ガスッガス、の浄土平【吾妻連峰1日目】
- GPS
- 06:27
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 649m
- 下り
- 645m
コースタイム
天候 | 朝9時過ぎまで雨、その後ずっと雲に覆われ真っ白 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(トイレは浄土平野営場を利用) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・兎平駐車場〜桶沼〜浄土平ビジターセンター 桶沼園地、浄土平湿原を散策するもホワイトアウトで視界無し。遊歩道なので特に道迷いや危険は無い ・浄土平〜酸ガ平避難小屋〜一切経山 霧の中を進む。 火山活動がある大穴付近は2017年9月現在警戒レベル1で一切経山への直登ルートは利用出来ない。 登山道は整備され危険箇所無し。 途中避難小屋にトイレがある。 ・鎌沼〜姥ヶ原〜東吾妻山 鎌沼の滸を木道で進むと浄土平への道との分岐があり、姥ヶ原方面へ。東吾妻山登山口までは木道で整備されている。 登山口からは静かな樹林下の道。1時間弱で山頂。 危険箇所無し。 ・東吾妻山頂〜景場平湿原〜鳥子平 浄土平からの道とはうって変わり、景場平への下りは泥濘と笹の急坂。濡れた石や抉れた土の道は歩きにくく、笹で足元も見にくい。 途中何箇所か展望所があるが、そこ以外は視界も無い。 雨の後で行く道では無い ・鳥子平登山口〜(新奥の細道)〜兎平駐車場 鳥子平登山口で磐梯吾妻スカイラインと合流。 スカイラインを跨いで新奥の細道と書かれた標識を入り浄土平野営場へと進むのだが、高山分岐を過ぎて直ぐ、木道が切れた辺りが膝下くらいの深さの巨大な水溜りと化していて通行不可。 引き返しスカイラインを駐車場まで歩いた。 |
その他周辺情報 | 猪苗代に宿をとった為、周辺施設の利用は無し |
写真
感想
「今迄あまり行かなかった山域を登ろう計画」に従い最近福島の山に足を伸ばしているが、磐梯山や会津駒ケ岳に続きいよいよ吾妻山に登ろうと地図と睨めっこしていた。
(安達太良山は去年登った)
しかし埼玉からはかなり距離もあるし、何より吾妻連峰自体がやたら広い。
最高峰である西吾妻山も行ってみたいが、7〜8年に観光で行った浄土平も懐かしい。
迷った挙句、「そうだ、土日両方登れば良いんだ!」と閃き、気付けば猪苗代に宿を取っていた。
土曜に一切経山と東吾妻山、日曜に西吾妻山に登る計画だ。
東から西への縦走にも憧れるが、交通手段に難があると判断し断念(いつか試してみたいが…)
◼️浄土平
当日は朝4時過ぎに出発。
空模様は小雨の降るあいにくの天気で、4時間近くかかって8時過ぎに磐梯吾妻スカイラインの兎平駐車場に着いたは良いが、スカイラインは途中から雲の中で視界は全く無い。駐車場の車も疎らだ。
これにはテンション急降下。明日は晴れ予報だし最悪今日は登らなくても良いかなー、と車の中でふて寝していると朝9時過ぎになり雲が晴れ一切経山の勇姿と晴れ間が!
これは行くしか無いと急いで準備を整え出発…したは良いが、晴れ間は一瞬だけで直ぐにまた分厚い雲と霧の世界に逆戻り。
昼に近づくに従い天気は好転する筈と自分を励ましつつ桶沼園地を経由しつつ一切経山の登山口がある浄土平湿原へ進む。
浄土平は全く視界無し。
ビジターセンターの職員も「今日はダメだな〜」と語る始末。
センターのベンチでオニギリを一つ齧りいよいよ一切経山へ出発。
◼️一切経山
登山口から一切経山の山頂までは1時間ほど。
途中分岐する直登ルートは火山活動が活発な為立ち入り禁止になっている。
直登ルート上にある大穴周辺は吾妻連峰では唯一火山活動が活発な場所で警戒レベル1。
(去年の10月までは警戒レベル2で浄土平から一切経山への登山が出来なかった)
中間地点にある酸ガ平避難小屋は綺麗でトイレもあって休憩に良い。
(下山時に昼飯をとったが、10人位が昼休憩に利用していた)
避難小屋を過ぎ振り返ると霧が少し晴れ、鎌沼と蓬莱山が見えた。すでに紅葉が始まった様で、蓬莱山はカラフルなモザイクだ。
その後も山頂までホワイトアウトのままだったが、雲が一時的に流れ、五色沼はなんとか見ることが出来た。ラッキーだ。
下山を始めると蓬莱山と鎌沼は霧に包まれてしまっており、全く眺望無し。
蓬莱山と同じ様に美しい紅葉のモザイクを見せていた東吾妻山も登山口の姥ヶ原に着く頃には雲にすっぽり覆われてしまった。
今日はとことんツイてない。
◼️東吾妻山
東吾妻山の登山道は人の気配がなく、雨の後で静かに水の流れる道を黙々と進んだ。
赤や黄色に色づいた葉がかなり増えて来ていて目を楽しませてくれる。
途中1人だけ男性と会い、誰もいないわけでは無いと少し安心する。
山頂が近づくと森林限界を超え一気に視界が開ける(ホワイトアウトだが…)
山頂には15人ほど。意外に人が多く驚く。
先程追い抜いていった男性が折り返して来たので挨拶を交わす。
(この男性は次の日登った西吾妻山でもすれ違う事に!)
大展望の筈の東吾妻山だが、午後に入っても全く視界が無い為、諦めて早々に下山。
下山は景場平湿原を経由して鳥子平登山口へ降りるコースを取ったが、これが大失敗。
景場平への道は道の両脇に生い茂った笹が雨の重みで頭を垂れて登山道を覆い隠し道が見えない。
滑りやすい石や抉れた土の急坂を足元が不確かなまま下る1時間は非常にストレス。
そこかしこに足を突っ込めば靴に浸水するほど深い水溜りが出来ていて、景場平を過ぎて傾斜が緩やかになった後も泥濘の道は登山口までずっと続いた。
雨具を着ないで下山に突入したのは痛恨のミスで、笹と水溜りで上も下もびしょ濡れ。
東吾妻山の登りの静かな雰囲気は何処へやら。もうこの道は二度と通らないと心に決めた。
◼️駐車場まで
鳥子平登山口からスカイラインを跨いで鳥子平の湿原に進む。
木道を歩き高山との分岐を過ぎ暫く歩くとまたまた深くデカイ水溜りが30mほど続いていて避ける場所も無い。
これは通行不可だな…と引き返し、スカイラインの舗装路をテクテク進む。
15時過ぎ頃、俄かに雲が切れ、朝9時以来の青空が。
そのまま30分ほど青空は続いて、ゴール地点の兎平駐車場からは一切経山の姿を拝むことが出来た。
それも暫くしか持たなかったが…
最後の最後に一瞬だけ青空。
全く今日はなんて日なんだ。またいつかリベンジに来いという事だろうか。
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