八幡平散策〜シロモノに会えてクマにも遭遇〜


- GPS
- 03:25
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 326m
- 下り
- 310m
コースタイム
7:45 木道でクマに遭遇 引き返す
駐車場で千葉から来た方にクマ遭遇を話す
8:15 黒谷地湿原駐車場
8:45 黒谷地湿原展望台
9:13 安比分岐
9:30 源太森
9:45 八幡沼湿原
10:00 陵雲荘(トイレ、おやつ)
10:30 八幡平頂上
ここから引き返す
11:55 黒谷地湿原駐車場
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
黒谷地湿原入口駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たりませんでした。 トイレは避難小屋陵雲荘にあります。 アスピーテラインに沿っているのでマイカーと路線バスを使って縦走も可能です。 観光シーズンなので朝早い時間に行けばゆっくりと楽しめますが 人気のない登山道はクマも通るようです。 地元の方の話を聞いたら クマ鈴を大きく鳴らしながら行くか大声で歌いながら行くか 騒がしくする方が良いそうですが クマも人に慣れているのか逃げようとしないし、クマ鈴にも慣れているそうです。 この周辺クマの目撃回数も多いそうで ヤマレコユーザーさんたちのレポにも載っていましたね。 八幡沼湿原周辺は人が多いですが 黒谷地湿原へのルートは早朝は人気(ひとけ)がありません。 10時過ぎになるとツアーの人たちが増えてきます。 ハイキングコースなので道の危険個所は殆どなく、よく整備されています。 |
写真
感想
二泊三日の岩手遠征最終日は八幡平。
網張温泉連泊で、下山後温泉に入り、朝の温泉にも入り贅沢な時間も終わりです。
昨日の午後から良い天気になってきたものの
天気予報では午後から雷雨大雨洪水警報。
八幡平湿原散策してお昼前には家路に向かう予定で6時にチェックアウト。
アスピーテラインの茶臼岳登山口に車を止め山歩き開始。
岩手山の遠望を振り返りながら
整備された道と木道を交互に進む。
黒い小動物の排せつ物が等間隔で落ちているので何だろう?と
不安な気持ちが湧いてきた…まさか…。
昨日岩手山でヘビとカエル3匹に遭遇したので残るのは黒いヤツ?
木道を上がり切ると
前方に黒いモノがゆっくりと振り向いた!
「何か用〜?」という感じでゆっくりと。結構大きい。
10mも離れていない…目が合ってしまった!
はっと息をのんで、ゆっくりと後ずさり。
こちらは風下、斜面の下なのですぐに姿が見えなくなり、音をたてないように慎重に後ずさり。
頭の中では、
クマは下りるのが苦手だからこちらは有利だとか
向かってきたらザックを胸あてにしストックで戦うとか
エマージェンシーシートを広げて脅かしてみるとか
いろんな考えが矢継ぎ早に浮かんでくる。
気配も感じられないような位置まで来ると一気に駆け下り〜のつもり。
何度も後を振り返り振り返り追って来ないのを確認しながら道路に出た。
車が一台停まっていて登山準備していた男性に
「クマがいるから登らないほうがいいですよ!」と注意し詳細を説明。
この方、千葉から来た方で
6月からずっと北海道から百名山を旅しながら南下してきたそうだ。
クマの目撃もすごいがこの方の旅もすごい。。。
私はもう茶臼岳は行く気はないが、この方は諦めきれず時間をおいて誰か来るのを待って登るとか。
こちらは午前中だけの猶予なので黒谷地湿原から歩くとし、また会いましょうと
そこを離れた。
黒谷地湿原〜源太森〜八幡平湿原
ニッコウキスゲ、ワタスゲ、ヨツバシオガマ、ウサギギク、イワイチョウ、イワショウブなどが湿原を彩る。
特に八幡沼展望台周辺から八幡平頂上までに路傍に咲くハクサンチドリには感激。
真っ白のハクサンチドリ、グラデーションのハクサンチドリ、紫単色でも美しい!
クルマユリが咲いて草原にアクセントを添える。
10年以上も前に子供が小学生の頃家族でここを訪れたことがある。
そのときの陵雲荘はボロ小屋のようだった。
今は立派に建て替えられている。岩手県の避難小屋って結構立派ですね!!
ウグイスやカッコウの声が響く八幡平。
タカサゴモズのけたたましい警戒音もこの風景の一部に溶け込み
訪れる観光客も感嘆の声を上げながら散策のひととき。
これを見て是非とも岩手を訪れたいと思ってほしい。本当に素敵なところです。
余談ですが
茶臼岳登山口でクマ注意を話した千葉の男性に再び黒谷地湿原に戻る途中で会いました。
30分待って、ツアーの熟女山ガール達といっしょに行動を共にしたようで
茶臼岳も登ってきたそうです。クマの影形も気配もなかったとか。
そして熟女たちといっしょに楽しそうに八幡平に向かって行きました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ムシトリスミレとハクサンチドリに
出会えましたね
ムシトリスミレはこのコースの肝です(笑)
今年は遅かったのでこの時期に見られましたが
通常はもう少し早い時期がよいようです。
クマさんに会われたようですが、クマの領域なので
お互い怪我がなければそれで良し、ですね。
登山道の通せんぼは困りますが
ハクサンチドリの白物に会えるなんて、ラッキーでしたね(^.^)
僕はまだお目にかかってません(>_<)
オマケにクマさんまで(>_<)
当たるときゃ当たるって感じですかね?
でも、向かってこられなくて良かったですよ(^^)v
これに懲りず、山行を楽しんでください♪
meiken さんこんにちは。
早池峰・秋田駒・岩手山・八幡平・焼石と私も以前
登った事のある山ばかりで興味深く山行記録拝見しました。
本当にお花が素敵ですね。
先週は会社の旅行で蔵王のお釜を見てきましたし、
また8月も東北地方の山登りを計画しています。
今東北の山にはまってしまっています。
でもクマとの遭遇は遠慮したいですね。
白のムシトリスミレ発見した時に
mitugasiwaさんのレポを思い出しました。
同じ個体を撮ったのでしょうか?
白のハクサンチドリも同じものでしょう。
たくさんの人がこれを撮影していました。
毎年、白は白のままなんでしょうかね〜
まさか登山道をクマが歩く?しかもマーキングのように排せつ物を落とす?
思いがけないことばかりでしたが
人が多くなってきた時間帯に歩く方がいいかもしれませんね。
今回のことで学ぶことが多いです。
コメントありがとうございます。
今回は白のハクサンチドリ、ムシトリスミレ
そして黒のクマさんに出会えて本当に大当たりでした
ちょっと見方を変えれば私は運がついているのでしょう
滅多にないモノに出会えるのはそれだけいろんな経験値が増えてきているのかもしれません
ありがたいことです…くわばらくわばら((笑))
東北お楽しみ隊の方からコメントありがたき幸せです
岩手山のレポは感動的でしたね。
次はどこへ行かれるのでしょう?
私の行く山は日帰りコースばかりなので山深く入って行けません。
気軽に楽しめるルートの花と絶景を紹介して
いっぱい人が来てくれて同じ感動を味わってくれたらな〜という単純なものです。
クマさんに遭遇してもお互い害なしで無事であればよいのです
meikenさん、こんばんは
東北北部の山の高山帯は日本アルプスよりも標高が1000m近く低いようですね。
プロフのクマの写真は、2月20日に位山周辺の稜線で遭遇した時のものです
今回「meikenさんナウシカ??」って思うほどいろいろな動物に遭遇されていますね
熊とのご対面、すごくすごくドキドキして読みました。もはや人ごととは思えない・・・
ハクサンチドリやっと最近覚えた花です。本を見ても今一つ分からない為、下山後他の方のヤマレコを見て「この花だ!」と復習しています。
が、物覚え悪くなかなか・・・
標高が低くとも可憐な高山植物に出会え、美しいブナ林を歩け、そしてなだらかに続く山並みを見ると東北に住んでいて山歩きが出来る事、本当に贅沢だなぁと思います。
山登り2年目にしてさらに登山熱が上昇中の私、これからも花の師匠お願いいたします
クマに遭遇して目と目が合ってしまった瞬間、どうやって逃げるか、攻撃をかわすか、戦うかなんていろんな思いがよぎって
写真どころではありません
クマの気持ちがすぐにわかれば余裕を持って対処できるんでしょうけど
クマを見たら背中を向けずに逃げるべし、という教え通りにゆっくりと逃げました。
こちらが確実に安全だという位置にいればカメラ向けられたかもしれませんね。
昔は山は怖ろしくて一人ではなかなか行けなかったんですよ。
“狐に化かされた”経験がありまして…
この年でいろんな経験を積んで一人でも山歩きは楽しくなりました。
鳥とか小動物とか両生類とか爬虫類とかが当然山にいて遭遇しても驚かなくなりましたが
それをプラスに捉える事が出来るようになって来たんだと思います。
でも、クマは怖い。こっちに向かってきたらどうしよう
そればかりです。クマの気持ちがわかればそれこそ“ナウシカ”です。
お互い安全な山歩きをこころがけましょうね〜
お花は何度も見てると覚えてきますよ。
写真に撮って後で図鑑やネットで調べたりすると自然に覚えてきます
私はまだ発展途上段階のただの花好きです
3連登。凄いですね。お疲れ様でした。
なかなか真似したくても、真似出来ません。
ご無事で帰仙されて、何よりでございました。
いよいよ8月ですね。でも、近頃の天気がちょっとにくいですね。
3連登…岩手山の今回のルート以外庶民的なコースなので行けますよ。
毎日山々山で楽しかったです。
疲れを知らず歩けるものですね〜
ここ1週間は天候不順で山に行けずの日々ですが
来週はとうとう南蔵王に行けるかも〜
期待しましょう!
そしてyamayaさん、kiyoshiさんコンビにも期待します
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