両神山（八丁峠コース）///鎖の、鎖による、鎖のための鎖場王国初の洗礼

2010年12月15日(水) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:50
• 休憩: 0:10
• 合計: 4:00

8:40 八丁峠登山口
11:30 11:40 両神山
12:40 八丁峠登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

上落合橋駐車場

その他周辺情報

道の駅大滝温泉遊湯館
http://www.ootakionsen.co.jp/

写真

12/15 6:10

当日は4：40自宅を出発して国道299号の志賀坂峠を目指して走行していく。

12/15 6:18

299号沿いから両神山の山体を確認。
八丁尾根ルートの上落合橋登山口に向かう為、志賀坂峠トンネル手前を左折すると、な・な・なんと！通行止めのバリケートが設置されており凍結による完全通行止めを喰らう。

12/15 7:18

仕方なく299号を途中まで戻り、国道140号から廻り込むルートに迂回する。
途中道の駅大滝温泉に立ち寄る。

12/15 7:53

140号から中津峡方面に入る。道路は途中まではかなり整備されていた。

12/15 7:53

走行中確認できた鎖場王国のヘッドの一部。

12/15 8:11

無事に目的地”上落合橋”に到着できた。

12/15 8:02

駐車場は6台程度おけるスペースあり。
マイカーだけであった。

12/15 8:02

本日は登山開始前に、まず下山口の確認をしていく。（登山口からは50Mぐらい離れている）
通行止のロープがかかっていたが、下山時にショートカットを利用すればここに出てくる。（当時は自己責任論を主張して活用していた。）

12/15 8:11

八丁峠コース登山口に立つ

12/15 8:11

注意喚起の看板。過去に滑落で怪我や死亡事故が多発しているルートなので気を引き締めていく。

初心者向きではないとの警告があります。

12/15 8:11

鎖場王国入国への厳しさが伺える。

12/15 8:12

AM8：40、登山届を提出して梯子登攀から鎖場王国への入国開始！

12/15 8:12

振り向いて駐車スペースの目の前は急峻な崖

12/15 8:16

まずは沢の音色を聞きながら八丁峠を目指していく。

12/15 8:20

ガレ気味の登山道を登って行く。

12/15 8:34

高度をグイグイと稼いでいく。

12/15 8:43

登山口より1K地点

12/15 8:45

九十九折にガレ場を超えていく。

12/15 8:46

見上げると王国のヘッドが間近に迫って見えてきた。

12/15 8:53

八丁峠に到着

12/15 8:52

山頂まで各ポイントの距離表示付道標

12/15 8:53

鎖場王国入国条件の注意書き

12/15 8:59

時より冷たい突風が吹き付けていたが、視界良好で絶景が堪能できた。

12/15 9:00

突風に注意しながら登る。

12/15 9:02

山頂まで2.2Kの朽ち掛けた表示

12/15 9:04

根の部分を確保しながら進んでいく。

12/15 9:06

鎖場王国1発目の洗礼的鎖場が出現してきた。

12/15 9:06

一段上がると絶景が・・・しかし風が冷たい！

12/15 9:11

続いて王国の次なる鎖が出現

12/15 9:12

鎖場王国からの絶景

12/15 9:13

岩を超える赤矢印

12/15 9:15

その先には西岳東岳

12/15 9:17

一旦下って岩の陰で突風を防ぐ。

12/15 9:20

岩場からの景色

12/15 9:20

西岳

12/15 9:20

下りに入る。

12/15 9:20

一息入れながら絶景観賞

12/15 9:22

鎖場登攀ポーズ！で気合充填

12/15 9:22

鎖場を登り切り上げてから見下ろす。

12/15 9:22

稜線上では突風に煽られいく。

12/15 9:25

根っこ部分を掴みながらの登攀

12/15 9:26

そして鎖場王国の相次ぐ洗礼

12/15 9:26

鎖ガッシリ掴みで応戦（当時はショボイ百均の軍手使用）

12/15 9:28

もう一丁鎖場登攀をクリア

12/15 9:30

行蔵峠到達

12/15 9:30

西岳まで100Mポイント

12/15 9:34

一旦鞍部まで下ってから長めの鎖場を登り返す。

12/15 9:37

西岳到達

12/15 9:38

西岳からの絶景

12/15 9:43

浅間山

12/15 9:44

水分の補給をして小休止を取る。

12/15 9:45

次に目指す東岳を視界に捉える。

12/15 9:46

鎖場下りを消化

12/15 9:56

ロングな鎖場下りも消化して高度を下げていく。

12/15 9:59

二連の鎖場登攀箇所

12/15 10:00

山頂方向への表示版

12/15 10:01

登り上げて見下ろす。

12/15 10:01

目前の東岳

12/15 10:01

竜頭神社奥社で安全祈願をしていく。

12/15 10:02

この先尾の内ルート遭難危険あり・・の看板

12/15 10:03

ナイフリッジの出現、トップを四点支持でクリアしていく。（四つん這い歩行）

12/15 10:04

対面から見たナイフリッジ、鎖に足が架けられない。

12/15 10:04

下りの鎖を消化

12/15 10:12

アップダウンで鎖で戯れながら、通過してきた西岳を対面に確認する。

12/15 10:15

クサリ、クサリ・・・・鎖。
容赦なく鎖が襲いかかってくる...

12/15 10:18

私的にルート上最も難所と感じた垂直鎖場

12/15 10:20

上から見ると鎖下部が見えない

12/15 10:21

通過してきた尾根を振り返る。

12/15 10:23

武甲山、大持山小持山の武甲山塊

12/15 10:26

休憩スペース付のピークが見えてきた。

12/15 10:26

東岳に到達

12/15 10:26

ベンチに座っておにぎりでエネルギー補給

12/15 10:28

山頂まで1Kの道標の先は秩父山塊の絶景が広がる。

12/15 10:28

鎖場王国の風景

12/15 10:36

このピークは？通過はしていなかったと思う。

12/15 10:45

東岳から山頂（剣ケ峰）までは、フラット気味な尾根を歩いていく。

12/15 10:59

凍結箇所をクリアしていく。

12/15 10:59

最終鎖場エリア

12/15 11:01

鎖に執念の気合いを込めて・・・

12/15 11:03

山頂部の展望版が見えた。

12/15 11:04

展望版目がけてピークに到達すると、いきなり野生動物の襲撃かぁ！
山頂にいたのは御主人さまと貸切を楽しんでいたワンコであった。ここで本日初めて人と犬（散歩中？）に出会った。

12/15 11:08

八丁峠コースからのピークハントは約2時間50分での登頂。

12/15 11:04

首なし地蔵

12/15 11:04

石祠

12/15 11:04

石碑

12/15 11:05

展望盤

12/15 11:06

ワンコと静かに読書を楽しむ御主人

12/15 11:06

山頂は突風で寒いが絶景がとにかく素晴らしい。

12/15 11:06

奥秩父山塊

12/15 11:06

富士を確認

12/15 11:13

約10分の休憩で下山に入る。

12/15 11:13

清滝小屋方面に下る。

12/15 11:15

武甲山、秩父市街地方面

12/15 11:16

ロープが張られている箇所を跨いで進入。（当時はショートカットで下山できるルート使用）

12/15 11:18

作業道の矢印の前に出る。

12/15 11:18

「この先危険なため通行止」の表示とロープが張られている。
ここをくぐり抜けて進入していくと、登山開始時点で確認した上落合橋駐車場に出られるショートカット道となる。（当時は自己責任と伝えながらレポしたが、自己責任でも通行はしない方が良い）

12/15 11:19

登山道は要所要所赤やピンクのテープが木に巻きつけられていて目印になってわかりやすかった。

12/15 11:26

表層崩壊気味の箇所もあったので慎重にトラバースしていく。

12/15 11:39

ロープが張られている箇所や迷いそうな箇所もあったが、しっかり廻りを確認しながら、目印のテープをみつけるまたは踏み跡を見極めながら歩いていった。

12/15 11:42

見上げると歩いて来た尾根が見えていた。

12/15 11:47

増水時や凍結時はかなり危険な箇所になると想定されるポイント

12/15 12:20

やがて道路らしきものが見えてきた

12/15 12:21

道路だ

12/15 12:22

見下ろすと自分のマシーンが1台だけポツリと。

12/15 12:24

ショートカットで下山は1時間ジャストであった。

12/15 12:24

八丁尾根のコースは完全貸切だったみたいだ。

12/15 12:50

帰路

12/15 12:51

廃村のようなニッチツ建屋

12/15 12:52

鎖場王国の一部を見上げる。

12/15 13:25

道の駅大滝温泉に到着。
八丁尾根ルートの鎖場で疲弊し、更に突風の冷たさで低体温になりかけた身体を癒す。

撮影機器：

FinePix A610 富士フイルム

感想

OhMy_Naru

2010年12月駆け出しハイカー2か月目に両神山2回目の登頂でした。
半月前に日向大谷口から登頂して以来、当初は両神山や鎖場ルートを好んでの山行を攻略していました。

鎖場は全部で40箇所ぐらい？体力的にきついですが、アスレチックな感覚で楽しめることができました。

コメント

Swan_song

ここの鎖場は飽きますよね
Dear Oh_my_Naru-sama

同じコースの逆回りを昭和64年正月に行きました。
当時、上落合橋まで凍結で登れず、手前の路肩に車を置いて一巡した覚えがあります。
落合橋から両神山までは当時、通行止めになっておらず細い山道を登った覚えがあります。その当時も相当難路だったように記憶してます。

八丁尾根は所々凍結して肝を冷やした覚えがあります。当時は普通の運動靴で登ったものですから 。

去年の夏に、八丁尾根往復やりましたが、往復をやるような人は、drunkyさんの様な超ドMな方でないと耐えられないと、その時悟りました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-908361.html

ついでに今年の冬に行ったやつも（日向大谷から）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1059412.html

Best regards,
by Mipapa

OhMy_Naru

Re: ここの鎖場は飽きますよね
Dear Mipapa-san,

毎度お世話になります。
過去レコへのコメント頂きありがとうございます。

平成誕生前後の時代には、上落合橋から両神への通行が一般登山道になっていたのですね。
まさに鎖場王国誕生の歴史を感じさせるような情報に感銘さえ受けるような気持ちです。

自分の山行歴史はまだ浅く、2010年以前の山の状況が全く無知なため貴重な体験談は非常に重宝させて頂いております。

ご紹介頂きました八丁尾根と日向大谷両神山レコ拝誦させて頂きました。
八丁尾根ピストン実行決断に至る山行行為は、相当な精神力の覚悟と体力の消耗が激しくなることが伺えました。
自分には気軽に真似のできるスーパー・パフォーマンスではないことは承知しております。
怪我しそうですし、全身に風穴が開きそうな心境です。
流石、一言に尽きますね。

更に山座同定はプロの域を超越した国内山座同定最強のオタクとして、国内に抱える多くのリスペクターに豊富な材料を提供して頂き、感謝感激雨霰状態にさせて頂きました。

貴重な体験談を踏まえた御丁寧なコメントを頂けたこと大変嬉しく思います。

Thank you very much.
Best Regards,
OhMy_Naru