鳥海山周遊(湯の台-七高山-鳥海湖-千畳ヶ原)
- GPS
- 08:37
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,241m
コースタイム
5:45-55河原宿
7:23伏拝岳
8:25-47七高山山頂
9:10伏拝岳
10:00御田ヶ原分岐
10:17鳥海湖畔‐千畳ヶ原へ
11:05-11:25幸治郎沢
11:58河原宿
12:56駐車場
計8時間21分
天候 | 早朝は下界は曇り.山頂は晴れ。その後は晴れたり曇ったり(ガスが出たり消えたり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
いわゆる心の字雪渓登りや横断は視界に恵まれ危険を感じなかったが相変わらずわかりずらいと思った。鳥海湖から木の階段を下りるとまもなく残雪が道をふさいでいたが脇にそれて通過。川を渡りいよいよ千畳ヶ原というところで二カ所の分岐点があり。この最初の分岐点の蛇石流分岐点は乾いた川床から左手の土手のような坂を上るのが正しいルートであるがうっかりしていると見落としそうな感じであった。ついで千畳が原を横断しロープの張ってある枯れ沢に到着。これが幸治朗沢の始まりで最後の難関と心得ては見たものの進行方向がひどくわかりずらい。このロープは沢を降りてきた人が気づかずにさらに下流に下りないためのロープであると先人の記録にあった。これから登る人のものではないようだ。GPS などを見ながら左手側の沢の奥へと上ってゆくと少しずつ赤茶けてはがれかかったペンキマークが見えてきたので安心したが上り始めの下流のほうはマークの数が少なく、また、古くなってペンキが薄くなっており初めてこの沢を通過する場合危険を感じないわけにはゆかない場所である。普通の感覚では岩がごろごろしている川床を遡るというよりは切り立った両側の斜面の方に目がゆくのが大方のところと思われるが、、、。そして、大きな岩が多く雨時のこの沢の遡上や下降は少々危険かもしれない。上流側のペンキマークは緑色の蛍光塗料で丸印となっており数も多くわかりやすかった。その後は特に問題なく河原宿まで景色を眺めながらの快適な木道歩きとなった。 |
写真
感想
登山前日に福島県浜通りより約4時間少々で駐車場に到着。山頂までよく見えたので明日の好天を確信。駐車場にはすでに5〜6台の車が車中泊のため駐車していた。翌朝は4時に起床。ガスがかかっており河原宿手前の急坂(八丁坂)でようやく晴れてきた。ここで朝日が昇ってきていたのとガスがかかっていたのとで、ふと気づいてガスのほうを見やると見事にブロッケン現象が確認できた。河原宿からは心の字雪渓がよく見え、昨年来たときにはガスでまったく見えなかったときとはまるで別世界であった。ここで朝食のおにぎりを食べすぐに出発。今回は雪渓登りや横断は視界に恵まれ危険を感じなかった。先行したご夫婦は途中で雪渓を横断せず右の方にゆったりと曲がりながら雪渓上部まで歩き小生が歩いてきた登山道に合流したが、このような雪渓の歩き方があるのを昨年のようなガスのなかではわかりようもなく今回はじめて知ったのであった。その後二つ目の雪渓を横断し山頂までさまざまな草花や景色を堪能しながら登頂。七高山山頂で早くも昼食をとりそのまま下山にかかった。一気に鳥海湖まで下山した。御田が原分岐でショウトカットの巻き道をトラバースし鳥海湖畔に到着。途中はチングルマ、チョウカイアザミ、ニッコウキスゲなどが見事であった。鳥海湖から木の階段を下りるとまもなく残雪が道をふさいでいたが脇にそれて通過。川を渡りいよいよ千畳ヶ原を歩くが誰ともすれ違うことのない静かな世界であった。ヒナザクラを愛でながら川を渡り、幸治朗沢に到着。苦労し悩みながらこの最後の難所を通過したが、その後は特に問題なく河原宿まで景色を眺めながらの快適な木道歩きとなった。河原宿で休憩後八丁坂を下山したが、下界はよく晴れており見事な日本海と海岸沿いの町並み、そして少し雲のかかった月山を眺めながらの下山となった。湯の台から山頂までのピストンは昨年ガスの中を登ったことはあったが、今回のコースは初めての周回コースであり単独行であったため急いだ感はあったが全行程約8時間21分は少々急ぎすぎたかもしれない。新山への登頂を今回の周回コースに入れ千蛇谷コースを下山するルートにすれば10時間超の山行にはなろうが検討してみてよいかもしれない。
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