にゅう&白駒池(主役はベニテン様)


- GPS
- 09:18
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 987m
- 下り
- 834m
コースタイム
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 3:38
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:58
その後で予定していたパノラマコース(尾根)に乗るも、笹の中の踏み跡を見失い苦戦した。と、ここまで書いておきながら、実際のログはそんなに遅くなかった。必死になって歩いた所為?
天候 | 2日目 晴れ 3日目 晴れたものの雲多し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
渋辰野館BSで下りる予定が誤って1つ手前のバス停で下車。 渋辰野館BSまで歩いた。 帰り:渋の湯BSより茅野駅までバス |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
【1日目 渋辰野館→黒百合ヒュッテ】
この日はスタートから躓いた。
登山口のある辰野館前BSに向かうべく茅野駅からバスに乗り、電光表示板に目を遣ると「辰野館前」と表示されていたので降車ボタンを押した。バスが停まったので降りる際、運転手さんは発した「〇〇ヴィレッジ〜」。
降りたところは何もない森の脇にある一本道。あれ?と思うと同時にバスのドアが閉まって、行っちゃった。
電光表示は、辰野館前BS「まで」○○円という料金表示だったのだ。
1日に3本しかないバスが行っちゃった。
仕方ない。辰野館前BSまで懸命に歩く。その甲斐あって間もなくバス停に到着。ああ、良かった。
バス停でお握りを1つ食して出発。バス停より下の方に道標があったが、「山と高原地図」を見るとバス停からも登山道が出ているので、バス停脇の小道から「登山道」に入った。
これが間違い。広い草原にいきなり飛び出したら、壊れかかった道標が視界に入った。「唐松コース」とある方向を見ると草が良く生えた踏み跡があるのでそちらに向かった。踏み跡が薄いけど人気がないのかな。踏み跡は薄くなる一方で、「唐松コース」の道標を新たに見つけるが踏み跡は薄くなる一方。進んでいる方向もおかしい。地図に表示された方へ早々に転換するだろうと思って歩き始めたのが、一向にその気配がない。登るべき尾根を見上げ、バス停に戻ることにした。
振り出しに戻ります。(泣)
バス停より少し下ったところにある道標から、八方台方向を目指します。
今度は大丈夫。
2回もロスしたけれど、元々時間に余裕のある行程だったから急げば大丈夫。青い空をバックに蓼科山が見えたら自然と脳内に松田聖子の風立ちぬが流れます。
間もなく黒百合平へと繋がるパノラマコース(と地図には記載されている)の分岐に出るも、パノラマコースは膝下の丈くらいの笹で覆われていました。また草叢かい。。。と思ったけれど、今度は間違いなく登山道なので、薄い踏み跡に突っ込みます。
薄い踏み跡はあちらこちらに広がり、交差しています。
蜘蛛の巣も数多くかかっているけれど、今日は誰か歩いたかな。
どの踏み跡が正しい道なのか分からなくなってきたので、近辺をうろうろ偵察しながら進みます。道はピークを巻いているようだけど拘らず、人が通行していたと思われるルートを探します。
コースはほぼ合っていると思うけど、これでさらに時間をロスしたら何時までに黒百合ヒュッテに着けるのか。この先にあるはずの渋の湯・唐沢鉱泉分岐には着くだろうけれど、到着時間によっては渋の湯に下りなきゃいけないかも。
そう思いながら歩くうち、人が沢山通ったしっかりした登山道に飛び出しました。ここから先は心配なさそう。今までの分を取り戻そう。
足元の笹はすっかり姿を消し、代わりに現れたきれいな苔の道を飛ばします。不本意ですが。
その甲斐あって、渋の湯・唐沢鉱泉に到着。
頑張りました。(おいおい、宿泊地はまだだよ。)
宿泊予定の黒百合ヒュッテに電話し、現在地と到着が遅れるであろうことを伝えたら、バナナを食べて一息。
また一所懸命歩きます。
緑が鮮やかな苔が生え、傷んでいるものが多いけれどきのこが沢山。
歩みを止めないように心を鬼に(本末転倒)して歩くけれど、今回の最大のお目当てであるベニテングタケもいくつか生えていて、これだけは素通りできません。
感激して、写真を撮りました。
思っていたよりも早く、唐沢鉱泉分岐に到着。
この分なら、ゆっくり歩いても16時までに小屋に入ることができそうです。
ここから上は下山してくる人が一気に増え、狭い道ですれ違うことが多くなりました。
立ち止まることが多くなったので、ちょこちょこと苔を見ながら登ります。苔の形も色も様々で楽しいです。
最後の方でボッカと思しき人とすれ違ったけれど、黒百合ヒュッテからなのかな。
(ヘリじゃないんだ〜と思った)
苔むした岩が転がる沢筋の道を登るうち、傾斜がゆるくなり、青い空が見えてきました。
間もなく黒百合ヒュッテに到着。
宿泊手続きを済ませ、小屋の前の広場で暫しくつろぎタイムとしました。
最初はトラブル続きだったけど、やれやれです。
【2日目 黒百合ヒュッテから白駒池を通って渋の湯まで】
翌日、朝食後の6時に出発。朝食が5時半と早いのは有難いです。
今回のミッション?はベニテングタケともう1つ。白駒池なるものを見ること。
当初は稲子湯に下山し温泉に入って帰るつもりでしたが、交通機関について納得がいかず、1日目夜に必死で考えた結果、渋の湯に下りることにしました。下山したらちょっとで良いので温泉にも入りたいとなると、2日目ものんびり歩いてはいられません。山歩きと苔とキノコを全部楽しもうとするのが、欲張りすぎて無理があると学習しました。
とは言え、ニュウに登ったことがなかったので、まあいいか。
しっとりひんやりとした空気の中を中山峠へと進み、さらにニュウの方向へ進みます。昨日よりもきのこが増え、なかなか楽しい道です。そして立派なベニテングタケも生えています。見つける度に両手を上げて「おおーっ」と叫びながら近づいてしまうのは私だけではないと思います。
道は時々大きな石に邪魔されて、歩きやすいとは言えませんが、白駒池方面へ急いで歩きます。
ふと気が付くと、登山道から右方向に分かれる道があり、岩が組み合わさったピークが見えます。あれがニュウか。登ってみると3等三角点がありました。まさしくニュウです。
ここから白駒池や高見石小屋はもちろん、奥秩父や埼玉の山まで見えます。槍・穂高も見え、思いがけず景色を楽しむことができました。
(そして、誰もいない)
また本道に戻り、湿原を過ぎると間もなく白駒池です。
今回は時間がないので、池の周りを時計回りにちょっとだけ歩くつもりでしたが、「(時計と反対周りに)一方通行」の表示が。。。神様が、折角だからちゃんと池を見ていけと仰せですので、仰せに従いました。
白駒荘のほおずきソフトに後ろ髪を引かれながら、高見石小屋への道を登り、高見石小屋で名物の揚げパンの匂いがしないことを確認したら、あとは一気に渋の湯まで下山です。
(ほおずきソフトと揚げパンは今後の課題?)
渋の湯への道は最初は樹々に囲まれた薄暗く緩やかな道ですが、突然明るく開けた広い谷に出たと思ったらそこは賽の河原。岩がゴロゴロする谷を延々下ります。賽の河原を過ぎ、なおも行くと沢の音が聞こえてき、渋の湯に到着。バスまでの時間があまりなかったけれど、いいお湯でした♪
今回はあれもこれもと欲張ったけど、たまにはいいかな。
でも今度行くことがあったら、苔かきのこに絞って行きたいです。
rainbowさん、こんばんは。
素晴らしいベニテングですね。
なかなかイボが多く残っている菌に巡り会わなくて。
私もにゅう行ってみようかな…。
全うな山岳写真愛好家だっんですが、最近菌に侵されてまして。
気が向きましたら私の撮ったキノコも見てあげてください(笑)。
shibawannkoさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
まだ少しですが、写真を拝見しました。
どれもきれいに撮れていますね。
北ヤツのキノコ達もshibawannkoさんのような方に綺麗に撮ってもらったら喜ぶことでしょう。
今回の山行では白駒池の周辺、特に白駒荘付近でベニテン様が集中していました。麦草峠から簡単に入れますが、観光客が多いのが難です。
また、私が見た限りでは北ヤツのベニテン様も黄色が結構入っていました。もっと赤いの見てみたいですね。蓼科の方とか軽井沢なんかのカンバ林に行けば、見られるかもしれませんね。
shibawannkoさんと真っ赤なベニテン様の出会い、楽しみにしています。
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