岐を過ぎ、先に進む。ナラダ・フォールズ（NARADA FALLS）を見下ろす。
右端の山、イーグル・ピーク（EAGLE PEAK）にもトレイルがある（ただし上級者向き）。
スプレッディング・フロックス （SPREADING PHLOX）。
湖畔に咲くグレイシャー・リリー（GLACIER LILLY）。そう、カタクリです。
この湖の名はリフレクション・レイクス（REFLECTION LAKES）。
カタクリ…確かに花弁が開くと百合の花。英語では ”リリー” と呼ぶのに納得。
リトル・タホマ・ピーク（LITTLE TAHOMA PEAK）とルイーズレイク。
リフレクション レイクスからのレーニア山はこの国立公園の名を世に知らしめたクラッシックビュー。
湖周辺の山もまだ夏の装いには程遠い、豊富な残雪に覆われている。
少し戻り今度はレーニア山中腹のパラダイスを目指します。ハンドル握るのがウキウキの道。
レーニア山が立派過ぎで目がなかなか行かないが、その周囲の山々も素晴らしい。
レーニア山には20以上の名前の付いている氷河がある。車窓からの景色とは、とても思えない…
ビジターセンター付近。来週の独立記念日には更に人で溢れるだろう。さあ、トレイルを歩こう。
人で賑わうビジターセンターから少し離れるだけで、もうこの風景を独占出来る。
この残雪の多さ！1年前同じ時期に来た時は普通にトレイルを歩けたのに…
パスクフラワー（PASQUEFLOWER）の花。アネモネの仲間、セイヨウオキナグサ。雪解けのこの時期の主役。
2ヵ月程前に見た佐渡ドンデン山の群生も凄かったが、レーニア山のカタクリ密度も相当なもの。
イチゲの仲間、ドラモンズ・アネモネ（DRUMMOND'S ANEMONE）。
所々に顔を出す雪の溶けたアルパインメドウにはキンロバイの一種、シュラビィ・チンクエフォイル（SHRUBBY CINQUEFOIL）が。
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6/29 12:51
所々に顔を出す雪の溶けたアルパインメドウにはキンロバイの一種、シュラビィ・チンクエフォイル（SHRUBBY CINQUEFOIL）が。
君、近づき過ぎ！ちょっと、ちょっとォ…ドキドキ。どうやら手に持っているスマホに興味深々のようだ。
巣が側にあります… 穴の中に2匹住んでいるようです。カップルかな？
マーモット君を見ていると足が先に進みません（笑）。また帰りに寄るからね、バイバイ…
タトゥーシュ連山のピナクル（PINNACLE・中央の雪をつけていない岩山) は標高2,000m。
先程は眼下の二スカリー川の橋を反対側のリックセッカーポイントから見ていた。
このクレバスを抜け、山頂まではまだ 2,700mも登らないといけない。最低でも2日かかります。
セントヘレンズ火山。2004年の大噴火の後の姿がここからでも良く判ります。標高2,549m。
タトゥーシュ連山の中で一番高い山並。ユニコーン・ピーク（UNICORN PEAK 2,125m :左）、バウンダリー・ピーク（BOUNDARY PEAK 2,070m:右）。
6/29 13:50
タトゥーシュ連山の中で一番高い山並。ユニコーン・ピーク（UNICORN PEAK 2,125m :左）、バウンダリー・ピーク（BOUNDARY PEAK 2,070m:右）。
急斜面の雪壁に切ってあるトレース。ここからリッジに上っていく。
イエロー・マウンテンヘザー（YELLOW MOUNTAIN HEATHER）。
名前はホワイト・マウンテンヘザー（WHITE MOUNTAIN HEATHER）。
ナッタルズ ・リナンサス（NUTTALL'S LINANTHUS）。麓でよく見たフロックスと似ている。それもそのはず、別名がマウンテンフロックス。
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6/29 14:01
ナッタルズ ・リナンサス（NUTTALL'S LINANTHUS）。麓でよく見たフロックスと似ている。それもそのはず、別名がマウンテンフロックス。
開花間近な赤い花。ルイス・モンキーフラワー（LEWIS MONKEYFLOWER）。
小さく見えるのは、二スカリー氷河を間近に見る二スカリービスタ（NISQUALLY VISTA）付近の登山者。
レーニア山登山アタックのベースとなるキャンプ・ミューア（CAMP MURR）への分岐点。
クリフ・ペンステモン（CLIFF PENSTEMON）。イワブクロの仲間。
ファイヤウィード（FIREWEED）まだ一部が咲き出したばかりなので分からなかったが、日本でいうヤナギラン。
スキーの跡がトレースと交錯、いつの間にかルートを外していました。
クリフ・ペンステモン。日本のイワヒゲよりもかなり色鮮やかです。
二スカリー川に架かる橋からの展望。氷河が削ったU字谷と堆積物。
欲張ってもう少し歩く事にします。ロングマイア（LONGMIRE）で車を停め、湿地から再び歩き出す。
静かなロングマイア・メドウ（LONGMIRE MEADOW）。誰もいません。
ランパートリッジ・トレイル（RAMPART LIDGE TRAILかに入ります。樹林の中をひたすら登る。
ようやくランパート・リッジ（RAMPART RIDGE）に出た。
更に尾根を行く。ランパート・リッジはここから延々とレーニア山中腹、カウツ氷河（KAUTZ GLACIER）を望むマイルドレッドポイント（MILDRED POINT）まで続く。
6/29 17:27
更に尾根を行く。ランパート・リッジはここから延々とレーニア山中腹、カウツ氷河（KAUTZ GLACIER）を望むマイルドレッドポイント（MILDRED POINT）まで続く。
途中からワンダーランド・トレイルで沢沿いにロングマイアに戻ります。
マイズルソウまで。ここは日本？ 英語ではスネークベリー(SNAKEBERRY)。
ロングマイア近くの車道に出てトレイルはほぼ終了。ここはワンダーランド・トレイル（WONDERLAND TRAIL）の入口。
ワンダーランド・トレイルはレーニア山の山裾をぐるりと周回するロングトレイル。最低10日はかかる超ロングトレイル。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
サブザック
行動食
飲料
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
|
|---|
感想
昨年に続き訪れた初夏の北米西海岸、カスケード山脈のレーニア山。シアトル・タコマという大都市の近くにあり、英語の教科書にも出てきた「タコマ富士」。容姿は富士山に似てはいても、実際には26の氷河に覆われたアメリカ本土で最大の氷河集中地域。実際に目にしたレーニア山は日本の白山やヨーロッパアルプスのモンブランのように白さが際立ち険しさよりもスケールの大きさに圧倒された。見た目はもっとシンプルに ”超巨大なアイスクリーム” に見えた。
特に今年は雪の多さに驚いた。正直足回りも軽装でトレイルに踏み込んでいくのに躊躇した。途中で引き返す覚悟で恐る恐る進んでいった。が、目の前に展開するレーニア山のパノラミックな容姿に吸い込まれるように一歩、また一歩と引き寄せられて最後の標高2,074mのパノラマポイントまで行ってしまった。
この豪雪が幸いしてハイカーの数はそれほど多くなく、比較的静かなトレイル（といってもほとんど雪面のトレースだった）を楽しめた。景色もまるでツンドラ地帯かアルプスやヒマラヤにいるかのような錯覚になる程だった。
花の豊富さは盛夏ほどではないと思うが、グレイシャー・リリーやキンポウゲ、ひときわ目立つパスクの群生はアルペンムードを盛り上げるのに十分だった。そして、かわいいマーモット !
現地のハイカー達も気さくで会話も楽しかった。国際色豊かで色々な国から様々な年齢の人達とすれ違い、声を交わし、そして雄大な景色に同じ歓声を上げた。
次の目標はレーニア山の山頂。十分行ける可能性はあると確信は出来るものの油断は禁物。アルパインクライミングには違いないのだから。
アメリカ西海岸、日本からアプローチも近いシアトルで比較的短い日程でチャレンジ出来る高山。それでも登頂率は50%程度と言われているので余裕をもって日程をつくり同じような絶好の晴天日を狙って登頂したい…な。
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さっそくお邪魔しました！
マーモット、近い！！😍😍
なんと、ブサ？可愛いんだ、、、、
心拍数上がるレコ、ありがとうございます✨✨たぶん、ちょこちょこお邪魔します（笑）
Welcome ❗こちらこそ。
花も好きです。よろしくおねがいしますね。
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