御岳
- GPS
- 05:17
- 距離
- 4.4km
- 上り
- 556m
- 下り
- 557m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
朝六時、Wリーダーの自宅に集合して、一路、宮崎から鹿屋。
二時間半のドライブは、269から220へ。
右方向についたてのごとくそそり立つ山群こそが、
高隅山系なのだ。想像をはるかに越えるスケールに
我々は歓声をあげた。
ごめんなさい。なめてました。九州の南端の山なんて
地味な低山ばかりで、灰をかぶったうす暗い山ばかりだろうと
イメージしていたのですな。霧島よりも南となると、開聞岳くらいのもんだと
無知蒙昧な思い込みにとらわれておりました。
いやもう反省いたします。
鹿屋体育大から右折し標高を上げながら、
林道へ。鳴之尾牧場との分岐を右へ。
道はぐんぐん狭くなり、クネクネ進む事五キロ。ようやく登山口駐車場へ。
テレビ塔下登山口。見上げるとアンテナ群が高みに見え隠れしてます。
そうです、ひたすら気分は高揚していくのだ。
身支度を終え、登山口まで十分ほど歩きます。
この時点で、はやくもタカクマホトトギスがそこここに咲き誇っております。
はじめましてタカクマホトトギスさん。
オイラのホームタウンにはキバナのホトトギスと、キバナノツキヌキホトトギスという希少種がありますが、どっこいタカクマホトトギスもこの地限定の希少種。
前日にさんざんキバナノホトトギスを見てきただけ、
もうホトトギス祭り状態です。ワッショイ。
カウンターのついた登山口から石段の登りがはじまりました。
覚悟はしておりましたが、登山での階段は歩幅の調節ができないので、
すぐにきつくなり、太ももに乳酸がたまってきちまうのです。
しかしこの登山道は、スタートから景色が素晴らしいまま続くので、
精神的にはずいぶんと楽しいのでした。
やがて、アンテナ群や建屋が現れ、テレビ塔に到着。
建屋の裏に小高い小山があり、登ると「忠太郎の墓」とあります。
ここは忠太郎岳とよばれているそうな。
ここから御岳へと続く稜線を見上げると、なんとも険しいラインを描いております。
右に左にと、まいて登る雰囲気ですが、思わず気が引き締まります。
テレビ塔から一旦、鞍部へとグングン下り、さていよいよ本番。
長い登りがはじまりました。
リンドウやタカクマホトトギスに励まされながら登ります。
さてどうにも、登山道がきれいです。
倒木もないし、うるさい草もスズタケもないのです。
市のほうで整備をされているとの事で、まことにありがたい限りです。
快適な道をありがとうございます。
なんやかやで、八合目の水場をすぎ、あれよあれよと九合目。
高い木々がなくなり、徐々に傾斜もゆるくなってきて、
あたりの景色や見下ろす風景に目をやる余裕もでてきます。
あれが志布志の海かな、などとWリーダーと立ち止まって景色を振り返っていると、
上のほうからH隊長が「山頂でーす」と一声。
なんだもう山頂? といいつつも、実は結構足にきていたりして。
スコーンと開けた山頂は、360度の展望。
錦江湾から太平洋側まで、ぐるりと見渡せます。
……、当初の予定では大箆柄岳まで歩こうという計画でしたが、
遠くそびえる大箆柄岳を確認した瞬間に、
「予定変更でーす。今日はここまででピストンでーす」
とH隊長をさしおき、平隊員のオイラの一言で決定。
お昼にしまーす。と強制的に大休止です。
とはいえ、二人の目にも、ホッとした色が見えたのは
いうまでもありません。
ゆっくりと食事を楽しみ、景色を満喫し、山座の同定をしたりしつつ、
一時間以上も山頂で至福の時を過ごしました。
地図でしか見えなかった高隅山系の配置関係や、登り下りのキツイポイントなどが
よおく判りましたので、次回にかならず繋がるでしょうね。
次来るときは、あそこから登って、あっちへ抜けていこうか…
と密かな企みがフツフツと沸いては消えていきます。
また来たいと思える山、上位にランクインです。
また来ますよ。もちろん晴れた日に。
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