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Yamareco

記録ID: 125472
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無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

北海道遠征【花盛りの後方羊蹄山】倶知安から

2011年07月29日(金) [日帰り]
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GPS
08:32
距離
14.2km
登り
1,674m
下り
1,665m

コースタイム

4:44比羅夫(倶知安)登山口-5:23二合目-5:41三合目-5:55四合目-6:47六合目-7:13七合目-7:40七合目-7:55九合目-8:20お鉢-8:46三角点-8:51山頂9:15-9:53真狩分岐-10:06真狩ルート九合目-10:15羊蹄小屋10:21-11:22六合目-11:40五合目-12:01四合目-12:18三合目-12:33二合目-13:11登山口
天候 くもり時々晴れ 後 ガス
過去天気図(気象庁) 2011年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
半月湖奥に無料の野営駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは見かけませんでした。
トイレは駐車場と羊蹄小屋のみ。
危険箇所は特にありませんが、比羅夫からお鉢巡りの場合、山頂から先は岩場が多いので予想以上に体力を消耗します。
下山時は小さな石で滑りそうになるので注意。
五合目付近からしつこく蜂のような大きな虫が追いかけてきます。
4時半頃で数台。
平日なので下山後もそれほど車は止まっていませんでした。
4時半頃で数台。
平日なので下山後もそれほど車は止まっていませんでした。
ちょっとだけ切り株で休憩。
ちょっとだけ切り株で休憩。
ニセコアンヌプリ山?
ニセコアンヌプリ山?
歩きにくい。
エゾノシモツケソウの蕾たち。
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エゾノシモツケソウの蕾たち。
チシマアザミ
視界がぐーんと広がる。
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視界がぐーんと広がる。
今の季節はロープなくても大丈夫です。
今の季節はロープなくても大丈夫です。
黄色い花の群生が見える。
黄色い花の群生が見える。
下界の雲も薄れて見えてきた。
下界の雲も薄れて見えてきた。
イワギキョウ
オンタデ?ウラジロタデ?
オンタデ?ウラジロタデ?
チシマフウロ
ウメバチソウ
エゾゼンテイカ?
ハクサンチドリ
カラマツソウ
ミツバチたちが朝のお食事中。
これシシウドかな?
ミツバチたちが朝のお食事中。
これシシウドかな?
エゾツガザクラはまだ蕾。これからですね。
エゾツガザクラはまだ蕾。これからですね。
励まされる
イワブクロ
青い空ありがとー♪
青い空ありがとー♪
尻別岳が見える。
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尻別岳が見える。
体力消耗する岩場。
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体力消耗する岩場。
お鉢巡りはやめて、小屋に向かいます。
お鉢巡りはやめて、小屋に向かいます。
上を見上げると、まだ青い空。
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上を見上げると、まだ青い空。
ガスってきました。
ガスってきました。

感想

7月29日午前2時に実家を出発。
ほとんど眠れていないのですごく眠い。
今回はいつもどおり2人だけの山行。
レンタカーを借りたのだけど、かなり傷だらけで渋い車だ。。。
まぁ、安いし走るから許すけど。

北海道の高速は少しスピード抑えめで走る。
ついアクセル踏みこんでしまいそうになるけど我慢我慢。

小樽で高速を下りてコンビニで食糧と氷を調達。
いつもならハイドレーションを冷凍庫で凍らせるのだけど、
実家の冷凍庫に入らなかったので、氷を入れて冷やすことにした。

ほとんど車の走っていない道を倶知安に向けて走らせる。
こっちの警察は厳しいからスピードに気をつけながら。。。

北海道第2弾は、十勝岳とどちらにするか最後まで悩んだけれど、
やはり富士と名のつくものには登っておきたいし、
前回の旭岳は軽すぎたので敢えてちょっと苦しいだろう山を選択した。
4つあるルートのうち、倶知安(比羅夫)コースから登る。

4時半頃駐車場に到着。
数台の車が止まっているだけ。
鳥たちのさえずりが響き渡って、一気に森の中に迷い込んだ感じ。

ここはトイレも完備。キャンプもできる。
準備していると窓を開け放ったまま、ラジオをガンガンかけた車がやってきた。
雰囲気台無し。
鳥たちもどこかへ飛んでいってしまった。

うるさいので早々に出発する。
わかってはいたけれど、、、やっぱり地味な登山道です。
帰り、、、また虫が出てきそうな気配の道。。。
おまけにガスってるし。。。
まぁ、朝早いので仕方ないか。。。
いまいちテンション上がらない登山道です。
二合目に来ると雲海上にうっすら山が見える。ニセコアンヌプリ山かな?

1時間も歩くと日が差してきた。
三合目。ただただ黙々と登る。ちょっと嫌気も差しながら。。。
四合目。この辺りで蜂のような虫にしつこく追い回される。
私は今回強い味方を用意。
虫よけ。直径3センチほど。
帽子やザックにつけるタイプ。
匂いはラムネのような感じ。
早速ここで装着。

五合目通過。
やっと半分。まだまだ長いけど、五合目過ぎると気分もちょっとだけ楽になる。
結構歩きにくい登山道です。
登りはまだ良いけど、下りは嫌な感じ。
先日の旭岳とは大きくジャンルが異なります。

七合目通過。
お花が増えてきました。
花たちもまだ起きたばかりのよう。
朝露が腕にあたって冷たくて気持ちいい。

八合目も終わりになると、視界がぐーんと広がる。
重苦しい天井から解放されたみたいっ!
テンション上がってきた♪

黄色い花の群生が見える。

九合目。
黄色い花の群生は避難小屋方面。
私たちはまっすぐ頂上へ向かう。
下界の雲も薄れて見えてきた。

予想をはるかに上回る種類の花たちが私たちを迎えてくれました。

「モウ一息ガンバレ」と書いてある岩。
こういう言葉に何度励まされてきたことか。。。

そしてやっとお鉢に出ました♪
ここからは気持ちいい稜線歩き。
暑すぎずちょうどいい感じ。

お鉢にはイワブクロが各所に咲いていました。
さぁ、歩くよ〜♪

山頂からかなり手前に三角点がありました。

この火口口をヒップそりで滑りおりたら楽しいかな、ここ。。。
でも登り返すのつらそ。。。

出発から4時間ちょっとで山頂到着。
お鉢巡り、ちょっとのんびり歩きすぎちゃったかな。
青い空の下で登頂記念撮影。
タイミング良く青空が広がりました。

お腹空いていたので山頂で即効おにぎりを食べる。
山頂にも虫がいる。
蝶々がヒラヒラヒラ〜と飛んできて、時折吹く風にピューーーーーって流されるのを何度も繰り返している。
ヒラヒラヒラ〜、ピューーーーーーーっ。
とっても楽しそう。

山頂からは尻別岳が見えました。

20分弱休憩して、お鉢の続きを歩く。
ここからはちょっとした岩コース。
ストックは不要です。(我々は元々使ってないけど。。。)
ただ歩くだけの普通のお鉢巡りとちょっと違う。。。
結構体力消耗します。
危険な箇所はまったく無し。
早く岩場越えないかなぁと、そろそろ思う。疲れてきたw

それにしてもお鉢巡りまだまだ距離ありそう。

お鉢巡りはここでやめて、バッジを買いにマッカリ小屋の方へ下ります。
小屋の周りはお花畑が広がってて雰囲気とってもいいです。
小屋の屋根、ペンキ剥げてるのが残念。

下っていると、みるみるガスってきました。
でも振返って空を見上げると空は青々してる。

小屋まではぐるっと遠回りする形で道が続いています。
ガスが濃くなってきました。

マッカリ小屋こと、羊蹄小屋にてバッジを購入。
本当はトイレを借りておきたかったのだけど、
この日小屋にいた人の雰囲気がどうしても怖くて
トイレに入るのも怖いのでやめました。

さぁ、とっとと帰ろう。

黄色いお花たち、やっぱりキスゲ系でした。
ここでは何て言う名前なのかな?

比羅夫コースの分岐で、年配の女性とすれ違う時に
「こんにちは。そのタイツいいの?」と突然尋ねられる。
タイツとは私が履いてるCW-Xのことなんだけど。。。
とりあえず「いいですよ。膝とかカバーしてくれますし。」と言っておいた。
「15000円とか結構いい値段するわよねぇ。」と言われて
「ですねぇ」と応えた私。
まぁ、高いから買うのちょっと躊躇するよね。

そして黙々と下り始めた私たち。
あとは下るだけだぁ〜と思いつつも、その帰り道が結構大変でした。
「○合目はまだ? もうそろそろ着いてもいい頃なのに。」と
歩いても歩いても辿りつかない。
あ、別に迷ったわけではないのです。
ただ自分たちが思ってたより距離があったということです。
こんなに登ってきたかなぁ〜と、いつもながらに下山時に思うことです。
疲れていたからかもしれません。
特に旦那さまはお疲れでした。

七合目を過ぎる頃にはまた蜂のような虫がブンブンと付きまといます。
私は虫よけを付けていたのでそれほど気になりませんでしたが、
旦那さまはかなりしつこく付きまとわれていたようで
疲れているのに走りだしてしまうぐらい大変でした。
あまりにかわいそうなので途中で私の虫よけを譲ってあげました。

私は下山が得意なのでいつも少し先に下りてしまうのですが、
旦那さまは下りが苦手。
特にここ羊蹄山の道は嫌そうでした。
根っこに両足を取られてしまい、そのまま前に倒れて枝の先が瞼をめくってしまうハプニングも。。。
出血はしなかったものの、瞼の上に小さな内出血ができました。

歩いても歩いてもなかなか着かない。
途中で道を間違えてしまったのではと思ってしまうほど長い下りでした。

やっと二合目を過ぎてなだらかな道になったとき、
足元に蝶が飛びまわるようになりました。
私の前をフラフラと飛んで行ったかと思うと数m先の地面に下り立ち、
追いつくとまたフラフラと先に飛んで行きます。
ずっとその繰り返し。
旦那さま曰くずっと同じ蝶が私から離れないと言います。

道案内をしてくれているのかな?と思い、
ちょうど切り株に止まったその蝶を見て話しかけてみました。
「案内してくれてるの?あなたはどうしてついてくるの?」
蝶の片羽はボロボロでした。
それからは私についてくることはなくなりました。

でもなぜあの蝶があんな行動をとったのかが不思議でたまりません。
蝶ってそういうものなんでしょうか???

なんとか嫌な道を下り続けて
やっと登山道入口にたどり着きました。

体力度  ★★★★☆
危険度  ★☆☆☆☆ (石が多いので:下山時転びやすい) 
整備度  ★★★☆☆
眺望度  ★★★☆☆ 
山スカ度 ★★☆☆☆ (岩場が少しあるので)
虫集り度 ★★★☆☆ (途中スズメ蜂がしつこいです) 

※上は、2011年7月29日時点での個人的な評価です。季節や天候によって大きく変化します。


今回また下りが超長く感じてしまうルートでした。
登る時はなぜそう感じないのかが不思議。
それにしても歩きにくい下山道です。
塔ノ岳のバカ尾根は大変だと今まで思っていましたが、
ここの下りに比べたら整備されてなんて歩きやすい道だろうって思います。
単に塔ノ岳に登り慣れてると言ってしまえばそれまでですが。。。
正直な話、、、二度とこのルートは歩きたくないですw


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

余談ですが、、、元々傷だらけのオンボロレンタカーを返しに行ったら、
「どんだけ細かく点検するねんっ!!!」
というぐらい返却後の点検にかなり時間を取られました。

もともと走るの恥ずかしいぐらい傷だらけじゃんっ!!  ヾ(。`Д´。)ノ

なんか信用されてないみたいな扱い受けて気分めちゃくちゃ悪くなりました。
やっぱり大手のレンタカー会社の方が絶対いいです。






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後方羊蹄山 倶知安ルート
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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