金峰山【長野から山梨へ】(金峰山荘→瑞牆山荘BS)

2011年09月11日(日) [日帰り]

• GPS: 07:38
• 距離: 11.6km
• 登り: 1,094m
• 下り: 1,145m

コースタイム

7:40廻り目平―8:08大きな岩のある広めの場所(川辺で休憩10分)―8:46中ノ沢出合(金峰山登山口)―8:58最終水場(燃料補給10分)―10:24金峰山小屋(写真撮影等10分)―11時　金峰山山頂(30分休憩)―12:22砂払ノ頭(10分休憩)―13:19大日岩(小川山分岐)―
13:44大日小屋(小屋には寄らず)(休憩10分)―14:30富士見平―15:00みずがき山荘

天候

曇りときどき晴れ(山頂では一時霧雨)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

・行き(山行前日)
JR小海線　信濃川上駅→川端下(かわはけ)BS バス　580円(14:02発、14:40着)
http://www.vill.kawakami.nagano.jp/kanko/04_access.html
川端下BS→岩根山荘(山行前夜宿泊した民宿)　岩根山荘さんの車で送迎　10数分

・行き(山行当日)
岩根山荘→金峰山荘前(=廻り目平)　岩根山荘さんの車で送迎　8分ほど

・帰り
瑞牆山荘BS→韮崎駅　バス　2000円　(15:30発、16:48着→予定の4分遅れ)
http://www.kyohoku.jp/modules/pico/index.php?content_id=5

※小海線に接続している小淵沢までの特急指定席は売り切れで購入出来ず、特急は10:30発新宿のかいじ103号(12:08甲府着)を使用。甲府から小淵沢までは46分かけて各停で。因みに甲府⇒信濃川上までJRで片道1280円。

※周知の通り、小海線の本数は非常に少ないです。そのためか、9月10日(土)の小淵沢駅13:14発の小海線は結構混雑(清里でだいぶ人が降りました)信濃川上駅に到着したのは14:00

※信濃川上駅から川端下BSまでのバスは非常に空いていました。

※帰りのみずがき山荘から韮崎駅までのバスもまあまあ空いていましたが、徐々に人が乗ってきます。しかし日曜のためか、混雑はしていません。

コース状況／危険箇所等

・危険個所:上りのルート(尾根ルート)は危険個所はほぼ無し。下りは、大日岩の辺りから大日小屋まで一部滑りやすい急な岩だらけのみちで、危険というほどではないですが下山時やや注意が必要。

・迷いやすい箇所:特になし。赤テープや、岩に描かれた矢印があります。

・トイレ:金峰山荘前、廻り目平キャンプ場、大日小屋、富士見平小屋、みずがき山荘(寄ったのはみずがき山荘前のみ。ここは水洗で清潔。1回100円)

・その他:岩根山荘、金峰山荘前のあずまや、みずがき山荘前に飲み物の自販機あり。昼ごはんは岩根山荘でおにぎりを握ってもらいました(1個150円)。また、朝食は岩根山荘の場合AM5時半から準備してくれるそうです。

写真

9/12 20:13

山行前日、信濃川上駅のホームより。

9/12 20:13

同じく。派手な色彩の小海線。

9/12 20:13

信濃川上駅。バスが待ってくれていました。

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バスで川端下(かわはけ)BSまで。

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バス車窓からの景色。

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前日、岩根山荘からの眺め。

9/12 20:14

前の写真のアップ。

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前夜、岩根山荘ベランダからの満月は本当に綺麗でした。

9/12 20:14

山行当日。晴天。

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金峰山荘(廻り目平キャンプ場)です。標高1,570m。

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金峰山荘では宿泊客以外でもソフトクリームとか食べられるようです。

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廻り目平キャンプ場。ロッククライマーが大勢いて、とっても活気がありました。

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林道みたいなみちを歩きます。途中、カモシカ登山道を横目にスルー。

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こんな林道ですが、一般車は通れないと思います(車の通行ゼロでした)。

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因みにこのみちは西股沢に沿って暫く歩きます。

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西股沢。なんて美しい!!

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本当にこのコースを歩いて良かったなあ・・

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空はブルー、しかし暑くてガスも出てきそう。

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森林も奥秩父らしくいい感じ。

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そしてこのルート、巨岩がちらほら望めるのでした。

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西股沢沿いの林道はとてもなだらか。

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こんな岩がある広場に到着。ここで

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こんな景色を見ながら、登りの前の一服。急ぐ旅じゃないし、いいね〜。

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仰ぎ見れば・・青空。

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こんな廃車のある場所に到着。そしてこの林道終点が・・

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中ノ沢出合らしいです。

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中ノ沢で西股沢を渡り、ここからが登山口。

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スギゴケが白い花?か何か付けて・・・いいね〜

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最終水場に到着。念のため、燃料を補給します。

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「中間地点」という場所をスルー。

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空はまだ・・だいじょぶそう。

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シャクナゲのトンネルのようなみちに。

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ルートはこんな感じですが・・

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両脇にこんなにシャクナゲが。

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振り返ると・・小川山かな?

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そして金峰山小屋に到着。

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おおっ瑞牆山が!

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金峰山小屋にいる黒犬がこちらの様子をうかがっていますが、おとなしい子でした。

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金峰山山頂はもうじき。

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金峰山小屋の大きな岩の陰から見えた瑞牆山。このチラ見感がいいかも。。

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おおー、なんかガスってきそうだけど、いいなあ。

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で、小屋から山頂までははじめはなだらかなんですが

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振り返ると、小屋隣にあった大きな岩、そして背後に瑞牆が。

9/12 21:51

こちらは小川山のロッククライミングで人気の部分。

9/12 20:14

瑞牆山。やっぱかっこいいです。その向こうには南八ヶ岳がうっすらと。

9/12 20:14

そしてこれが小川山山頂。

9/12 20:14

ほんと、展望の良い森林限界ですね。

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山頂直下の岩のぼり、あとちょっとで山頂!

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しかしこんな霧が。。

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山頂の五丈岩が近くなってきた。。

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山稜もガスが。。

9/12 20:14

金峰山山頂、標高2599m。

9/12 20:14

で、山頂から五丈岩まで幾多の岩を越えて辿り着きましたが、こんなに濃霧。

9/12 20:14

五丈岩手前の山頂風景。霧雨になってきました。寒い!

9/12 20:14

五丈岩の前には鳥居もあり。五丈岩は信仰の対象らしいです。

9/12 20:14

南側。霧。

9/12 20:14

往く手の尾根道も、霧。

9/12 20:14

下山開始直後に五丈岩を下から。かっこいー岩だねー。

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ゆっくり退散しましょう〜

9/12 20:14

霧・・・

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この赤が鮮やかです。

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金峰山小屋方向に、ここから山頂を巻いても行ける様子。

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あちらが金峰山小屋。

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小川山の岩々の部分。

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瑞牆山。

9/12 20:14

瑞牆山全景。んー、霧である意味、荘厳さが増すような。

9/12 20:14

小川山山頂はなんか鈍重な山頂に見えますが・・

9/12 20:14

右手の岩部分、素敵。。

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霧がまた、すこし晴れてきたようです。

9/12 20:14

南側の崖。崖が切れ落ちて迫力あります。

9/12 20:14

更に覗きこんだ崖。足元は安全に。

9/12 20:14

また南側に岩が。。

9/12 20:14

そして切れ落ちた崖。霧は南側から漂ってくるようで、こっちの方が深い霧。

9/12 20:14

でも小川山の方は霧が晴れてきたような。

9/12 20:14

砂払ノ頭に到着。

9/12 20:14

砂払ノ頭からの展望。ガスで視界なし。

9/12 20:14

ここからは樹林帯に。

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紅葉?と思いきや、ちょっと葉が焼けてしまっただけの木みたいです。

9/12 20:14

しゃくなげの蕾がひとつだけ咲かずに。。。

9/12 20:14

大日岩(小川山分岐)に着きました。

9/12 20:14

小川山方向の八丁平までは40分とのこと。

9/12 20:14

大日岩。立派だな〜

9/12 20:14

で、みちはこれでもか、という位のシャクナゲ地帯。

9/12 20:14

大日岩の根元まで下ってきました。やっぱり登れそうにありません。

9/12 20:14

大日岩からの展望(南アルプス前衛の山々かな?)

9/12 20:14

んー、景色に見とれて足元おろそかにしないでね。

9/12 20:14

大日小屋に到着。といっても下らなければならないので寄らず。

9/12 20:14

大日小屋分岐の広場でのんびり。すんごいいい感じの空になってる。

9/12 20:14

富士見平はこちらです。

9/12 20:14

飯盛山を巻いて

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この日最後の展望かな。

9/12 20:14

枯れたマルバダケブキの群生地帯に。

9/12 20:14

マルバダケブキ。新しいカメラのマクロ機能を初めて使用。

9/12 20:14

ここ、富士見平小屋でした。

9/12 20:14

富士見平小屋からは過去に使っているので安心。広葉樹が綺麗な森のみちです。

9/12 20:14

クマ注意、かと思ったのですが、違いました。

9/12 20:14

漸くゴールの瑞牆山荘に。

9/12 20:14

瑞牆山荘のトイレ前に可憐に咲いていた・・何でしょう、スイトピーみたいな花。

撮影機器：

CX5 リコー

感想

kumiyan

(写真のタイムスタンプが半日ずれています)

金峰山に行ってみたい!
ズル金峰(大弛峠ピストン)でもいいから行きたいと数年前から思っていた奥秩父の山ですが、相方がズルは
許さん、行くなら県境越えで、という要求を出していた為、ずっとなかなか行けなかったのです。
今回漸く行けて満足です。

この山は展望が得られなければその良さはわからない、と言う方が多いのかもしれませんが、ガスってもみず
がきや小川山等の展望は開けてとても良かったですし、澄みきった沢、岩、深い森林、全て楽しめて自分とし
ては大満足です。

何よりも、県境越えというのはやはり街道歩きでも何でも「旅した」感満載で、歩いたコースはハイキングコ
ースに等しいのかもしれませんが、自分たちにとっては想い出に残る素敵な旅になりました。

アクセスが悪い長野県川上村から、一度みずがきに上る時に使ったことのあるみずがき山荘をゴールとしました
が、川上村の宿、岩根山荘に泊れたことも良かったし・・。

この宿、食事がとてもおいしくて・・特に野菜と、デザートのアイスクリームが。。。
景色も良いし、お風呂も立派(温泉ではなかったようですが、立派)。
山荘という名の大きな民宿であって、山荘ではありません。
毛木平までも送迎して下さるそうなので、今度、甲武信岳に行く時にも宿泊したいな〜。

尚、山行の前日、時間が余ったので金峰山荘付近の金峰渓谷とか遊歩道とか行けば良かったのかもしれないの
ですが、何か慌ただしい日常から離れて、山荘からの景観を望みながら読書に耽ってしまいました。。。

・・コースの話を少しだけ書いておくと、上りに使った廻り目平からのコース(尾根コースというらしい)は、
なだらかでかなり楽です。
そしてコース最初は西股沢沿いにだらだら林道を歩くのですが、林道といっても舗装されていないみちですし、
西股沢がともかく素晴らしい!!
また歩きたいみちです。

下りに使ったみずがき山荘までのみちは、岩が多く展望も開け、こちらも楽しいです。ちょっと急な岩のみちの
下りは注意が必要ですが・・・

最後に、みずがき山荘から増富温泉(寄ってませんが)辺りまで、金目沢沿いのみちですがここも沢がとても綺麗
で、自分らにとっては「静かな昇仙峡」みたいな印象です。
紅葉時期はさぞかし美しいだろうな〜。

追記:いつか昇仙峡から金峰山に上るかつての正規コースを、マウントピア黒平(くろびら)宿泊を前提に歩いて
みたいものです。
その時の下りは今回使った楽で安全な廻り目平へのみちを使って・・