塩見岳
- GPS
- 14:38
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,356m
コースタイム
- 山行
- 3:08
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:22
天候 | 1日目:曇り(夜間一時雨) 2日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 立ち寄り湯:信州まつかわ温泉 清流苑 500円 ※大鹿村の赤石荘は木曜定休だった |
写真
装備
MYアイテム |
pohjola
重量:2.60kg
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感想
昨日の仙丈ヶ岳に続き、今日からテント泊で塩見岳。15時間半ほどのコースなので1泊2日でちょうど良いのですが、ひとつ残念なのは、程よい地点にテント場がなく、初日か2日目のどちらかが長丁場になってしまうこと。初日に塩見岳まで登ってテント場のある三伏峠まで戻るか、もしくは初日は三伏峠までにし、2日目に塩見岳まで往復してそのまま下山するかのどちらかです。
下山後にゆっくり大鹿村観光ができるという点では前者も捨てがたいのですが、今回は2日目の方が圧倒的に天気が良さそうなので、2日目に塩見岳に登ることにしました。
ということで、初日はゆっくり10時半にスタート。どんよりとした曇り空ですが、見通しはそれなりにあるし、登るのにはかえって良いコンディションかもしれません。
順調に高度を稼ぎ、ほどほどのペースで三伏峠に到着。
テントを張って落ち着いたら烏帽子岳まで登ろうかと思っていましたが、ほどなくガスに包まれ、真っ白で何も見えなくなったので断念しました。夕景の富士山や塩見岳を眺められればベストだったんですけどね。展望は明日にとっておきましょう。
三伏峠小屋のテント場はさほど広くないけど、シーズン終了間近の平日ということでだいぶ余裕がありました。きれいに整地されていましたし、居心地は悪くなかったです。
ただし水場はなし。夏季は小屋まで引いているようですが、この時期はすでに撤去されています。まぁ途中の「ほとけの清水」で補給してくればいいし、いざとなったら小屋から買えばいいので、特に問題にはなりません。ただ、大概のテント場が「水はないけど展望は良い」か「展望は悪いけど水は豊富」のどちらかなのに、ここは水場も展望もなし。その点はちょっと残念です。
2日目は長丁場のため、まだ暗いうちにヘッデンを点けて出発。テントはそのままで、軽装備で往復できるのがこのコースのいいところです。
昨日と違って満天の星空。あちらこちらで夜景を撮りながらゆっくり登り、ちょうど本谷山で日の出を迎えました(実際にはこの時期の太陽は塩見岳に隠れているので、日が差すのはまだまだ先)。
ここから塩見小屋まではアップダウンの少ない快適な縦走路。テント泊装備だとそんな微妙なアップダウンでも徐々に効いてくるものですが、やはり軽装だと圧倒的にラクです。塩見小屋からの最後の登りも、さほど苦労せずに登れました。
西峰・東峰それぞれの山頂からの眺めは噂通りに素晴らしかったです。
南アルプスのちょうど真ん中に位置するので、北側は白根三山や仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、南は荒川岳などが尾根伝いに重厚な姿を見せてくれます。そして中央アルプス・北アルプスの大パノラマに、もちろん富士山も。風もなかったのでゆっくり過ごすことができました。
三伏峠までの戻りもラクなもの。予定よりだいぶ早くテント場に戻ることができました。
あとはテントを撤収して下山するだけ。しかし重い荷物を担いでの本格的な下り道はやはり苦手です。2時間半程度の短い行程なので助かりましたが、別にゆっくり歩いたつもりはないのに、遅めに設定されている標準コースタイム以上の時間がかかってしまいました。
こうして初めての塩見岳登山も無事終了。今回は初日の天気が思わしくなかったにも関わらず、順調かつ楽しい登山ができました。
強いて残念だった点を挙げるとすれば、せっかくのテント泊のメリットを生かせず、夕暮れや夜明けの富士山を見られなかったこと。
次に機会があれば、初日に三伏峠から塩見岳まで往復してしまい、2日目は下山前に烏帽子岳か小河内岳まで登り、富士山や南アルプスの山々を眺めながら日の出を迎えるようにしたいです。
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