沼ノ原 忠別 高原温泉
過去天気図(気象庁) | 2003年07月の天気図 |
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写真
感想
マウンテンバイクを積んで、以前から懸案だった沼ノ原高原温泉に向かう。高原温泉にMTBを置き沼ノ原に、ゲートにクロスズメの巣が、危険。久しぶりのメインザックは非常に重い。沼ノ原分岐まではタイムはまあまあだったが、そこからゆっくり撮影旅行に。水は非常に少なく、大沼は昨年の8月よりも退いている。ヒメシャクナゲが多いが、最盛期は過ぎているようだ。五色の水場周辺から五色ヶ原まで、異様に笹の進行が多い。苅分をしていないせいもあるが、お花畑は退行している印象を受ける。半ブッシュ状態の登山道がかなりある。五色ヶ原も笹の浸食がひどい。トムラウシが見えてからも笹原が多く、一面の花畑はない。花畑はすべて雪渓で覆われていた。が、上部の花畑は乾燥化のせいか、川も涸れている所もある。木道の整備が進み良いようだが、そのせいで乾燥化が進んでいるのか?チシマキンバイは五色直下ウルップソウの咲く付近だけ。ほとんど、チングルマ、シャクナゲ、コザクラ主体。五色にデポして化雲平へ、既にヘロヘロ状態。チングルマ、ウルップソウは終わり、ツガザクラ、ハクサンイチゲ主体となる。南側ヒサゴ分岐まで行くが、体力が失せ、引き返す。化雲に寄るが、ルリソウは一株のみ。行程で4組程しか遭わなかったので、安心して忠別に下ったが、小屋は満杯、テンパルことに。それにしても五色忠別間のハイマツ帯はひどい。たぶんここで雲台のネジを無くした。
翌朝曇り。急ぐのを止めガスの空だきでテントを乾かしてから出発。ユキノシタ、メアカンキンバイ等乾燥帯が主体から、忠別ピークで突然花畑になり、キバナ、ハクサンイチゲ、エンドウ、コザクラ、ツガザクラ、ミヤマキンバイ等植生が極端に変わる。特にピーク南のイチゲの花畑は見事。ピークを越えるとタカネシオガマが現れ、オミナエシの天下になる。忠別沼ではワタスゲ、チングルマ等湿地の花、フウロも初、オミナエシ主役で、タカネシオガマから、コマクサへ、さらに次の湿地でキバナシオガマ、リシリリンドウ(リシリ単独状態)と、植生が変わっていく様子は不思議だ。高原沼南端(平ヶ岳)の崖でコマクサ、さらに北でチシマゲンゲ(ここだけ)、三笠分岐ではウルップ、キバナシオガマが再度。白雲小屋から緑はチョウノスケ、タカネスミレ、ウルップ等、緑岳中腹ではイワブクロも咲いている。第一、第二花園も雪渓の下。高原温泉から、メインザックを担いでMTBで、常時ブレーキ後ろが見えない。危険。ゲートでは蜂に追われ、途中までメインを担いで走るも、音更川分岐でダウン、サブザックで緩やかな登りを。しかし、一時間以上かかり、ヘロヘロ状態で登山口へ。きつかった。
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