初めての富士山お鉢めぐりツアー



- GPS
- 22:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,625m
コースタイム
8月18日(時間記録が一部ありません)本八合目トモエ館前(本八合目)-2:35迎久須志神社-3:31吉田口頂上(山口屋本店)4:40-5:03頂上浅間大社奥宮5:14-5:30剣ヶ峰(3776m)-山口屋本店6:40-下山道八合目-下山道7合目-富士山安全センター(六合目)-富士スバルライン五合目
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
帰り:富士スバルライン 五合目からツアーバスでJR新宿駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
トイレはほとんど有料 五合目は無料トイレあり 六合目以降は100〜200円 山頂は300円(係りの人がいるのでお釣りも出ます) 危険なルートは無理をしない限りありませんでした。 |
写真
感想
夏休みを利用して初の富士登山に行ってきました。
初めてということもあり、クラブツーリズムのツアーを利用しました。
参加者は私のほかに17人プラス添乗員さんと、ガイドさんでした。
朝8時に新宿都庁前のバスターミナルに集合して中央高速を利用して富士スバルラインの5合目へ向かいました。
この日はマイカー規制が解除された日だったので、スバルラインの手前から渋滞が始まり、入り口ゲートには「一般車用駐車場5時間待ち」との表示があり五合目に近づくにつれ渋滞がひどくなってきましたが2km手前ぐらいからバスが優先で進んで行きました。
五合目に着くと昼食休憩をとりました。
その後、各々ストレッチを行い、ガイドさんを紹介され、富士登山に関する注意を受け「皆さん、山頂まで着いて来てくれるかな?」「いいともー!!」の掛け声で出発しました。
歩き始めては、「こんなペースなの?」と思うほどのスローペースでしたが、このペースでないと、頂上にたどり着けないということのようです。
2・3回の休憩をはさみ約1時間30分ほどかけ六合目までなだらかなアップダウンを進みました。
ここからは登りの道になり、七合目の手前から岩場に変わり、ガイドさんのトレッキングポールを2/3ぐらいの長さにしてとの指示にしたがい進んで行きました。
富士山の七合目と八合目は一か所ではなく200m程の区間になります。
この日は八合目の最初にある太子館という昔、聖徳太子が富士登山をしたときに休憩をしたという伝説がある場所に建つ山小屋まで向かいました。
太子館に着くと小屋番さんの指示に従い、一人の幅が約寝袋一つ分の寝床に案内され、休憩をとりました。
この辺りでついに高山病と思われる頭痛がしてきました。
ガイドさんからは高山病は特に肩こり持ちの人が普段から肩から頭への血行が良くないために起こりやすいといわれていたので、普段から肩こりのある私は心配していたのですが、実際に起こりだしました。
一応、血行を良くするために肩のストレッチを行い、頭痛薬を服用しました。
その後、食事の時間になりました。
太子館の夕食は、カレーとサバの煮つけ、ウインナー、富士山まんじゅう、干しアンズなどが出ました。ご飯は各テーブルにおひつがありその分はおかわりができました。
夕食後、翌日の朝食である、レトルトの釜飯と、ジャムパンを貰い、寝床へ向かい、22時30分ごろまで仮眠をしましたが、寝たような、寝れなかったような感じでした。
小屋番さんが時間になると起こしに来てくれましたが、さっきのストレッチと頭痛薬が効いたのかはたまた高山病ではなかったのか、頭痛が軽くなっていました。(高山病は一度発症したら下る以外治らないそうです。)
ヘッドライトや防寒具の準備をして小屋の前に集合すると、ガイドさんから私たちのグループは出発の第一陣であるとの説明を受けました。
やはりスローペースで休み休み進み、本八合目トモエ館まで来ました。
ここでこれから山頂までの注意を受けました。
体調的に厳しい人はここで朝まで休むか、途中まで行けてもはぐれてしまったりした場合も夜明けまでは登り続けて明るくなってからここまで戻るように説明されました。
また、呼吸法は吐くことを意識してフーッと声に出して吐きだすと自然に多くの酸素を取り入れられるそうです。
トモエ館以降は名物の渋滞が始まり、道端には、疲れ切った人たちが座り込んでいましたが、私たちはガイドさんのペース配分のおかげかだれ一人欠けることなく歩き続け、九合目の迎久須志神社を越え、ついに吉田口山頂に到着しました。
しかし、ここが3776mの頂点ではありません。
山頂の山口屋本店で休憩をとり、体調的に厳しい人はここで御来光を待ち、まだ行ける人はお鉢めぐりを行い、日本最高峰剣ヶ峰を目指しました。
高度のせいか大したアップダウンではないのに越えるたびに息が切れます。
御殿場口頂上を越え、富士宮口頂上にある頂上浅間神社奥宮あたりで御来光を迎えました。
山頂で御来光を見るとやっとここまでこれたという実感がわいてきました。
ここからさらに進み、目の前に剣ヶ峰の前の登り馬ノ背が見えてきました。
またぶり返してきた頭痛の中、最後の上りに挑みますが、この道がまた滑りやすく、ガイドさんの後を慎重に進んでいき、ついに3776mの頂、剣ヶ峰に到着しました。
ここには昔は天気予報でおなじみの富士山レーダーがある富士山測候所がありましたが気象衛星の発達などから1999年にレーダーが廃止され今は建物のみが無人で残っているだけになります。ちなみにレーダードームは富士吉田市に移され保存されています。
ここからはまたいくつかのアップダウンを繰り返し、吉田口頂上に戻ってきました。
ここで残っていた人たちと合流して下山を開始しました。
富士山の下山道は登山道とは一部以外別になっていて基本は一方通行です。
ガイドさんからお尻を後ろに突きだすような体勢で前傾姿勢をとり反射的に踏み出す足でテンポよく進むという下山の歩き方を教わり降りていきます。
下山は砂埃が多いのでマスクをして降りて行きましたが、同じく砂埃除けでコンタクトを外し眼鏡をかけていたせいで眼鏡が曇ってしまい途中で外してしまいました。
七合目まではジグザグに下りて行くと途中で荷揚げ用のブルドーザーとすれ違いました。
七合目まで来るとジグザグが終わりまっすぐに緩やかな道をおりて行きますが、どうしてもきつい人はこの辺りから馬に乗ることもできるそうです。
私たちはガイドさんの適切なアドバイスで誰一人欠けることなく、全員で吉田口山頂に到達しスバルラインの五合目まで戻ってくることができました。
ここから、またバスに乗り富士河口湖温泉によって埃まみれの体を洗い、新宿駅前まで帰りました。
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