女峰山(日光連山)

2011年06月24日(金) [日帰り]

• GPS: 06:54
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,151m
• 下り: 1,159m

コースタイム

05:15　自宅出発
06:55　裏男体志津乗越到着
07:11　出発
　0:16(0:20)
07:27　林道車止め
　0:35(1:00)
08:02　馬立
　0:08(0:10)
08:10　荒沢出会
(09:11　水場)
　1:28(1:40)
09:38　唐沢避難小屋
(09:55　ガレ場)
　0:39(0:40)
10:17　女峰山頂(大休止)
　1:03
11:20　女峰山頂出発
(11:30　ガレ場)
　0:30(0:25)
11:50　唐沢避難小屋
(12:05　水場)
　1:02(1:10)
12:52　荒沢出会
　0:11(0:15)
13:03　馬立
　0:32(0:50)
13:35　林道車止
　0:15(0:25)
13:50　裏男体志津乗越

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

梅雨のため天気予報では傘マークが並んでオリマス。



そんな中、ポッカリお日様マークがあった6月24日(金)。



たまたま強制的にお休みになりました。(1年間の最低休暇取得日数が足りなかったノダ)



よほど日ごろの行いが良いのだ、と勝手に思い込み、勇躍日光は女峰山に出かけました。

5時15分。宇都宮から西のほうはかなりいい感じに晴れてますなー。

いろは坂もミドリが濃くなっております。

恒例、明智平からの女峰山、(右のほうの山デス)

早朝の戦場ヶ原。ワクワクしますなー。

国道を光徳牧場方面に曲がって、裏男体林道を進みます。

6:55、林道の終点、志津乗越に到着。ほぼ1年ぶりです。

この時間でクルマは4台。工事現場(砂防工事が行われてます)に行くためのトラックがエンジンかけて待ってるので、うるさい。

それにしても、ヒトが少ないな。

本日女峰山に行くことにしたのは、平日だから・・・。休日はココ志津乗越に車が停められないからです。

ココは男体山や女峰山、大真名子山への登山道が集まっておりますので人気スポット。

ところが本日クルマが異常に少ない。

女峰山に行く人はいるのかな?と　ちと不安になりながらのスタートです。

気温は17度くらいかな?宇都宮では25度くらいだったよーな。

ま、すでにここが標高1700mはあるもんね。

スタート地点からしばらくは林道歩き。ここがクルマ止めのゲート。ここで15分経過。



これから先は工事のクルマだけしか入れません。



ことしはゲート前に2台くらい停められるスペースがあります。去年はなかったな。

たま〜に、工事車両が通ります。静かな道をセッセと歩きます。



標準タイムだと志津乗越から登山道まで1時間20分歩く。



途中、男女2名のパーティに追いつきました。おしゃべりしながらユックリユックリ歩いてます。



本日は女峰山ピストンだそうです。帝釈までの尾根が気持ちいいよ、ゼヒにと推薦しておきました。



山頂で会いましょうとヤクソクして追い抜きます。

途中、日光市街からの道と突き当たります。そこをまっすぐ行くと市街地に下ってします。



忘れないで林道を左折。

目の前に現れました。中央が女峰山。左のピークが帝釈山。ここの尾根歩きが気持ちいいんだなぁ。

ヤマツツジがまだ咲いてました。

来た道を振り返るとこ〜んな空。かなり雲が多いですな。本日快晴のわけなのに・・・。

ハイ、1時間20分のところをせっせか歩いたので、50分で到着。馬立です。ここからが山歩き。

ですが、いきなりの下り。100Mくらい・・・もったいない。

ったところ。荒沢出会い。日本の沢が出会うところです。この岩がごろごろしているところを渡って山ノボリが始まります。

こ〜んな感じの登山道。

荒沢から沢に沿って高度を上げていきます。



沢沿いなのでけっこうきつい一方的な登り。でもところどころが開けているので、景色を眺めつつ休憩できます。

標高2000mくらいのところで、赤い小さな花をハッケン!何だろ?と近寄ってみると・・

おう、イワカガミではないですか?今年初イワカガミです。かなりうれしい。

そのすぐ近くにはアズマシャクナゲの林があり

ほとんど終わっていましたが、元気な花もチラホラ。あと2週間前ならそれは見事だったでしょうな。

しばらく樹林帯を登りますと

沢に出ます。

ここに群生しているのがコバケイソウ。

花はまだ先でしょうが、この葉っぱのスジがキレイ。いつも感心します。

この沢は水が流れておりまして

渡った先にありますのが

この水場。確かに冷たくていいのですが、ちと苦いのですよ。



さらにこの上に唐沢避難小屋もありますので、衛生的にダイジョブなのか?とも思う。(少なくとあまり気持ちのいいもんではない)

時折開けたところからは男体山&大真名子山が見渡せます。すでに絶景。

途中登山道の両側が崩落しているところあり。去年よりかなり崩落が進んでいるような気がします。

もう少しで道が無くなるよ。

唐沢避難小屋までもう少し。

小屋に到着。ただいま9:38。出発して2時間37分。標高は2,239m。

日光市街地からここまで延々と登るコースもあります。(ボクにはできないけど)

焚き火跡。ここって焚き火OKなのかいな?

唐沢避難小屋から山頂までは40分。もうすぐです。

でも、しかし、ボクの嫌いなガレ場のトラバースがあるのです。

こっから向こうの樹林帯まで行かねばなりませぬ。

下を見れば絶景ではございますが、何せ高所恐怖症なもんで。。。

ほうら、こんな写真をみると吸い込まれそうでしょ。苦手だ。。

上からも落石があるかしれん、なんて思うとコワイ。



地震でもあればひとたまりもないなぁ、なんて。

でも岩の間でこれ見つけた。

イワカガミと

ツガザクラ!かわいいですなぁ。

何とかガレ場をやり過ごしました。上空を見上げればこんな天気。とにかく風がものすごいです。

おう、コケモモ。もう少し経てば花が咲くきそう。

このハイマツを過ぎればもうすぐ山頂のはず。

おお、アレだ、左に山頂標識が立ってます。(息ゼイゼイしてますが)

はい、登頂。10:17。登り始めてから3時間と6分でございます。2,483m。

大風が吹いてますし、雲も多いのですが、見晴らしはGOOD。360度のパノラマが広がっています。

北に見える山は何だろう?雪をかぶってます。

山頂には、ボクともう一人の男性。
鹿沼の方だそうで赤薙山から歩いてきたそうです。

この道はすばらしいですよ、今度ゼヒに!と薦められました。

風がすごいのですが、岩陰でお湯を沸かしてコーヒーを飲みながらしばしオヤマの話をさせていただきました。

そういや、最近の山はヒトが少ないねぇ。放射能の関係かなぁ、とか

この方双眼鏡で眺めておりましたが、急に「アレアレっ!ほらそこの山の向こうッ!」って叫びだした。

なんだ?て思いながら指されたほうを見ますと、大真名子山と太郎山の間を戦闘機がグオッと通り過ぎました。

F4ファントムだねぇ、と。その方面に詳しい方のようです。まさか戦闘機が目の下を通り過ぎるなんて信じられませんでしたが、確かに戦闘機だった。

日光はちょうど航空路にあたっているらしく、旅客機が飛んでいるのは知ってましたが戦闘機までこんな低いところを飛ぶなんてビックリ。

ほんとうは帝釈まで行きたかったけどあまりにも風が強く、稜線から滑落しそう。

さらに上空黒い色の雲が出ています。今日のような天候ならカミナリはないでしょうがやめときます。



1時間も山頂にいたし、足腰もかなりきついので、下山します。

上から見るガレ場はなおさらコワイですなぁ。

唐沢避難小屋で行動食(おせんべ)をかじって、すぐさま出発。

途中はしょって13:50に志津乗越に到着。



山頂までノボリは3:06.クダリは2:30でした。



それにしても脚が弱ってますなぁ。何度か膝にチカラがはいらずカクンとなったり、脚があがらなかったり・・。こんな状態ではヤセ尾根なんか危なくて歩けません。あ、ザックが重すぎるのも原因か?

今回導入したアイテム。



まずはバンダナ。

今までつばの広めの帽子をかぶってましたが、いかんせん暑い。

そこで本日はバンダナをハチマキにして登りました。



頭に日光は当たるけど、汗が流れ落ちなくてGOODでした。

それからネッククーラー。つけたときはヒンヤリするけど慣れてしまえばたいしたこと無いような気もする。

できればエリのない丸首のTシャツと組み合わせるといいんだろな。

で、まだお昼ご飯を食べてない。おなかすいた!

どうしようと考えまして、三本松園地にGO.



そこに気持ちのいい緑地があります。テーブルと椅子もある。ここでランチにしましょう。

本日のメニューは　豚カルビチャーハン(冷凍食品)。

ハンバーグソーセージを切っていためます。味がしないのでガーリックパウダーとカレー粉少々で味付け。

はい、出来上がり。これにオニオンスープをつけていただきます。

おなかがすいてるのでウマイウマイ。

コーヒーを淹れて、トラ焼きもいただきます。ウマイけど食べすぎだ。

下界はすっかり陽がさして来まして、良い感じ。

もう完全に夏空ですな。これからはカミナリにきをつけないと。