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Yamareco

記録ID: 127945
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

晴れるって、特別なこと・・・御嶽山

2011年08月15日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
11:30
距離
13.6km
登り
1,351m
下り
1,355m

コースタイム

田の原駐車場1:30 - 2:26八合目避難小屋 - 3:38王滝頂上 - 4:15剣が峰5:35
- 6:40二ノ池 - 7:14サイノ河原避難小屋 - 7:35飛騨頂上 - 8:00摩利支天山山頂
- 9:11三ノ池 - 10:00五ノ池小屋 - 10:45二ノ池山荘本館 - 11:15王滝頂上
- 14:00田の原駐車場
天候 田ノ原に駐車するときは雷、夜は星空、日の出前はガスの中、太陽のがんばりで日の出のあとは素晴らしい視界に、しかし昼前からとうとう雨が・・・
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前日の19時頃に田ノ原の観光センター駐車場に着きましたが、その時点で数百台のスペースのうち半分くらいが埋まっていました。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは見つけられませんでした。
ないはずはないと思うのですが・・・

周辺は温泉地であり、日帰り入浴のできる施設がたくさんあります。(道の駅に置いてあるパンフレットの情報)
木曽福島の「二本木の湯」を利用しましたが、料金は700円でそんなもんかな・・・
鉄分を多く含んだ濁り湯で、気持ちいいお湯です。
サウナがないのが寂しかったですね。
あと32キロもある・・・

案内をたよりに田ノ原へ
2011年08月14日 18:17撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 18:17
あと32キロもある・・・

案内をたよりに田ノ原へ
さっき降った夕立の置きみやげ
2011年08月14日 18:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/14 18:18
さっき降った夕立の置きみやげ
いきなり翌朝ですが、剣が峰からのご来光を待っています。
2011年08月15日 04:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 4:34
いきなり翌朝ですが、剣が峰からのご来光を待っています。
強い風の中、ガスが次々にあたりを覆い、一瞬の視界を捉えようと固唾を呑みます・・・
2011年08月15日 04:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 4:35
強い風の中、ガスが次々にあたりを覆い、一瞬の視界を捉えようと固唾を呑みます・・・
このガスは晴れるのか?

ここからとんぼ返りは寂しいぞ。
2011年08月15日 04:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 4:57
このガスは晴れるのか?

ここからとんぼ返りは寂しいぞ。
震えながらの一時間が過ぎ、ショーの始まり、か?
2011年08月15日 05:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:07
震えながらの一時間が過ぎ、ショーの始まり、か?
この天気で山頂の集まりも小規模でしたが、
2011年08月15日 05:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:08
この天気で山頂の集まりも小規模でしたが、
今ここにいる人は皆同じ気持ちで待っています。
2011年08月15日 05:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 5:08
今ここにいる人は皆同じ気持ちで待っています。
あ・・・
ガスの中に
2011年08月15日 05:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:12
あ・・・
ガスの中に
がんばって顔を出してくれてありがとう!
2011年08月15日 05:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:13
がんばって顔を出してくれてありがとう!
2011年08月15日 05:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:19
2011年08月15日 05:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:20
太陽が見る見る力を出しています。
2011年08月15日 05:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:20
太陽が見る見る力を出しています。
ガスが引いていく様子は、ひとつのクライマックスです!
2011年08月15日 05:23撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:23
ガスが引いていく様子は、ひとつのクライマックスです!
2011年08月15日 05:23撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:23
一ノ池が姿を現しました。
この外輪山の尾根を歩きます。
2011年08月15日 05:24撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:24
一ノ池が姿を現しました。
この外輪山の尾根を歩きます。
二ノ池も見えてます。
2011年08月15日 05:24撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:24
二ノ池も見えてます。
初の3000m

2011年08月15日 05:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:30
初の3000m

北アルプスが顔を出しています。
槍ヶ岳? 穂高?
2011年08月15日 05:39撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:39
北アルプスが顔を出しています。
槍ヶ岳? 穂高?
オンダテ
雄花と雌花があるそうです。
2011年08月15日 05:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:47
オンダテ
雄花と雌花があるそうです。
2011年08月15日 05:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 5:49
覆っていたガスは下に下がり雲海に
2011年08月15日 05:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:50
覆っていたガスは下に下がり雲海に
一ノ池外輪山から剣が峰を振り返ります。
2011年08月15日 05:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 5:51
一ノ池外輪山から剣が峰を振り返ります。
2011年08月15日 06:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:02
二ノ池に下りていきます
2011年08月15日 06:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 6:25
二ノ池に下りていきます
2011年08月15日 06:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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アキノキリンソウ
2011年08月15日 06:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:34
アキノキリンソウ
チングルマ
2011年08月15日 06:36撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 6:36
チングルマ
チシマギキョウ
2011年08月15日 06:36撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:36
チシマギキョウ
2011年08月15日 06:37撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:37
以前には夏の雪渓ももっと大きく、万年雪と言えるものだったようですが、これも温暖化の影響?
2011年08月15日 06:39撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:39
以前には夏の雪渓ももっと大きく、万年雪と言えるものだったようですが、これも温暖化の影響?
二ノ池からサイノ河原へ
2011年08月15日 06:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:44
二ノ池からサイノ河原へ
2011年08月15日 06:45撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:45
2011年08月15日 06:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:46
ケルンが無数にあって、全体でひとつのモニュメントのようです。
2011年08月15日 06:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:47
ケルンが無数にあって、全体でひとつのモニュメントのようです。
よく晴れてくれました!

今日の私的大賞はお日様です。
2011年08月15日 06:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 6:51
よく晴れてくれました!

今日の私的大賞はお日様です。
摩利支天山

稜線が切り立っていて、眺めているうちに寄り道決定。
2011年08月15日 06:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:52
摩利支天山

稜線が切り立っていて、眺めているうちに寄り道決定。
サイノ河原全景

奥に避難小屋が見えます。
2011年08月15日 06:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 6:59
サイノ河原全景

奥に避難小屋が見えます。
天然の寄せ植えがあちらこちらに・・・

どれも取り合わせが違っていて、ひとつひとつ見て廻ったらここだけで一日がかりだ!
2011年08月15日 07:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:03
天然の寄せ植えがあちらこちらに・・・

どれも取り合わせが違っていて、ひとつひとつ見て廻ったらここだけで一日がかりだ!
2011年08月15日 07:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:04
サイノ河原から振り返ると、山がこちらを見下ろしています。
2011年08月15日 07:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:14
サイノ河原から振り返ると、山がこちらを見下ろしています。
コマクサ
花の時期を過ぎてしまったか、探し方が足りなかったか、コマクサはみんなちょっと疲れていました。
2011年08月15日 07:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 7:29
コマクサ
花の時期を過ぎてしまったか、探し方が足りなかったか、コマクサはみんなちょっと疲れていました。
飛騨頂上で
2011年08月15日 07:36撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:36
飛騨頂上で
摩利支天山まで、この稜線を辿ります。
2011年08月15日 07:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 7:40
摩利支天山まで、この稜線を辿ります。
埼玉からのご夫婦に撮ってもらいました。

「遠いところから来られましたね」と言うと、
「滋賀も遠いですよ」と笑われました。
2011年08月15日 08:03撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:03
埼玉からのご夫婦に撮ってもらいました。

「遠いところから来られましたね」と言うと、
「滋賀も遠いですよ」と笑われました。
指の先ほどのイワカガミの葉

こちらにも大賞を出したいくらい愛らしい!
2011年08月15日 08:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:19
指の先ほどのイワカガミの葉

こちらにも大賞を出したいくらい愛らしい!
2011年08月15日 08:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:22
2011年08月15日 08:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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クジャクチョウ

図鑑で名前を見つけました!
2011年08月15日 08:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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クジャクチョウ

図鑑で名前を見つけました!
2011年08月15日 08:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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一本の野草の姿、一輪の花の綺麗さもいいのですが、こうして力をあわせて咲いているのを見るのが好きです。
2011年08月15日 08:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 8:51
一本の野草の姿、一輪の花の綺麗さもいいのですが、こうして力をあわせて咲いているのを見るのが好きです。
三ノ池を見下ろします。
2011年08月15日 08:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 8:53
三ノ池を見下ろします。
2011年08月15日 09:06撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:06
ここに神水として飲まれる水があるらしいのですが、どこを見ても湧き水が見当たらず・・・
2011年08月15日 09:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:13
ここに神水として飲まれる水があるらしいのですが、どこを見ても湧き水が見当たらず・・・
でも柄杓があるということは、この池の水をそのままのむ!?

私にはその勇気はありません。
2011年08月15日 09:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 9:13
でも柄杓があるということは、この池の水をそのままのむ!?

私にはその勇気はありません。
ここもとりあえず外輪山に上がって一回りしてみます。
2011年08月15日 09:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/15 9:47
ここもとりあえず外輪山に上がって一回りしてみます。
2011年08月15日 10:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:07
2011年08月15日 10:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:07
サイノ河原の避難小屋に戻ってきました。
2011年08月15日 10:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:30
サイノ河原の避難小屋に戻ってきました。
イワツメクサ

この花も好きです
2011年08月15日 10:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 10:35
イワツメクサ

この花も好きです
二ノ池から剣が峰を巻いて下山路に出合います。
2011年08月15日 11:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 11:18
二ノ池から剣が峰を巻いて下山路に出合います。
往路では暗かった王滝頂上

またガスが発生してきました。

2011年08月15日 11:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/15 11:25
往路では暗かった王滝頂上

またガスが発生してきました。

このあと雨が降り出します。

よくぞ朝の天気を作ってくれました。

感謝!
2011年08月15日 11:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
8/15 11:29
このあと雨が降り出します。

よくぞ朝の天気を作ってくれました。

感謝!

感想

2週間前に白山に登り、はじめて2000mに立てたことに味を占めて、次は当然3000mだと照準を定めたのが御嶽山。

関西からかろうじて日帰り可能な位置にあることと。体力、技術の両面から、そして、ここの皆さんのレコからの情報を集めた結果で決めました。
(ここの情報量は大したもんです!、しかも記録が節度を持って書かれているので安心して参考にできる!)

土・日の予定で動くつもりが仕事の都合で日・月となり、天気のめぐり合わせにどう影響するのか気になるところです。
前回の白山でレインウェアの試着は終わったつもりなので、次は日焼け止めクリームの効果を試してみたいものです。
(そんなもの持ってませんが・・・)

todokitiさんからのアドバイスもあり、早く現地に着いて余裕を持った車中泊をするつもりで前日は13:10に自宅を出発。 新名神経由で目立った渋滞にもはまらず走ることができました。
それでも田ノ原の駐車場に着いたのは19:00。 「遠路はるばる・・・」といえる行程にいい加減疲れていた私は、そのままダウンします。

21時に目が覚めると、そこからは逆に目が冴えて眠れず、トイレに立ちついでに近辺を歩いてみたりして時間をつぶします。
すでに数百台の車が着いて、単独の山行もあれば団体さんもいるようなさまざまな人たちが思い思いに夜を過ごしています。

車に戻り、もう一眠りするつもりでシートを倒しますが今度は寒くて眠れない・・・山で夜を過ごすことをナメてました。 防寒着のつもりで毛糸でもフリースでもない綿のカーディガンを持ってきただけで、あとはレインウェアとウィンドヤッケで凌げるとたかをくくっていたのです。

カーディガンの上からヤッケを着込み、レインウェアの下を履いて上着は上にかけて、しばらくじっと温まるのを待ちましたが、いよいよガマンができなくなって、車を移動させ、敷地から出て10分ほどヒーターをかけてしまいました。
(車に頼ることはしたくなかったのですが、防寒を甘く見たことを反省です)

結局2時間ほどの睡眠で時間を過ごし、早めにスタートすることに。
ヘッドランプの明かりで最初平坦な登山道を歩き始めます。

暗い中で見上げると、シルエットになった山の頂上部だけが雲に隠れています。
満月で空は案外明るく、満天の星とはいかない星空の下を歩きます。
行く手には先行するハイカーのランプの灯りが揺れていますが、登るにつれて私の後ろにも灯りがポツポツ増えていきます。
動き出したことで寒さは消え、足元の石に集中して進みます。

時間に余裕があるおかげでペースをうまくコントロールでき、順調に高度を稼いでいきます。 道端の花にも気がつきましたが、写真は明るいときに撮ることにして歩くことに専念します。

剣が峰に着いたとき、私はなにを勘違いしたのか山頂はまだ先だと思っていて、他に着いている人たちがなぜここから進まないのか不思議に思っていました。
(あいかわらずの大ボケです・・・)
まだ時間は4時過ぎで、休憩のつもりで荷を降ろしてその辺をぶらぶらしているときに三角点を見つけました。

だとしたら腰をすえてここでご来光を待つこととあらためて空を見上げます。
風はかなり強く吹き、ガスを吹き飛ばしては期待を抱かせてくれますが、一瞬後にはまた白い世界に戻り、しばらくはそのままといった繰り返し。 何人かはあきらめて下りて行ってしまいました。
東の空が白み始め、あきらめ6割、期待4割の微妙な気分で立っていましたが、ガスの中に弱いながらも太陽の光が見えたときは歓声があがり、決して満点ではないその太陽に感動してしまったのでした。

それからの短い時間でガスは目に見えて消えていき、視界が広がっていく様子は心に残るもので、太陽のパワーを目の当たりにした気分です。 昔の人が信仰の対象にしたのもうなずけますね。

そこからも時間の余裕にまかせて気ままに方向を定めて歩きます。
道のあるところを歩きますからそんなに奇抜なルートにもなりませんが、一、二、三ノ池のそれぞれの外輪山を一回りしてみることと、飛騨頂上から摩利支天山への切り立った稜線を往復すること。

思いつきでぶらぶらしながら「天気のいい」世界を楽しみます。
単に「今日は晴れてる」ってことが特別に思える一日でした。

アクシデントがあったのが下山途中でした。

田ノ原への下山路に入った頃から腹に痛みが起こり、あっという間に激痛に変わりました。 九合目の避難小屋に入り、そこから立つこともできなくなりました。
なんでこうなったのかわけの分からないままにうなっていましたが、休憩に入ってこられた方にわけを話して、これから向かわれる小屋の管理人さんに知らせてもらうことにして、携帯電話の(電波は通じていました)番号を教えて行ってもらいました。(ご迷惑をかけました)
外で2度戻してしまったのですが、その後徐々に痛みが治まっていき、たって歩ける状態になったので、今のうちにと再度下山を始めます。
途中連絡を取ってくれたさっきの方から連絡をもらい、状況を伝えてお礼を言いましたが、カップルで山歩きに来た方にとんだとばっちりを食わせてしまってすみませんでした。 救急車を呼ぶわけにいかないし、二人で本当に困っておられたのが申し訳なかったです・・・

結果、そこから駐車場までは腹痛もウソのように治まり、元気に下山することができました。
たぶん弁当にあたったのかとも思いますが、通りがかりの方に助けてもらい、事なきを得たのは感謝しなきゃいけないことですね。

《後日談》
腹痛の原因は「尿路結石」でした。
帰宅後は腹痛も起こらず、あれはなんだったんだろう?と疑問のまま放っていました。23日に同様の痛みが起こり、今度は病院に駆け込むことができましたが診断はこの通り。
原因が分かってみれば「なるほど!」てなもんですが、二度とわが身に起きてほしくはない・・・

いろんなことを今回も経験させてもらいました。
忘れられない初3000m登山になりました。

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コメント

ゲスト
monsieurさん、3000m超え、おめでとうございます!
深夜から登られたんですね!
私は一度も深夜から歩いたことないのですが、怖くないですか?

私は去年の9月に御嶽山に行ったのですが、もう何もお花はなく、荒涼とした感じでした。
山小屋が8月で閉まるところが多いせいか、そんなに人がいなかったのですが、今の時期は夜からたくさんの登山者が集まっているんですね。

山で具合が悪くなると精神的にもつらいですよね。
山小屋が近くにあってよかったですね。
なにより、すぐに元気を取り戻されたようで、よかった。きっと日頃の行いがいいんですよ(笑)

次はどちらに行かれるんですか?
まさか4000m超え(海外… )じゃないですよね?(笑)
2011/8/16 19:22
monsieurさん。お身体どうですか??
 知らぬことといえ避難小屋を素通りしてしまい、すみませんでした。
まさか小屋の中にmonsieurさんが苦しんでおられたとは。無事下山されたとのことでホッとしています。
 何が原因なのでしょうか。ヤマレコの友も前日、御嶽を登られて体調悪かったようです。
山で激痛とは、とても他人事ではなく、たまたま寄られたカップルの方が居て精神的に多少、楽になったかもしれませんね。
 私も12時頃に田ノ原に着いて3時間ほど仮眠しましたがダウンを着たんですが、寒くて毛布を持ってこれば良かったと感じています。

 コースと時間を見比べると、摩利支天付近でも山を挟んですれ違っていますね。
私たちは、五の池から摩利支天乗越を通過していたころ、monsieurさんは反対側の三の池にみえたのんですね。飛騨頂上・・・??
 御嶽山はとても広くて、いろいろなコースがあるので今回は出来るだけピストンしないで違う道を歩こうと考えました。
広い山の中で偶然出会うことは至難の技かもしれません。
 また、下山して 温泉でもすれ違っていたりして。
 とはいえ今回、別の知らない人のヤマレコ写真に昼食時の姿が写っていました。
 
 今度は、小屋泊まりで ゆっくり観て周るのも良いですょ。 小屋初体験の初心者が失礼しました。
2011/8/16 20:21
hariさんの言葉にのせられて・・・
前回の白山のレコへのhariさんのコメント、
「次は3000m超、行ってくださいね 」がスイッチを入れたみたいで、行ってしまいました

確かに無人のルートを夜間から歩くのは危険もあるかもしれませんね。
ただ今回のケースでは、レコにも書いたように前にも後ろにも人が歩いている状況で、足元さえ気をつければという印象でした。

景色 を見ながら歩いたりできない分、自分の五感を鋭敏にしながら歩くのは、私は好きです。
自分の心のつぶやきに、他でもない自分自身が耳を澄ませるのは私のお気に入りのシチュエーションです
(下山が夜になって疲れ切って歩くのは、多分好きにならないでしょうが

次に行きたいところ・・・
たくさんありますが、忘れ物を取りに白山に行ってこようと思っています
2011/8/16 21:50
miya162さん、こんばんは!
グループでなく単独で歩くことは、すべての結果に自身が責任を負うこと。 知識がないだとか経験がないといった言い訳が何の役にも立たないことを教えてくれた今回のトラブルでした。

防寒にしろ、急病時の対策や怪我の処置など、山の環境の中では「自分の生命を守る」ことに直接つながっているんだと実感できたことは貴重な勉強でした。

同じ時間に同じ山の空気の中に立っていたこと、うれしいことです
ばったりお会いできる日も、いつかありそうですね
2011/8/16 22:11
本当に「晴れるって、特別なこと」
3000m級お疲れ様でした。
絶景を、しかもドラマティックな展開で満喫できたのは本当によかったですね!!
晴れるって、本当に特別なこと・・・
最後は御苦労もあったようですが、結果オーライでなによりでした。
2011/8/17 22:45
monsieurさん、こんばんは!
祝!3,000m級の山、登頂ですねhappy01
昨年登った木曽駒ヶ岳から御嶽山が見えたので、登りたいお山の一つになっております。
今回の参考で、お互いに出掛けた山を見ていたのですね
しかも2人とも、初の3,000m超です!!
ご来光も見る事が出来て、青空の下を歩いて・・・最高でしたね。

私の勝手な憶測ですが、もしかしたら高山病 ??だったのですかね??
睡眠不足のまま高度を上げると動悸がしたり、頭痛や吐き気に襲われます。でも回復されて良かった
山頂でのお写真、いい顔されてますよ
お疲れ様でした
2011/8/18 0:42
y-ngtさん、コメントありがとうございます!
いま下りてきた山にまた登りたい!

今までのところ、毎回の山歩きの最後にはそう思えている自分がいます。
(プチ自慢です

もうここには来ない
そう言いながら下りてきた人にも会いましたが、もったいないですよね

でも反省は生かさなきゃってことで、さっそくフリースのインナーと防水の手袋を仕入れました。
次回、高所での車中泊は毛布を積んで天国を味わいます

次はどんな失敗をするのか・・・楽しみです
2011/8/18 19:57
pippiさん、こんばんは!
民謡でしか知らなかった木曽の御嶽山に登るなんて、2ヶ月前でも考えてはいなかったですよ

さすがに3000mを想像したときは命がけで登るイメージがあって、今回そのつらさを味わうべきではなかったか・・・ と振り返っています。

標高差1000m未満では、本当にその山を体験したと言えるのか?
実は帰ってからずっとこの思いがくすぶっています。

別に海抜0mから登りたいわけではないんですけど、ま、一山一ルートじゃないですもんね

それともうひとつ気づいたこと。

私は山に勝負を仕掛けたり、制覇しようとはしていないのに、どこかのコメントで、白山に「リベンジ」という言葉を使ってしまったこと。

言葉をもっと大切に使いたいと思っているんですが、修行が足りん

ごめんなさい
ひとりごとになってしまいました
2011/8/18 20:24
RE: 晴れるって、特別なこと・・・御嶽山
こんにちわ。

3000m超えおめでとうございます。

深夜からの登山とは、すごいですね。

僕は小学校5年生の時に町内のバス旅行で立山に行って雄山にいったんて3000mは済ましてます(笑)

今はダメダメですが。

また、素敵なレポート楽しみにしています。
2011/8/19 15:10
syutoさん、こんばんは!
町内会の旅行が立山ですか
そんな生意気な・・・いや うらやましい

深夜(早朝)からのスタートは、暑さ知らずのうちに標高を稼げてしまう魔法なので、その快感を知ってしまうと中毒になります。
ただし防寒の意識が必要なことは今回の失敗で悟りましたが

近所の山 のいいところをもっと見つけたいのと、高い山 の懐に入っていきたいのが両方ですね
2011/8/19 19:03
こんばんは
感想、とても参考になりました。

連休に行きたいなと、計画しているので
寒さ対策バッチリしておきます
2011/9/2 22:39
herinさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。

私のひとりごとが参考になるなんて、うれしいことを言っていただいて coldsweats01

私も今月の連休には少し遠出をしたいと思っています。
ただテントをまだ持たないので車中泊+一日行程が精一杯ですがsweat02

また覗きに来てくださいな
2011/9/2 23:17
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