ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1185521
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

安寺沢から本仁田山・川苔山を経て鳩ノ巣へ

2017年07月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:10
距離
13.6km
登り
1,444m
下り
1,456m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:25
休憩
0:46
合計
7:11
7:04
34
スタート地点
7:38
7:45
96
9:23
9:28
15
9:43
9:43
6
10:05
10:09
62
11:11
11:12
27
11:39
12:01
14
12:15
12:16
14
12:30
12:31
72
13:43
13:46
29
14:15
14:15
0
14:15
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
・全体を通じて迷うところはありませんでした。
・大ダワ〜舟井戸間の尾根沿いルートの岩場は濡れていませんでしたが、一部泥で滑りやすくなっているので要注意です。
・舟井戸〜川苔山山頂間はひどくぬかるんでいます。
・本仁田山山頂付近ではコアジサイが盛りでした。
乳房観音。乳癌予防のご利益との事だが、山行の見守りをお願いする。
2017年07月02日 07:43撮影 by  HTL23, HTC
7/2 7:43
乳房観音。乳癌予防のご利益との事だが、山行の見守りをお願いする。
きついけど立派。立派だがきつい。
2017年07月02日 08:00撮影 by  HTL23, HTC
7/2 8:00
きついけど立派。立派だがきつい。
ドクダミの花だそうで。
2017年07月02日 08:08撮影 by  HTL23, HTC
7/2 8:08
ドクダミの花だそうで。
尾根に乗っても、まだ急勾配。
2017年07月02日 08:29撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 8:29
尾根に乗っても、まだ急勾配。
頂の向こうにまた頂。
2017年07月02日 08:44撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 8:44
頂の向こうにまた頂。
ああ漸く山頂かな。
2017年07月02日 09:14撮影 by  HTL23, HTC
7/2 9:14
ああ漸く山頂かな。
付近はコアジサイが咲き盛り。
2017年07月02日 09:18撮影 by  HTL23, HTC
7/2 9:18
付近はコアジサイが咲き盛り。
エスケープルートに考えていた花折戸尾根は行けないそう。
2017年07月02日 09:19撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 9:19
エスケープルートに考えていた花折戸尾根は行けないそう。
2017年07月02日 09:22撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 9:22
着いた!本仁田山はまだ誰も居ない。
2017年07月02日 09:23撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 9:23
着いた!本仁田山はまだ誰も居ない。
山頂北側にコアジサイの群生。
2017年07月02日 09:33撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 9:33
山頂北側にコアジサイの群生。
これはなんと言う植物。後で調べる。
2017年07月02日 10:06撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 10:06
これはなんと言う植物。後で調べる。
この間余裕が無く一枚も写真がなく、いきなり川苔山山頂より雲取山方面を望む。間の痛々しい山は操業中の天祖山かな。
2017年07月02日 11:47撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 11:47
この間余裕が無く一枚も写真がなく、いきなり川苔山山頂より雲取山方面を望む。間の痛々しい山は操業中の天祖山かな。
粗末な冷やしうどんが実に旨い。
2017年07月02日 11:47撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 11:47
粗末な冷やしうどんが実に旨い。
下りは写真を撮る余裕が出てきた。山上の防火線は気持ち良いですね。
2017年07月02日 12:09撮影 by  HTL23, HTC
7/2 12:09
下りは写真を撮る余裕が出てきた。山上の防火線は気持ち良いですね。
川苔山東面の水場。雨の後で少し濁っている。
2017年07月02日 12:21撮影 by  HTL23, HTC
1
7/2 12:21
川苔山東面の水場。雨の後で少し濁っている。
ヤマアジサイの群生。
2017年07月02日 13:28撮影 by  HTL23, HTC
7/2 13:28
ヤマアジサイの群生。

感想

また山から遠ざかってしまった。梅雨の合間に、本仁田山で足慣らしをしようと予定を立てているうちに、川苔山まで入った15km近い計画になってしまった。まあ調子が出なければ本仁田山で帰ってこよう。

ガラガラの青梅線を奥多摩駅で下りて町役場の前を通ると丁度朝7時。もう何人もの方が都議選の投票に来ていた。安寺沢林道をトボトボと歩いて登る。林道から結構な勾配だ。雲は厚いが時々朝日が差していた。

安寺沢林道終点の手前に民家があり、モノレールの終点もある。民家の脇を通って登山開始。いつものように登山口の周りで木のステッキを探すが、無い。代わりに登山口に置くなとの地主名の看板がある。仕方ない。

道は最初は沢沿い、徐々に尾根腹に移る。道はのっけからきついが、周りの様相も頻繁に変わって、飽きない。一ヶ月のブランクがあるが、結構歩けるなと最初のうちは考えていた。

肩で息をしながら安寺沢尾根に乗り上げると、東面の杉林からエゾハルゼミの合唱が響いた。鳥のさえずりと相まってやかましいくらいだ。

道はいよいよきつい。ただ雨が続いた割には地面は濡れていない。ただ先程までいなかった虫が増えてきた。それでもしつこくまとわりつきはしないので、うっとうしくはなかった。

日曜の朝にたった一人でなんでこんなキツイことしているんやろ。せめて御前山とか、もっと緩いのにしたら良かったのに。でも久しぶりに休日に野外に出たのは良かった。この流れを数十回繰り返しながら登るのはいつもの通りだ。

尾根沿いを登っていると、どこかで行く先の茂みが明るくなる。先の勾配が無くなるわけだが、そこが山頂とは限らない。登り切ったらまた先の勾配が見える。それを何度も繰り返し、どんどんきつくなる。最後は片手も使い、コアジサイが良く咲いているところに乗り上げた。山頂すぐの花折戸尾根の分岐点だ。しんどければそちらに下りようと考えていたのだが、通行止めらしい。先に行くしか仕方ない。

早い時間なので本仁田山山頂には誰も居ない。今日は山に入ってからまだ人間に会っていない。水と行動食を取って先に進む。と、行く先にコアジサイの群生だ。丁度花の盛りのようだ。暫し可憐な姿と香りを楽しんだ。

ここからは釣瓶落としとなる。どんどん下る。川苔山の方が標高があるので、今下った分は後で全部登る事になる。もうそんなに下がらんで良い、そのくらいにしといてと言っても、まだ下がる。大ダワとは良く言ったものだ。50分下がり続けて、名前の通りの地形が足元に見えた。ここで初めて人間とすれ違う。舟井戸までは尾根沿いと巻き道がある。尾根沿いは露岩帯があり、巻き道は最近修復されたものの、通行注意の看板が出ている。尾根沿いならきついけれど危険は少なかろうと考え、そちらを選んだ。

最初から30度近くある傾斜を、休んでは登る。息が上がっているのに加え、便秘のように腹が膨らんできた。朝も問題なく便所に行ったのに何故か分からない。身を屈めて三点支持で岩場をこなすのが辛い。疲労と熱、膨満感でぼうっとしたところで足元の粘土に足をとられ、とっさに木の根に捕まって留まった。「危ない」と自然に漏れる。足元を見ると、すぐ下が絶壁だった。

一旦安全な場所まで行ってからしっかり休んだ。蝿や羽虫が煩わしいが、仕方ない。落ち着いて不調の原因を探っていると、以前読んだ記事で登山中の水不足で便秘になる話を思い出した。そう言えばこの天然の蒸風呂状態で滝汗をかいているのに、300ccも水を飲んでいない。水を多めに飲み、行動食のトレイルミックスを噛み砕いた。

予定時間を超えて舟井戸に着いた。すれ違う人が多くなる。あまり体調が悪ければここで下山しようと思っていたが、水が効いたのか腹は治まってきた。昭文社地図ではここから25分、今の自分だと40分か。とにかくペースを落として行く事にした。流石に人気の川苔山で、山頂までの巻き道は酷いぬかるみだった。人が多いのも関係するのか、虫も増えてきた。

なんとか体を引きずりながら川苔山山頂に到着。30名はいたと思う。人混みは嫌いだが仕方ない。天祖山や雲取山がよく見える場所にへたり込み、暫くじっとしていた。落ち着いてから昼飯を取り出す。茹でうどんにツユをかけただけの粗末な食事だが、冷たいツユがありがたい。今度はトマトも足そう。それにしても天祖山は痛々しいな。まだまだ崩すのかな。どうしようもないのか等と考えながら食事を終え、鞄が蝿や虻だらけになったのを機に下山を開始した。

下山は舟井戸まで戻り、鳩ノ巣駅に降りる。百尋ノ滝が恋しい天候だが、久しぶりなので傾斜のゆるい方を選んだ。ヤマアジサイの群生に見とれてだらだらと歩く。段々空気が生暖かくなり、体が帰る事を嫌がっているのを感じる。どうせ下界は蒸風呂だ。心配していた天気は持ちそうなので、森林浴のつもりでマイペースで歩いたが、結果的には予定時間より随分早く着いた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:680人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
川乗山(大沢バス停から鳩ノ巣駅)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
雪山ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
鳩ノ巣駅→本仁田山→奥多摩駅
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
雪山ハイキング 奥多摩・高尾 [日帰り]
川乗山(鳩ノ巣駅からピストン)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
積雪期ピークハント/縦走 奥多摩・高尾 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら