日光白根山（湯元温泉から、前白根山・五色山周回）

2017年07月10日(月) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,467m
• 下り: 1,458m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:37
• 合計: 9:08

4:58 湯元温泉登山口
5:22 5:22 堰堤・分岐
6:36 6:37 外山鞍部
6:57 6:57 天狗平
7:33 7:36 前白根山
7:53 7:54 避難小屋分岐
8:05 8:06 五色沼避難小屋
9:13 9:38 奥白根山
10:21 10:22 弥陀ヶ池
12:08 12:09 五色山
12:32 12:33 国境平
13:42 13:43 中ツ曽根登山口
13:57 13:59 湯元温泉バス停
14:06 14:06 湯元温泉登山口
14:06 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

7/9 東武日光駅〜湯元温泉（東武バス）
7/10 湯元温泉〜東武日光駅（東武バス）東武日光〜自宅最寄駅（東武）
※まるごと日光 東武フリーパス利用

コース状況／危険箇所等

・湯元スキー場〜外山鞍部…標高差450mの急坂。道はそんなに悪くない。
・国境平〜浄水場…頭の高さまであるヤブ区間あり、ギャップやらいやらしい。ヤブ区間が終わると、標高差200mの急坂区間となり、それが終わると登山口です。この道が好きという人はあまりいないでしょうね。

その他周辺情報

・日光湯元キャンプ場 1日1000円（翌日16時まで利用可能）
日光湯元ビジターセンターで申し込み。キャンプ場にトイレがなく遠い。

写真

7/9 16:45

【7月9日】
日光湯元キャンプ場
霧降高原からバスで移動、湯元までやってきました。明日はここをベースに日光白根山を周回する予定です

7/9 16:52

サワギク
湯ノ湖湖畔を散歩。花をたくさんつけたサワギクを見つけました

7/9 16:54

ヤマツツジ
咲き残りのヤマツツジ。色があせていました

7/9 16:57

湯ノ湖と男体山
くもりがちなものの、男体山はよく見えていました

7/9 17:00

湯ノ湖
夕方でも釣り師は多かったです。水面もきれいですし、こういう場所で釣りをするのもいいですね

7/9 17:09

湯ノ湖
散歩してるうちに、北側は青空が広がってきました

7/9 17:10

イワナ？
湯ノ湖に注いでいる湯川を見ていると稚魚が流れに逆らって泳いでいました

7/9 17:24

日光白根湧水
奥日光高原ホテルの脇にある湧水。地下60mからくみ上げているそうです

7/9 17:24

クリンソウ
湯元周辺はクリンソウが植えられていて、残り花でしたがまだまだきれいでした

7/9 17:25

クリンソウ
今年はクリンソウをよく見ますね。先月から3回目です

7/9 18:08

夕食
キーマカレーとたまごスープ。いつもの簡単ごはん

7/9 18:46

湯元温泉
奥日光高原ホテルで日帰り入浴。夕食どきだったせいか、誰もいなくてゆっくり入れました。日本で4番目に濃い乳白色硫黄温泉だそうです。露天風呂も2つあって、よかったです

7/10 4:50

【7月10日】
五色山
キャンプ場の炊事場から、前白根山方面の稜線が焼けてきました。あとでわかったのですが、見えていたのは五色山だったようです

7/10 5:05

男体山と湯ノ湖
最初は、スキー場の初級コースに沿った林道を登っていきます。少し上がると、男体山と湯ノ湖が広がりました

7/10 5:16

日の出
日の出時刻はとっくに過ぎていますが、山に囲まれていたので、この時間が私の日の出でした

7/10 5:48

急坂
白根沢出合付近で、林道から急坂の道へ。地図を見ると、等高線がつまっているところを、外山の鞍部まで、450mほど一気に結んでいる。少し強引とも思えるコース設定でした

7/10 5:48

コイワカガミ
今日最初に出てきた花。木々の間から、朝日に照らされて、激坂の私を励ましてくれるようでした

7/10 6:01

ベニサラサドウダン
登山道に、まだ目新しいベニサラサドウダンの花々。ちょっともったいないような。でも登山道が明るくなった感じでこれもありですね

7/10 6:07

ベニサラサドウダン
半分くらい散ってしまったベニサラサドウダンでしたが、しっかり咲き残っているのもありました

7/10 6:07

温泉ヶ岳
対岸の温泉ヶ岳も見えてきて、だいぶ登ってきましたね。安心しちゃって、ここから上も意外にきつかったです

7/10 6:15

ゴゼンタチバナ
外山鞍部付近は、奥日光らしい花々が出迎えてくれました

7/10 6:26

コイワカガミ
7月の日光でも、今年は季節の進みが遅いし、標高も高いですからね。初夏の花がたくさん咲いていました

7/10 6:31

マイヅルソウ
こちらも咲きはじめ。花の期待はあまりしていなかったので、意外に多いなぁと思いました

7/10 6:32

ミツバオウレン
苔のなかに、ミツバオウレン。さわやかな初夏の花々でした

7/10 6:34

外山鞍部
2150mくらいの外山鞍部。鞍部というよりは肩という感じ。きつい登りが終わって小休止。前白根山へは緩やかな稜線歩きになります。厳しいかと思ったけど、思っていたよりはいい道でした。これならまた来てもいいかな。温泉ヶ岳に縦走かけてみたいよね

7/10 6:37

外山
鞍部から外山。近いのでいい道があれば行ってみようかと思いましたが、踏み跡は微妙なのでやめにしました

7/10 7:02

ツマトリソウ
天狗平付近には、ツマトリソウも咲いていました

7/10 7:02

ツマトリソウ
朝日を浴びてるツマトリソウ。このコース、実は登山者も少なくて快適な道でした

7/10 7:04

ハクサンシャクナゲ
ピンク色のストライプのハクサンシャクナゲ。実は今回も花旅だったようですね。お花いっぱいです

7/10 7:12

サンリンソウ
北岳のときもそうだったのですけど、イチ、ニ、サンリンソウの分類。いまさらながらわかりにくいなと思っていました。葉茎の様子をみなきゃいけないみたいですね

7/10 7:13

サンリンソウ
この花見てイチリンソウ？って思ったんですけど、サンリンソウは大体一輪で咲くようで。同定難しいです

7/10 7:14

シロバナノヘビイチゴ
今回の代表の花はこれかもしれません。チングルマみたいにあたり一面に咲いています。考えてみれば、同じバラ科の植物だもんね

7/10 7:14

シロバナノヘビイチゴ
こんな感じにたくさん。ヘビイチゴの白花種とされていますが、食用のイチゴの原種とも言われ、美味という話も？一度食べてみたいですね

7/10 7:15

男体山
前白根山に近づき、男体山とはしばしお別れだね〜って勝手に思っていましたが、ずっと見えていました

7/10 7:18

ハクサンチドリ
ハクサンチドリも出てきました。前白根山って実は花の山。何も考えてなかったけど、いい時期にきましたね

7/10 7:19

日光白根山
そして、今日の本命の登場。ロープウェイや菅沼コースでは味わえないこの景色。前白根の奥にある日光白根山。奥白根山と言われるのもわかりますね

7/10 7:20

日光白根山
きれいな山ですね。男体山、女峰山、太郎山とはまた違う素晴らしい山容。縦走じゃないんだけど、縦走っぽいコース。湯元コース、最高です

7/10 7:31

前白根山・山頂
百名山とかじゃないけど、前白根山は隠れた名山ですね。栃木・群馬県境のこの稜線、2300m台の山が点在して、なんかそそりますね

7/10 7:28

日光白根山とコマクサ
前白根山にコマクサが生えているなんて、知らなかったですよ。見事な組み合わせだなぁと感心していました

7/10 7:29

コマクサ
ここには赤いコマクサが数株ありました。あとでわかったのですが、日光白根山を含め、奥日光には元々コマクサはなかったようで、草津白根山などから種蒔、移植されたようです。賛否両論あるでしょうが、こうやって何十年も生き残ってるコマクサ、強いですね

7/10 7:27

日光連山
前白根山からは女峰〜男体など、日光連山もよく見えていました

7/10 7:31

日光白根山
なんかワクワクします。五色沼に下りると予定でしたが、少し稜線を歩いて、避難小屋に向かうこととしました

7/10 7:36

コケモモ
前白根山・山頂付近にはコケモモもありました

7/10 7:39

日光白根山と五色沼
前白根山から少し下ると五色沼が眼下に。日光白根山と五色沼が一緒に入るのもいいですね。やっぱり前白根山、最高です

7/10 7:46

シロバナノヘビイチゴ
前白根〜避難小屋の稜線は草原帯になっていて、いろいろ花が咲いていました

7/10 7:47

ハクサンチドリ
ちらほら。もう少し季節が進めば数が増えるかも

7/10 7:48

ヤマオダマキ
日光白根山のものはすべてつぼみでしたが、この稜線は開花していました

7/10 7:48

ハクサンフウロ
気の早いフウロですね。もう少ししたらたくさん咲きそう

7/10 7:49

キジムシロ
シロバナノヘビイチゴと一緒に多かったです。この山域には多そうですね

7/10 7:51

ミヤマカラマツ
カラマツソウって、つぼみもかわいいですよね

7/10 7:53

ハクサンシャクナゲ
シャクナゲもたくさん咲いていました。五色沼へさっさと行かなくて、稜線を歩いて正解でした

7/10 7:54

男体山と中禅寺湖
男体山はどこ歩いていても見えてるし。中禅寺湖もよく見えてる。地図見ていたら、2月に訪問した庵滝の上の稜線なんですね

7/10 7:54

中禅寺湖
中禅寺湖手前の山塊が高山のようです。向こう側の高いのは半月山でしょうか

7/10 8:03

五色沼避難小屋
中をのぞいたら、毛布が散乱していて、微妙な小屋だなぁと思いました。でも、錫ヶ岳に向かうにはいいベース基地だし、ここをスタートして温泉ヶ岳に向かうのもよし、利用してみたいですね

7/10 8:04

ヤマガラシ？
避難小屋の前はこの花がいっぱい。最近、この手の花も同定が難しく感じてます

7/10 8:36

イワオトギリ
オトギリソウの仲間も同定は微妙。イワオトギリは日本海側に多いというので、違うかもしれないが、シナノオトギリの特徴である黒点が見られないので、一応イワオトギリとしました

7/10 8:41

フデリンドウ
これも同定に迷った花。咲き方はフデリンドウだと思うのですけど、一応標高2000mの高山ですからね。タテヤマリンドウってこんなんだっけ？と過去撮った写真を見たりして。花の世界、難しいですね

7/10 8:41

コイワカガミ
避難小屋→山頂は多分、一番のお花畑なんでしょうね。ピンク色の花はコイワカガミでした

7/10 8:43

コイワカガミとキジムシロ
こんな組み合わせもかわいいですね。一番咲いていたのはシロバナノヘビイチゴでほかの場所で撮影したので撮りそこなってしまいました

7/10 8:53

錫ヶ岳
砂礫帯になって、向こうの山が目立ってきました。てっきり皇海山だと思っていましたが、錫ヶ岳（すずがたけ）でした。県境にはいい山がありますね

7/10 8:54

コマクサ
砂礫帯といえば、コマクサ。左右にちらほらな感じ。ここのコマクサも移植されたもの。ロープウェイを作ったときに植えたんでしょうかね。山の中まで植えることないのに。遺伝子的にも、いろんな種、苗を使ったようで、前白根山で見たものとも違うみたいです

7/10 8:55

コマクサ
きれいで、貴重な花だけに、今となれば、このまま繁殖してくれればと思いますけど、安易ですね

7/10 9:00

イワヒバリ
山頂が近くなって、イワヒバリが飛び回っていました

7/10 9:00

イワヒバリ
最初は一羽でしたが、あっという間に4羽集まって、砂浴びまでしていました。イワヒバリのこんな姿初めてみました

7/10 9:02

五色沼
五色沼も眼下に。五色山は緑色だけど、前白根山は禿げた山ですね

7/10 9:03

日光白根山・山頂部
山頂になかなかつきませんね。山頂下にはまだ雪渓が残っていました。雪渓がとけて、小さな池ができていました。奥白根池とでもいいましょうか…

7/10 9:06

奥白根神社
ロープウェイで登ってくるとこちらで合流。ロープウェイで登ったら何か勿体ないと思ったのは私だけ？コマクサはどうせ植えられたものだし、一緒かな

7/10 9:07

キバナノコマノツメ
奥白根神社のそばでキバナノコマノツメが咲いていました。ロープウェイ側もいろいろ花が咲いているのかな？

7/10 9:08

コイワカガミ
遠くから見えてもわかるくらいのコイワカガミ。群れて咲いてきれいでした

7/10 9:13

日光白根山・山頂
錫ヶ岳をバックに。13年前に来たときはここで突然の雨となり、写真をうまく撮れず下りてしまったので、百座を終える前に来ておかないと、と思っていました

7/10 9:22

女峰山と五色沼
山頂から女峰山方面。雪渓もまだ残っていますね

7/10 9:22

日光連山
向こうからも見えてるから、こちらからも見えている。そんな感じ。奥日光にはいろんな山がありますね

7/10 9:22

燧ヶ岳
霞んでいましたが、武尊、至仏、燧、平、会津駒あたりは当たり前のように見えていました

7/10 9:23

錫ヶ岳
立派なこの山は、錫ヶ岳。私が勘違いした皇海山はこの山の左にあるはず？

7/10 9:31

イワヒゲ
山頂周辺にはイワヒゲも咲いていました

7/10 9:36

五色沼と日光連山
山頂からは五色沼が見えていないので、見えるところに移動。みんなこうやって撮ってるのかと思いました。前白根山からの五色沼の方がきれいですね

7/10 9:40

菅沼と弥陀ヶ池
下りは弥陀ヶ池に下ります。手前の池が弥陀ヶ池。菅沼は分かれて見えていますが、つながっているようです。菅沼の奥に、燧ヶ岳も見えています

7/10 9:47

イワハタザオ
この花の種類も同定ができなくて…。でも多分当たっていると思います

7/10 9:59

日光白根山
北面から見る、日光白根山はこんなに緑色。多彩な山ですね

7/10 10:11

シロバナノヘビイチゴ
座禅山の斜面は草原になっていて、小さな白い花のお花畑になっていました。ほぼ全てがシロバナノヘビイチゴです

7/10 10:14

ショウジョウバカマ
雪が溶けたばかりのところにはショウジョウバカマが出ていました。写真の花は茎があまり伸びずに、花が咲いてしまったようです

7/10 10:15

シロバナノヘビイチゴ
この山域には本当に多いです。名前で損をしてますよね

7/10 10:17

シロバナノヘビイチゴ
こちらもお花畑。たくさんあり過ぎですね

7/10 10:21

弥陀ヶ池
森の中の静かな池。この周辺にシラネアオイの保護地があるのですが、遠目で見てなかったのでスルーしました。6月に来ないとダメですかね？

7/10 10:45

五色沼
ランチがてら、五色沼にきました。随分暑くなってしまって、日陰に入りたいところでした

7/10 10:45

日光白根山
五色沼から見る日光白根山。いろんな表情がありますね

7/10 11:00

ランチ
カップラーメンとゼリー。水がなくなりそうだったので、カップラーメンは食べたくなかったのですが、食べないわけにもいかないですし…。水の残り0.8L、セーブ気味にいきますか

7/10 11:29

ベニバナイチヤクソウ
湖畔のコケの上に生えていました。日なたで見るのは珍しい感じです

7/10 11:45

五色沼
15分くらい直登して、外輪山の稜線へ。五色沼はどこから見てもきれいですね

7/10 12:07

五色山
文字が色あせて、何が書いてあるのかわからない感じ。前白根山よりは少し高い2379m。当初は前白根山から、同じ道を戻る予定でしたが、怖いもの見たさでヤブの道へ

7/10 12:07

日光白根山と五色沼
五色山からの日光白根山と五色沼。前白根山と五色山の間で見るとまた違った見え方しそうだなぁと思いました。今日はお昼でもいい天気。今回は天気に恵まれていますね

7/10 12:11

日光連山と湯元スキー場
五色山から少し行くと、湯元スキー場が見えてきました。このまま真っ直ぐ下りたいくらいです

7/10 12:24

金精山
さらにいくと、金精山や温泉ヶ岳が見えてきました。崩壊が進む山で荒々しいです

7/10 12:27

温泉ヶ岳
金精峠からでも相当登りそうな大きな山ですね。紅葉のときでも前白根山から縦走してみたいですね

7/10 12:32

国境平
国境稜線はここでおしまい。栃木・群馬の国境を歩いてきたんだなぁと改めて思いました

7/10 12:48

湯ノ湖と男体山
国境平からは緩やかに下りだし、ヤブが濃くなったり、薄くなったり。湯ノ湖は見えてきたけどまだ遠い感じ

7/10 12:49

ヤブ
最初はこんな感じ。ちょっとうるさい程度でした

7/10 12:50

目線のヤブ
そのうち、目線までヤブに覆われたりと、ひどい道です。ヤブが終わったら、200mくらいの急斜面。登りだとめげただろうなぁ。下りでよかったです

7/10 13:39

ギンリョウソウ
登山口近くはゆるやかな森のなか。ギンリョウソウ、久しぶりにみましたね

7/10 13:42

中曽根登山口
最後はあっけなく、林道があらわれ、登山は終了。キャンプ場へはショートカットできないので、バス停前の自販機をめざしました

7/10 13:52

クリンソウ
湯元温泉一帯はクリンソウがよく植えられています。きれいでいいですね

7/10 13:52

クリンソウ
白いのもあり、さすが奥日光という感じ

7/10 14:11

日光湯元キャンプ場
Myテントに戻ってきました。今回も荷物置き場＆更衣室として、いい活用法ですね。テントも十分干せてよかったと思います

7/10 16:19

リバティけごん号
一度乗って見たかったので、帰りはリバティとなりました。新幹線みたいにACアダプタ付きなので、充電できるんですね

撮影機器：

EOS 60D CANON

iPhone 7 Apple

感想

よの

写真のコメント、感想ともまだまだ書き足らないのですが、とりあえずのレコアップとさせていただきました。

13年ぶりの日光白根山でしたが、前回はくもり〜雨で、こんなに素敵な山だと思っていなかったです。山容、花、湖沼とこういう山はなかなかないですね。前白根山からのルートは厳しさもありますが、日光白根山の眺望が素晴らしい。アルプスを感じさせるような景色で感動的でした。