剱岳 早月尾根 試練と憧れ
- GPS
- 31:34
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 2,369m
- 下り
- 2,368m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 馬場島荘で入浴可 500円 |
写真
感想
剱岳早月尾根、最高の仲間と最高のコンディションで登頂できたことは一生の思い出になりました、メンバーには感謝。
初日は380キロのドライブで馬場島へ、到着と同時に明るくなり始めすぐに支度して出発。 最初から急登であるが覚悟してきたので問題はない。
初日は立派な立山杉が印象的だった、テントを設営して暑さをしのぐためグダグダ何もせず、贅沢な時間を過ごす。
夕方に最新の天気予報をチェックすると、すごく期待できない内容でがっくりしたが
我々に選択の余地はなかった。
2日目
1時に起床2時前にはヘッドランプで出発した。
月明かりもなく、霧で視界が良くないためルートの判別が少し難しくなったが、慎重に冷静にルートを確認しつつ確実に歩みを進めた、クライミング経験者のAT氏が後方でMu殿を見守る様にバックアップしてくれているので心強い、カニのハサミあたりから霧が取れだして山頂方面が日の出前の空の色とともに確認できた時の感激はここ最近では一番だった。
山頂からは360度のパノラマ、あちこちにあったガスは次第にクリアになって行き
とにかく絶景というほかないくらいの光景に感動した。
下りは視界が良くなり、岩の劔岳の威容を存分に堪能できた、小屋からの下りも長く激しいものだったが全員無事に下山できたのでよかった。
反省点は岩場慣れしていないMu殿に、夜間の登高はハードルが高過ぎたことです。
メンバーの技量に合わせた計画を立案しないといけないなと今後の課題になりました。
それでもMu殿は良く頑張りました、帰りの車中では笑い話にできるくらいになったので良い想い出になりました。
クライミングをやっているAT氏はとても頼りになる存在でした、後方で見守り、時に前進してルートの見極めをしてくれて、いてくれるだけで安心していられるので感謝です。
何はともあれこの3人でなければ、達成できない我々だけの剱岳早月尾根でした。
夏休みのラストを飾るために試練と憧れを目指しました。
一日目。
出だしから急登でしたがそれを忘れさせてくれるほど、立山杉の巨木に見惚れてしまいました。
木陰を縫うように登り曇り空でそこまでの暑さはかんじません。
小屋についてテントをたてたら、昼寝をしたりとまったりな午後を過ごします。
夕刻は張り出した雲でしたが、雲の切れ間からの景色ながら十分楽しめました。
二日目。
日付が変わるころ自然と目が覚めた。
前日にナイトハイクと決めていたので支度をし、いざ劔へ向けて。
登るにつれガスに包まれたりと条件は良くないのですが、仲間と登るだけで心強いものです。
難所へ差し掛かるころにはうっすらと空が白んできたので安全に通過できました。
そこからの登山道はガスも取れ、周りの景色に圧倒されます。
見る方角が違うだけでどの山かわからなく、山座同定がとても楽しいですね。
いつまでも居たい気持ちを抑え山頂をあとにします。
無事に小屋へ着いた時の安心感もひとしおです。
テントを片して帰路へ。
夏の残りの太陽に焼かれながら下りも厳しいのでゆっくりと。
馬場島山荘で汗を流してこのたびの山も終わりです。
一人で登る山も楽しいのですが、仲間と登るとまた違った感動があります。
今回の劔は気持ちの面でも助け助けられたからこそ登頂できたし、思い出深いものとなりました。
今回もいい山でした。
「岩と雪の殿堂」「試練と憧れ」「日本地図最後の空白地」などと言われている劔岳に登ってみたいと思っていたが、一般登山ルートで最難関らしい。高所恐怖症なので行けるかどうか相当下調べし、早月尾根なら高所恐怖症の人でもギリ行けるらしいので今回チャレンジしてみることにした。
早月尾根の急登は試練だ。小屋から上は高度感も出てくる。今回はナイトハイクで山頂を目指したが霧と暗闇で精神的にかなりこたえた。仲間に支えられなんとか山頂に到着した。天気予報と違い晴れていたので360度見晴らしに満足するとともに劔岳の険しさも実感できた。今度は立山側から見てみたい。帰りは劔の神様のおかげか行きよりも恐怖感がなく小屋まできた。早月尾根の1000m付近から右足に痛みを感じかなりペースダウンしたが命を落とすことなく馬場島に帰ってきた。
劔岳に登った充実感は半端ない。一生忘れないだろう試練と憧れ。
仲間のサポートに本当に感謝の言葉しかない。
ありがとう。
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