ドロミテ ラガツォイ山

2017年07月29日(土) [日帰り]

• GPS: 02:17
• 距離: 3.0km
• 登り: 23m
• 下り: 653m

天候

曇り後晴れ

アクセス

コルティナダンペッツォのバス駅からからファルツァレーゴ峠方面のバス、ラガツォイのロープウェイ駅前で下車。
ロープウェイは9時から。8時発のバスだったので、早く着きすぎた。

コース状況／危険箇所等

登山ルートの赤点線部分は注意が必要。勾配が急、ワイヤーが張ってあるところも多い。カニのヨコバイ有り。
ここも、視界が悪い時は道迷いしやすい。

写真

7/29 8:36

山上駅からFANA山に登るルート。一部、赤点線のルートを交え、赤ルートで東にトラバースしての下山予定だったが、一部黒ルートの上級者ルートを誤って降りてきてしまった。

7/29 9:06

ロープウェイに乗る時は、ラガツォイは雲の中で何も見えなかった。ところが、山上駅に近づくと太陽の光。
なんということでしょう。
私たち最強晴れ女。
ピッコロ ラガツォイ展望台 標高2700m以上。

7/29 9:06

山上駅は雲の上。
この辺り、映画「クリフハンガー」のロケ地ですって。

7/29 9:07

窪んだところは雪渓が溶けて無くなった部分。

7/29 9:07

ラガツォイ小屋 標高2752m,

7/29 9:11

空も美しい。

7/29 9:14

雲海の上に立っている感じ。

7/29 9:14

遠くに浮かんでいるのは、マルモダーラ。

7/29 9:15

こんな高地で厳しい環境なのに美しい花。

7/29 9:16

こんな岩場

7/29 9:17

コバルトブルーの空。

7/29 9:19

2800mはあるだろうところで、彼らは登山道の整備中。こちらの登山道は平によく均してある。

7/29 9:26

ここがFANA山かな。特に表示なし。

7/29 9:31

写真では見えないが、この岩陰にマーモットがいた。近くで写真を摂っていた人が教えてくれた。

7/29 9:33

FANA山は全体がこんな感じの岩山。

7/29 9:33

ここからは、下に降りる。
視界が悪い時は危ない。

7/29 9:34

写真が逆さに見えるが、岩が張り出している。

7/29 9:35

岩棚のようなところに道がある。平に整えられているが、右下は絶壁。慎重に下る。

7/29 9:37

お天気は上々。

7/29 9:38

ちょっと、霧が上がってきた。

7/29 10:02

携帯の灯りで中に。通路が続いている。

7/29 10:02

この穴、第一次世界大戦の遺物。この穴の中に入ると、地下通路のようなものが続く。だけど、ここをトイレがわりにする人もいるようで、入り口付近は人糞で臭い。寒冷地なので、ハエもいなかったが、日本だったら大変。

7/29 10:03

登山道。身をかがめて通る。どうやらこの辺りで、道を間違えてしまったようだ。この先に進む予定が道がないように見えたので引き返した。
どっちにしても、この先は難路のようだ。

7/29 10:11

この辺りが分岐となっていたが、道標がはっきりしない。

かつては第一次大戦跡を紹介するプレートがいくつも設置されていたようだが、風雪に晒され現在では、プレートの残骸があるのみ。

7/29 10:14

その当時の郵便局跡。

7/29 10:14

ここは、オーストリアの兵士たちが作ったのだろう。この岩山に迷路のように通路を掘り、施設まで作るなんて。
歩くだけでも大変なのに、資材はどうやって運んだのかななんて考えてしまう。

7/29 10:14

洞窟の中にかつての郵便局の建物。

かつての兵士たちは、こんなところに立てこもり、さぞかし寒かっただろうに。

こんな美しい場所が第一次世界大戦の泥沼化した戦場だったとは。

7/29 10:15

郵便局のところから、洞窟を歩いてみる。前にいた人が、出てこないので通り抜けできるとわかったから。

7/29 10:16

郵便局だけではなく、軍のオフィスでもあったようだ。
この後は、難所が続く。

7/29 10:25

橋を渡りきったところにすれ違えるスペースある。日本なら渋滞が起きそうだ。
この山は、ヘルメットを装着して登っている人が多い。確かにいつ落石があってもおかしくない。
子どもを連れもいる。子供はカタビラでワイヤー繋いで渡っていた。

7/29 10:25

この橋を渡っている人の進行方向にの岩陰に私はいる。カニの横ばいがある。写真を撮る余裕なし。

7/29 10:30

難所を抜けたかと思いきや、まだまだ。この下は岩に打ち込んであるハシゴで垂直に下る。

7/29 10:33

霧が少し腫れてきた。

7/29 10:39

この岩の横に窪んでいるところが私たちの通ってきた道。

7/29 10:44

渡ってきた難所を振り返る。
そういえば、この橋のところ、ロープウェイ駅に貼られていたポスターで見たとこだ。

7/29 10:44

こんなところ、視界が悪かったら大変だった。

7/29 10:44

7/29 10:48

下からあの難所を何度も振り返る。無事に通れてよかった。

7/29 10:48

私たちがロープウェイに乗った時は、霧で全く見えなかったが、だいぶ腫れてきた。

7/29 10:49

この橋のあたりが気になる。

7/29 10:55

この辺の岩場はクライマーが多い。

7/29 10:56

登っている人発見。

7/29 10:57

すれ違う人たちに、クライマーが増えてきた。年齢層も低くない。

7/29 10:59

この花トレチーメでも見たけど、光線のせいなのか一層鮮やか。
ゲンチアナ ヴェルナ

7/29 11:01

危険箇所はないとはいえ急坂を下る。

7/29 11:02

7/29 11:07

ラガツォイ山、ロープウェイ山上駅が見える。

7/29 11:10

これも戦争の遺跡。

7/29 11:10

塹壕だったのだろうか。

7/29 11:11

7/29 11:11

ワスレナグサ
ミオソティス アルベストリス

7/29 11:12

ここも掘られた穴が。

7/29 11:12

ロープウェイの駅が見えてきた。

7/29 11:16

野生のエーデルワイス発見。
現在はすごく少なくなっているらしい。
ここで数本見つけただけ。

7/29 11:49

下山。
道間違えをし、最短コースで下山したので早く降りられた。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

akagi27

コルティナ ダンペッツォからラガツォイのロープウェイ駅までのバス移動は、トファーナ連峰やクリスターロ、ファラーリオの山々を眺めての山岳ドライブ。ドロミテ街道というらしい。

さて、このラガツォイ山はなかなか面白い山だった。何しろ、山頂は晴れてて、360度のパノラマだったから。ここもガイドブックにもあまり詳しいことが載ってない。現地で購入した地図もわかりにくい。
役に立ったのは、ロープウェイ駅で見つけたルート。FANA山山頂までは問題なかったのだが、第一次世界大戦の遺物に気を取られすぎたのか別ルートに迷い込んでしまった。
わかったことは、こちらの登山道の赤の実線のルートは、道も平に整えられているみたいだ。赤点線となると日本の登山道みたいな、ザレ場や岩場があるとこなのかな。黒実線は殆ど通ったないのでわからない。
視界が良ければ問題ないが、そうでないと今回のルートもかなり危険。FANA山頂付近で会った人達は、霧が上がってきてるから危険と言って、戻っていった。私たちの後から、降りてくる人はいなかった。逆に下から登る人たちには沢山出会った。ヘルメット持参すべきだったかなと思った。

コメント

Josski500

参考になります。
来週、ドロミテ周辺に旅行予定のため、参考になります。地図のハシゴマークの実態がわかりました。ありがとうございます。