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Yamareco

記録ID: 120486
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

コマクサに遇えた、大同心ルンゼ〜横岳〜硫黄岳

2011年07月07日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:30
距離
13.6km
登り
1,283m
下り
1,283m

コースタイム

4:58やまのこ村駐車場-5:05南沢・北沢分岐-5:43堰堤広場-5:56〜6:17休憩
-6:54〜7:46赤岳鉱泉-7:52大同心沢分岐-9:14〜9:30大同心ルンゼ取付き
-9:57稜線出会-10:06〜28横岳-11:00〜20硫黄岳山荘-11:42硫黄岳山頂
-11:59〜12:04赤岩の頭-12:52〜13:05赤岳鉱泉-13:45堰堤広場-14:28駐車場
天候 曇り時々小雨 稜線はガス+強風
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速の南諏訪ICで降り、八ヶ岳ズームラインを東進し、突き当たりのT字路
を左折して富士見原茅野線を北上して美濃戸口へ、今回は美濃戸まで車で入り、
やまのこ村の駐車場に車を止める。
コース状況/
危険箇所等
<駐車場〜赤岳鉱泉>
特に危険箇所はありません。

<赤岳鉱泉〜稜線出会>
大同心沢入口に道標はありますが、ロープが張られていてこれをくぐり、しばらく
沢沿いを進むと次第に急登となる。木の根を掴んで登る箇所もありますが、コース
は踏み跡ががしっかりとついていて迷うことはありません。大同心手前からは一部
岩場の登りとなり、取付きからルンゼまでは急な斜面のトラバースとなるので、
滑落には注意が必要。このルートをそのまま進むと小同心に行けますが、今回は
その途中の大同心ルンゼへ。ザイルを出すまでの所はありませんが、岩場の登りと
なります。ルートファインディングを誤らないように、要所要所で確認を。途中、
きれいなお花畑があります。

<稜線出会〜横岳>
鎖場あり、鉄梯子ありと結構ハードなルートです。

<横岳〜硫黄岳>
横岳から一旦登山道を戻ります。天気がいいと最高の眺めでしょうが、ガスで何も
見えない上、風も強く大変でした。そんな途中にある硫黄岳山荘は身体を休める
にはいい場所でした。

<硫黄岳〜赤岩の頭〜赤岳鉱泉>
視界が全くないので、道に迷わないように進む方向を確認しながら赤岩の頭へ。
以降は、赤岳鉱泉に向けて林の中を下る。この間、雨が降ったりやんだりしていた
が、ほとんど濡れなかった。

下山後は、いつもの『もみの湯』へ。平日の昼間ということもあり、すごく空いて
いました。500円です。
南沢・北沢分岐
2011年07月07日 05:05撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 5:05
南沢・北沢分岐
赤岳鉱泉に着いたら、あの田部井淳子さんにお会いすることができました。
2011年07月07日 06:55撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
2
7/7 6:55
赤岳鉱泉に着いたら、あの田部井淳子さんにお会いすることができました。
大同心沢分岐
2011年07月07日 07:52撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 7:52
大同心沢分岐
大同心稜の急登
2011年07月07日 08:21撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 8:21
大同心稜の急登
一瞬のガスの切れ間に見えた大同心
2011年07月07日 09:01撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:01
一瞬のガスの切れ間に見えた大同心
大同心を右から巻いてトラバース
(右はキレ落ちてます)
2011年07月07日 09:12撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:12
大同心を右から巻いてトラバース
(右はキレ落ちてます)
大同心ルンゼへ
2011年07月07日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:29
大同心ルンゼへ
チムニーの取付きにあったペツルのハンガーと
リングボルト
2011年07月07日 09:38撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:38
チムニーの取付きにあったペツルのハンガーと
リングボルト
チムニーを登る所も
2011年07月07日 09:38撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:38
チムニーを登る所も
横岳への登りにある鎖場
2011年07月07日 10:00撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
4
7/7 10:00
横岳への登りにある鎖場
横岳山頂
2011年07月07日 10:28撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 10:28
横岳山頂
硫黄岳山頂
2011年07月07日 11:42撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 11:42
硫黄岳山頂
大同心ルンゼの途中にあったお花畑
(ウルップソウだらけ)
2011年07月07日 09:37撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
7/7 9:37
大同心ルンゼの途中にあったお花畑
(ウルップソウだらけ)
唯一咲いていたコマクサ
2011年07月07日 10:41撮影 by  Canon PowerShot SX210 IS, Canon
3
7/7 10:41
唯一咲いていたコマクサ
撮影機器:

感想

 目まぐるしく天気予報が変わる中、当初は小同心を登る予定だったが、当日の
天候によってはルート変更できるように準備をし、前日の23時頃、美濃戸まで
車で入り、やまのこ村の駐車場に幕営。夜中には雨がテントをたたく音で目を覚ま
し、不安がよぎる。翌日の4時過ぎに起床すると雨はやんでいたが、レインスーツ
を着用していると、駐車場料金の徴収が来て、5時前に歩き出す。小同心は諦め、
大同心稜から大同心ルンゼを登って稜線に出るルートに変更する。
 北沢を経由して赤岳鉱泉に到着すると、見覚えのある方が。あの田部井淳子さん
が、どこかの雑誌のツアーで硫黄岳を往復するようだ。テレビでは何度も見かけた
ことはあるが、初めてご本人にお会いする事ができた。小柄だが、すごく存在感の
ある感じがした。我々は、赤岳鉱泉でコーヒーをいただきながら、トイレタイムと
各々が給水をする。
 赤岳鉱泉から5分程行ったところに大同心沢の分岐があり、一般の方が入らない
ようにロープが張られている。2年前にはこのロープの木板に注意書きがあったが
すっかり消えて見えなかった。ここから沢沿いに歩いていくとやがて尾根沿いの
ルートとなり、急な登りとなる。1時間強で大同心の取付きに到着するが、ここの
基部を右にトラバースするとやがて左手のルンゼが大同心ルンゼとなる。(ちなみ
に、このまま進むと小同心に行く事ができる。)ここで、ハーネスとヘルメットを
装着し、岩場の登りが始まる。所々にリングボルトやペツルのハンガーが設置され
ている。ルートは色々とありそうだが、ミスするとザイルを出さなければいけなく
なりそうなルートもある。途中には、ウルップソウなどが群生したお花畑があり、
気持ちを和ませてくれる。一番の核心と思われるチムニー登りも難なくクリアし、
少しハイマツの間を縫うように進むとやがて稜線の登山道に出会う。ここから一旦
横岳まで登り、再度引き返して硫黄岳に向かう。台座ノ頭辺りには鹿の食外対策の
ためにネットが張られていて、そのすぐ横には、唯一のコマクサが2株程咲いて
いた。硫黄岳山荘の方のお話では、見頃は2週間程先ではないかとのこと。途中
からは、ガスの上、強風も加わり、眼鏡の我々(4名中3名)にとっては、水滴で
前が全く見えなくなる。硫黄岳山荘で休憩を入れ、赤岩の頭まではずっとこの状態
で、眺望も全くない。赤岩の頭から下は林間となりこの間で雨に遭うが、ほとんど
濡れる事がなかった。横岳山頂以降運んできたザイルの重さで、赤岳鉱泉を過ぎた
辺りから膝にきだし、ペースを上げることができず、だましだまし歩いてくると、
何とか駐車場に到着する。夏の長期休暇で山行を検討しているルートを行くには、
『重さ』という課題が残った山行になった。

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コメント

軽量化
KAMEさんもやっぱり考えていましたか。

課題ですね。しかし、お花畑は良かったですね、本当に感激しました。岩の匂いと感じる高度感に久し振りに山の中にいることの充実感を感じました。

ありがとう! ロガーもバッチリですね。
2011/7/8 20:14
ボーナスも入ったことですし
 そうなんですよ。やっぱ、ここはボーナスの分配交渉
で、ちょっとでも軽いものを購入ですか?共同装備で
極力荷物を減らしましょう。
2011/7/8 20:38
プロフィール画像
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