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Yamareco

記録ID: 123841
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無雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山周遊(湯の台-七高山-鳥海湖-千畳ヶ原)

2011年07月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
15.3km
登り
1,213m
下り
1,241m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

4:35分駐車場
5:45-55河原宿
7:23伏拝岳
8:25-47七高山山頂
9:10伏拝岳
10:00御田ヶ原分岐
10:17鳥海湖畔‐千畳ヶ原へ
11:05-11:25幸治郎沢
11:58河原宿
12:56駐車場
計8時間21分
天候 早朝は下界は曇り.山頂は晴れ。その後は晴れたり曇ったり(ガスが出たり消えたり)
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日夕方には約10台くらいの駐車あり。そのうち前泊組は約半数か。
コース状況/
危険箇所等
いわゆる心の字雪渓登りや横断は視界に恵まれ危険を感じなかったが相変わらずわかりずらいと思った。鳥海湖から木の階段を下りるとまもなく残雪が道をふさいでいたが脇にそれて通過。川を渡りいよいよ千畳ヶ原というところで二カ所の分岐点があり。この最初の分岐点の蛇石流分岐点は乾いた川床から左手の土手のような坂を上るのが正しいルートであるがうっかりしていると見落としそうな感じであった。ついで千畳が原を横断しロープの張ってある枯れ沢に到着。これが幸治朗沢の始まりで最後の難関と心得ては見たものの進行方向がひどくわかりずらい。このロープは沢を降りてきた人が気づかずにさらに下流に下りないためのロープであると先人の記録にあった。これから登る人のものではないようだ。GPS などを見ながら左手側の沢の奥へと上ってゆくと少しずつ赤茶けてはがれかかったペンキマークが見えてきたので安心したが上り始めの下流のほうはマークの数が少なく、また、古くなってペンキが薄くなっており初めてこの沢を通過する場合危険を感じないわけにはゆかない場所である。普通の感覚では岩がごろごろしている川床を遡るというよりは切り立った両側の斜面の方に目がゆくのが大方のところと思われるが、、、。そして、大きな岩が多く雨時のこの沢の遡上や下降は少々危険かもしれない。上流側のペンキマークは緑色の蛍光塗料で丸印となっており数も多くわかりやすかった。その後は特に問題なく河原宿まで景色を眺めながらの快適な木道歩きとなった。
前日の鳥海山。山頂に若干雲がかかっていた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
前日の鳥海山。山頂に若干雲がかかっていた。
翌朝は4:35分駐車場を出発。八丁坂でのクルマユリ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
翌朝は4:35分駐車場を出発。八丁坂でのクルマユリ。
八丁坂で日の出を認め、背景のガスにはブロッケン現象が。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
八丁坂で日の出を認め、背景のガスにはブロッケン現象が。
河原宿に到着。ここで朝食とした。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
河原宿に到着。ここで朝食とした。
河原宿を出発。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
河原宿を出発。
まずは最初の雪渓の登坂。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
まずは最初の雪渓の登坂。
途中で雪渓を横断し対岸の登山道に渡ったが、右傾しながらこの雪渓の頂部まで登ると自然に登山道に出ることも可能であった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 19:42
途中で雪渓を横断し対岸の登山道に渡ったが、右傾しながらこの雪渓の頂部まで登ると自然に登山道に出ることも可能であった。
対岸の登山道からニッコウキスゲの群生が見えた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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対岸の登山道からニッコウキスゲの群生が見えた。
ヨツバシオガマ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
ヨツバシオガマ。
シモツケ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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シモツケ。
二つ目の雪渓を横切り振り向くと日本海の海岸線が見えていた。昨年はあった横断用のロープは今回は見当たらなかった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
二つ目の雪渓を横切り振り向くと日本海の海岸線が見えていた。昨年はあった横断用のロープは今回は見当たらなかった。
あざみ坂の途中から眺めたところ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
あざみ坂の途中から眺めたところ。
あざみ坂を登り切りようやく外輪山に出たところ。新山と小屋などが見える。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
あざみ坂を登り切りようやく外輪山に出たところ。新山と小屋などが見える。
新山と雪渓。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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新山と雪渓。
七高山?が見えてきたと思ったが、山頂手前か。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
七高山?が見えてきたと思ったが、山頂手前か。
途中にはいつものようにイワギキョウが出迎えてくれた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 19:42
途中にはいつものようにイワギキョウが出迎えてくれた。
チョウカイフスマも。
2011年07月29日 21:55撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 21:55
チョウカイフスマも。
イワブクロも。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
イワブクロも。
七高山の山頂に到着。ここで早めの昼食?をとった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
七高山の山頂に到着。ここで早めの昼食?をとった。
山頂からのぞいた鳥海新山と雪渓。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
山頂からのぞいた鳥海新山と雪渓。
ミヤマコウゾリナ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
ミヤマコウゾリナ。
トウゲブキ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
トウゲブキ。
見事なイワブクロの一株。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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見事なイワブクロの一株。
胸突き八丁の手前にはチョウカイアザミが。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
胸突き八丁の手前にはチョウカイアザミが。
胸突き八丁を下るとニッコウキスゲなどが咲き乱れるお花畑が現れた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
胸突き八丁を下るとニッコウキスゲなどが咲き乱れるお花畑が現れた。
小田ヶ原分岐からの登山道脇に咲いていたウサギギク。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
小田ヶ原分岐からの登山道脇に咲いていたウサギギク。
これから向かう千畳ヶ原を望遠する。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
これから向かう千畳ヶ原を望遠する。
次第に近づいてくるが、まだまだ遠い。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
次第に近づいてくるが、まだまだ遠い。
途中で鳥海湖畔に立ち寄った。いつもは向こうの上から見下ろしていたが反対側からみる鳥海湖は少し寂しげではあった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
途中で鳥海湖畔に立ち寄った。いつもは向こうの上から見下ろしていたが反対側からみる鳥海湖は少し寂しげではあった。
鳥海湖に至る巻き道を振り返るが、ほとんど人影はない。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
鳥海湖に至る巻き道を振り返るが、ほとんど人影はない。
もう少しで千畳ヶ原である。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
もう少しで千畳ヶ原である。
広大な草原に一本の木道が延びている。この先、千畳ヶ原ではほかの登山者には会うことはなかった。静かな散歩道となった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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広大な草原に一本の木道が延びている。この先、千畳ヶ原ではほかの登山者には会うことはなかった。静かな散歩道となった。
千畳ヶ原のはずれに咲いていたヒナザクラ。可憐な花である。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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千畳ヶ原のはずれに咲いていたヒナザクラ。可憐な花である。
アオノツガザクラ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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アオノツガザクラ。
ウラジロヨウラク。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
ウラジロヨウラク。
幸治朗沢手前の湿地に咲くキンコウカ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
幸治朗沢手前の湿地に咲くキンコウカ。
幸治朗沢の途中で千畳ヶ原を振り返る。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
幸治朗沢の途中で千畳ヶ原を振り返る。
月山森脇の木道歩きは沢登りの後としては実に爽快であった。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
月山森脇の木道歩きは沢登りの後としては実に爽快であった。
河原宿手前のチングルマ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
河原宿手前のチングルマ。
遠く月山が遠望できた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
遠く月山が遠望できた。
八丁坂のハクサンフウロ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 19:42
八丁坂のハクサンフウロ。
トウゲブキ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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トウゲブキ。
クルマユリ。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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クルマユリ。
眼下には滝の小屋と駐車場のトイレの建物が見えてきた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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眼下には滝の小屋と駐車場のトイレの建物が見えてきた。
雲のかかった月山が見える。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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雲のかかった月山が見える。
鳥海ラインの途中からみた鳥海山。残念ながら若干雲がかかっていた。
2011年07月29日 19:42撮影 by  E-5 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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鳥海ラインの途中からみた鳥海山。残念ながら若干雲がかかっていた。
撮影機器:

感想

登山前日に福島県浜通りより約4時間少々で駐車場に到着。山頂までよく見えたので明日の好天を確信。駐車場にはすでに5〜6台の車が車中泊のため駐車していた。翌朝は4時に起床。ガスがかかっており河原宿手前の急坂(八丁坂)でようやく晴れてきた。ここで朝日が昇ってきていたのとガスがかかっていたのとで、ふと気づいてガスのほうを見やると見事にブロッケン現象が確認できた。河原宿からは心の字雪渓がよく見え、昨年来たときにはガスでまったく見えなかったときとはまるで別世界であった。ここで朝食のおにぎりを食べすぐに出発。今回は雪渓登りや横断は視界に恵まれ危険を感じなかった。先行したご夫婦は途中で雪渓を横断せず右の方にゆったりと曲がりながら雪渓上部まで歩き小生が歩いてきた登山道に合流したが、このような雪渓の歩き方があるのを昨年のようなガスのなかではわかりようもなく今回はじめて知ったのであった。その後二つ目の雪渓を横断し山頂までさまざまな草花や景色を堪能しながら登頂。七高山山頂で早くも昼食をとりそのまま下山にかかった。一気に鳥海湖まで下山した。御田が原分岐でショウトカットの巻き道をトラバースし鳥海湖畔に到着。途中はチングルマ、チョウカイアザミ、ニッコウキスゲなどが見事であった。鳥海湖から木の階段を下りるとまもなく残雪が道をふさいでいたが脇にそれて通過。川を渡りいよいよ千畳ヶ原を歩くが誰ともすれ違うことのない静かな世界であった。ヒナザクラを愛でながら川を渡り、幸治朗沢に到着。苦労し悩みながらこの最後の難所を通過したが、その後は特に問題なく河原宿まで景色を眺めながらの快適な木道歩きとなった。河原宿で休憩後八丁坂を下山したが、下界はよく晴れており見事な日本海と海岸沿いの町並み、そして少し雲のかかった月山を眺めながらの下山となった。湯の台から山頂までのピストンは昨年ガスの中を登ったことはあったが、今回のコースは初めての周回コースであり単独行であったため急いだ感はあったが全行程約8時間21分は少々急ぎすぎたかもしれない。新山への登頂を今回の周回コースに入れ千蛇谷コースを下山するルートにすれば10時間超の山行にはなろうが検討してみてよいかもしれない。

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