丹沢/世附川樅ノ木沢右俣
山梨県
tadomasa
13K
Aki-G3
体力度について
- GPS
- 07:30
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,067m
- 下り
- 1,076m
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| 天候 | 曇り後晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
国道413号線山伏峠トンネルの山中湖側出口からすぐの旧道の路傍に駐車。国道側がやや拡幅されており数台駐車できる。 更に山中湖側に約300m進んだ場所にも余地がある。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・山伏歩道 何回も歩くと大体飲み込みが良くなる。 西丸を過ぎた1100m地点は右側の支尾根に行くと樅ノ木橋に近い所に出るのだが、山伏歩道をそのまま歩いてしまった。 ◆登山ポスト 登山ポストは見当たらない。 |
写真
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この間の西ゼンで剝がれたフェルトソールをAki-CLさんが貼付けてくれた。今日一日無事でありますように、と言うのはAki-CLさんの願い。もちろん無事でしたよ。
H薗さんは新しい靴を調達。隅っこをヤスリ掛けしたりソールにカッターで切り込みを入れたりバーナーで表面を焦がしたりとH薗さんスペシャル仕様になっている。
入渓直後の4×8m滝。すごいダイナミックに水しぶきを上げて滝が落ちている。やっぱり台風22号の影響で増水しているようだ。ちょっと先行き不安。
僕は2番手でアセンダ確保で登ったが、水平クラックのアンダークリングが効くまで一歩登るのが難しく感じた。そこからは適所カチホールドがあったが�卦蕕茲蠅脇颪靴�感じた。
placeさんがI原さんに続いて4番手で登って来た。3m滝は右壁を登るがそれ程簡単ではない。ヘトヘトに疲れていてはキツいのも当然。
感想
週末2週続けての台風到来で久し振りの沢旅となったが、再び世附川に戻り樅ノ木沢右俣を遡行して来た。出逢った登山者は4人パーティと2人パーティのみと快晴三連休の丹沢とは思えない静けさの中、紅葉も進んだ樅ノ木沢を大いに楽しめた。樅ノ木沢はナメも美しかったがゴルジュの連瀑帯では登攀も楽しい素晴らしい沢だった。
今回は西ゼンのメンバーにユーシン沢以来のplaceさんとI原さんが加わり7名のちょっと多めのパーティ。山伏トンネル脇に集合。湘南から三国峠、山中湖を経由して来たが富士もくっきりと姿を見せてくれていて今日は晴天に恵まれそうだ。台風21号の後には五合目まで冠雪した富士山も台風22号で何と融雪して夏の様子に逆戻りしてしまっている。
トンネルを潜り山伏峠に登り、甲相国境尾根の水ノ木分岐から山伏歩道へ踏み出すが、もう慣れた径だ。水ノ木分岐のベンチに4つのザックが置かれていたがどうやら西丸へピストンのようだった。山伏歩道はきちんと地図読みできないと目的の場所には辿り着けないだろうけど水ノ木分岐から50分で山伏沢の渡渉点に着いた。尾根を下る時にビリ沢の水音が大きく聞こえ、いつもは涸れ沢の所に水が流れているので水量が多い印象だ。樅ノ木橋には金山沢林道を歩き15分弱で着き、ここで沢装備を着ける。
樅ノ木沢に入渓後に右に曲がってスダレ滝に出合うがその水勢には驚いた。ダイナミックな水しぶきはこれまでに出合った様相とはまるで違う。やっぱり台風22号の影響で増水しているようだ。腰まで浸かると言う所があるそうだからちょっと心配。この滝上からは暫くはナメと閑かな渓相が続く。右からナメ滝を掛けた沢が合流した後の760m地点で右俣の樅ノ木沢と左俣の西沢が分れる。共に堰堤を抱えている。堰堤を越えて（H薗さんは直登し他は高巻き）行くとまた閑かな渓相が続くが水勢は相変わらず強い。所々で釜を見るようになるが魚影も見られる。夏場であれば先頭が通るとすぐに隠れていたものだが水温が下がりヤマメの動きも鈍くなっているようで後方を歩いていても見ることができた。870mで7m垂瀑が右岸側に掛かっている所で小休止とした。
ここからがいよいよ面白い所、885mで左岸から沢を合わせて本流はゴルジュに入る。最初のチョックストンは左から越すのが容易。これを越えると4×6m滝だが深い釜があるので左岸側から高巻いて行く。H薗さんは当然のように挑んで行き、釜のヘツリはそれなりにテクニカルな様子だったが、一旦滝に取り付いたら歩いて登って行った。4×6m滝の次にはCS7m滝となるが水量も多くてちょっと難しく見える。下段の緩傾斜部の先に水平クラックがあるように見えたのでH薗さんがカムを幾つか持ってリードしたが、実際には中間支点に使えるクラックでは無く、その先もH薗さん的には大丈夫だったのだろう、結局フリーで登ってしまった。引張って行って貰ったロープをフィックスして貰い、tadomasa、I原さん、placeさん、13Kさん、Aki-CLさん、I久保さんの順番でフォローした。水平クラックをアンダークリングで効く高さに一歩踏み出す点が中々決心が必要だし、その後の右側のコーナーもカチっと効くホールドはあるものの距離があり中々ハードだった。いろいろと意見を集約した結果、この後の3段5m滝が�卦蕕任△譴亅元蕕呂△襪噺世Δ海箸砲覆辰拭Ｄ掌紊�3m滝は右壁のステップを登り、3段5m滝は水芯の右側を登る。
960mの両門の滝は見た目も映えるがここから続くナメはとても美しい。そして右俣に入り5×10m滝に出合うのだがこの手前の釜でヤマメを見たと言う。13Kさん、placeさんが追い込んだりしたけど結局適当な所で諦めた。ここを登ってもナメは続き美しい渓相が続く。13Kさんも左俣よりも良いと語っていた。紅葉見物しながらの快適なナメの登りが続いたが最後は落石が心配なガレーになった。少し右側の支尾根に逃げながら稜線に出る。甲相国境尾根で沢装備を解き、山伏峠へ向う。しかしこの尾根は数百m毎に小さなピークがあり細かなアップダウンが続き中々疲れる。水ノ木分岐に戻るのに1時間強を要した。ここから30分弱で出発点に戻ることができた。御正体山に怪し気な雲が掛かっていたが案の定クルマに乗っての帰路では雨が落ちて来た。良いタイミングで終了できた。
紅葉見物と言う点では思い描いていた程の素晴らしさでは正直無かったが、樅ノ木沢は素晴らしく楽しめた沢だった。世附はつくづく良いと思う。来年も多分通うだろうなぁ。
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