奥多摩湖〜御前山〜都民の森


- GPS
- 05:35
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 954m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:都民の森⇒数馬:無料バス、数馬からバス武蔵五日市駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥多摩湖畔からいきなり標高差150mほど急登となります。御前山まで道迷いの恐れはなし。小河内峠方面はところどころ尾根通しの道と巻き道が分かれます。 月夜見駐車場〜風張峠は、駐車場から250mほどの間と、2度目に車道と合流する所で150mほど車道歩きを余儀なくされます。 ★惣岳山の少し手前で登山道左手の大木にスズメバチが営巣し、注意書きがあります。右への迂回路は急斜面で滑りやすく、要注意です。 |
その他周辺情報 | 数馬の湯は数馬バス停から500mほど。180円払ってバスに乗るか歩くか迷います。 |
写真
感想
8月末の北ア表銀座縦走の後、しばらく山に行けなかったので、快晴の予報を見て手軽な山で脚力維持を図ることにした。丹沢はまだ蛭の活動期とみて奥多摩の未踏ルートを選んだ。
立川駅で乗り換えたホリデー快速奥多摩はちょうど満席状態。見事にハイカーで埋まっていたが、ビジネス客風と学生風の乗客2人を発見し、首尾よく西立川で降りた1人の席に落ち着いた。奥多摩駅からは臨時バスに立ち席で奥多摩湖バス停着。トイレに寄ってからダムを渡った。両側の欄干はペンキ塗りたて中。注意して下をのぞいてみてから渡った先のベンチでストックを出し、登り支度を整えた。
このコースはいきなり尾根に上がる急登でスタートする。駆け上る息子をたしなめる母子連れと40代見当の男性を追い抜いたが、ロープもある急登区間が思っていたより長い。肺が悲鳴を上げたころ、ようやく坂が若干弛んだ。標高800m付近で左から杉の植林帯となる坂を上り切り、しばらくするとウッドデッキ風の展望台が見えてサス沢山に着いた。前回歩いた時はなかった施設だ。山名付きの展望写真があって、奥多摩湖の彼方にそびえる峰が大菩薩嶺であることを知った。
追いついてきた先ほどの男性に挨拶して先発し、いったん下って登り返す。岩っぽい区間を通り、惣岳山への急登が始まった所で汗拭き休憩を取る間に件の男性が追い抜いていった。後を追うように登って行くと、下りの登山者が何やら話し掛けている。スズメバチの巣があるらしい。近づくと注意表示もあって滑りやすい迂回路を通らされた。よく見るとミズナラの大木に縦に入った筋状の洞からスズメバチが出入りしている。当座はともかく、やがて繁殖もするだろうし、何とか巣を撤去してもらえないものだろうか。
惣岳山で再び男性を追い抜き、御前山へ。都民の森関係らしい新しい指導標ときれいなロープ柵が整備された道をしばらく行くと、思ったより早く山頂に到着した。お握りとカップ麺、コンビーフの昼食を採っている間に、男性と母子連れが相次ぎ登頂してきた。その後もぱらぱらと登頂者が続いて、山頂はそこそこの賑わいに。ただ、遠くは霞んだようになって南の丹沢山塊の眺望は利かなかった。
30分休んで出発。まず惣岳山まで戻る。団体登山のグループとトレラン大会の準備らしい人たちと挨拶して、惣岳山を小河内峠の方へ下る。防火帯風の小広い尾根道はトレランにもってこいだろう。その先で「岩場があります」という注記のある分岐に出た。左に巻道がある。構わず直進すると、岩場らしいものもなく「ソーヤノ丸デッコ」らしいピークに着いたが、踏み跡がプツンと切れてしまった。
南寄りの一角に赤白に塗った棒が立っているが、その先に道はない。磁石と地図で確認し、西側のブッシュに埋もれた踏み跡らしい所へ分け入ると、やがて道が現れた。日当たりの良い頂上近くが雑草で覆われてしまったらしい。所どころに岩があるといった体の急斜面を下り、無事巻道に合流した。
その後は巻道主体に選んで快適に進み、小河内峠から徐々に登り返しに入った。人影はほとんどない。やがてバイクの音が大きくなって月夜見第2駐車場に到着した。右にしばらく車道を辿り、道が右へカーブする所の指導標を左折して急登すると月夜見山。この先風張峠まで車道とほぼ並行する。一度ガードレール脇を歩き、いったん離れて再び左の車道と合流したあたりで登山道が消えてしまった。ガードレールの外は擁壁で車道を歩くしかない。
道を横断して歩きやすそうな左側を150mほど行くと補修資材が集積してあり、その先向かい側の右手に分かりにくい登山道入り口が見えた。車に注意して再び山道に戻る。風張峠を過ぎるとやかましい爆音がようやく遠ざかった。行く手にまたも尾根通しと巻道が現れ、右の巻道を取ってみると結構長い。
気が付くと道は北西に向きを変えており、直接、森林館に向けて下る分岐のあるピークは巻いてしまったらしい。栂ノ尾に「ひぐらしの道連絡路」という分岐があり、少しでも近道になるかと入りかけたが、50mも行くと道形が定かでなくなったので引き返した。直進が正解で、この先は細かなピークを巻きながら歩きやすい道が続き、一気に下って鞘口峠に至った。
3時ごろに森林館に着く予想だったが、だいぶ早いので1本前のバスに乗ることにした。木材加工所でトイレを借り、赤い舗装の道を辿るとほどなく駐車場に着いた。バス停周りには大型バイクが数多く停車していて、派手なエンジン音を響かせて出て行った。
無料バスで数馬まで行くと、数馬の湯へは歩いても5分だというのでバス代をケチることにした。初めて入る温泉は、湯船が若干狭かったが、ゆっくり汗を流すことができた。さて、この先武蔵五日市駅まではバスで1時間近くかかる。万一にも立ち席はご免だと思い、あえて数馬まで戻って乗車したが、西東京バスは2台も続行バスを出してくれたので杞憂だった。
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