山王帽子山⇔太郎山 & 於呂倶羅山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,281m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 10:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
於呂倶羅山は林道から踏跡明瞭で目印も多く、展望も良い。 |
写真
感想
山と高原地図『日光』で、登山道が記載されている山はほぼ全て登頂したが、山王帽子山と小太郎山が残っていた。太郎山は2000年10月に南側から登頂していた。
山王林道から太郎山まで、往復の標準コースタイムは6時間半ほどなので、於呂倶羅山も掛け持ちで行く予定で計画する。
山王帽子山登山口は、林道東側の笹薮に”太郎山”の看板がある。駐車スペースは登山口手前の西側に2〜3台程度。埋まっている場合は刈込・切込湖への登山口に停めることになる。
山王帽子山への登山道下部は足元がやっと見えるほどの腰くらいの笹薮。朝露が下りている時は濡れ対策が必要。つまずくような倒木や石はない。
山王帽子山頂上は北側の展望はないが、樹間から日光白根山、皇海山、男体山、更に黒檜岳の彼方に富士山もはっきり見え、予想以上の好展望の山だった。
小太郎山(太郎山西峰)は頂上に大きな木がなく、360度のパーフェクトな展望。
富士山は勿論、南アルプス・八ヶ岳・浅間山・平ヶ岳も見えていた。
見えていた百名山は日光白根山、男体山、皇海山、燧ヶ岳、平ヶ岳、会津駒ヶ岳、浅間山、蓼科山、赤岳(八ヶ岳)、富士山である。
南アルプスで見えていたのは北部の山だが、断定するほどはっきりは見えず。
小太郎山から太郎山へは、尾根沿いには要注意の岩場が二ヶ所あるが、何れも北側に巻き道がある。
太郎山頂上には北側に針葉樹があり、山地図に書かれている通りの『展望雄大』ではない。
男体山と大小の真名子、中禅寺湖南部の山々や皇海山は、太郎山より小太郎山の方がずっと素晴らしく見える。
これから太郎山登山を計画されている方には、小太郎山への立ち寄りを是非ともお勧めしたい。
下山時の小太郎山で、日光白根山や燧ヶ岳の頂上にガスが掛かり始める。
このままずっと山頂はガスに隠されるのだろうかと思っていたが、20〜30分後にガスは消え、再びすっきりした高嶺を見上げられるようになる。
この時間にガスに巻かれた頂上にいた人は不運だったろう。
山王帽子山から下山後、少量の食料と水をデイパックに入れ替え、於呂倶羅山へ。
登山口は山王帽子と於呂倶羅の林道鞍部で、左側には大型バスも停められるほどの駐車スペースがある。
林道登山口から15分ほどで大きな岩山へ上がる。地形図の1789mピークである。
この岩山は林道からもよく見えていて、奥只見の裸山を小さくしたような感じ。
於呂倶羅山へのルートはずっと尾根で、笹薮は山王帽子下部より薄い。
明瞭な踏跡と切れ目なく続く目印が多く、迷う所はなかった。
頂上の三角点付近は木の間からの展望となるが、そこからほんの20〜30m東側へ下った所からは南面の眺望が素晴らしい。
地形図では幾つものピークが表示されている三岳だが、ほぼ同じ高さの三つのピークが並んでおり、この景観は於呂倶羅山でしか見られないのではないだろうか?
富士山は、於呂倶羅山より僅か57mだけ高い山王帽子山からよく見えていたので、於呂倶羅からも見えるのではないかと思うが、黒檜岳の上空は西日で白味を帯び、確認することは叶わなかった。
今年の紅葉は全国的に例年より早いようだが、奥日光の山岳紅葉の盛りはまだ一週間ほど先という印象だった。
男体山の緯度は白馬岳とほぼ同じなので、進み出したら一気に広がりそう。
長い期間、奥日光の山にはご無沙汰していた。夏場は発雷確率が高く、仕事の休日が山日和になることはまずなかった。
志津乗越へ車が入れなくなったのは近年のことだろうが、舗装されてからの山王林道は初めてだった。
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