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記録ID: 1263652
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ハイキング
増毛・樺戸

濃昼山道(旧道)

2017年09月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
16.6km
登り
1,048m
下り
1,046m

コースタイム

日帰り
山行
6:48
休憩
0:17
合計
7:05
10:02
15
10:17
10:17
64
大沢
11:21
11:38
9
濃昼峠
11:47
11:47
153
旧道分岐
14:20
14:20
148
ルヘシベ峠(標高564m地点)
16:48
16:48
19
大沢
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山道入り口に大きな駐車スペースあり
一部ヤブっぽいところもあるが全体的には歩きやすい道
一部ヤブっぽいところもあるが全体的には歩きやすい道
濃昼山道の安瀬(やそすけ)側入り口
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濃昼山道の安瀬(やそすけ)側入り口
海が見える
大沢
水量が多くて靴を濡らさずに渡れなかった
1
大沢
水量が多くて靴を濡らさずに渡れなかった
濃昼峠に到着
峠の展望台からの景色
肉眼ではもう少しくっきりと奥の山が見えていた
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峠の展望台からの景色
肉眼ではもう少しくっきりと奥の山が見えていた
送電線がちょっと邪魔
1
送電線がちょっと邪魔
いい天気!
峠の少し先から濃昼地区方向を見下ろす
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峠の少し先から濃昼地区方向を見下ろす
旧山道分岐
立派な道だけど、これはすぐ先の送電線メンテナンス用
旧山道分岐
立派な道だけど、これはすぐ先の送電線メンテナンス用
旧山道はひたすらヤブ漕ぎだった
2
旧山道はひたすらヤブ漕ぎだった
色褪せたリボンを発見
色褪せたリボンを発見
途中視界が開ける場所があった
あそこ辺りまで行くのだと思う
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途中視界が開ける場所があった
あそこ辺りまで行くのだと思う
これから登る尾根
3
これから登る尾根
結構登った
時々薄っすらと道のようなものが見えた
時々薄っすらと道のようなものが見えた
密度の濃いササには難儀した
1
密度の濃いササには難儀した
沢に下りてようやくヤブ漕ぎから解放
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沢に下りてようやくヤブ漕ぎから解放
川幅がずいぶん広がった
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川幅がずいぶん広がった
沢沿いにも時々道のようなものが見えた
沢沿いにも時々道のようなものが見えた
滝は左岸に巻き道あり
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滝は左岸に巻き道あり
濃昼山道に合流
夕日が落ちる

感想

濃昼山道とは、石狩市厚田の安瀬(やそすけ)地区と濃昼(ごきびる)地区を結んでいる山道。国道231号線が開通する1971年まで100年以上使われていたとのこと。その後使われなくなり荒れ果てていたこの山道を、濃昼山道保存会の皆さんによって再整備され、2005年に復活させている。

今年7月1日、2日に石狩市で開催された「濃昼山道トレイルランニングガイド育成研修会」というイベントに参加した。その中で濃昼山道の歴史をテーマに「こがね山岳会」の渡辺氏が講話を行っていた。

講話の中で「濃昼山道が開通した当初は現在の位置よりもっと山側に道があった。濃昼側からは尾根沿いに道がついていてルヘシベ峠を経て大沢に沿ってルートがあった。」とのことだった。ヤブ化しているがまだ道は存在するとのこと。講話はとても興味をそそる内容で楽しく聴くことができた。ということで、濃昼山道の旧道を歩いてみることにした。

スタートは朝10時とかなり遅め。安瀬側の入り口から濃昼山道に入る。濃昼山道を歩く(走る?)のは今シーズン3回目。ここは人もいないし緩やかなアップダウンでトレランの練習には最適なのだ。走ったり歩いたりしながら濃昼峠を目指す。あまり急がないで写真を撮ったりしながらまったりと走った。濃昼峠の展望台で景色を見ながら昼食。まだ虫が多くてあまり快適ではなかった。

古道分岐から旧山道に入ると数10m進んだところで道がなくなる。僕の探し方が悪いのか道のようなものは何処にも見当たらなかった。仕方がないので尾根に向けて適当なヤブ斜面を直登した。

尾根に上がると緩やかな斜面となる。ヤブも薄めでそれなりに歩きやすかった。ときどき道のようなものが見えたが旧山道か獣道かの区別はつかなかった。道はないけど明瞭な尾根でほぼ迷うことなく進めた。尾根の両側はそこそこの急斜面でトラバースして旧山道を付けたとは考えにくいためこの尾根上に道があったのは間違いなさそう。

540mピークが近づくにつれ背の高い密度の濃いササ地帯となる。進む尾根がまったく見えなくてちょっとグルグルした。その後、564mピーク(三角点名:大峠向 / 旧ルヘシベ峠付近)までずっと激ヤブでかなり体力を消耗した。激ヤブ地帯では全く旧山道の存在を感じなかった。

564mピークからは大沢方向へ下りる。沢地形に出るとようやく激ヤブから解放。あとはひたすら大沢めがけて下る。途中沢沿いに道らしいものが時々見えたけど、これも旧山道なのか獣道なのか区別がつかないぐらい荒れ果てていた。ほとんど沢の中を歩いていたと思う。

その後、無事に濃昼山道に合流。最後は沈みゆく夕日を見ながら山道をゆっくり走って駐車場所まで戻った。夕暮れの山道もなかなかいい雰囲気だった。

結論。旧山道は完全にヤブに覆われていてほぼ存在しなかった。僕の探し方が悪いのかもしれないけど。もし僕が歩いたルートが旧山道だとしたら岩や崖や沢の通過もあり当時の方は相当苦労して歩いていたと思われる。

こがね山岳会の渡辺氏が「人が歩かないとすぐに廃道化してしまうのでたくさんの方に歩いて欲しい」とおっしゃっていた。ぜひ濃昼山道(新道の方)も歩いてみてください。

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