西尾根から雨乞岳のピーク（西峰・本峰・東峰・南峰）を巡り奥の畑谷へ下る
onetotani
体力度について
- GPS
- 08:43
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,033m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 8:43
| 天候 | 快晴 稜線は強風 【気温】 鳴野橋出発時：8℃ 東雨乞岳：5℃ 鳴野橋帰着時：9℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
→山上小学校前から甲津畑へ→永源寺グリーンランドへの案内板で 林道へ→藤切川に架かる鳴野橋の手前路肩のスペースに駐車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【紅葉状況】 中腹(700m以下)の紅葉も終盤ですが、なんとか間に合いました。 【雨乞岳西尾根】 �‐�しでも末端近くから歩こうと、大シデの木を過ぎた最初の 疎林から強引に取付き、登りきるとそこは小さな鞍部でした。 �¬棲里覆�ら痩せ尾根が続き、850m辺りのコブで鉱山跡の 平坦地から上がってくる尾根が合流した後、960m辺りで 向山鉱山跡の対岸から 上がってくる尾根が合流します。 ��ヘリが崩壊した尾根を登り、岩が現れたピークに上がると 枯れた三本杉の窯跡に出ます。 �す�がった尾根の凸面を上がると樹林が途切れ、笹原の好展望地に 出てピークに上がると西雨乞岳？(1170m)となり、 突端からは素晴らしい 展望が得られます。 ��西雨乞岳から南下する尾根になります。もう登りは有りませんが 段々深くなる笹に抗って進みます。馬酔木の茂みを左側から山頂へ 向かいました。 【奥の畑谷】 �￣�の畑峠から張り出した尾根を左岸まで一気に下りましたが、 登りにはきつくて不向きかもしれません。 ��基本谷沿いに下ります。行き詰まったら右岸、左岸の徒渉を 繰り返し真西尾根の枝尾根が降りてきて、谷が北向きに変わる 辺りで右岸へ渡るとゆったりした右岸台地が広がります。 ��シオジの大木を過ぎ奥の畑・上と呼ばれる平原の谷寄りを進み 涸れ谷が合流する辺りで左岸へ渡り、逆くの字を描いた谷が 戻ってくると奥の畑・入口と呼ばれる小さな平原に出て、 奥の畑谷のささやかな冒険も終わりです。 |
写真
拍手桜地蔵尊には、いつもきれいな花が供えられています。
登りきるとそこは小さな鞍部だった。地形図通り東向きの明確な尾根に乗って。
杉峠〜イブネ台地の様子が一望。左奥に御池〜藤原、右奥に釈迦。
好展望だが長居はつらいので早々に戻ろう。
感想
onetotani
御嶽から始まった紅葉狙いの山行・第4弾は千種街道と奥の畑へ。
連続した台風の影響で何処も鮮やかさに欠けるようだが
もしかしての淡い期待を抱いて出かけてみる。（紅葉狙い第4弾）
鳴野橋で車を降りると予報ほどは厳しくないが冷え込んでいる。
ジャケットを羽織って岩ヶ谷林道に入る。
フジキリ谷を囲む色づいた山並みを眺めながら鉄橋を渡り
山道に入ると、チラホラ紅葉が見られるが光が乏しいので美しさは
今一つ。楽しみは帰りにとっておいて先を急ごう。
積雪期に初めて歩いた雨乞岳西尾根も今回で三度目だ。
最初は取付きの鉱山跡を間違えウロウロ、二度目はノーマルルートと
思われるルートを歩いたが、今度はできるだけ末端から歩きたい。
地形図では奥の畑谷側から西尾根が盛り上がっているが、
まずは千種街道側から探してみよう。
大シデの木を過ぎてしばらくすると、樹林も疎らで透かして尾根が
眺められる場所に出た。斜面は急だが邪魔する藪も無いので
ここに決めよう。上がるにつれて傾斜は増すが短い距離だ。
ジグザグ登りで尾根に乗るとそこは小さな鞍部で明確な尾根が東へ
延びている。
木の根を踏む尾根は痩せてはいるが下生えも無い。時々馬酔木が
進路を阻むが総じて歩きやすい尾根だ。
尾根が合流するコブには目印になる木が立っていたり、
途中から合流する場所には分岐を示す二本巻きのテープが有ったりと、
尾根を下る場合にも間違えずに歩けそうだ。
顕著な尾根合流地点を過ぎ、崩壊地や三本杉の窯跡を確認しながら
登るとやがて笹原の展望地に出て西峰（西雨乞岳）に出る。
ルートは馬酔木のピークを右折だが、僅かに左に逸れて突端に出ると
素晴らしい展望で、西尾根ルートでは外せない場所だ。
間近に杉峠からイブネ、釈迦ヶ岳〜御池岳、さらに霊仙山-伊吹山。
遠くに白倉岳-金糞岳まで。
ここまで来ればもう苦しい登りは無く、尾根歩きの楽しみだけだ。
徐々に深まる笹には少してこずるが、雨乞岳本峰-東雨乞-南雨乞の
4ピークを踏んだ後は絶景が広がる清水頭へ。
稜線を吹き抜ける風は強く冷たいが風裏に座るとぽかぽかして、
まるで日向ぼっこをしているようだ。
ギザギザの鎌尾根から仙ヶ岳、御所平、野洲川ダムを眺めながらの
贅沢な食事を終えて奥の畑谷へ下る。
登りと違い下りは楽だ。樹林が薄く下れそうな尾根を適当に選んで
200mを一気に下り、奥の畑谷の左岸に降り立つ。
すっかり葉を落として冬支度を始めた林を抜け、西向きから北向きに
変わって右岸台地に出ると、やっと残った紅葉もチラホラと。
鮮やかな紅葉は無理だったが、色づいた奥の畑谷を歩けただけで
良しとしよう。
以前と比べるとペンキやテープが増え、ルートもわかりやすくなった
晩秋の谷を楽しんで千種街道に合流すると、終盤とはいえ期待通り
溢れる陽射しに美しく演出された、見事な紅葉街道が続く。
この景色を見逃さないように、見上げたり振り返ったりしながら、
たっぷりと時間をかけて駐車地まで戻る。
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SioKichi さん
onetotaniさん、おはようございます。
今回もまたonetotaniさんらしい素敵なルートです。
杉峠を通らず、東・西・南に本峰すべてを踏んでますね
雨乞を知り尽くしたマニアックルートに興味をひかれます。
帰路の清水頭から奥の畑も、また訪れてみたいです。
秋の鈴鹿は、良いですね。
千種街道の大シデや奥の畑の主も荘厳で、静かな佇まい!
とても良い雰囲気です
totokさん 今晩は。
清水頭。鎌ヶ岳から眺めて初めてその存在を意識してから
もう10数回にもなりました。
雨乞岳も杉峠から登れば早いんでしょうが、西尾根をもっと
知りたくて懲りもせず歩いてきました。
先回は肩透かしにあった紅葉時期の奥の畑谷も、
今回はなんとか片鱗を楽しむ事ができましたが、
稜線の風は冬が近いと感じさせるものでした。
今月いっぱいは秋を楽しめるでしょうか？
南北に長く連なる鈴鹿の山並みを
滋賀県側から一望できる展望ですね。
奥の畑の、白い木々と紅葉の組み合わせが
秋らしい眺めですね。
上り、下りの急坂も、稜線、中腹の
美しさで、十分報われるいいコース
ですね。
komaki さん 今晩は。
先回、初めて西雨乞岳が好展望地だと知りました。
清水頭にかけての稜線は個人的には鈴鹿で一番だと
思っていましたが、
ここが加わり、その思いは一層強くなりました。
雨乞岳やイブネには杉峠からが早いんでしょうが、
登山口からの林道歩きは長くなりますがつい、
甲津畑から向かう千種街道に足が向いてしまします。
こんにちはonetotaniさん
甲津畑から歩く雨乞岳にはとても興味があります。積雪のないこの時期が一番ゆったり歩けそうですね、風の穏やかな日に行ってみたいです。
先日歩いた仙ヶ岳からは雨乞岳が一番大きく見えました。大らかな山容は鈴鹿の”お母さん”といった印象でした。
今年初めて歩きましたが、千種街道は鈴鹿に数ある林道の中でも群を抜いて良い雰囲気でした。山行の締めにその日を回想しながら歩くにはもってこいですね。
teppan2013さん 今晩は。
この時期、フジキリ谷を囲む山域は見事な紅葉で
迎えてくれますが、今年は鮮やかさに欠けて少し残念でした。
昨年、向平尾根辺りで眺めた絵具を散らしたような紅葉は
見られませんでしたが、陽を受けて鮮やかさを増した樹々を
眺めながら帰る千種街道は楽しいものでした。
頬に当たる風はもう冬を感じるものでしたが、
今度は霧氷の華を楽しみに千種街道を辿ろうと思います。
onetotaniさん
こんにちは
雨乞岳もこんな歩き方をするとグンと魅力が増しますね。紅葉は台風の影響でどこもかしこも冴えないですが所々で見える綺麗な木々にひかれて楽しまれたのではないですか。
kazu97さん 今晩は。
昨年、積雪期に初めて歩いた西尾根の雪のない時を知りたくて
このコースを計画しました。
鎌ヶ岳から眺めた清水頭の姿に魅せられてから、
もう何度も通っていますが、さらに西尾根のルートが加わり
より魅力を増したお山になりました。
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