座頭谷(知るべ岩BS→座頭谷→船坂峠→清水谷→船坂橋BS)【兵庫県、六甲摩耶】


- GPS
- 03:22
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 682m
- 下り
- 442m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:23
○行きのバス:宝塚駅 1020 = 知るべ岩 1033
○知るべ岩BS 1033 ― 蓬莱峡堰堤 1035 ― 座頭谷入口 1038 ― 剣山付近の堰堤上部でルート捜索1050/1115 ― 看板先の渡渉点 1117 ― 座頭谷堰堤下で河原道迷い1120/1124 ― 座頭谷堰堤 1127 ― 上部で岩峰を散策 1135/1142 ― 河原から雑木林へ 1152 ― ケルン、急登下部1156 ― 急登上部 1205 ― ハニー農園跡入口 1208 ― 上部道への入口 1209 ― 成婚記念植樹の碑 1236 ― 東六甲縦走路 1244 ― No.30 1249 ― No.29船坂峠 1301/昼食/1323 ― 車止め 1342 ― 一般車道に合流 1349 ― 「舟坂」BS 1353 ― 「舟坂橋」BS 1355
○帰りのバス:舟坂橋 1355 = 阪急夙川 1425
● 行動時間
3:22
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(家 = 宝塚駅 = 「知るべ岩」BS) 知るべ岩BS ― 座頭谷 ― ハニー農園 ― 六甲全山縦走路 ― 船坂峠 ― 清水谷 ― 船坂橋BS (「船坂橋」BS = 夙川駅 = 家) ●登山口へのアクセス ○阪急バス「知るべ岩」BS ・宝塚駅と有馬温泉を結ぶ阪急バス95系統のバス停。宝塚からは12分、有馬温泉からは20分 ・通常1時間に一本の運転だが、12/1から3/31までの冬期間は2時間に一本しか運行されていない。宝塚駅で8:20発から20:20発までの2時間ごと。宝塚〜知るべ岩、大人230円 ・バス停からは、やや上流側に車道を歩き、蓬莱峡堰堤(万里の長城とも呼ばれている)にて対岸に渡ると座頭谷コースの入口がある (H29.12現在) ○阪急バス、さくらやまなみバス「舟坂橋」BS ・西宮北有料道路の北側入口となる「船坂」交差点を挟んで両側にバス停がある。東側の「舟坂」BSには阪急バス95系統のみが発着するが、西側の「舟坂橋」BSには阪急バスの他に西宮市の“さくらやまなみバス”も発着する。これを使うと、阪急夙川駅、JRさくら夙川駅、阪神西宮駅付近まで一本のバスで行くことが出来る ・西宮北口〜舟坂橋間では約一時間に1本の運転。「舟坂橋」より先で行き先や経由が分かれる。各駅〜舟坂橋間は大人540円 (H29.12現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○座頭谷(知るべ岩〜ハニー農園跡) ・分岐標示もない割には細かく枝道がある。他の方の記録を見ると、標示はいくつかはあるようだが、当方は一つも気づくことが出来なかった ・「座頭谷堰堤」よりも上に出るまでは右岸の道を行く。道は当初は作業道、渡渉後はハイキング道 ・上部では河原歩きとなるが、石積みを越える際には基本的に右岸側より越える。岩峰群を右や左に見ながら概ね15分程度で雑木林に入っていく ・最後は急登。テープマークもあるにはあるが、途中踏み跡を見失いそうになるほどに不明瞭 ○上部の道(ハニー農園跡〜東六甲縦走路) ・こちらにも案内は見られなかったが、慎重に進む限りは道迷いの可能性は低いと思われる ○清水谷(船坂峠〜船坂) ・計画的につけられたと思われる道。勾配や道幅も一定しており、かつては車が入れたのではないかと思うほど。途中からは舗装路となる (いずれもH29.12時点) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ○宝塚、知るべ岩、船坂 ・駅近辺には買い物先もレストラン等も多数ある ・知るべ岩バス停まで来てしまうと、店等は何もない ・今回は下山側だったが、舟坂橋バス停の目の前にはコンビニエンスストアがあるほか、船坂には隠れ家的なレストラン等もある ●日帰り温泉 ・芦屋市には、浜側に「潮芦屋温泉」という日帰り温泉施設、市立の「あしや温泉」という銭湯などがある。東灘区には、森温泉などがある ・更に神戸市寄りには「HATなぎさの湯」「灘浜ガーデンバーデン」などの日帰り温泉施設もある ・有馬温泉には、言うまでもなく多数の温泉がある。加えて「金の湯」「銀の湯」といった著名な日帰り湯もあるので、料金、立地、混雑状況等を見ながら選択することが出来る ・銭湯もこの辺りには多数ある |
写真
感想
12月とは思えない好天の下、道不案内の座頭谷を目指すこととした。
しかし直前までは別のルートに行くことを考えていたので準備が悪い。出発直前になってバス時間を調べてみると、12月以降は2時間に一本しかない。本来は、宝塚8時20分発のバスが手頃ではあるが、家からの所要時間を考えると、惜しくもこれには間に合わないようだ。
仕方がないので宝塚1020発を目掛けて出発する。
バスには、湯治客ばかりではなく、山に行きそうな方も見受けられるが、座席は空いている。外は快晴。抜けるような青空の下、紅葉は色づけ直したのではないかと思うほどに燃えさかっている。
知るべ岩でバスを降りたのは当方ひとり。万里の頂上を越えて座頭谷を目指す。蓬莱峡、座頭谷いずれも風化花崗岩による奇岩景勝で知られるが、紅葉との取り合わせは、迫力よりもその岩肌の美しさが際立つ。
座頭谷への道へと入り、しばらくでナガモッコク尾根への分岐を左に見る。途中で土砂崩れがあるとの情報だったが、ここには特に書き込み等は見られない。暫く進んだところで、戻り気味に川へと近づく道に入ってみる。そこには、“鎧積堰堤”の解説書があり、ルートは更に先へと続いているようだ。今回は、座頭谷を詰めるのが目的であるから、このルート探索はこの辺で止めておく。
戻って、更に先へ。
GPSを頼りに、おおよそ剣山付近のところで、そちらに進入してみる。河原にキャンプする人たちもあるので、どうにかすれば剣山には行けそうにも思える。堰堤上部に赤テープも見つけたので、更に上部へと行ってみるが、最後は柔らかすぎる新しいガレに阻まれた。剣山へのルートはよく判らないままだ。
また元の右岸道へと戻り、一旦は大谷に沿って逸れていく。六甲砂防の歴史を示す看板が再び現れる。今度は“自然石積堰堤”の解説。先ほどの解説書とは違うのだが、殆ど間違い探しの世界だ。
看板の先からは渡渉の後、いよいよ山道あるいは河原道となる。一旦河原に出てはみたが、まだ先に大きな堰堤が見えたので、もう一度右岸道に戻る。そのままルートは巨大な「座頭谷堰堤」を巻いて越える。
ここでようやく河原に降りる。今回唯一のすれ違い者が現れる。一群でクライミングをしていた方々のようだ。その方々に従い左岸に屹立する岩峰を登って堰堤を越した。更にもうひとつ上部の奇岩へと歩を進めたが、次は少々手強そうだ。いや、そもそもルートを歩いていく途中で岩峰越えをするとは聞いていない。これはハイキングルートを踏み外すことになるかもしれない。今日は穏便に済ますために、右岸側へと引き返す。右岸側にはハイキングルートと思しき踏み跡があった。
そのまま上部へ。奇岩が続く。紅葉も美しい。どちらが背景とは言いがたい。
急に雑木林にルートが吸い込まれ、いよいよ最後の急登。登り切る頃には足下の薄い断崖もちょっとあり、やがてハニー農園跡へ。そこからは車道対岸の道へと進み、 やがて東六甲縦走路へ。
この地点の縦走路には、ずいぶん久しぶりに来たことになる。少々逆行して、船坂峠で昼食。思っていたよりも時間がかかっている。ルート探索や道迷いもあってはこれも仕方がない。
昼食をさっさと済まして清水谷を一気に下降。
この道は、ずっと廃棄林道のような感じ。計画的に造られた形跡はあるものの、濃い落ち葉のためか、足裏にも柔らかな感覚が伝わる寂れ道である。
やがて、車道に変わる。おらが畑で優雅に時を過ごすご夫婦に挨拶される。坂道は急だが、畑は小さくとも自らの空間だ。更に下って、車道を左手にとり、やがて舟坂バス停に到着。ここではバスがないことはあらかじめ承知していたので、次の舟坂橋まで歩く。さくらやまなみバスに期待している。
次とはいっても、舟坂橋バス停は目と鼻の先にある。交差点を渡ったところで、ふと見るとバス道路の対岸からおばあさんが日傘を差しながらも急に慌てて道路を渡ってくるのが見えた。ひょっとしてバスが来たのかな?と思いながらバス時刻を見ようとすると、まさにそこにバスが現れた。
バス停の写真を撮る間もないほどにすぐにバスへ。
最後の電車の接続もそうだったが、最寄り駅まで待ち時間も全くない効率よい接続だった。朝のバス時間待ちのことなど帳消しになったと思った。
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