黒戸尾根から甲斐駒往復
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,316m
- 下り
- 2,307m
コースタイム
18日 4:00テンバ-5:30甲斐駒頂上6:10-7:10テンバ8:00-10:30笹の平分岐-11:40竹宇駒ケ岳神社
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目小屋跡からは、梯子・鎖が多い。事故の話は聞かないが、慎重に。下山後の尾白の湯は、入園料200円、入浴料700円とあるが、入園料を払えば入浴料はその分、引いてくれます。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
甲斐駒黒戸尾根山行メモ
7月17日 前夜自宅発、竹宇神社駐車場泊-七丈小屋テンバ
7月18日 七丈小屋テンバ-甲斐駒ピストン-竹宇神社駐車場
2011年7月16日(土)
8月の読売新道歩きの準備のつもりで黒戸尾根から甲斐駒を目指すことにした。この週末は普通は3連休だが、節電のため、平日休業の土曜出社となり、土曜夜からの出発となる。さいたまの自宅を22時頃に出て、韮崎ICを降りて20号を走り、竹宇駒ケ岳神社駐車場に着いたのが夜中の2時頃。駐車場は7割くらいが埋まっていた。すぐに寝た。
7月17日(日)
目が覚めたら5時過ぎ。ぼちぼち出発している人もいる。天気はよさそう。5時50分に歩き出す。ここから歩くのは2回目。睡眠不足だが順調な歩き。7時半に笹の平分岐、刃渡りを9時過ぎに通過。小休止の後、五合目小屋跡に10時過ぎに着く。下りてくる人がけっこう多い。ここまでの樹林帯は蒸し暑く、かなりの汗をかいている。ここまで来たら後もう少し。長めの梯子、垂直気味の梯子をこなしながら、11時過ぎに七丈小屋に到着。下から5時間で着いた。水場で顔と手を洗ってから、テンバの受付。600円也。登山道沿いに2つあるテンバの上段の端に張る。鳳凰山、八ケ岳がよく見えるいいロケーション。テントを張って時間はまだ12時。今日のうちに頂上をピストンしたかったが、頂上方面はガスが出ていて展望が利かなさそう。また天気予報では、午後からは激しい雷雨の可能性もあり、ということで、登頂は明日の朝ということにした。今日はもう何もやることなし。小屋で缶ビール(スーパードライのロング缶700円也)を買い、喉を潤す。テントの中で昼寝したり、ラジオを聴いたりして時間をつぶす。小雨もぱらついてきた。頂上から来た人たちに話を聞いても11時以降はガスって眺望はなくなったとのこと。とはいえ夕方はまたいい天気になったようだ。5時になって夕食を簡単に澄ますともうやることなし。NHKラジオを聞いて時間をつぶす。甲斐駒の後ろに陽が沈むので夕焼けも楽しめない。7時過ぎには暗くなった。
7月18日(月)
夜中1時頃に目が覚めると薄ら明るい。ほぼ満月の月明かりのせいだ。いい天気だがお蔭で星空は楽しめない。3時半に起床。用意を整えて4時に出発。ヘッデンをつけて歩く。前後にもボチボチ、ヘッデンの灯りが見える。20分くらいすると灯りは不要になった。御来迎場を過ぎたあたりで日の出を見る。4時40分頃か。この先、途中、鎖の助けも借りながら、岩場を登る。甲斐駒東壁が偉容を誇る。てっぺんに2本の剣が刺さった大きな岩を過ぎるとあと少し。今回の山行ではじめて北岳が見えて感動。テンバから1時間半かかって5時半に頂上に着いた。先客が2、3人ほど。高曇りだが快晴、無風、空気クリアで最高の頂上、眺望。屹立する北岳から間ノ岳、塩見岳、悪沢岳と続く稜線。仙丈も独立して立派。鳳凰山とその奥の富士山は言うまでもなく。足元からは鋸岳へと続く稜線が美しい。八ケ岳から蓼科山へと続く稜線もクッキリ。中央アルプスもすぐ横に大きく、白馬から穂高までの北アルプスの峰々もクッキリ、剣、立山も輝いて見える。乗鞍、御嶽も大きく、その奥には白山。奥秩父も大きく連なり、その奥には榛名山の凸凹もはっきりと見える。その他、ここから見えるはずの山は全て見えているという感じ。頂上には20人弱の人たちがいたが、皆、嬉しそうだ。いつまでもいたい頂上だが、そうもいかず、6時10分に下山開始。小屋泊の人か、この時間に登ってくる人も多い。途中、鎖の恐怖でグッタリしている女性がいた。慣れてないと怖いかもね。丁度1時間でテンバに戻る。フライシートの夜露はまだ乾いていなかった。テントを撤収して8時に出発。下りはやや苦手。膝を痛めないよう注意して下る。五合目小屋跡までは高度感のある梯子もあり、慎重に下降。ラジオをつけたら、なでしこジャパンがアメリカに勝ったとのニュース。へー。9時半に刃渡りを通過、10時半に笹の平分岐を通過し、11時40分に駐車場に戻る。小屋から3時間40分で下りてきた。汗ぐっしょり。すぐそばの温泉施設「尾白の湯」で汗を流す。気持ちがいい。2時前に韮崎ICから帰途につくが、笹子トンネルおよび小仏トンネルの渋滞はすでに始まっていた。嗚呼。
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