ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1203215
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

雲取山(奥甚助尾根と塩沢巡視路ルート)

2017年07月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
20.6km
登り
1,743m
下り
1,748m

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
0:00
合計
7:10
4:10
30
4:40
4:40
65
6:05
6:05
70
7:15
7:15
20
7:35
7:35
15
7:50
7:50
10
8:00
8:00
15
8:15
8:15
55
9:10
9:10
20
10:55
10:55
25
11:20
片倉橋
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
片倉橋手前の駐車スペース。
10台前後。
到着時先着2台、下山時8台駐車。
ドコモ 旗1本。
コース状況/
危険箇所等
塩沢右岸巡視路、奥甚助尾根ともに昭文社地図に記載されていないバリエーションルートです。

標識・マークが少ないため、あらかじめ分岐点などの下調べの必要がありますが、東京水道局の巡視路だけあって、よく整備されており、スムーズに足を進められました。昨日、かなりの雨が降ったようで、崩壊気味の箇所もありましたが、注意して歩けば支障はありませんでした。

奥甚助尾根は、自然のままの尾根直登ルートかと思っていましたが、こちらも人工の山道あり。
登りでこのルートを使う分には道迷いの可能性は比較的小さいと思いますが(予習前提)、下山時に使う場合には、尾根から奥甚助窪に下降する地点で注意を要します(まっすぐ尾根を下ってしまわないこと)。
片倉橋から後山林道を30分。
塩沢橋到着。朝から蒸し暑い。
2017年07月22日 04:37撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 4:37
片倉橋から後山林道を30分。
塩沢橋到着。朝から蒸し暑い。
塩沢橋にある奥後山・雲取山への標識。
2017年07月22日 04:38撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 4:38
塩沢橋にある奥後山・雲取山への標識。
塩沢橋から廃道となった林道を5分強歩くと山道に。
2017年07月22日 04:45撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 4:45
塩沢橋から廃道となった林道を5分強歩くと山道に。
数分山道を登ると分岐点。
右下の「塩沢・お祭」から登ってきて、「巡視道」へと進みます。
2017年07月22日 04:48撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 4:48
数分山道を登ると分岐点。
右下の「塩沢・お祭」から登ってきて、「巡視道」へと進みます。
よく整備されて歩きやすい巡視路です。
2017年07月22日 04:54撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
7/22 4:54
よく整備されて歩きやすい巡視路です。
このあたりが死人窪。
特に何がある訳ではありませんが、先程まで聞こえていた沢音が消え静寂。声を出すと木霊のように反響する独特の空間。負のパワースポット?
2017年07月22日 05:13撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
5
7/22 5:13
このあたりが死人窪。
特に何がある訳ではありませんが、先程まで聞こえていた沢音が消え静寂。声を出すと木霊のように反響する独特の空間。負のパワースポット?
比較的新しい崩壊地。
路肩が崩れた上に倒木。慎重に進みます。
2017年07月22日 05:28撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 5:28
比較的新しい崩壊地。
路肩が崩れた上に倒木。慎重に進みます。
塩沢右岸上段・下段巡視路分岐。
石垣を左後ろに進むと下山時に通行予定の上段巡視路。
ここはまっすぐ進みます。
2017年07月22日 05:43撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 5:43
塩沢右岸上段・下段巡視路分岐。
石垣を左後ろに進むと下山時に通行予定の上段巡視路。
ここはまっすぐ進みます。
分岐点には、東京都水道局 林班界標 10|11 の標識。
2017年07月22日 05:44撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 5:44
分岐点には、東京都水道局 林班界標 10|11 の標識。
分岐点を過ぎると多少歩きにくい路面になりますが、依然、一般ルート並。
2017年07月22日 05:53撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 5:53
分岐点を過ぎると多少歩きにくい路面になりますが、依然、一般ルート並。
奥甚助窪。
前後は多少荒れた感じ。
2017年07月22日 06:06撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
7/22 6:06
奥甚助窪。
前後は多少荒れた感じ。
奥甚助窪から標高差110mほどで奥甚助尾根にのります。
あとはひたすら尾根登り。
2017年07月22日 06:19撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 6:19
奥甚助窪から標高差110mほどで奥甚助尾根にのります。
あとはひたすら尾根登り。
石尾根に並行する破線ルートに合流。
「→甚助尾根」の手書きのピンクテープが幹に巻かれています。
2017年07月22日 06:57撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 6:57
石尾根に並行する破線ルートに合流。
「→甚助尾根」の手書きのピンクテープが幹に巻かれています。
破線ルートを10分足らず雲取山方面に進むと、奥後山と奥多摩小屋との分岐点。自分は右下の「巡視道」からやってきました。
2017年07月22日 07:07撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 7:07
破線ルートを10分足らず雲取山方面に進むと、奥後山と奥多摩小屋との分岐点。自分は右下の「巡視道」からやってきました。
奥多摩小屋の水場はちょろちょろ。
500ccのペットボトルの水を満たすために60秒。
2017年07月22日 08:20撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 8:20
奥多摩小屋の水場はちょろちょろ。
500ccのペットボトルの水を満たすために60秒。
奥多摩小屋到着。
2017年07月22日 07:13撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 7:13
奥多摩小屋到着。
小雲取山付近から。
今日は全く期待していませんでしたが、富士山がうっすらと見えています。
2017年07月22日 07:33撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
7/22 7:33
小雲取山付近から。
今日は全く期待していませんでしたが、富士山がうっすらと見えています。
まだ少し雪渓が残っています。
2017年07月22日 07:43撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
7/22 7:43
まだ少し雪渓が残っています。
避難小屋。
北方は少し青空。
2017年07月22日 07:41撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
7/22 7:41
避難小屋。
北方は少し青空。
9回目の雲取山。
飛龍山と遠く南アルプス。甲府盆地は雲の下。
2017年07月22日 07:48撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
4
7/22 7:48
9回目の雲取山。
飛龍山と遠く南アルプス。甲府盆地は雲の下。
色の少ない山ですが、山頂付近で。
イワオトギリでしょうか。
2017年07月22日 07:52撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
7/22 7:52
色の少ない山ですが、山頂付近で。
イワオトギリでしょうか。
下山も奥甚助尾根ルートにて。
2017年07月22日 08:32撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 8:32
下山も奥甚助尾根ルートにて。
尾根入口から30分弱下ると、奥甚助窪への右折地点。
2017年07月22日 08:57撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 8:57
尾根入口から30分弱下ると、奥甚助窪への右折地点。
「この先進むな」の木が横に置かれていますが、その奥にも明瞭な足跡あり。ピンクテープなどもなく、うっかり進んでしまう箇所です。
2017年07月22日 08:58撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
7/22 8:58
「この先進むな」の木が横に置かれていますが、その奥にも明瞭な足跡あり。ピンクテープなどもなく、うっかり進んでしまう箇所です。
再び、奥甚助窪の木橋まで降りてきました。
2017年07月22日 09:07撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 9:07
再び、奥甚助窪の木橋まで降りてきました。
塩沢右岸上段・下段巡視路分岐。
朝は左の道(下段)から登ってきましたが、右の上段巡視路を進んでみます。
2017年07月22日 09:30撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 9:30
塩沢右岸上段・下段巡視路分岐。
朝は左の道(下段)から登ってきましたが、右の上段巡視路を進んでみます。
こちらもよく整備された道。
2017年07月22日 09:50撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 9:50
こちらもよく整備された道。
ここでヨモギ尾根からの破線ルートに合流。
自分は右下の「作業道」から。左の「塩沢・お祭」へと進みます。
2017年07月22日 10:09撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 10:09
ここでヨモギ尾根からの破線ルートに合流。
自分は右下の「作業道」から。左の「塩沢・お祭」へと進みます。
出来たて卵茸。
美味そうなんですが、死人窪伝説のひとコマになりたくないのでパス。
2017年07月22日 10:45撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
2
7/22 10:45
出来たて卵茸。
美味そうなんですが、死人窪伝説のひとコマになりたくないのでパス。
下段巡視路との分岐点に戻ってきました。
2017年07月22日 10:46撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 10:46
下段巡視路との分岐点に戻ってきました。
片倉橋ゴールイン(後山林道ゲート)。
蒸し暑かった。
2017年07月22日 11:21撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
1
7/22 11:21
片倉橋ゴールイン(後山林道ゲート)。
蒸し暑かった。
本日早目の締めは尾張の銘酒「義侠」にて。
冷えた生酒が細胞に沁み入ります。
2017年07月22日 14:13撮影 by  EX-ZR500 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
3
7/22 14:13
本日早目の締めは尾張の銘酒「義侠」にて。
冷えた生酒が細胞に沁み入ります。

感想

梅雨は明けたようですが、今週末も不安定な大気が続きます。

困った時は雲取山。
以前から気になっていた地名「死人窪(しびとくぼ)」を経由する奥甚助尾根を歩いてみました。


死人窪とは?
(「奥秩父」 原全教、木耳社より)

関東大震災以上の強震であったという安政地震の直後、江戸八百八町の建築用材として、甲州の山地一帯にわたって大伐採があった。その時さしあたり死人窪の樵夫小屋等、先ず藍澤での根拠地として20人或いは30人の杣が常在していた。ある吹雪の日、丹波の方から米を運搬してきた人達は後山の人家へ泊まってしまった。その夜、小屋は不意に猛烈な大雪崩で倒壊し、睡眠中の杣全部が圧死してしまったという。また、一説には、毒茸の汁を吸ったために中毒したともいい、ともかく、数十人の者が全滅したのは事実であるらしい。
また、20余年以前、岡部源作翁と保ノ瀬の卯平という人その他あわせて4人、晩秋の頃、茸狩りに行き、源作翁は一人の人と三條湯へ行って泊まり、後の二人は藍澤へ行ったところ、急に霙が襲来して、遂に卯平という人は死人窪で凍死してしまったそうだ。
以上は何れも岡部翁と、奥秋の木下翁の物語の一部である。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1713人

コメント

近くに・・
pokepikaさん

こんにちは。

困った時の雲取でしたか〜!

天気がなんだか不安定な週末でしたね〜。
三頭山の帰路に勝沼方面へ向かう途中、丹波山/鴨沢のあたりで土砂降りになりましたので、帰宅後嫁さんと「ヤマレコで今日雲取に登っていた人って、土砂降りに遭った!!とかって内容のレコになるんだろうね〜。」なんて会話をしていた後にヤマレコをなんとなく見てみると、pokepikaさんのレコのタイトルが雲取山になってる!!

あれ?土砂降り大丈夫だったのかな?なんて内容を拝見しましたが、午前中には下山されていたんですね!!(雨に当たらず何よりです・・30分から一時間程度の短時間ではありましたが、結構強い雨でしたから・・)

それにしても死人窪って・・これまた恐ろしや・・。(こんなルートもあるんですね!!)



梅雨明けしたというのに、なんだかすっきりしないお天気が続きますね。
2017/7/24 10:53
Re: 近くに・・
chaoさん、

さっそく、コメントをいただき、ありがとうございました。

三頭山に来ておられたんですね。
下山時間を拝見すると、ちょうど自分が鴨沢から奥多摩駅へと車で向かう時間帯。ニアミスでしたね。

このあと、土砂降りになったのですか
車で移動中は天気が曇りから青空が広がる展開になってきており、その日は平野部でも快晴に近く青空が広がっていたため、あの後、山間部で雨が降りだしたとは想像できませんでした。

夏山の天気の急変は本当に怖いですね。
くわばらくわばら
2017/7/26 8:17
貴重な情報
今回ポケピカさんに教えて頂いた奥甚助尾根、今度行ってみます。奥多摩詳細図にすら載っていないこんなルートがあるんですね。ありがとうございました!
2017/9/18 15:44
Re: 貴重な情報
yasu0402さん、

こんばんは。

奥甚助窪付近までの川は、釣り人には結構知られた筋のようで、(山道経由ではなく)イワナを釣りながら、沢沿いに遡って行かれる方もおられるようです。

段々秋の気配。奥多摩・丹沢の季節到来ですね。
バリルートを歩くのは、熊を始めとする野生動物の生活圏を侵害する可能性があるので躊躇される点もあるのですが、静かに山歩きをしたい時にはなかなかはずせないですよね。

良い山歩きをお楽しみ下さい
2017/9/18 19:19
ポケピカさん、返信有難う御座います。
私とかなり同じ様な山域を、同じ様な登り方をされてるみたいですね。私は蛭ヶ岳と雲取は毎月登ってます。その内何処かでお会いするかもしれませんし、もう会っているかもしれませんね。これからも是非情報交換致しましょう!
2017/9/18 19:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら