釜川右俣〜ヤド沢★62選著者・と行く♪

2017年09月23日(土) 〜 2017年09月24日(日)

• GPS: 30:24
• 距離: 11.4km
• 登り: 901m
• 下り: 836m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:51
• 休憩: 0:05
• 合計: 6:56

9:07 大場ゲート
9:17 9:17 入渓地点
10:13 10:18 二俣
13:07 13:07 三ッ釜大滝手前高巻きはじめ
15:20 15:20 三ッ釜大滝手前高巻き沢復帰
15:30 15:30 三ツ釜大滝下
16:03 宿泊地

2日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 0:01
• 合計: 8:33

6:56 宿泊地
8:50 8:50 30m滝下
9:40 9:40 30m滝上
11:43 11:43 50m大滝下
12:22 12:22 25m滝
13:56 13:57 小松原湿原入口
15:29 ゴール地点

沢数回目の初心者を含む4人パーティー。
フリーで行けるであろう箇所も安全のため積極的にロープを使っています。
また増水のため、平水時とは違ったルート取りになっています。

天候

1日目：薄曇り一時霧雨
2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

釜川林道ゲート前より。
ゲートまでの道は初めてだと分かりづらいと思う。

コース状況／危険箇所等

・3級＋とのこと。

・林道ゲートより10分ほどで入渓。

【釜川本谷〜右俣、左俣分岐】
ゴーロ帯歩き。


【釜川本谷右俣〜ヤド沢分岐】
・ゴルジュ帯が断続的に続く。
・元々の水量が多い上に増水もあり、足の着かない泳ぎが4箇所ほどあった。その他、胸下までの深めの入水も多数。
・三ツ釜滝手前の小滝＆釜は、平水であれば、泳ぎとステミングで越える箇所。今回は増水で水流が強く無理なので、少し戻った箇所から右を高巻いたが、切り立ったスラブ岩に土が付いた悪い高巻きでかなりの大高巻きとなった。
（懸垂下降3ピッチで沢に復帰）

【ヤド沢】
・釜川と比べて水量は少ない。
・大きい滝が連続して現れる。
※写真欄参照


【岩質】
谷川エリアとはまた違うざらざらした岩。
基本的にはアクアステルスでバチ効きでしたが所々ヌメる箇所あり。

【ロープ】
・32m（笑）ロープ使用。通常なら30mで足ります。
※今回大高巻きからの沢復帰では3ピッチの懸垂下降。途中ロープ長が足らずに長めのスリングを足して懸垂下降しました

★アプローチも下山も短く、薮こぎもナシ。（素晴らしすぎる）
大きい滝も多く、連続の泳ぎ、登攀、ゴルジュ、高巻きと、沢を満喫できると思います。

写真

10分ほどで入渓。素晴らしい(〃▽〃)

ゴーロ帯を行く

二俣。今回は右俣へ。

すぐに3m滝。

足のつかない淵を少し泳いで

右の岩から。
落ち口への移動箇所にハーケンあり。

この奥はCS4m滝。少し手前の左から。いやらしめ。

ゴルジュ内5m。

深い釜、真夏なら飛び込みたい！

ここは左から快適に。

20mほどの長い淵は泳ぎで。

足が着かない〜。へつりで大笑いで突破。

この先は平水であれば泳ぎとステミングで越える。
今回は水流強く、少し戻った個所から大高巻き。切り立ったスラブの高巻きはちょっといやらしかった。

3ピッチの懸垂下降で沢に復帰。
この高巻きで2時間半も費やす(´+ω+｀)

この沢一番の景観、三ツ釜大滝(*^▽^)晴れてたらきれいだろうな〜

フリーで登れますが、安全のためロープを出してくれました。

奥の滝の手前で幕営することに。

右の草を刈って快適な寝床ができました。

かわいいお客さん、サンショウウオちゃん♪

朝も焚火〜。お味噌汁美味しかった。

幕営した10m滝。左壁を攀じるが、最後の1段はホールドが細かくいやらしい。

10m滝は右から上部は灌木帯へ入った。

15m滝が見えました。

水流右を攀じる。

今回の核心、30m滝。

ビレー中。手前の岩壁を攀じってルンゼに入るが、ルンゼに入るまでがホールドが細かく緊張した。

お歳を感じさせないナイスリードでした(≧∇≦)感謝！

上部ルンゼは快適だけど、落ち口手前がヌルヌル。

ゴルジュ8m→5mの二段。
それぞれ右巻き、左巻き。

おー！50m滝見えた。

迫力伝わらないけどでっかいです^^右から高巻く。

4段25m、快適に登る。
ここで大きい滝は終わり。

ここからは癒し渓。

もうすぐ林道。最後まで沢形で楽々♪

林道合流〜♪お疲れ様でした(*^▽^)

紅葉(〃∇〃)

ここからは山の幸コレクション♪
山ぶどう、酸っぱウマ。

ナラタケ♪

なめこ。

ちょっと古くなっちゃったけど、ウスヒラタケ。

ベニナギナタダケ。これも可食

天然きくらげ(≧∇≦)

感想

fe_el

天気の良さそうなエリアを求めて出発数時間前にリーダーより行き先変更の連絡が。
ひえー😆地形図作る時間もないままGPS抱えて苗場山エリアへ。

ガイドブック（62選）でこの沢の溯行図を書いた豊野さん＋女子3人で行ってきました。

前日の雨で増水しており、過去数回の溯行とは違ったルート取りになったようです。

大きい滝も多くて、泳ぎ、ゴルジュ、登攀、高巻と
沢を満喫できる沢でした。


豊野さんのお歳を感じさせない体力と登攀力、
初心者への安全の配慮、
やっぱりすごいお方なんだな、と改めて思いました。
時々炸裂する天然ボケ（？）にも癒やされました。笑

泳ぎも水量もあったので、真夏にまた行ってみたいと思える沢でした(o^^o)
もっと上達したい！と思った沢旅でした♬