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Yamareco

記録ID: 1240327
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

㊱強風に背中を押されトムラウシ登頂(短縮路↑温泉↓)

2017年08月27日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:43
距離
22.3km
登り
1,567m
下り
1,873m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:29
休憩
1:03
合計
12:32
4:29
18
4:47
4:50
45
5:35
5:35
102
7:17
7:28
51
8:19
8:26
41
9:07
9:09
50
9:59
10:11
28
10:39
11:01
19
11:20
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35
11:55
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40
12:35
12:35
43
13:18
13:21
96
14:57
15:00
46
15:46
15:46
75
17:01
天候 曇り&強風
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー 飛行機
JR新得駅〜東大雪荘 宿の送迎車を利用(バス運休期間のみ)
          迎え:14:00新得駅発 送り:10:00宿発
東大雪荘〜短縮路登山口 新得ハイヤー 片道13900円/台
            同じ宿のハイカーを紹介され折半
コース状況/
危険箇所等
短縮路登山口〜コマドリ沢出合:足を取られるような泥濘。
コマドリ沢〜前トム平:8/21 ヒグマ出没情報あり。
前トム平〜山頂:強風の場合、防寒対策が必要。
温泉コース分岐〜トムラウシ温泉:登山道に倒木あり。道ははっきりしている。
南沼キャンプ指定地:トイレブース使用可能。
その他周辺情報 国民宿舎 東大雪荘 http://www.netbeet.ne.jp/%7Etaisetsu/tomurausi1.html
朝4時半に短縮路をスタートして、カムイ天上まで来た。
2017年08月27日 05:35撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 5:35
朝4時半に短縮路をスタートして、カムイ天上まで来た。
カムイ天上で振り返ると空から”天使のはしご”
2017年08月27日 05:38撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
2
8/27 5:38
カムイ天上で振り返ると空から”天使のはしご”
神々しい眺望。山の神様は歓迎してくれているのか?
2017年08月27日 05:59撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 5:59
神々しい眺望。山の神様は歓迎してくれているのか?
そして、足元は延々と続く泥道。試されている気もする。
2017年08月27日 05:50撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 5:50
そして、足元は延々と続く泥道。試されている気もする。
ダイセツトリカブト(キンポウゲ科)
2017年08月27日 07:05撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 7:05
ダイセツトリカブト(キンポウゲ科)
コマドリ沢出合 パンダ顔のヒグマちゃんに出会いませんように・・・。
2017年08月27日 07:19撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:19
コマドリ沢出合 パンダ顔のヒグマちゃんに出会いませんように・・・。
コマドリ沢 咲いているお花がちょっと本州とは違うような。
2017年08月27日 07:34撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 7:34
コマドリ沢 咲いているお花がちょっと本州とは違うような。
チシマノキンバイソウ(キンポウゲ科)かしら?
2017年08月27日 07:25撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 7:25
チシマノキンバイソウ(キンポウゲ科)かしら?
ウサギギク(キク科)
2017年08月27日 07:32撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 7:32
ウサギギク(キク科)
トモエソウ(オトギリソウ科)
2017年08月27日 07:32撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 7:32
トモエソウ(オトギリソウ科)
チシマフウロ(フウロソウ科)かな?
2017年08月27日 13:09撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 13:09
チシマフウロ(フウロソウ科)かな?
前トム平 20m/秒位の風。寒いのでレインウエアを着る。
2017年08月27日 08:21撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 8:21
前トム平 20m/秒位の風。寒いのでレインウエアを着る。
強風に立ち向かいながら、前トム平を登る。
2017年08月27日 08:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 8:26
強風に立ち向かいながら、前トム平を登る。
トムラウシ公園 ここは風が弱くて、遊んで行きたくなるような場所。  
2017年08月27日 09:06撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
1
8/27 9:06
トムラウシ公園 ここは風が弱くて、遊んで行きたくなるような場所。  
私の大好きな池塘もある。
2017年08月27日 09:06撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 9:06
私の大好きな池塘もある。
誘惑を振り切り、トムラウシ公園から山頂へ登り返す。
2017年08月27日 09:08撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 9:08
誘惑を振り切り、トムラウシ公園から山頂へ登り返す。
トムラウシ分岐 南沼キャンプ場に寄ってトイレブースを探す。
2017年08月27日 10:10撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 10:10
トムラウシ分岐 南沼キャンプ場に寄ってトイレブースを探す。
山頂に到着 キャンプ場からは追風に背中を押され、飛ぶようにして登って来てしまった。
2017年08月27日 10:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
4
8/27 10:44
山頂に到着 キャンプ場からは追風に背中を押され、飛ぶようにして登って来てしまった。
すぐに、楽しそうなトムラウシ公園へ戻る。
2017年08月27日 11:59撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 11:59
すぐに、楽しそうなトムラウシ公園へ戻る。
振り返って、公園の全景を見下ろす。
2017年08月27日 12:02撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 12:02
振り返って、公園の全景を見下ろす。
赤い所は、もう紅葉しているウラシマツツジ
2017年08月27日 12:16撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
3
8/27 12:16
赤い所は、もう紅葉しているウラシマツツジ
2017年08月27日 12:07撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 12:07
ケルンがある岩場付近で、ナキウサギの声がたくさん聞こえた。でも、姿は見えない。
2017年08月27日 12:25撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 12:25
ケルンがある岩場付近で、ナキウサギの声がたくさん聞こえた。でも、姿は見えない。
前トム平へ下る。風はいつの間にか止んでいた。
2017年08月27日 12:28撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 12:28
前トム平へ下る。風はいつの間にか止んでいた。
さらに、コマドリ沢へ下る。
2017年08月27日 12:41撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 12:41
さらに、コマドリ沢へ下る。
温泉コース分岐 帰りはタクシーを呼ばずに東大雪荘まで歩くことにした。
2017年08月27日 15:44撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 15:44
温泉コース分岐 帰りはタクシーを呼ばずに東大雪荘まで歩くことにした。
温泉までの登山道 道ははっきりしている。人より動物の足跡が多い。
2017年08月27日 16:26撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 16:26
温泉までの登山道 道ははっきりしている。人より動物の足跡が多い。
トムラウシ温泉の登山口に到着。
2017年08月27日 16:59撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 16:59
トムラウシ温泉の登山口に到着。
17時着だから、12時間半かかった。2日分歩いた感じ。
2017年08月27日 17:00撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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8/27 17:00
17時着だから、12時間半かかった。2日分歩いた感じ。
トムラウシ温泉の噴泉塔 温泉に早く入りた−い。
2017年08月27日 17:00撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
8/27 17:00
トムラウシ温泉の噴泉塔 温泉に早く入りた−い。
温泉登山口の駐車場 持ち帰ったモノを回収ボックスへ。
2017年08月27日 17:02撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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8/27 17:02
温泉登山口の駐車場 持ち帰ったモノを回収ボックスへ。
東大雪荘にもう一泊する。
2017年08月28日 09:46撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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8/28 9:46
東大雪荘にもう一泊する。
宿からの送迎途中で見えたトムラウシ山。
2017年08月28日 10:24撮影 by  E-PL8 , OLYMPUS CORPORATION
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8/28 10:24
宿からの送迎途中で見えたトムラウシ山。

装備

個人装備
長袖シャツ パーカー ズボン 靴下 手袋 雨具 帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料(1L) 地図(地形図) コンパス 計画書 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ポケットティッシュ 保険証 携帯電話 時計(GPS) サングラス タオル Suica カメラ シート ヘッドライト 日焼け止め お金 スパッツ 携帯トイレ

感想

 東大雪荘にチェックインする時に、今は登山道の泥濘がひどいので短縮路を使っても平均13時かかると言われた。登山情報が書かれているホワイトボードを見ると、「8/21 ヒグマに2.5時間足止め」とある。短縮路は使わずにと思っていたが、登りはタクシ−を呼んで時間を短縮することにした。新得ハイヤーに電話すると、他に2名のお客さんが居るとのこと。時間を合わせて、タクシー代は折半となった。
 翌朝4時ごろ宿を出発して、日の出前4時半から歩き出す。足が抜けなくなるほどの泥んこ道はすぐに始まり、コマドリ沢出合まで3時間位続いた。登山道の両脇は笹原になっていて、笹につかまりながら歩く。高山植物が無いので植生の保護は考えなくて良いのは幸いだ。コマドリ沢に入ると急に泥濘は無くなり歩きやすくなった。清流沿いにお花が咲いて心地良いエリアだ。ただ、ここから前トム平までは先週のヒグマ出没情報がある。人馴れしたパンダ顔のヒグマに居座られると厄介なことになる。コマドリ沢上部にある岩場ではナキウサギの声が良く聞こえた。警戒して鳴いているのか姿は見えない。この岩場あたりから風が強くなり始め、前トム平では押し返されるような感じだった。体感温度もかなり低くなるので、前トム平でレインウエアを着た。体を濡らさなければ、低体温症は避けられる。
 ケルンからトムラウシ公園までの岩場は、あまりルートのマークが無く、岩の汚れをたどりながら下った。トムラウシ公園へ降りてしまうと霧が晴れ、風も弱まって少しほっとする。タクシーで同乗した人達はここで登頂を断念したと言っていた。泥道に体力を奪われ、強風に押し返されながらここまで来ると、登頂を断念したくなる魅力的な場所だった。でも幸いなことに、私は南沼キャンプ場のトイレブースへ行きたかったので、この先を登り返す理由があった。
 キャンプ場でもやはり強風が吹き荒れていたが、山頂へ向かって歩き出すと背中を押すような追い風に変わった。ここから山頂までは、吹き上げる風で体が浮いて飛ぶように登って行けた。山頂では眺望は無かったが、岩陰で7〜8名の人達が会話しながら食事をしていて、心地よい達成感が漂っていた。
 今年は天気が悪い山行が続いたお蔭で、悪天候に対する対応能力がだんだん上がっているような気がする。こうして振り返ってみると、どのような状況でもそれなりに楽しめている自分がいる。危険は回避しながらも、悪天候とはうまく付き合っていけたらと思う。

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