クワウンナイ川遡行

2011年08月13日(土) 〜 2011年08月15日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 31.3km
• 登り: 1,694m
• 下り: 1,689m

コースタイム

8/13 (土)6:00天人峡-14:00二股
8/14(日)6:00C1-13:00天沼-16:30ヒサゴ沼避難小屋
8/15 (月)6:00C2-7:30化雲岳-14:00天人峡

天候

13日-晴　14日-曇/雨/暴風　15日-小雨/大雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

登山ポストは天人峡温泉登山口

写真

8/17 15:07

[1日目]
ポンカウンナイの渡渉から
沢旅が始まる

8/17 14:02

ヘつり、よじりを繰り返し

8/17 14:02

ゴルジュの高巻きもあり

8/17 14:03

渡渉回数は数え切れず

8/17 14:03

去年の大増水で渓相が変わっているみたい

両岸からの崩落と流木が多い

8/17 14:03

必要の無い泳ぎ

8/17 14:03

二股テント場
初日の幕場

竿を持っていったのだが
小振りの魚影でやめておく

8/17 14:03

[2日目]
カウン沢二俣よりいよいよ核心部

でも、荒れてる

8/17 14:03

魚留めの滝
左岸に巻き道

滝の瀬十三丁の始まり

8/17 14:04

上がると滑床が現れる

8/17 14:04

左岸の水線通しに上がれる

8/17 14:04

ふかふかの苔が付いていて
全く滑らない

8/17 14:04

沢で「廊下」というとゴルジュのことだが、
ここは本当に「滑の廊下」

8/17 14:04

黄金ヶ原からの滝をいくつも見ながら

8/17 14:05

延々2km近くも滑が続く

8/17 14:05

先の滝で滑は終わる

およそ2時間の夢の散歩

8/17 14:05

ハングの滝

巻きのツメが急傾斜
フィックスがあるが切れかかっている

8/17 14:05

最終二股の滝

右手を大きく巻く

8/17 14:06

源頭の雰囲気

ここに来ても滑滝が
ちょいちょい現れる

8/17 14:06

源頭モレーン

鳴き兎の声が聞こえる
結構な雨が降っている

8/17 14:06

稜線に上がると暴風雨

トムも幕営もあきらめヒサゴ小屋へ

この後撮影放棄

8/17 14:06

[3日目]
化雲岳
晴れていれば気持ちのいい
稜線漫歩なのだが

8/17 14:06

小雨と豪雨を繰り返し

8/17 14:07

滝見台
あと30分ってとこで
容赦ない土砂降り

なが〜い下りでした。

撮影機器：

PowerShot A75 CANON

感想

zeropon

昨年、台風通過で自重したカウンナイ川。
今年はもちそうだったのだが、あれよあれよという間に
天象図が変わって、ギリギリの行動になってしまった。

中流部から上の夢の3時間を味わう為に、初日の延々たる川原歩きと
下山の大馬鹿下りを覚悟しなければならない。
(最近では当たり前に1泊でやっつけてるらしいが)

ハタチを少しまわった頃に単独で訪れた。

モラトリアムのど真ん中で、山さえやっていれば
自己確認ができるとばかり没頭していた。
だから、天候がどうとか、景色がどうとか、全く頓着しなかった。
美しい川原歩きも、延々と続く滑床も、源頭の雪渓とモレーンも
まともに写真にさえ収めていない。

それでも、もう一度訪れたい沢はといえばこの沢がまず浮かぶ。
決してノスタルジーに浸りたいわけではない。

圧倒的なのだ。

しみじみと美しいと思う。
誰かに教えてあげたいと。


あれから30年近くたっても、奇跡の滑はまだあった。
やはり、圧倒的だった。

一生に一度と、焦がれて訪れた若造が
いいオヤジになって再び訪れることが出来た。

この沢の素晴らしさを教えてくれた30年前の自分に感謝したい。
そして、この美しさを信じてくれたパートナーにも。

コメント

tanigawa

カウンナイ川
　天候悪化までに上がりきった体力と判断に拍手です。
　ヒサゴ沼小屋が空いていたのは、お天気のせいでしょうか。
　水量は中流部でも、やや多めのようですね。通常の水量だと、魚止めの滝まででもお尻がつかるほどの深みは２、３度だと思います。へそまでくるところは、なし。
　水が多めだった分、時間を要した様子ですね。
　

zeropon

ＲＥ
tanigawaさん、こんにちわ。
コメントありがとうございます。

昔行った時も、去年の門前払いの時も
今回より水量は多かったので、相性が悪いのでしょうか？

渡渉の回数で相当タイムが変わるでしょうから
ルートファインディング含めて一歩一歩の総合力が
問われますね。

あと、崩落の巨岩乗っ越しと流木乗っ越しがこたえました。

小屋は奇跡的にギリ満員でした。
ラッキーでしたね。

テント場では学生山岳が根性を見せてました。