旭岳-トムラウシ山縦走


- GPS
- 22:37
- 距離
- 43.4km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 3,274m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 5:09
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:01
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 9:42
天候 | 1日目:旭岳-白雲岳 キリ(爆風)のち晴れ 2日目:白雲岳-ヒサゴ沼 晴れのちキリのち晴れ 3日目:ヒサゴ沼-トムラウシ山 キリのち晴れのち曇りのち雨 ヤマテンとウェザーニュース(課金)を参考。ほぼ的中。 ヤマテンは晴れやキリ、雨などの時間帯を参考にした ウェザーニュースは、時間ごとの雨量や風速を参考にした ただし、毎日刻々と予報は変化する。電波のあるところで確認するのが確実。 電波の入りやすい2日目は概ね的中の印象。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
伊丹空港-旭川空港 直行便 予定通り到着+預かり荷物がなければ、空港コンビニでガス缶購入して10時のバスにギリギリ間に合う。 しかし、ザックを預かりにするとバスには間に合わない。 今回旭川空港から旭岳ビジターセンターへの経路は、ご一緒したご夫婦のご好意でレンタカーに乗せて頂いた。 タクシーならば38キロで約12000円かかる。定額タクシーはない。 帰り 東大雪荘からのバスは8月中旬で終了。そのため、8/26は送迎バスで新得駅まで送ってもらった。10時半ごろ到着。 そこから11時過ぎのJR特急に乗り、帯広駅に到着。バスのチケットセンターで空港までのリムジンバスにのり帯広空港へ。 帯広から羽田空港、乗り換えして羽田空港から伊丹空港に行った。 羽田空港の混雑のため、帯広空港の飛行機が15分遅れた。そのため、17時羽田着、17時35分発の乗り換えだが、17時15分に羽田到着となった。 たまたま伊丹行きが10分遅れの17時45分発となったが、到着ゲートと伊丹発へのゲートが羽田空港の真反対のため、走って移動し、17時30分ごろ、搭乗口に到着のギリギリ振りだった。乗り換えは1時間確保して18時の便のほうがよかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白雲岳避難小屋からヒサゴ沼避難小屋まで、ヒグマ注意のルート ルートは水の通り道のため、道は泥が多い。また背の高さまでハイマツ等があるため、朝露で下半身が濡れやすい。 スパッツやレインパンツ着用して濡れないように留意した。 |
その他周辺情報 | トムラウシ山下山:東大雪荘 |
写真
装備
備考 | スパッツ |
---|
感想
メジャールートなのに、縦走レコはあまりないので詳しく記載してみた。
ポイントは低体温症にならないように装備を整えたり、天候に留意すること。
1日目
旭岳と北海岳は天気予報のキリで風速17から20m/s予報通りの爆風。ストームクルーザージャケットとソフトシェルを重ねて冷えを防止した。
風にしても霧にしても、気温(11.5度くらい)にしても、体を冷やす要因がたくさんあるので、濡れないように保温することに留意することが重要だと思う。
これが雨が降って、強風ならば低体温症リスクから山行中止にしたと思う。1ミリ程度の霧雨なら山行を実行するが、本降りで強風ならば中止が無難だとおもう。
森林限界が低く、遮るものがなく、まともに風や水分が自分の体に当たる。気象リスクの影響を受けやすいルートだと思う。
2日目
白雲岳避難小屋からヒサゴ沼避難小屋の間に、遠くにヒグマを確認できた。こちらに興味はなさそうで、そのまま進んだ。特に問題はなかった。藪漕ぎ多く、ウェアが濡れないように注意。レインパンツは装着した方がよい。スパッツのみだと、太ももや腰あたりも濡れてしまう。雨明けならば、スパッツも併用したほうが、靴のなかに泥や水が入り込まないと思う。上半身はハイマツの濡れ具合で脱着した。平ヶ岳を抜けたあたりから見晴らしが良くなり、感動。
3日目
トムラウシ山の北沼あたりでキリが晴れてきた。
山頂で見晴らしがよくなった。
旭岳から、トムラウシ山までの経路が追跡できて感動、オプタテシケ山から美瑛富士への縦走路が一望できて感動、遥か先の富良野方向が見えて感動、道東方向の山々が見えて感動と来た甲斐があった。なんと1時間近く、山頂にいて風景を眺めていた。こんなことは初めてだった。
そして、ここから長い下山道。13キロくらいを5時間半くらいかかって下山した。このルートも風の影響が強く、長く、大変だった。天候が悪い時は行きたくないルートだった。
スタートから8時間ぐらいの温泉分岐あたりで2リットル近くザックにいれた水がなくなった。コマドリ沢で補給が必要だった。ハイドレーションは残りの水の量がわからず、いきなりなくなるので注意が必要。
行く前の天気予報は1日目がキリ雨、2日目がキリのち晴れ、3日目が晴れで、もし天候が崩れても、ルートを歩いた経験だけでも得られれば良いかと思っていた。しかし、やはり晴れた方が景色を見ることができて感動するし、やる気もでる。やっぱり晴れた方がいい。前後の天気もあまり良くなく、運がよかった山行だった。
いいねした人