仙流荘〜戸台河原〜北沢峠 旧ルートを歩く


- GPS
- 07:38
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 227m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
戸台河原の駐車場から8km程は戸台川の河原を歩くが、川の渡渉場所などが分かり難い部分があるので要注意。 八丁坂の取付き部分は急で滑り易い。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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感想
仙流荘から出発して仙塩尾根を通って奈良田へ下りる縦走プランを立て、初日は仙流荘から北沢峠までを歩くつもりで出発。
この区間は林道バスが開通する前の時代には北沢峠のメインルートとして使われ、今でもバスの運行がない冬季には歩かれている。
前泊した仙流荘を5時40分過ぎに出るとバスを待つ登山者が既に大勢並んでいる。その横を抜けて戸台へ向けて歩き出す。30分くらい歩いた頃から北沢峠行きのバスが追い越して行くようになる。
1時間半ほど歩いてやっと戸台河原の登山口に着く。
駐車場にある車は大部分がキャンプの車で、一人見かけた登山者は反対方向へ歩いて行ってしまい、上流へ向かうのは自分一人だけ。方向標識が何となく分かり難くて不安なまま出発する。
戸台川の河原の左側(上流から見た場合の「右岸」)を歩いて行く。両岸は小高い岸壁になっていて容易には登れない。「ダムの放流サイレンが鳴ったら避難しろ」という看板を見て不安が湧く。
登山口から1時間ほどの間に堰堤と砂防ダムを一つずつ越え、次の堰堤に近づいてみると左側に越えられる箇所がない。地図を見るとこの辺りで右側に移るようになっており、対岸を眺めると踏み跡のようなモノが見える。
堰堤を流れ落ちて来たばかりの流れはかなり急なので、少し下流に戻って渡れる場所を探すがなかなか良さそうな場所がない。多少幅が狭くなっている場所で「やや深いかな?」と懸念しながら足を入れると3歩目で滑って上半身まで水に浸かってしまい、それでも慌てて対岸へ渡り切る。
観念して河原に腰を落とし、上下の服を全て着替え、靴の中の水も出して少し乾かす。既に3時間歩いて空腹にもなってきたので早めの昼食にする。ここで30分ほど停滞した後に再び歩き始める。
道は暫く河原の石の上を歩いた後、土手の部分の林の中を通るようになり、これまでよりは斜度のある登り坂になる。
登山口から2時間半ほどで「熊ノ穴沢方面」の標識を過ぎて暫く行くと、複数方向からの流れが重なる場所に出る。ここでも渡渉する場所がしばらく見つけられずに困惑するが、何とか丸木の橋を見つけて八丁坂へ繋がる道に出る。
既に仙流荘から13kmの距離を歩き、平坦に見えた道も500mの標高差を登っていて、足にかなりの疲労が出ているが、ここから最大の難所の八丁坂を登らなければいけない。
昔は多くの登山者が泊まっただろう丹渓山荘を横目に見ながら急な登り道に取付く。
途中で沢を一度渡り、登山道は九十九折に急傾斜を登って行く。疲労が激し過ぎて一度折り返す度に休憩を取らないと歩けなくなっている。
そうこうしながらも1時間ほどで何とか八丁坂を登りきると、嘘のように平坦な林の中を歩くようになる。広葉樹の下に苔やシダが茂る豊かな林の中を歩いているとこのまま北沢峠についてしまうのかも、と思う。
しかし、30分ほどで再び傾斜が急になり始める。この辺りで初めて後ろから登って来た超速の登山者に追い越される。この日、登山口から大平山荘までの間でこの人以外の登山者には遭遇せず。
大平山荘前で10分ほど大休止してから北沢峠にあるこもれび山荘を目指す。
登山口から6時間15分、仙流荘からは7時間半以上かかって北沢峠に到着する。
当初の計画では次の日に仙丈ケ岳を越えて両俣小屋まで歩くのだが、初日の疲労が予想以上に大きいことと、川に嵌った際に携帯電話を濡らしてしまい動作しなくなったことから、安全を考えて山行を中断することにする。
ある意味では懸案だった戸台〜北沢峠間を今回完了できたことは良い成果だった。
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